諸行有常記   作:sakeu

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第4話 幻想入りした日の青年

今日の授業はだるかった。数学2時限もあるなんて、最後の古典にいたっては、殺しに来てた。

なんなの、あの先生。もう、寝らせるき満々じゃないか。体育もなかったし、一段とだるかった。

 

あぁ、今から部活かー。あ、ちなみに俺はソフトテニス部だ。まぁ、この部活は部活と言えるのかというぐらい自由だ。でも、今日に限って先輩たちやる気があるんだよなー。こっちは寝不足(自業自得)だというのに。きっちり、7時までしやがってあんまりだーと泣きたくなるよ。とか文句を心中で言いながら、帰ろうとした。ふと、胸元に異物がある気がした。あー、そうだったこれはだな今朝のことだが…

 

 

朝ふと、じいちゃんの形見である箱が気になってなんとなく箱はをひっくり返した。すると底が落ちてなんと、ナイフが落ちて来た。なるほど、底が二重になっていたのか、違う違う、そうじゃない、なんだこのナイフは?あまり知識はないが、両刃なので、ダガーナイフだろうか、刃の根元の部分に青い宝石がついてる箱のと同じのようだ。ダガーというのはナイフではなかったけか?まぁ、どうでもいいや。ともたもたしてると

 

「勇人ー、ごはんよー」

 

と母から呼ばれた。急いで鞘におさめ、どうしようかと考え、とりあえず学ランの内側のポケットに入れた。

 

 

 

 

 

「そうだった」

 

と思いながらリュックを背負い、セカンドバックを自転車のカゴに入れ、乗るのだった。帰りは近道をしようとして違う道を通ることにした。それが、大きな違いを生むことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだあの車」

 

近道をしていると後ろの車がついて来ていた。明らかに怪しい。不審者か?早く大きな道路に出ようと、自転車をこぐスピードを速くしようとした瞬間、前からも車が現れた。

 

「おいおい、マジかよこの道狭いだぞ」

 

と場所を開けるために横にずれて、通り過ぎるまで止まることにしだ。だが、車は止まった。何してんの?アホなの?早く帰りたいんだよと思うと車から人が降りて来た。もしかして、心読まれた?ふと、後ろからも車の扉が開く音が聞こえた。マジで、不審者か?逃げ場が無く、突っ立っていると、あっという間に囲まれた。6人ぐらいか。

 

「あのー、何の用ですか?お金は少ししかありませんよ。」

 

とか言ってみたものの、効果はいまひとつのようだ。6人の顔をよく見ると2人知っている奴がいた。あの時のやつだ、俺がボコボコにしたから、復讐しにきたのか。わざわざ、尾行までして。

 

「そうだなぁ、用ならあるぜ。この前の仕返しをなぁ!」

 

やばい。これはやばい。多勢に無勢、しかも大人だったのか。ヤクザか?とりあえず逃げること優先だ。だが逃げ道は無い。ならつくるまで。俺は全力で走った。相手が殴り掛かるのを見計らって、急ブレーキをした。予想通り空振って前のめりになった。そして、俺はそいつの上を飛び越え走った。

よし、このまま行けば、大きな道路に着く。

その時、俺は油断した。車の影にもう1人いることに気づかなかった。気づいた時には遅く、その男が何かで殴り掛かってきたのを避けれなかった。

 

ガツンッ!

 

頭に衝撃が来て、視界歪んで見えた。平衡感覚を失いたおれてしまう。人が集まってきて、おれを殴った。お腹に1発喰らった瞬間視界が暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいつどうすんだ?」

「あぁ、こいつか。川にでも捨てておけってよ。」

 

 

っく、頭がまだガンガンする。今どうなってるんだ。

 

「よしここでいいだろう」

「荷物はどうするんだ?」

「リュック以外自転車と一緒川に落とせ」

「リュックは?」

「こいつに背負わせる」

 

あぁ、そいうことか。事故に偽装てか。わかったところで体が動きそうにも無い。畜生、このタイミングで目覚めるのは最悪だ。リュックを背負わされ持ち上げられる。もうダメなのか。お父さん、お母さん、本当にごめん。

 

 

体が宙に浮いた感じがしたのと同時に

バッシャーン!

水の中から見える空は真っ暗でよくわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーと、ーうと、勇人!」

「なんだ、じいちゃん。………じいちゃん!?そうか、ここは」

「いや、まだお前さんは生きとるよ。」

「え?どういうこと?」

「起きれば分かるさ、箱の秘密もな…」

「は?急になんだよ?わけがわからないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っは!」

 

なんだあの夢は。

 

「あれ、ここは?誰かの家か?もしかして誰か助けてくれたのか?」

と家の中を見回す。床が畳だ。てか、つくりが昔の家って感じがする。じいちゃんの家みたいだ。

「あら、目覚めたのね。」

 

おそらく助けてくれた人だろうか。お礼を言わないと。声のする方を見るとそこには中国にありそうな、道士服を着た女性がいた。よく見ない格好だ。てか、初めてあんな格好している人を見た。ただ、今まで見てきた女性の中で一番美しい女性だと思う。まさに、大人っぽい魅力というやつか。まぁ、そこは置いといてやるべき事がある。

 

「貴女が、助けてくださったのですか。ありがとうございます。」

 

もちろん、お礼だ。

 

「別にいいのよ、私の気まぐれで連れてきたのだから。」

 

と彼女は微笑んだ。普通の男ならイチコロだろう。だが、俺はそのことより「気まぐれ」という言葉に引っかかった。気まぐれ?どいうことだ?

 

「別に貴方は知らなくてもいいわ。今から、食べられるのだから」

 

…………………は?今なんと?食べる?eat?have?ドユコト?すると彼女は扇子をかざし何か光るものをこっちに放った。何かやばい!

反射で避けると、うしろから轟音が聞こえた。

 

「どうなってんだよ!ふざけるんじゃーねーぜ!!」

 

俺は無意識に構えをとった。




ついに、幻想入りしました!さて、勇人の運命は?





アドバイス、誤字脱字の指摘をよろしくお願いします。
よければ、感想もあるとうれしいです。
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