諸行有常記   作:sakeu

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第28話 再試合の日の青年

「ふぁ…あ…朝ごはん作らないと…」

 

それにしても、この暖かさはなんでしょうか。まだ、眠っていたいです…

 

「スー…スー…」

「はっ!」

 

そ、そうでした!あ、あの晩………

 

ま、まだ、起きる気配は無いようです。

この暖かさの名残を惜しみつつ、私は起きて朝食作りにかかります。

今日は、勇人さんとの再試合です。今度こそ勝って……

と、とりあえず、成長したことをみんなに見せつけるのです!もう半人前とは呼ばせません!

「昨晩はお楽しみだったわね〜」

「!?ゆ、幽々子様!?」

「妖夢と積極的ねぇ、まさか、布団に入り込むとはねぇ…」

「い、言わないでください!」

「あら、でも、嬉しかったでしょう?」

「そ、それは…そうですが…」

「それは置いといて、今日は試合ね、頑張ってちょうだい」

「もちろんです!」

 

絶対に負けませんからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー妖夢が闘志に火がついた頃、勇人は…ー

 

「スー…スー…スー…はっ!な、なんだ夢か…今何時だ…まだ寝よう…」

 

二度寝に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、今日じゃの」

「ああ、そうじゃな」

「次こそは妖夢が勝つだろう」

「何を言っとんじや、勇人に決まっておる」

「妖夢はたった6日間で見違えるほどに強くなっておる」

「それは勇人にも言えるじゃろ」

「じゃがな、人間と半霊とでは純粋な力では半霊が強いに決まっとるからの…」

「人間か…勇人が人間であればいいのじゃが…」

「何?勇人は人間だと言ったのはお主であろう」

「そうじゃな」

「ところで妖夢は?」

「妖夢なら、朝食作り終えたら修行始めたわい、さすが我が孫よ、じゃが、勇人は見当たらぬが?」

「あ、あいつなら…寝とる…」

「ハハハハ!試合の日にまだ寝とるとは!流石のよう!」

「きゅ、休息も大事じゃぞ!」

「そうか、そうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー寺子屋ー

 

「今日は勇人先生が試合をするそうだから、みんなで応援にいくぞ!」

「またですか?」

「なんでも、修行の成果を確認するためとか」

「ふふ…あたいの先生だから勝つに決まってるわ!」

「そーなのかー!」

「そうだよね!先生が負けるわけないもん!」

「やっと、先生に会えるんだね!」

「そうだね!もう1週間も会ってないだもの!」

 

(ここまで、生徒達に懐かれてるとは…さすがだな、勇人)

 

 

 

 

 

 

 

ー守谷神社ー

 

「諏訪子様!神奈子様!今日ですよ!」

「そうだね、一体どのくらい強くなったのかねぇ」

「私達を超えたかもよ」

「やっと、勇人さんに…」

「早苗…」

「これはお前の責任だからな?」

「すいません…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ー場所は戻って白玉楼ー

 

「ほら、起きなさい、勇人」

「ん?幽々子様が起こしに来てる…まだ、夢か…」

「起きなさい」

 

ベシッ!

 

「痛っ!ほ、本当に起こしに来てるだと…!」

「あら、失礼ね〜、ところで貴方今日試合よ?」

「分かってますよ」

「緊張してないのね」

「いえ、してますよ。もう心臓がバクバクしてもうはち切れそうです」

「そうには見えないけど…」

「いや、自分あがり症なんですよ」

「そう、とりあえず、朝食食べたら?」

「そうですね…」

 

 

「おはようございます」

「うむ、おはよう」

「あれ?妖夢は?」

「妖夢なら、もう食べてしまって今、修行しとるわい。お主も調整しなくていいのか?」

「ふん、随分と余裕そうだな」

「まぁ、調整はある程度…試合の前に疲れてもね…」

「とりあえず、飯を食わんか」

「そうします」

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

よし、後は武器の確認っと…

 

まずは自動拳銃二丁と…うん、しっかり調整できてる。

予備に回転式銃と…これは使う機会あるかな?

ナイフもとりあえず、それと多分今回のキーとなる、このリストバンドみたいな、フックもどきだな、片方は針、もう片方はナイフだ。さらに…少しいじらせてもらって、靴にも仕込んだ。後は、"これ"だな。それにしても、銃の呼び名あったほうがいいかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…はっ!」

 

今日はかなり調子がいいです!目を瞑ってもどこに何があるかしっかり分かります。お師匠様の特訓のお陰で剣術にも磨きがかかってると思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーそして時間は試合の時間へ…ー

 

「あ!勇人先生だ!先生ー!」

「お?みんな来てくれたのか?」

「もちろんだ、頑張れよ」

「頑張ってね」

「ああ、しっかり見とけよ!」

 

 

「勇人さん!」

「ん?早苗、1週間振りだな」

「どうでしたか?何もされてませんよね?」

「だ、大丈夫だぜ?むしろ、しっかり鍛えられて…」

「よかった…とにかく、今日は頑張ってくださいね!」

「そうだよ、早苗の為にも勝てよー」

「諏訪子は…まぁ、とりあえず精一杯頑張ってくれ」

「ありがとうございます」

 

 

「あれ?紅魔館の方々まで」

「少し気になっのでね…」

「まぁ、ありがとうございます」

「あれから、また強くなったのかしら?」

「なっていればイイですがね…」

 

 

これまた、たくさんの人(ほとんど人じゃない件について)が来てるな…魔理沙もいたし、あまり接点のない、霊夢さんまで…

あ、紫さん達だ…

うーん…緊張してきた…足が震えてきた…

 

「準備はいいかしら?」

 

もう、開始か…久々にここまで緊張した…

 

「大丈夫です!」

 

うわぁ、やる気満々だよ…

 

「だ、大丈夫だよ?」

 

なぜ、疑問形にした?だよ?じゃねぇよ!

 

「それじゃあ、始め!」

 

 

「有無を言わせず、先手必勝!」

「ハッ!」

 

ピカッ!

 

「!?」

「くらえ!」

 

パンッパンッパンッ!

 

「よし…って!?」

 

あら!?いつの間に接近しやがった!?

 

「同じ手は喰らいません!」

「ワフッ!」

 

ヒュッ

 

あ、危ない…初っ端、閃光弾でいけると思ったが…見切られてたようだ…

 

「 近距離ならこちらが有利です!」

 

シュッ

 

「オワッ!ウェイ!」

 

避けるので精一杯だ…

 

「はぁぁ!」

「やべっ!」

 

ガチッ!

 

な、なんとか銃で受け止めれた…

 

「ぐぐぐ…」

「む…」

 

てか?妖夢力強くね!?押されてるだと?

 

「オラァ!」

 

このままでは押し切られるので蹴りを

 

「!」

 

避けるよねー、でも

 

パシュッ!

 

「な!?」

 

ふふ…靴に仕込んどいて良かったぜ。

 

「このぐらい!」

 

カキンッ!

 

跳ね返すか…だが、間は開いた。

 

「銃火『ギブアガンファイヤ』!」

 

弾幕ごっこではないので、わざわざ言う必要は無いが、言う。あれと、一緒だ。ヒーローの必殺技と。

 

バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ…

 

装填された弾をマシンガンの如く全て撃つ。

 

「うっ!」

 

カンッキンッカンッカンッキンッ!

 

煙が…だが、これだけの量を撃ち込んだ。ダメージは入ったろ。

 

「うおー…すげー!」

 

「……………!?」

 

な!?後ろ!?

 

「人符『現世斬』」

ズサッ!

 

「ガフッ…ぐ…絶対『アブソルト・パズー』」

「ハッ」

 

手応えは十分です!苦し紛れに何発か撃ってきましたが、弾速が他のより遅いので避けるに容易いです。

 

「はっ!?」

 

後ろから、弾幕が!?追っかけてきます!

 

「っく…」

 

距離を取らざるえませんね…

ですが

 

「はっ、はっ」

 

カンッ、キンッ

 

「さあ、もう終わりですか?」

「これならどうだ?」

 

パンッ!

 

「そんな弾避ける必要もありません」

「ふふ…それはどうか?」

「剣で捌くだけで十分です!」

 

ガキッ!

 

く!?捌けない!?

 

「不変『イミュテーボル・バレット』」

「きゃっ!」

 

押し切ったな。

 

 

「なんだ!?あの弾は?剣でも壊れなかったぞ?」

「あれも能力の一種かしら?」

 

 

「く…」

 

ダメージはそこまでですが…距離が…

「不変『イリュージョン・オブ・フィクシィティ』」

 

バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ…

 

「な!?」

 

あれは勇人さんの大技!弾が勇人さんを囲うように回っていってます、徐々に広がって…こ、これでは、避けれません。

 

「かくなる上は!四生剣『衆生無情の響き』!」

 

こちらもただでは済みませんが…

 

バシッバシッバシッ…

 

「くぅ…は、はあああああああ!」

 

い、いました!弾幕を制御しているので隙だらけです!

 

「な、な!」

 

ズサッ!

 

「ガハッ…んにゃろう…」

「これで終わりじゃ無いですよ」

「!?」

 

同時に弾幕を展開してあります。剣術だけでは無いのです。

 

「しまっ…」

 

ドオーン…

 

「ふぅ…」

終わったのでしょうか?

 

「…!」

 

「はぁ…はぁ…」

「もう、ボロボロじゃないですか!これで勝負ありです!」

 

立つのが精一杯のようです。目の焦点もあってません。

 

「ッククク…フフ…」

「!?」

 

わ、笑ってます!?頭がおかしくなってしまったのでしょうか?

 

「別に…頭は正常だよ」

「え!?」

「顔見たらわかるよ、何を考えてるか」

「でも、もう、貴方は立つだけで…」

「だが、男として『参った』は言えんだろ?」

「なら、気絶させるまで!」

 

「ふー…さぁ…正真正銘の必殺技!」

 

何を!?何か液体らしきものが入ったものをいくつか宙に投げて…

 

バンッ!バンッ!バンッ!パリンッ!パリンッ!パリンッ!

 

「血!?」

 

な、何故?

 

「は!」

 

血が霧状に拡散して…これは!?

 

「永華『百世不易の血華』!」

 

糸が血に濡れてはっきりと…

 

バリバリッ!

 

「!?」

 

な、何が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…わ、私は!」

「おう、目覚めたか」

「勇人さん、それにお師匠様と幽々子様…」

「妖夢」

「お師匠様…すいません…」

「何を言っとる、素晴らしかったぞ、お主の剣技見事じゃった」

「お師匠様…」

「そうよ、前よりとっても強くなったわよ」

「幽々子様…」

「本当だよ、マジで負けるかと思った…あの技が、決まらなかったら負けたな」

「その技なのですが、あれはどういった原理で?」

「永華『百世不易の血華』か?あれはだな、前々から考えてた技だ。もっとも、使ったのはあれが初めてだが。

まぁ、原理は俺の血にある。と言っても永琳さんから聞いたんだけどな。あの人いつの間にか採血して調べてんだもん」

「血と何の関係が?」

「俺の能力は血によって作動するのは知ってるよな?」

「はい」

「それと、もう1つ性質があって、霊力を流しやすいらしい。そんでもって、お前と戦ってら間に糸を張り巡らせといて、俺の血を巻いて…糸に霊力を流す。そうすっと、血を被ったお前は糸から流された霊力を浴びて気絶っというわけ」

 

は、はぁ…

 

「でも、糸はいつ?」

「まず、足から撃ったやつが1つ」

「それは見ました」

「で、それは、ぐるっと回っていて、適当なこところに刺さって、もう1つは初めに閃光弾撃った時にもう1つの足から自分のいる場所に、両手のは弾幕を張った時に」

 

全て、私が見えてない時に…

 

「で、血を被ったことで糸は空中にあることを不変化して霊力を流すっと」

「それで、急に糸が出現したように…」

「それにしても、あの弾幕は美しかったわ」

「そうですか?」

「だって、貴方の霊力目に見えるくらいに流れて、赤い霧の中を青い稲妻が走っているように見えたわ、あと、レミリアとフランがすごく興奮してたわね」

「カオスだと思うんですが…」

 

でも、勝てなかったのですね…

 

「何を落ち込んどる?落ち込んどる暇があったらもっと強くなろうと思え!」

「そ、そうですよね!もっともっと修行しないと!」

「そう言えば、貴方はいつの間にあの血を?」

「寝る前に少しずつ、まぁ、多用は出来ませんね」

「ずっと準備をしてたわけですか…」

 

結局、彼の考えには追いついていなかったのですね…

 

「でも、今度こそ!勝ってみせます!」

「そうね、これからも頑張りなさい、ま、そんなことは置いといて、これから、白玉楼主催の宴会よ!」

 

そっちの方が楽しみですか…

 

「そうだな、俺も白玉楼での生活終了ってわけだ」

「そ、そうですね…」

 

もう、帰るのでしたね…

 

「さあ、みんな待ってるわよ」

「よし、行くか!」

「は、はい!」

 

精一杯楽しんでしまいましょう!

 

 

 

 

 

 

 




よければですが、勇人の武器の銃でいい呼び名を教えてください。
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