東方一年郷   作:トーレ

4 / 51

ども! トーレです! ぽろっと「一日が三十時間だったらいいのに…」とこぼしたら友達に病院に連れて行かれそうになったトーレです! ……みんなもそう思うよね!?

 感想ありがとうございます! 
 中には「主人公がフラグを回避しまくっている」という感想がありました。
僕の小説コンセプトは「ありきたりなイベントはなるべく発生させない!」です。二次創作によくあるイベントをやっても何にもおもしろくないと僕は思うんです。
ですので、霊夢と仲良くならなかったり、慧音先生にも会えない……ということになるわけですw  白滝には厳しい現状ですw
でも、タグを無視することはありません! ムフフな展開になったりするかもですよ! 楽しみに待っていてください。

さぁ、三話です。ルーミアに「食べてもいい」といった白滝。どうなるんでしょうか!
そして、この話で新展開を迎えます! 早いとか言っちゃいけません!

ではでは、温かい目で見ていってね!




第三話 ~まさかの……~

 

 

「そーなのかー」

 

 トテトテと近づいてくる。俺はルーミアを避けることなく、ゆっくり見つめた。俺はこれからルーミアに食べられるわけだ……あっ、でも痛いのはいやだな。

 

「ルーミア」

 

「んー?」

 

 ルーミアはすでに口を大きく開けてスタンバイをしている。よだれが垂れているところを見ると、よほど人間が食べたかったと見える。……それならば、ルーミアを満たせるのならば、それでいいとさえ思てきた。

 

「食べてもいいけど、痛いのは嫌だからさ。先に俺を殺してから食べてくれないかな?」

 

「んー」

 

 こくっとルーミアは口を閉じうなずく。…改めて聞けば、とんでもないお願いだが、今の俺には関係なかった。

 ルーミアは、右手を空に差し向ける。見れば手の周りに黒い光が集まっていく。

 

「それじゃ、お兄さん」

 

 ルーミアが俺に満面の笑顔を見せてくれた……不思議なことだ。これから殺されるのに、なんだか幸せな気持ちになった。

 

「――いただきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~Dead end~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何を勝手に終わらせているのかしら? 白滝?」

 

「ふへへ、サーセンww」

 

「あなた、死んでもそのノリなのね」

 

 現在俺は、紫様の前に再び正座をさせられていた。……あと、同じネタを使ったことに関してもサーセンww

 ……さて、理解が追い付いていないみんな! 俺が説明しよう! ありがたく聞きたまへ!

 

 

 

 俺は死んだはずだった。ルーミアに殺された――という事以外、全く分からない。どう殺されたのか、とかね。そう死んだはずだった……なのに。

 

 俺の目の前には川があった。

 

(……あれ? 天国とか地獄には川があるのか? 川……川……)

 

 そこで俺は気付いた。これは三途の川だ。地面に彼岸花が生えているのがいい証拠だ。

 改めて、俺は死んだのだと実感した。つまり、今の俺はいわゆる幽霊、もしくは霊体というやつなわけだ。まぁ確かめるすべはないが。

 

 (…………)

 

 ……やっぱりダメだ。やっぱり後悔が大きい。まだまだいろんな原作キャラに会いたかったし、友達になりたかったし、あわよくば恋したり、一緒に住んだり、手をつないだり、一緒にご飯つくったり、食べたり、あーんしたり、一緒にお風呂入ったり、一緒に仕事したり、一緒に遊んだり、一緒に闘ったり、一緒に旅したり、ラブラブしたり、ちゅっちゅしたり、「俺のレーヴァテインがスターボウブレイク!!」とか言ってみたり、したかった!!

 

 ……後悔だ、ほんとに。あー……やっぱりもう少し、生きていたかった。自分で食べていいって言っておきながら、勝手なことだ。

 

 俺は川辺をうろうろする。特に意味はないがそうしたくなったのだ。……ん? あの方は!?

 

 (これからダイジェスト放送です)

 

小町「さぁて、今日はどこでサボ……休憩しようかねぇ」

俺「わぉ! こまっちゃんだ! こまっちゃぁーん!」

小「うぇ? 誰だいあんた? なんであたいのあだ名を……」

俺「こりゃもしかしたら死んだの正解だったかも。うへへ」

小「……こりゃ変なのが死んだねえ。名前知ってんのといい、なにか重大なことかも。四季様にきいてみるかね」

映「聞きましたよ小町。また仕事をサボったそうですね」

小「(ギクッ)そっそっちじゃないですよ? こっちの男についてです」

俺「うわぁ! 映姫様だぁ! 本当にちっさいんだぁ、可愛いな!」

映「黒ですね。即刻地獄行きにしましょう」

小「いやいや、落ち着いてくださいよ四季様」

映「しかし、あなたはなぜ私たちのことを知っているのかしら?」

俺「俺は……ガンダm……外来人だっ!」

小&映『…………』

紫「呼んだ?」

小&映『心の中で』

 

 ……ということだ。俺のテンションは誇張だよ! こんなに俺は失礼じゃなないよ!

 そして俺は、正座をさせられているわけだ。

 

「まったく、どうしてルーミアなんかに食べられてるのよ」

 

「だってもう…どうしようもできなかったんです」

 

 ため息をつきながら話す紫様に、俺は半分開き直りながら答える。紫様の隣のこまっちゃ……小野塚が「肝の据わった男だねぇ」と笑いながらいう。

 

「どうしようもって、あなたが何とかするって言ったんじゃない」

 

「それはそうなんですけどね……無理でした! テヘッ」

 

「映姫、この男を地獄へ」

 

「出来心だったんですぅ、だから地獄だけはご勘弁をぉ」

 

 俺は土下座する……あれ? 紫様ってこんな性格だったっけ? あっ、ちなみにもう映姫様は、仕事に戻られました。

 

「わかったわよ、だから顔をあげなさいな……それで、やっぱり零からのスタートは厳しかったかしら?」

 

「正直、せめて小屋か何か……住むところが無いと厳しいッス。頑張ってみましたけど……俺、人間なんで」

 

「まぁ、それもそうさね。人間じゃ妖怪には手も足も出ないだろうねぇ」

 

 小野塚がかっかっと笑う。…うん、小野塚はイメージ通りだ。なんか紫様は違ってしまったけど。

 紫様は続ける。

 

「つまり、住む場所があれば、いいというわけね」

 

「はい。あっあとは食料があれば最高です!」

 

「……まぁいいわ」

 

「えっ? まさか俺はもう一度幻想郷に戻れるんですか!?」

 

「まぁそういうことになるわね」

 

 やったぜ! 最高紫様!! ばんざーい! ばんざーい! ……あれ? でも。

 

「俺の体、ルーミアにもぐもぐされちゃいましたよ? 肉体がないなら俺が戻っても…」

 

「なんかその言い方少しむかくつわね。まぁいいわ。確かにあなたの肉体はもうない。でもまだあなたには、魂がある」

 

「? どぅーこと?」

 

 なんだか含みのある言い方をする紫様に、俺は質問した。それにこたえるように紫様はうなずいて答える。

 

「これから私は、あなたの『肉体と霊体の境界』を操るわ」

 

「えと…肉体と…霊体を……おおっ、つまり、霊体でありながら肉体を持って幻想郷の地に立てる! ということですね?」

 

「あら、意外と理解が早いのね。その通りよ」

 

 ……紫様、俺の事そんなにバカだと思ってたんですね。

 まぁ、簡単にいえば、境界をいじって、『俺の霊体=肉体』ということにしたわけだ。……意味わかる? ごめんね、ボキャブラリーが少ないのよ。

 

「喜ぶのはいいけれど、これにはとてつもないデメリットがあるわ」

 

「? なんですか?」

 

「あなたの霊体を肉体に変える――つまり、肉体へのダメージは、魂への直接ダメージになるということよ。肉体は回復するけど、魂は回復せず、どんどん削られていく。そしてそのまま削られ続ければ……」

 

「肉体は死なずして、魂は消滅する……ということですか」

 

「ええ」

 

「おおぅ……イエス、マム」

 

紫様は、ゆっくりとうなずいたのだった。……これけっこうなデメリットだよな。魂は回復しないわけだし……ひゃー、無茶出来ないわけだー。

 

「まぁ、それでも生きかえれるわけだ。ありがとうございます、紫様」

 

「どういたしまして。いろいろと用意してあげるから、もう自殺めいたことはやめなさいね」

 

「ういっす!」

 

 なんだかんだいって、俺のことを心配してくれているみたいだ。性格変わったから、びっくりしたけど、良かった。

 紫様は、パシッと扇を閉じた。

 

「それじゃぁ、頑張って生きなさい」

 

 小野塚に手を振り、紫様に一礼してから、スキマの中に落ちて行った――

 

 

 

 

「よかったのですか? 八雲様?」

 

「なにかしら?」

 

 白滝がスキマに落ちたあと、小町は紫に質問する。

 

「さっき四季様と話してるのを聞いたんですけど……あの男、白滝でしたっけ? その白滝が落ちたところって……あそこですよね?」

 

「ええ、そこよ」

 

「大丈夫なんですか? 下手したら近いうちにまた戻ってきますよ、あの男」

 

「まぁ、そうなったらそうなったね。大丈夫よ」

 

「そんな適当でいいんですか? まぁ、あたいには関係ないですけど」

 

 小町は鎌を担ぎなおす。聞きたかったのはそれだけだ。紫が大丈夫と言ったのならいい。それ以上は知っても仕方がない、言及はしなかった。

 

「じゃ、あたいはこれで」

 

「ええ、サボらず頑張りなさい?」

 

「…へーい」

 

 最後に痛いところを突かれ、苦笑いを浮かべながら小町は、職場へ戻る道を歩いていった。

 紫は一人、微笑んでいたのだった。

 

 

 

「いてて……もう少し地面に近くスキマ開けてくれればいいのに……ってここはどこだ? …ん? 建物? …………わぁーお、赤い紅い」

 

 

 





お疲れさまでした! そして読んでくださってありがとうございました!

……今までかつて、ルーミアにホントに食べられた主人公がいたであろうか。

書いた自分もびっくりな展開になりましたw しかも、分かってしまったとは思いますが、最後の白滝の一言。次の展開を予感させる重要な発言ですねw

しかし我ながら、一話一話の展開が早すぎて内容が薄い気がする……どうしたものか。頑張るしかないな!

感想、引き続き待ってます。誤字脱字、意味不明な言葉とうとう、直すべきところもぜひ教えてください! 普通の感想も俺の気力となりますのでよろしくお願いします!

次回は……実はいろいろありまして、少し遅くなりそうです。木曜日投稿予定です。気長に待っていてください!

次回お会いしましょう! では、グッバー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。