諸行有常記   作:sakeu

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外界からスタートです。


第6話 救われた日の青年と失った日の少女

兄さんが行方不明だと連絡が入った。家族は大慌てで大混乱だ。僕も混乱している。どっかの川で兄さんのハンカチが見つかった。この事によって、みんなは死んでしまっただろう、と言い始めた。ただ、事故なのか?それとも、殺人なのか?分からない。でも、兄さんは強い。だから、簡単に死ぬはずがない、そんな自信もだんだん無くなってきた。これから、どうしたらいいんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇人が行方不明だそうだ。だが、ハンカチが川で見つかったそうだった。だから、川を捜索し始めたそうだ。なにそれ、もう勇人が死んだみたいじゃない。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だイヤだイヤだイヤだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学校に入学した時のあいつの印象はと聞かれると困る。なぜなら、あいつは人と積極的に関わろうとしない。だからといって、話しかけられたら、きちんと返す。成績は確かいい方で順位は一桁だったじゃないかな。だから、進学校である〇〇高校を受けてた。それは、置いといて中1と中2のときはあいつとはほとんど関わることがなかった。

中2の3学期ぐらいになると私は、生徒会長になり、あいつも生徒会役員になっていた。そこでの印象は、仕事はそつなくこなす。そんぐらい。

でも、あの日を境にあいつと深く関わるようになった。

私は、小さい頃から星を見るだけでいまの時刻が分かり、月を見るだけでいまの場所が分かる。親に言うと

 

「変なことは言わないの」

 

と返され、友達に言うと気味が悪がられた。その時以来、このことは誰にも話したことはない。でも、たまに星を見に、夜、出歩いていた。中3の1学期の終わりだろうか。その日も私は、いつも通り星を見に夜、出歩いた。ただ、帰り道に変な人に絡まれてしまった。

 

「嬢ちゃん、どこにいくの?」

「家に」

「俺たちが送ってやろうか?」

「大丈夫です。1人でかえれますから。」

「そんな釣れないこと言わないでさ〜、ちょっと付き合ってもいいじやんか。」

「やめてください!」

「しょうがねぇ、こうなりゃ力づくでも…」

「おい、あそこに誰かいるぞ。」

「え?」

 

振り返ると、なぜかあいつがいた。

 

「なんでいるのよ?」

「欲求不満解消しにちょっとな」

「はぁ?」

「おいおい、兄さんや、こっちはお取り込み中だから、帰ってくんないかな?」

「ちょうどいいや、あんた俺につきあってよ。」

「はぁ?訳わからんこと言うんじゃねぇ」

 

と男はあいつに殴りかかった。

 

「きゃぁ!」

 

思わず目をつむってしまった。

 

「ぐぇぇ…」

「え?」

「こ、この野郎!」

 

ベキッ!バタッ

 

「ふんっ、思ったよりよえーな。っと、お前大丈夫か?って宇佐見!?」

「ありがと……って碓氷!?」

「ヤッベ、見られた…お前この事秘密にしてくんねーかな?」

「え、えぇ…」

 

その日からだった。

私はことある事に彼を呼ぶ事にした。夏休みも過ぎると彼は部活を引退した。確かあいつ部長やってた気が…まぁ、いいわ。

私はよくあいつを入試勉強手伝ってあげると言う事で、よく行きつけのカフェに誘って勉強していた。そこのカフェはマスターは無愛想だが、腕は確かでコーヒーがとても美味しい。彼も

 

「美味いな…」

 

と呟いてた。

一緒に勉強しててわかったのだが、彼はわざと手を抜いてテストを解いてた。なぜか、聞きたかったが、聞かない方がいい気がした。数学にいたっては、もう高校生の内容を解いていて逆に私が教えて貰っていた。

ある日、私は意を決して彼に訊ねた。

 

「どうしてあの日あなたはそこにいたのか、どうして喧嘩が強いのか?」

 

彼は少し躊躇ったが教えてくれた。

彼は人を攻撃したくなる欲があること、それを解消するために夜、出歩いて喧嘩する相手を探していること。また、喧嘩の強さは祖父から教えて貰ったこと。そして、最後に

 

「俺って、ホント変な奴だよな。」

 

と言った。

 

「違う!!」

 

思わず叫んでしまった。そして、そのまま流れで私の能力について話した。変な奴と思われると思ったが彼は、

 

「全然いい能力じゃん。ロマンあるじゃねぇか。」

 

彼は私の能力、目をほめてくれた。初めてそんなこと言われた。

 

「俺なんか、害にしかならないからなぁ」

 

彼は自嘲するように言った。

 

「でも、初めてこの本当の姿を見せれたかな。」

 

と彼は微笑んだ。初めて彼が心から感情をこめた表情を見た。

普段はそんな表情しないのに。でも、私だけその表情が見れたということでなんだか嬉しかった。

高校は違うところを受けたので会う機会は減った。

ある日、私は彼に会えるかもしれないと思い、夜出歩いた。だが、会えず、がっかりして帰ってるとまた人に絡まれた。もぅ、ヤダと思うと同時に心のどこかで彼が助けてくれるんじゃないかと期待していた。その期待は当たった。彼は来てくれた。前と同じ様に、、

少ししか話せなかったが、とても嬉しくて帰ってから少し舞い上がってた。

そんな中だ、勇人が行方不明になった、もう、死んでるかもしれないという連絡が来たのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の事でした。私はいつも通り信仰を集めに村に行き、その帰りのことでした。ふと下を見ると人が倒れているではありませんか!助けに行かないと!

倒れていたのは男性でした。格好からして外界の人でしょう。学ランを着てるので私と同い年ぐらいでしょうか?少し体が小柄ですが。ただ、彼の全身はボロボロで左肩からは出血していて右手はいびつに曲がっています。彼の荷物らしき物が近くにあり、自転車もありました。自転車かぁ、懐かしいなぁ。って違う違う!急いで手当てしないと!ふと近くを見ると熊の妖怪が死んでました。あれはひどかったです。夢に出そう…

ということは、彼はあの妖怪を倒したのでしょうか?それは後で聞くとして取り敢えず永遠亭に運びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運ぶ時ですが、彼は意外と軽かったです。むしろ荷物が重かった…これを背負ってるなんて意外たくましいかもしれません。

 

 

 

 

永遠亭に着き、永琳さんに診てもらいました。命に別状は無いそうです。よかった…彼をどうするかといことで守谷神社で引き取ることになりました。博麗神社も出ましたが、あそこは預けたらダメな気がします。あと、永琳さんからもしものために、急速に身体を治す薬を貰いました。最初から使えばいいのにと言ったら、使うと激痛を伴うから使いたくないのと言われました。なるほど。

後は、彼が起きるのを待つだけです。彼には聞きたいことがたくさんあります。どうやってあの妖怪を倒したのか、今の外界はどうなっているのか?あぁ、ジョジョはどこまでいったのでしょう!気になって早く聞きたいです!




アドバイス、誤字脱字の指摘をよろしくお願いします。
また、質問もじゃんじゃんしてください。できるだけ答えれる様にします。
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