遅い更新となりました(^o^;)
設定を少し考え直したのですが、意見等があれば参考にしますのでよろしくお願いします!
では本編をどうぞ!
一夏を部屋に連れていき作業服に着替えるように指示したゲンは部屋の外で待機する。
暫くすると一夏が部屋から出てきた。
言われた通り、ちゃんと作業服を着ている。
「お、着替えたか」
「お待たせしました!」
「ん、様になってるなぁ」
「あ、ありがとうございます!っていうか、これ本当に作業服なんですか?制服っぽい感じがするんですけど・・・」
「あぁそれ?フライトジャケットだよ、MSの整備作業やると服が汚れるからね。俺は作業服として使ってるけど、一応規則で所属・階級・氏名をつけなきゃいけなくてさ」
一夏はフライトジャケットの肩につけられているパッチや胸のネームパッチ等を確認する。
すべて英語でかかれているが、一夏は読めないようだ。
「これ・・・何て読むんですか?」
「上腕部についているのは右が地球連邦軍で左がノーベンバー大隊、胸についているパッチは右から俺の名であるゲン・タチバナで左がペガサスコーウェン所属って書いてあるんだ。首の襟についているのは少尉の階級章だ」
「地球連邦軍?」
「まぁ、そのうち艦長が教えてくれるよ。さて、艦長を待たせてしまうといけないから行こうか」
「はい!」
ゲンと一夏は艦長室へと向かった。
艦長室。
ゲンと一夏がまだ来ていないため、ユウ艦長と先に来ていた千冬達は部屋でのんびりしていた。
緊張しっぱなしで力んでいたが今は皆脱力モード。
ユウ艦長は取り出し淹れたての紅茶を注いだティーカップを彼女達に渡す。
「どうぞ」
「あ、あぁ・・・気遣い感謝する」
「「ありがとうございます」」
ユウ艦長はどういたしましてといい、椅子に座る。
「それにしても、学生を連れてくるとは思わなかった。・・・我々があれを墜としたのは知ってるかな?」
「・・・あぁ、今も世界で報道されている」
「君達からすれば巨人に殺されてしまう、我々から見ればまた攻撃を受けてしまう。我々は今そんな状況だ。・・・そして我々は一人の女性を殺めてしまった。それは彼女を殺めた彼自身が良く知っているだろう」
「彼・・・?」
「ノーベンバー3、男子生徒と通信で会話していたゲン・タチバナ少尉だ」
「「ッ!!」」
彼女達はつい先程まで一緒にいた男の顔を思い出していた。
通信で会話を聞いていた時は女性パイロットと仲良さげに会話をしていた。
・・・・途中その彼女がゲンの機体に銃口を向けた事に驚いたが。
「表には出していないだろうが、心の中では重く考えている。彼は特殊だからな・・・」
千冬は彼が特殊である理由を聞こうとすると艦長室の扉が開く。
入ってきたのは丁度話題になっていたゲンとフライトジャケットを来た一夏だった。
「ゲン・タチバナ少尉、連れて来ました」
「ありがとう。・・・フライトジャケットか」
「普段は整備服として使っています」
「成る程、さて始めるとしよう」
ユウ艦長はインターホンでベネズ中佐とバルト中佐を呼び出した。
その間にゲンは一夏を椅子に座らせ扉の横に立ち休めの姿勢をとる。
暫くするとベネズ中佐とバルト中佐が入室した。
「失礼します」
「お待たせしました艦長」
二人はユウ艦長に敬礼し、彼の左右に並び椅子に座る。
「タチバナ少尉、君も座ってくれ」
ユウ艦長にそう言われたゲンは戸惑う。
「いえ、しかし・・・」
「坊主、こういう時くらい楽にしろ。力みすぎなんだ」
「・・・ありがとうございます」
バルト中佐に言われたゲンは空いてる席が一夏の隣なのでそこに座る。
「さて、君達が気になっている我々の事から話そう」
ユウ・カジマは語り始める。
宇宙でこの艦の試験航行をしていた、しかし通信不調で誰とも繋がらず帰還するが、発射されたレーザーに飲み込まれ気づけば太平洋上にいた。
現状が分からず偵察を行い、ここがユウ艦長達が知る世界ではないことを知る。
味方がおらず、命綱がない状態で別世界に来てしまったユウ艦長達は『女神』に囲まれ呼び掛けを受けた。
しかし話が噛み合わず、敵による艦やMSの鹵獲を防ぐ為に自衛手段を取ると通告した。
相手は挑発行為だと言って攻撃、戦闘となってしまった。
その時の通信記録があるのでそれを彼女達に聞かせた。
戦闘は一時間程度で終わり、『女神』を1機消滅、2機は中破し救出した。
救出した二人から話を聞こうにも、仲間を殺されたことで敵対心が大きくなり出来そうになかった。
艦が下手に動けば領海に侵入してしまい攻撃を受けるかもしれない為この海域で停止し偵察を続けている。
そして彼女達がユウ艦長達に接触し今に至る。
「命綱がなく補給の目処がない今、艦やMSの整備は近い内に出来なくなる。人員に関しても食糧や水も不足してきている為、先が見えずにいる」
「別世界とはまた信じがたい事だな」
「信じられないかもしれないが、現に我々はこの世界に来てしまった」
「「・・・・・」」
この世界に地球連邦軍や袖付き、MS等も存在しない。
ましてや宇宙に住む人口もいない。
そして最大の特徴とも言える一年戦争の大きな傷口、コロニーの落ちた地も存在していなかった。
「あの、お聞きしたいことがあります」
山田真耶と名乗っていた女性が口を開いた。
「何か?」
「話を変えてしまうんですけども、あの巨大人型兵器について・・・」
「あぁ、それについてはパイロットであるタチバナ少尉に話してもらおう」
いきなり指名されたゲンは立ち上がった。
「いいんですか?あれについては・・・」
技術を外部に流さないように対策しているはずだ。
「偵察で出撃させているし、それに彼女達は間近で見てしまっている。MSが何かを説明するだけでいい」
機体の性能を説明する必要はない。
ただ名前だけ知っていれば大丈夫だという考えのようだ。
「・・・分かりました。あれはMSと言って、人間がパイロットとして搭乗する有人兵器です。MSには多くの機種があり、重力下の地上でしか使えない機体と無重力の宇宙でしか使えない機体があればどちらも運用できる機体も存在します。また変形して飛行することができる機体もあります」
「あの時変形した機体がそうなんですね」
「はい、そうなります」
「ご丁寧にありがとうございます」
ゲンは一通り説明は終わらせて席に座る。
「MSの機体のスペック及び武装等はこの世界に大きな変化をもたらす可能性があるとして明かすことができない。その点は了承してもらいたい」
「・・・分かった」
「では次に、そちらからこの世界について教えていただきたい。我々はこの世界の情報が全くなくて途方に暮れている最中なんだ」
「私でよければ説明させてもらう」
続いて織斑千冬による、『インフィニット・ストラトス』が存在する世界の説明が始まる。
太平洋上空。
ノーベンバー小隊と巡回を交代したシエラ大隊のリゼルは4機編隊で飛行していた。
<こちらペガサス・コーウェン、現在艦長達が会談を開始しました>
<シエラ1了解、こちらも現在異状はない>
リゼル指揮官機の隣にシエラ2のリゼルが隣接する。
<隊長>
<どうした?>
<空を見てください、これ結構荒れるんじゃないですか?>
リゼルのパイロット達はメインモニターでオートパイロットのルートを更新し全天周囲モニターの上を見る。
徐々に雲が空を覆っていき、周囲が暗くなってくる。
暫くすると雷が鳴り出し、風も強くなってきていた。
<こりゃ嵐になるかもな>
<機体に雷が当たるとヤバイですよ>
<そうだな。ペガサス・コーウェン、こちらシエラ1。太平洋上空の気象に変化あり、強風に雷、嵐になる可能性がある。飛行に支障が出るため、機体の保護も兼ねて帰還する>
<こちらペガサス・コーウェン、了解。直ちに帰還してください>
<了解、シエラ小隊帰還するぞ>
<<了解>>
4機のリゼルは隊形を崩さす進路を艦に向けて帰還する。
太平洋上の気象は徐々に悪化、雨が降りだし雷が鳴り響いた・・・。
読んでくれてありがとうございます!
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