投稿おくれてすみませんでした!
言い訳をさせてもらうとですね……メモリースティックに入れていたこの「東方一年郷」のデータを消してしまいましてww
作りなおしてました! ごめんなさい!
さて、気を取り直して…
感想ありがとうございました! ほんと、元気が出ます!
これからも、どんどん感想お願いします。
さて今回、いつもより少し長くなりました。
だがしかし……内容は、なんというか(汗)
それでは、温かい目で見ていってください!
「これが最後の頼みの綱だ……頼む」
「レミリアに姉妹はいない」とパチュリーさんに言われてから、俺は驚愕に支配されていた。フラン様がいないなんて想像していなかったからだ。
大図書館で、こあさんに一言断りを入れた後、俺は様々なところを回った。十六夜さん…美鈴…。だが、結果はパチュリーさんと同じだった。
「お嬢様は一人娘のはずですが」
「フラン…? すみません、私にはさっぱり…」
同じだ……みんな知らないんだ…なぜ。
フラン様は、狂気ではあるがレミリア様の大切な妹だ。だからこそ、レミリア様は異変を起こし、フラン様が外出できるようにした――それが「紅霧異変」の真相だったはずだ。公式だか二次創作だか忘れたが。そしてだ、そしてそこにフラン様がいないとしたら……
「異変が起きない…か」
そんな可能性もあるわけで……そうなるとレミリア様は霊夢に会わないし、パチュリーさんも魔理沙に会わない……そんなのいやだぁぁぁぁ! パチェマリが見えないなんてぇぇぇぇぇ! ……マイナスなことを考えるのをやめて走りだした俺は、最後の綱、レミリア様の部屋の前にきているのだ。
実の妹のフラン様のことを知らないわけがない。俺はそう思いながら、ドアをノックした。
「失礼します」
「あら、雑用のあなたを呼んだ覚えはないのだけれど?」
レミリア様は本を読んでいる最中だった。いつもなら「キャーレミリアサマー!」とかいっているだろうが、今はそんな場合ではない。
「レミリア様」
「なにかしら?」
「フランドール・スカーレットという、あなたの妹をご存じですか?」
今考えてみるととても不思議な質問だが、今は仕方がない。俺はなるべく心を落ち着けつつ、レミリア様に聞いた。
だが、レミリア様は、全く俺の方を見ずに問いに返す。
「残念だけど、知らないわね」
「っ! ……そんな…それは本当ですか?」
「嘘を言ってなんになるかしら」
「そんな…フラン様ですよ!? あなたの妹様! どうして知らないんですか!」
「落ち着きなさい!」
……一喝された。…ふむ、確かに今の俺は少し冷静さを欠いていたかもしれない……
レミリア様が初めて俺を見る。その目は、嘘独特の、迷いの色が無かっと思う。
「私は嘘は言っていない。フランドール・スカーレットというものは知らないわ。だいたい、私は一人娘よ。紅魔館当主スカーレット家の娘。今、私以外にスカーレットの名を背負っているものはいないわ」
俺の中には失望やら絶望やら驚愕やら悲観やらという感情が入り乱れた。レミリア様はそれだけ言うと、本に目を戻した。
……「妹は存在しない」と、言い切れる姉はいないと思う。つまりフラン様は……
俺は、落胆しながらレミリア様の部屋を後にし、大図書館に戻っていった。
その後、全ての仕事を終わらせた俺は一人、自分の部屋で夜空を眺めていた。仕事はまだ一日目という事もあっておぼつかないところもあったが、現世のアルバイトのおかげもあり、最後に「及第点ですね」とほめられ…ほめられ? ほめられたほどだ。いつもならば喜びのあまり逆立ちしながらパラパラを踊るくらいなのだろうが……今はそんなことは考えられなかった。
「なんで……フラン様いないんだろ…絶対どこかにいると思うんだけど……」
俺はまだ諦めきれていなかった。だってここは東方Projectの世界だ。フラン様がいないことはあるだろうか、いやない。反語系だ。
なぜ俺がここまでフラン様にこだわるかって? ……俺には夢があったんだよ。
「なんとかして……フラン様を、狂気から助けてあげたかったな…」
二次創作では、オリジナル主人公がさまざまなやり方でフラン様を救い出し、あわよくば「お兄様」と呼ばれる――俺もそんなことがしたいと思ったのだ。あんな可愛い子からお兄様と呼ばれて嬉しくないわけがない! 喜ばない奴は人間じゃない! てめぇらの血は何色だぁぁぁぁぁ!
そんな夢を持っているから、諦めきれていないのだ。
ふいにドアがノックされた。俺は「どうぞ」と答える。少し開けられたドアからひょこっと顔を出したのは美鈴だった。
「こんばんは、白滝さん」
「美鈴、こんばんは」
「えへへ。……えと…大丈夫ですか?」
「ん? なんのこと?」
「いえ、夕飯のときなんだか妙に静かな気がしまして……昼間のこともあったんで大丈夫かな、と」
何この子、天使? 俺のことが心配でわざわざ来てくれたというのか…? なんて……優しい子だぁ…
「あぁ、大丈夫。ありがとう」
「いっいえ…ただ心配だっただけなので…」
頬を赤らめてうつむく美鈴。めっさ可愛い!! すこしイメージと違い少々乙女チックが入っているような印象を受ける。それ自身はグレイト!! となるのだが、これであんな殺気を出すのだから……怖いものだ。
俺は美鈴にイスに座ってもらい、紅茶を淹れた。美鈴はそれを一礼して受け取り、俺に質問をする。
「フランドール様……でしたっけ? 詳しく教えてくれませんか? もしかしたら何か思い出せるかもしれません」
「ふむ……そうだな。現世の話も入ってくるし…大変だけど、聞いてくれるか?」
「はい! ぜひ」
美鈴は優しく微笑んだ。なにこのせいぶつ抱きしめたい。
まぁ、そんな俺の欲望は置いといて、俺は現世でのこの世界の認識、世界構成、そしてフラン様について説明した。
「なるほど……難儀なお方なのですね…理解しました」
「そうなんだよな……それで、どうかな? なにか思い出したりした?」
話を聞いてくれた美鈴の様子を伺いつつ、俺は問いかける。美鈴は、うーん、と考えてくれている。そしておずおずと手を挙げた。
「ひとつ質問いいですか?」
「ん?」
「本当にここは、とーほーぷろじぇくと? の世界でしたっけ? その世界なんですか? すみません、現世とかよくわかんなくて…」
「謝らくてもいいよ。……うん、霊夢もいるし紫様もいるし、レミリア様も美鈴もいる。それに紅魔館って場所もあるし、ここは東方の世界で間違いない…はず……あれ?」
……おかしい、おかしいぞ。なぜ俺はここを東方の世界だと思った? 人名や場所が一致したから『だけ』なのか? 紫様がはじめに幻想郷だと言われた『だけ』でここが東方の世界だと思い込んでいないか?
誰がこの世界を『東方Project』の世界だと言った?
否、誰も言っていない。俺は「紫様が俺の友人に頼まれて幻想郷につれてこられた」のだ。そうとしか言われていない。
……俺が勝手に思い込んでいただけなのだ。全ての登場キャラクター、場所が一つも欠けることなく存在していると。だがそうだ、ここはそうじゃないかもしれない。
白玉楼はあるが妖夢はいない、月からは誰も来ない、守矢神社は幻想入りしない、地霊殿はさとり様が治めていない、命蓮寺はない、鬼は全て地上に暮らしている、天界もない……そして
フランドール・スカーレットは存在しない。
そんな世界なのかもしれない。だが、それも理解できないわけではない。だってここは幻想郷だからだ。幻想郷である『だけ』だから。
それならば、
「フラン様がいないのは……当たり前であり、当然だよなぁ…なんか悔しいけど、納得だ」
「はい?」
「いや、なんでもないよ。聞いてくれてありがとうな」
「……? なんだかよく分かりませんが、なんだかすっきりした顔になりましたね、白滝さん」
「えっ? そう見える?」
「はい」
「んー……そうだな。だいぶ気持ちは楽になったかも」
なんだろうな……結論が出たら、なんだかもやもやがとれた感じですっきりした。フラン様がいないのは死んでしまうほど、てか死ぬかもしれないが、とても残念だ。……それでも存在しないと割り切ると、納得がいくものだ。
これも美鈴のおかげだな。
「ありがとうな、美鈴。お前のおかげでいろいろ気づけたよ」
「そんなっお礼なんて! …私はただ、話を聞いただけですから」
「ううん、それだけで助かったんだよ。だからさ、ありがとう」
「そうですか? ……なら、どういたしまして! ですね」
美鈴はにっこり笑った。……ああっ! もう! なんだこの可愛い生きものは! 押し倒してhshsprprしてやろうかぁぁぁあぁぁ!
でもさすがにそれはダメだと思い、譲歩した結果。
俺は美鈴の頭を撫でていた。
「わわっ……いきなりどうしたんですか?」
「あぁ、ごめん、美鈴が可愛くてつい」
「かっ可愛いなんてそんなこと! お世辞でも言わないでくださいよ」
「世辞じゃないよ。俺がそう思ってるんだから、ただ素直なことを言っただけさ……それとも、撫でられるの嫌だったか?」
「いえ…その……嫌じゃないです…むしろうれしいです…」
「ん? なんか言ったか?」
「いえっなんでも! ………ふぅ…んっ……」
慌てた様子を見せた美鈴だったが、目を閉じで気持ちよさそうにしてくれた。……髪の毛サラサラすぎ。肌もきれいだし……
「ぁん……んん」
……なんで撫でてるだけなのにそんな艶めかしい声出すかなぁ! めっちゃドキドキしちゃうよ! エロい!
これ以上はいけないと思い、俺はなでるのをやめ手を離した。
「あっ…」
…なんだその悲しい表情は。まるでもっと撫でてほしいかのような…………いや、それは俺の妄想にすぎないな。そんなことは美鈴に失礼だ。
ふとみると、美鈴のカップに紅茶が無くなっていることに気づき、いいタイミングだな、淹れるとしようか。
「お茶、淹れるな?」
「あっ、お構いなく。もう戻りますから」
「そうか? ……了解」
もう帰るのか…残念だ。今のところ、一番親しいと思っているのは美鈴だからな。紫様や霊夢は……なんか壁がある気がするし、レミリア様や十六夜さんは、どう考えても……ドS。パチュリーさんや小悪魔も、まだよく分かっていない。今は美鈴が一番なんだよね。うーむ、残念だな。だが、そんな個人的欲求で引き留めるわけにもいかんしな。
美鈴は服を正して、ドアの前に立ち一礼した。
「ありがとうございました。お話できてうれしかったです」
「俺もだよ。助かったし……ありがとう」
「いえいえ、ではまた明日……その、また…来てもいいですか?」
「もちろん、待ってるよ。じゃな」
美鈴はドアを閉じる。外からタッタッタッと走っていく音が聞こえる。……うーむ、なにか用事があったのか? そうだとしたら、申し訳無いことをしたな。最後、顔が赤く見えたのもその関係だったのかもしれない。
……すこしの間があった後、俺は大きく深呼吸した。気持ちを切り替えた。このままうじうじフラン様のことを考えても仕方がない。残念ではあるが……そのままこの世界を楽しめないなんて、嫌だ。それに暗いのは、俺のキャラじゃない。
「さっ、もう寝よ寝よ」
俺はベットに寝転ぶ。なんていうか、めちゃんこ疲れた。だが……とても大切な事に気づけた一日だったな。
「レミリア様には失礼な事をしたな……明日、謝っておこう」
そんなことを思いながら、目を閉じる。なんというか今日はぐっすり眠れそうだ。
「いやーしかし美鈴可愛いかったな。マジ天使マジ天使ツイートなうツイートなう……zzzzz」
そんなどこかで聞いたことのある東方ヴォーカルの曲の一節を呟きながら、俺はまどろみの中に身を預けた――
「運命が……変ったわね」
月明かりが差し込む一室。レミリアはとある人物、昨日から紅魔館住人になった人間の運命を見ていた。
この男が来てから紅魔館住人の運命が微妙に変わりつつあったのだ。しかし本当に微妙にである。このまま放っておいても、運命の終着点が大きく変わることはない……だが、唯一1人だけあの門番の運命はとんでもない方向に変わってしまっている。だがしかしレミリアには関係なかった。
「フランドール…スカーレット…ねぇ」
レミリアは白滝が必死に伝えようとしていた名前を呟く。……一応思い返してみたが、やはり聞き覚えはない。
「妹……か。考えたこともなかったわね……まぁいいわ」
レミリアは眼を閉じる。妹という存在に憧れたことはない…といえば嘘になるが、しかしそれでもどうでもいいことだ。……それよりも、この男の運命のほうが今は重要であった。
「白滝……あなたにどんな心境の変化があったか知らないけど…」
もう一度、白滝の、紅魔館に来てから変ってしまった運命をみる。その運命は……途中で途切れていた。
「このままの運命だと……死ぬわよ、白滝」
明るい月を覆い隠すように、大きな暗闇の雲が、ゆっくりと近づいていた――
お疲れさまでした! そして見てくださりありがとうございました!
……ダメだぁぁぁぁぁ! シリアス系の雰囲気が出せないっ!
……これからも勉強していこう。
さて、もう一度白滝の死亡フラグが立ちましたねww
そして……この話の中では、フランがいないことになってしまいそうですが…
どうなんでしょうねww このままでは原作がぁ…ってなりますよね。
でも、タグを見てみてください。時間系列は、所詮時間なだけなんですよ?
さて、投稿日の話なんですが、これから定期的にしようかと思っています。
週2回で、水曜日、土曜日に投稿しようと思っています。
もしかして遅れることがあっても、最悪二日までにします。 頑張ります!
では次回お会いしましょう! グッバー!