東方一年郷   作:トーレ

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ども! トーレです! ピノの星形を見つけて、少しの幸せをもらったトーレです!

土曜日更新です。

感想ありがとうございます! いつも元気もらってます!

さて今回は……あの! 東方M-1王者が! とだけ言っておきます。

……あれ? なんだかすごく短い。すみません
頑張りましたが……はてさてどうでしょうか。(笑)

ではどうぞ! 温かい目で見ていってね!




第十三話 ~二度目の正直~

 

 

 

「逃げ切ってやったぞおらぁぁぁぁぁ!」

 

 俺は崖の上で雄たけびを上げた。そう、俺はあの悪夢から逃げ切ったのだ。後ろからは何の物音もしない。俺は……あの、妖怪を振り切ったのだ。崖を下り、木に登り、川を越え。

 

「俺も、日々成長しているわけだ」

 

 紅魔館の執事生活は伊達じゃない! 紅魔館中を走り回った時もあるし、美鈴と筋トレをしたこともあった。……まぁこんなすぐに鍛えられるわけじゃないけどねぇ。

 だがしかし、逃げ切ったことは事実。なにか俺の中でも成長しているわけだ。

 

「しかし……疲れたぁ」

 

 吹き抜ける風が気持ちいいぜぇ。俺は崖の端に座り、風に身を任せる。なんで崖に入るかって? そんなの、そこに崖があったからさ!

 

「これあれか? 俺、逃走する程度の能力か?」

 

 そんな戯言を口にする。そんな簡単に能力が身に着くとは思っていないが…二度あることは三度ある、また何かしらに追いかけられそう……そんな気がした。

 

「さて、任務もクリアしたし、帰りますか!」

 

 俺は、そう言って崖の上に立つ。すると、ガクッと足に力が入らなかった。

 

「うおっと! 危ねぇ!」

 

 俺は、気合を入れて、足を踏み占める。……ふぅ、なんとか踏ん張れた。いやー、危なかった。そこまで高くないとはいえ崖は崖だ。落ちたら「怪我ひとつないぜ!」っていうセリフは言えないだろうな。

 

 その時、景色が45度傾いた。はっ? 思考が追い付かない。どんどん傾いていく。足下を見る。……踏ん張ったはずの、踏みしめたはずの……地面が無かった。つまり、踏みしめた衝撃で、簡単な崖崩れが起きたわけで――

 

「えっ? えっ? ああああああぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 俺の視界は言う事を聞かなくなり、ぐるぐるぐると、景色が回転しながら下に転がり落ちていくのを感じた。

 あれ? 俺、もしかしたら大怪我するんじゃないか…? 肉体ダメージはらめなのにぃぃぃぃ――

 

 

 

 

 

 

 

 

「怪我ひとつないぜ!」

 

 言えちゃったよこのセリフ。……おかしいだろ。なんで傷が無いんだ? 痛みはある。正直死ぬほど痛いんだけど……でもその痛みは内部の痛みで……切り傷とか、そういう外傷が全くない。でも、血はついている。もうほんとに訳がわからない。まぁいい感じの奇跡が起こったのだろうな。今日の俺はついてるわけだ。

 

「さて……ここはどこだ?」

 

 俺はあたりを見渡す。とはいえ、さっきの崖の下なだけだが。

 ……ふむ。河原…といったところか。川が目の前にあって、右手には滝のようなものが見える。つまり、右手が上流なわけだ。

 ……待てよ? これ、俺が見た夢のままじゃないか? さっきの逃走劇といい、追われてはないものの、川があるところに着いたわけだ。そのまま行くならば……

 

「左に行けば……小屋がある」

 

 つまりはそういう事だ。予知夢なんてものは信じていないが、ここまで夢と同じなわけだ。試してみる価値はあるだろう。

 

「小屋があるなら、この体の痛みが治まるまで一休みさせてもらおう」

 

 そういって俺は、下流に歩き出した。うーむ……やはりなかなか痛いなぁ。

 

 

 結果として、小屋はあった。びっくりだ。予知夢は……実現したのだ。まぁ偶然なんだろうけど。

 

「いやーありがたい。少し休ませてもらおう」

 

 しかし誰かいたりするだろうか? まぁ誰か使っているから小屋があるんだろうから…狩人さんとかかな? まぁなんにせよ、いたらいたで事情を説明して、休ませてもらおう。

 俺は、ここが妖怪の山だという事などすっかり忘れて、ドアを開けたのだった。

 

 そこには、洗濯機があった。

 ……うん、まぁそこまでは予想通り。夢で見たし、薄々そうなんじゃないかなって思ってたからね。

 計算違いは――

 

「めっ…盟友?」

 

「あっ…えっと。こんちゃっす」

 

 中に河城にとりさんがいらっしゃいました。……青いの髪に、独特の服、緑の帽子。まさしく河城さんだ。キュウリを片手に持っているいるあたり昼食中のようだった。

 一瞬固まった河城さんだが、キュウリをいったん離して、俺の方を向く。

 

「どうしたんだい盟友? もしかして、迷いこんじゃったのか?」

 

「あっ……えっと…」

 

 盟友って、河童にとって人間のことだよな。てかホントに「盟友」って呼ぶのな。すこし驚き。しかし…えっと……なんだか思考が回らない。びっくりしすぎたからか…? 

 

「んん? 変な人間だなぁお前。よく見たことない変な服着てるし。妖気は感じられないけど…もしかして、盟友じゃなくて妖怪だったりするのか?」

 

 河城さんは少し身構える。おおぅやばいやばい。このまま妖怪だと思われてしまったら面倒くさい。確かに執事服も、はたから見たら普通の恰好じゃない。誤解はとかないと!

 

「違います! 俺は――」

 

 そう言って俺は、河城さんに俺の身の上を説明した――

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどなぁ……それはまた、難儀な生活をしているなぁ」

 

 河城さんが俺の話の後に、少しの同情のまなざしを向ける。あっ、ちなみに小屋の中で座らせてもらってます。

 

「そうでもないですよ。毎日が楽しいですから」

 

「強い精神してるなぁ。あっ、別に敬語じゃなくていいぞ? というか、私が妖怪って知って尚、そんなに律儀な人間は初めて見たよ」

 

「へっ? いいんですか?」

 

「他の河童は分からないけど、私はそういう固いの苦手なんだよ」

 

「そっか…ありがとう、河城さん」

 

「名前でいいよ。河城って名字、けっこう多いからさ……待って。私、いつ盟友に名前いった?」

 

「あっ……やべ」

 

「……盟友?」

 

「えっと……」

 

 説明するほかあるまい。俺は自分で外来人であることを説明したのだった――

 

 

 

 

 

「なるほどなぁ……外来人か」

 

「そうなんだ。だから…勝手に名前呼んでごめん」

 

「なんで謝るんだよ。変なところ律儀だなぁ」

 

 にとりさんは軽い笑みを浮かべる。……なんだろう、めっちゃ可愛い。二次創作とかでる、「可愛いにとり」である。

 しかし…にとりさんはすごく人間に好友的なようだ。こんな見知らぬ人間にここまでしてくれるとは……ありがたい。これで人間大っ嫌いっていう性格だったら挫けるだろうな。

 しかし、紅魔館の人と言い、この幻想郷の妖怪たちは外来人がさほど珍しくないんだろうか? さほど、驚きの感情が見えない。また、紫様に聞いてみよう。

 

「外来人……? 外来人かぁ!」

 

「ふぇっ? どうしたの?」

 

 にとりさんが急に大声を上げる。おらびっくりしただ。

 

「外来人ならちょうどいい。手伝ってくれないか?」

 

「手伝うって……なにを」

 

「そこの棚に、幻想入りしたって感じの物がいっぱいあるんだ」

 

「幻想入り…? あぁつまり、その用途を教えてほしいと?」

 

「正解。お願いできるかな…?」

 

 あっ、やべぇめっちゃ可愛い。そのちょっと上目遣いめっちゃ可愛い。これはお願いされるしかない! ……あれ? でもそれって香霖堂の店主さんの仕事じゃ……まぁいいか。

 

「俺でよければ」

 

「ありがとう! じゃあさっそく!」

 

 そういって、にとりさんは棚を開け、大きな箱を取り出す。そして、ちゃぶ台にドンッと置いた。

 

「さぁさっそく! 盟友、頼むよぉ!」

 

 にとりさんはにっこりと俺に微笑む。ほんと可愛いぞぉぉぉぉぉ! 惚れてまうやろぉぉぉぉぉ!

 箱の中にはホントに、たくさんのものが入っていた。えっと、ガムテープ? エアパッキン? こっ…これは! 初代ストファイ! すごい……すごいぞ幻想入り! 幻想入りのシステム全然分かんないけど!

 

 俺は、このにとりさんの期待と…笑顔に答えるために、腕まくりをして気合をあげた。

 

 

「よし! 俺に任せとけ!!」

 

 まずはこの、初代ゴ○ラのフィギュアからだぁぁぁぁぁ! うおおおお! 初代ゴジ○ぁぁぁぁぁ!

 





お疲れさまでした! そして見ていってくれてありがとうございます!

でましたねぇ。河童さん。かっぱっぱ、かっぱっぱ、にーとりー
「カラーボールばぁーん!」
僕東方M-1大好きなんですよ! 全部三回づつ見ました!!
お気に入りは、ジェラシースターです。
「橋姫のやることですか! 生爪を剥ぐ。拷問ですよ!」のツッコミがつぼに入りました(笑)

あと、ラストのあのフィギュアの話は全くの俺の妄言です(笑)
無視していただいてけっこうです。

さて、感想待ってます。感想がトーレの主食になります。
あと誤字脱字あったら報告お願いしますね!

さて次回は……というかこれからの更新の事なんですが。いろいろな事がありまして…
8月いっぱいまでは、一週間に一回更新にしたいと思っています。
よって次の更新は、来週の土曜日です。
でも、暇があれば書くので、よろしくお願いします!

では次回お会いしましょう! グッバー!

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