「始まりました!第1回幻想郷武道大会!実況は私射命丸文が、解説は幻想郷の創始者八雲紫さんです!よろしくお願いします、紫さん!」
「よろしくね、ところで文も出るんじゃないの?」
「ええ、私が試合の時ははたてにでもやってもらいますよ」
「そう、それじゃあ私がルールを説明しちゃうわよ〜。まず、試合方式は6チームの総当たりね、もちろん1番勝ったチームが優勝よ。試合は1チームにつき3試合ずつ、1対1、2対2、1対1という具合に試合が進むわ。試合中のルールだけど、特に無し武器オッケー、弾幕可とりあえずなんでもありよー、え?死んでしまいます?安心なさい私がご都合の結界を張ったから死なないわよ」
「流石便利能力!」
「いやーん、照れちゃうわ〜」
「その歳でその反応は……」
「ナニカイッタカシラ?」
「イイエトクニ……」
「それでは最初の当たりを発表しましょう!最初は白玉楼チーム対紅魔館チーム!」
「これは楽しみね、まずあの人の戦闘なんて久しぶりね」
「その次が、寺子屋チーム対妖怪の山チーム!」
「これも見所ね」
「んで、最後が守谷神社チーム対博麗神社チーム!」
「あら、いきなり神社ぐるみの戦争ね」
「それでは白玉楼チームと紅魔館チームは準備してください!」
「はぁ……始まってしまった……」
「気を落とすな、とりあえずは頑張ろう、な?」
「そうですね……やるからには勝つつもりでいきますよ」
「そうだよ!絶対勝つからね、ね?こいしちゃん!」
「そうだよー!先生のかっこいいところ見てみたい!」
「ハハ……善処するよ」
「最初の試合の順番だが、先鋒は私が務めさせてもらう、その次にフランとこいしでいいかな?」
「「うん!」」
「じゃあ、俺が最後だな?」
「そうなる、いいかな?」
「大丈夫です」
「お?最初の試合が始まりそうだな、見なくていいのか?」
「そうですね……見ておきますか……」
「それでは白玉楼チーム対紅魔館チーム 第1戦 魂魄妖忌対十六夜咲夜!いざ、尋常に……始め!」
いきなり妖忌さんかよ……相手は咲夜さん……どうなるんだ?
「いきなりですが……」
周りの時間が止まる……
「貴方との長期戦は嫌なのでこれで終わらせます」
妖忌の周りにナイフを投げる、だが、妖忌は気づかない、いや、気づけない。
「終わりです」
「ほう……じゃが!」
カキンッ、カキンッ、カキンッ!
「むぅ……全部さばくとは……」
「時間止めるとはな……こりゃあ、手強い」
(おかしい……剣なら近づかないと攻撃できないのに一向に間を詰めようとしない……近づかない方がいいわね)
「近づかんな……何か感じたようじゃな……」
「しかし、射程範囲ね、こちらから一方的にやらせてもらうわ!」
シュッ!
「!?は、速い……」
カキンッ、カキンッ……
「きつそうね……もう終わりにしてあげるわ……」
「お主、ワシが攻撃できんと思っておろう?じゃがな……」
(くる!?来てみなさい……時を止めてジ・エンドよ」
「……」
「固まった?(今のうちに……)はっ!」
大量のナイフを妖忌に向ける……
「かぁ!」
「え?」
音は無い……だが、妖忌は既に咲夜の後ろに、投げたナイフは全て払い落されている。
ガクッ……
「勝負あり!勝者魂魄妖忌!」
「紫さん、今何があったのでしょう?」
「そうね……妖忌が斬ったとしか分からないわ、速すぎて私も見えなかったわ……」
「さて、次の試合は 西行寺幽々子&碓氷勇人の祖父対レミリア・スカーレット&パチュリー・ノーレッジ!」
「おお……妖忌さんすげぇ……瞬間移動したみたいだ……やっぱり、妖夢の師匠なだけあるな」
俺、この中に入って大丈夫か?なんか、フルボッコにされそう……てか、じいちゃんの名前言いそびれてたな、ま、いいや。
「勇人先生、準備しておこう?」
「ああ……そうだな、準備体操しておくか……」
妖夢の試合も見たいが……自分も試合、あるしな……すまん、妖夢。
「先生、今日は銃持って来てないの?」
「ん?あるぞ、この服の中にな、ほら」
「おおー」
「だが、今日は格闘メインで行こうかな……糸はあるし、どうにかなるか」
「無茶はするなよ?」
「大丈夫だよ、ね?こいしちゃん!」
「そうだよ、フランちゃん強いもんね!」
「こいしちゃんだって強いじゃーん」
そうだった、この娘たち人間じゃないんだった……
「お?勇人、準備はいいか?」
「はい、もう試合終わったのか?じいちゃん?」
「ハハ!もちろん!わしたちの大勝利よ!」
「妖夢も頑張ったわよ〜、後で褒めてあげてね」
「は、はい……」
今は……妖忌さんから何か話されてるな……
「な、なんなのよ……強過ぎじゃない?」
「年寄りかと思ったら……最高クラスの強さじゃない……」
「妖夢さん……確実に強くなってますね……剣の動きが鋭くなっている……」
「時を止める間もなかったわ……」
「ぐぐ……紅魔館の主でたる私でさえ手足も出なかったわ……」
「幽々子が手強いってことはわかってたけど……あのじいさんも恐ろしいわね」
「寺子屋チーム対妖怪の山チーム 第1戦 上白沢慧音対河城にとり いざ尋常に……始め!」
ああ……始まってしまった……緊張してきた……とりあえず、慧音さんを応援しないと……
「ふふ……この日のためにこれを開発したのさ!」
「!?」
な、なんだ?胴体に機関銃のようなものを引っ付けてる……
「河童の科学は世界一ィィィ!我が河童の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!!つまり すべての妖怪を越えたのだアアアアアアアアアアアアアアア!!」
バアァァァ
「はぁ……」
妙にテンション高いなぁ、あれか好きなものになると性格が変わるタイプか。
「くらえ!慧音 1分間に600発の妖力弾を発射可能!1発1発の弾幕がお前の体力をけずりとるのだ!!」
600発!?それじゃあ、慧音さんもひとたまりもない……
ドドドドドドバババババ……
「ぐっ!」
「先生!」
やばいな……砂煙でよく見えんが流石にきびいかな。
「ははは!どうだ!河童はすごいんだぞ!」
「ああ、すごいな、だが、そのようなものは子供達に見せるのは良くないな」
「ぬぁ!?」
がしっ!
「あ、あの体勢は!」
あ、にとり終わったな。
「よって、頭突きの刑だ!」
ガコンッ!
「アヒャ、星が見える……」
バタッ
「勝負あり!勝者上白沢慧音!」
「流石、先生の頭突き!」
「ああ、流石に最初は驚いたが、直線にか撃たなかったからな、隙だらけだったよ」
「ほら、次はお前たちだ、頑張れよ!」
「「うん!」」
「お疲れ様です、慧音さん」
「ああ、久々に動いたが、定期的に運動はするべきだな」
「そうですね」
ドガーン!バゴーン!
「ちょ!」
「きゃあ!」
「勝者 フランドール・スカーレット&古明地こいし!
「は?」
は、早っ……え?ちょ、強過ぎじゃないか……
「来るんじゃなかったわ……」
「イタタ、攻撃する間もないなんて……」
「はたて、手も足も出ず!」
「あのマスゴミ……そそのかされて参加するんじゃなかったわ……」
「お疲れ……」
「うーん……つまんなかった」
「そうだね……」
「次もあるからな、な?」
「そうだね!次は先生だよ、頑張って!」
「ああ」
「第3戦 碓氷勇人対犬走椛!」
「注目はやはり勇人さんでしょうか?」
「そうね、人間だともう最高レベルの強さだと思うわ、妖怪だとしても最高クラスになる有望株ね」
「そうですね!相手の椛は1度勇人さんに敗北しており、リベンジでもあります!」
「よろしくお願いします、勇人さん」
「ああ、よろしく」
「今回は負けませんから」
「そうか、俺もだが」
「それでは尋常に……始め!」
「はっ!」
いきなりくるか……
ヒョイ
「予想通りです」
ドッ
「!?」
盾で突進してきやがった!避けれん!
ゴスッ
「グゥ……」
「終わりじゃないです!」
ベキッ!
「がっ!」
また、盾で……やばいな、ガードが崩れた……
「はぁ!」
「しょうがねぇ!ふんっ!」
バンッ!
「!?」
何が起こったか分かってないな……この霊力の衝撃波いいな、使い勝手がいい。動揺したな、もうここからは俺のターンだな。
「はっ!はっ!」
「……」
ヒョイ、ヒョイ
むぅ……なんでしょうか……全部お見通しのような動きです。斬撃が当たる気がしない。でも、負けっぱなしはいやです!
間をとりましたね……弾幕を展開です!
「!?」
予想してなかったようです!動けてない!いける!
ドーン!
弾幕の集中砲火を、くらったのでひとたまりもないでしょう。
「よし!」
砂煙が引いて……勇人さんが……倒れて……いない?あ、あれは勇人さんがきている服?なんで宙に浮いてるんですか!?
「あぶねー……学ランで良かった、こっちの方が防御の範囲が広い」
「なら、もう一度!」
「させねーよ?」
クイッ
「きゃっ!」
「次にお前は『い、いつの間に!?』と言う」
「い、いつの間に!?はっ!」
「種明かしは後でだ、とういうことで」
バチバチバチバチバチ!
「きゃあ!」
「勝負あり!勝者碓氷勇人!」
「大丈夫か?って、気絶してるか」
「何があったのでしょうか?紫さん」
「そうね、多分、きている服にあらかじめ血を付けたのね。それで存在を不変化した。不変化したものはいかなるものでも変えることはできない、すなわち絶対的な盾になるわね」
「はぁ、それに糸はどうしたんでしょうか?」
「足にも確か糸のついた針を発射する装置を、付けてるから避けている時に地面に発射しといて絡めたんでしょう」
「なるほど、つまり椛は全て勇人の作戦の中で踊らされたと」
「そうね、そういうことかしら?」
「流石だな、勇人」
「まぁ、先生らしく頭で勝てたので良かったですよ」
「先生アッタマいい!」
「すごいね!」
「ハハ、ありがとう」
いやー、必要最低限の霊力消費で良かった、良かった。
はっきり言って、この後のために温存はしておきたいからな。
「この後も頑張っていこー!」
「おー!」
あの娘たちも楽しそうだからいいか。