銃は剣より強し   作:尼寺捜索

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31話

 世界中の重鎮が糸が切れたように倒れてから四時間後。

 

『動くんじゃねぇ!! 許可なく一歩でも動きやがったらぶっ殺す!!』

『ひっ、ひいぃぃ! な、なんだコイツら!?』

 

 静謐な病院に突如として鳴り響く暴力の音叉。杖を突く者。車椅子を曳く者。腕を包帯で吊るしている者。彼ら全てが愕然と口々に叫び出す。

 しかし非常時に対し心得を持っていた受付の者は勘づかれる前にカウンターの下に設置されている非常ブザーを起動した。それは警察へ通報するものではない。彼らより迅速に動けて、強力で、頼りになる存在へのSOS信号なのである。

 

「一体何事?」

『わかりません!! 武装した連中がこの病院を占拠したそうで……!』

 

 薬師病院の中枢・院長室へ駆け込んできた看護師の言葉に目を細めたのは薬師キリコ。齢18にして世界一の医者として知られている伐刀者だ。

 ちょうどまさに外出する支度を整えた時に舞い込んできた凶報に、忌々しそうに顔を歪める。

 

「全く。あっちこっちから呼ばれてる今来なくてもいいじゃない。こういう時だからこそかしら」

 

 全世界で同時多発した謎の昏倒の報せと共に《特別招集》を受けていたのだ。

 前代未聞の恐慌を前に嫌な予感をひしひしと感じていたキリコは密かに天を呪う。そして、一度深く瞑目して頭の中を平静にした後に、報告に来た看護師に指示を飛ばす。

 

「貴方はそこのデスクの下に身を隠して奴らの目から逃れ、外部と連絡を取りなさい。私の携帯と常に通話状態にして状況を共有して頂戴」

『わかりました。院長は……?』

「私は接待してくるわ。奴らの用事は恐らく私だから。それよりも早く。直にここに来るわ」

 

 看護師が隠れたのとほぼ同時に院長室の扉が乱暴に開け放たれた。その奥には何人もの荒くれ者が犇めいていた。

 

『薬師キリコはいるか!!』

「それは私ですが……診察でしたら受付の方で行なってください」

『この病院は我々が乗っ取った! 患者たちも全て人質に取った! 下手な事は考えるなよ……!!』

「なんですって……!」

 

 面食らったように目を剥くキリコ。内心で背後のデスクに気取られないよう注意しながら、狼狽えた仮面を被り続ける。

 

「……わかったわ。言うことを聞く。あなたたちの用件は?」

『アンタに治してもらいたい奴がいる。ソイツさえ治してくれればここには用無しだ。すぐに退いてやる』

「案内して頂戴」

『その前に!! アンタの身を検めさせてもらおうか。電話でも隠し持たれてちゃあ困るからなぁ!!』

 

 その言葉にデスクに隠れる看護師の心臓が跳ね上がる。

 ここで見つかってしまうのは非常にまずい。キリコは今現状を知った体裁でいる。通話状態の携帯電話が見つかってしまえば病院ジャックを事前に察知していたことがバレてしまい、そのことを知らせた者がいることまで知られてしまうことになる。直接知らせに来た者がいると踏んでこの部屋を捜索する可能性が生じるし、気を荒だてて人質の患者を殺し始めるかもしれない。

 しかしキリコは、

 

「ご自由にどうぞ」

 

 声音は控えめに、されど後ろめたさは微塵も感じられない自信を秘めた返答をした。

 男は背後の部下に銃を構えるように指示し、下卑た笑みを浮かべながら顎をしゃくった。素直に両腕を上げると、男は容赦なくキリコの体をまさぐり始めた。

 

『ケッケッケ……ガキのくせに立派なもんを持ってるなぁ? えぇ? 持て余してんじゃねぇのか?』

「……」

 

 男の挑発に反応せず眉一つ動かさず受け入れるキリコ。その様子に面白くなさそうに鼻を鳴らした男は隈なくボディチェックした。

 

()()()()()()()()()。そのまま俺について来い。患者に引き合わせる』

 

 無言で頷いたキリコは男たちに挟まれながら退出した。

 魔術で()()()()()()()()()()()携帯電話に施した防水コーティングで通話が切れていないことを祈りながら、少しでも情報を引き出すためにリーダー格の男に話しかける。

 

「あなたたち何者? 見たところ日本人ではないようね」

『《解放軍》と言えばわかるか?』

「ついこの間もテロを起こしていた気がするけど」

『どこのテロのことかわからねぇな』

 

 道のりが長いのと、キリコの身に盗聴器がないと自身で確かめたからだろう、存外口答えをする男にキリコは一歩踏み込んだ質問を投げかける。

 

「そう。お仲間さんが怪我をしたのもそのせい?」

 

 男はジロリと睨んで頭を振った。

 

『違う。知らねぇ間に()()()()()()()

「殺されてた……?」

『脳に弾丸がぶち込まれたみてぇなデッケェ穴が空いてんだよ。俺らにはよくわからねぇが、たぶん脳死って奴だ』

「……なるほど」

 

 医療が発達してきた今日、大概の部位の治療を行うことが出来るようになったが、脳は未だにブラックボックスであり治療は極めて困難な部位だ。優秀な水使いの伐刀者を抱えた国立病院に担ぎ込んでも経過を見ることしか打つ手が無いだろう。

 しかし、《白衣の騎士》たるキリコならばあるいは。そんな彼らの思惑は正鵠を射ていた。

 

「あなたたちの言う脳死がどの段階にあるかはわからないけれど、運が良ければ治せるわね」

『そうか……! なら安心だ』

 

 胸をなで下ろす男を見て、コイツは組織の上層部に命じられて動いているだけの下っ端であることを確信する。腹の探り合いもあったものじゃない。これならば医師会の面々とやり合っている方がまだ緊張感を持てるというもの。

 しかし患者が人質に取られていることに変わりない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、何がきっかけで人質を見張っている者へ伝わるか不明な以上、しばらくは言いなりになる他なかった。

 

「生命維持装置は着けているのかしら?」

『あぁ。だがウチの先生が言うには二度目の《暗闇の波》が観測されたとかなんとか……』

「脳細胞が崩壊し始めている状態……観測したのはいつくらい?」

『四時間くらい前だ』

「……装置を着けているとは言え、かなり厳しい状態ね」

『ほ、本当に治せるんだろうな!? 治せなかったらすみませんじゃすまねぇぞ!!』

「もちろん最善は尽くす。たとえ犯罪者だとしても私の患者(クランケ)になった以上は全力で救うわ」

 

 それが人質に取られている患者たちの安全に繋がるのならば尚のことだ。その言葉に勇気付けられたように前を向いた男は、遂にその足を止めた。

 そこは薬師病院に数ある手術室の一つだった。扉は開かれており、中には大きな装置に収められた少年と、彼を囲む三名の勤務医、その後ろに銃器を構えた男たちがいた。

 医者たちはキリコの姿を見て青ざめていた表情を和らげた。どうやら生命維持装置の繋ぎを強要されていたらしかった。

 

「ご苦労様。もう休んでいいわよ」

『あ、ありがとうございます……!』

『おい! ふざけたことをぬかすな!! 万全の状態で臨め!!』

「素人が口を挟まないでくれるかしら。ここは手術室よ。この子を助けたいのならば私の言うことを聞きなさい」

 

 先ほどまでの雰囲気が一変したキリコに気勢を呑まれる男たちに目もくれず、術を施していた医者たちに魔力を解くよう指示した。彼らの魔力がキリコの手術の邪魔になるからだ。医者たちのバトンを受け取るようにすかさず己の魔術で少年の全身を掌握した。

 

(やはり脳細胞のほとんどが崩壊してしまっている……壊死(ネクローシス)を迎えた脳の治療は初めてだけど、やるしかないわね)

 

 キリコはそっと手を少年の頭に添え、一気に魔力を解き放った。

 

「《手術(オペレーション)》」

 

 強烈な閃光が迸り、やがて少年の頭部を円形に覆っていく。外部からでは何をしているかわからない《解放軍》の男たちは固唾を飲んで見守るしかないが、服の上からでも血の流れからリンパの流れも読み取れる医者たちは己の命が危険に晒されている状況を忘れてその施術に食い入る。

 死滅した脳細胞を抽出し、分子単位までバラバラに分解。かろうじて正常な脳組織を参照しつつ数十億から成る脳細胞を一から再構成する。

 無論、この術中は頭の中は文字通り空っぽなので、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 これらを同時並行で行いながら正確無比の速攻の執刀を行う。キリコと同じ水使いの伐刀者だからこそわかるその神業。自分たちが生涯を費やしても辿り着けないであろう神域の境地である。

 

 一方で、手術しているキリコは目の前の症状に強い狐疑を抱いていた。丁度後頭部から喉仏にかけた部位が何度作り直しても死んでしまうのだ。

 

(まるで()()()()()()()()()()()()と言わんばかりね。この傷を付けた人は因果干渉系の能力者だったのかしら。運命付けられていると言っても過言じゃない)

 

 何種類ものアプローチを試みているものの、その悉くが失敗に終わってしまう。こんな症状は初めてなのでさすがのキリコも面食らう。

 

(もしそうであるならば物理的に治すのはお門違いになる。おそらく傷を付けた人の方にアプローチしなくちゃダメね)

 

 高速で演算し続ける脳内の片隅に会話する程度のリソースを確保して口を動かす。

 

「確か、知らない間にやられていたって言ってたわね。その犯人は見つかったの? または犯人の心当たりは?」

『え? いや、見つかってねぇよ。心当たりは……まぁ、腐るほどあるが、少なくとも現場にはいなかったはずだ』

「どうしてそれがわかるのかしら」

『俺らのアジトに侵入して誰にも気付かれずにソイツをぶっ殺して、また誰に気付かれずに逃げおおせるなんざ《比翼》くらいしかいねぇよ。その《比翼》は当時からずっと日本(こっち)にいたことが確認しているからあり得ねぇ。だからそういうことになる』

「遠距離からの狙撃とかは?」

『ソイツがぶっ倒れてたのは窓のねぇ地下の密室だ』

「まさしく密室殺人ね」

 

 そうなると、その犯人はますます因果干渉系の能力者である可能性が高まった。

 たまたま能力発動の条件に噛み合ってしまったのか、はたまたこの少年に強い怨みを持っていたか。

 そこまではわからないが、とにかくこの少年を死の状態で確定させる力を持っていることは間違いない。

 

 気になるのは死滅し続けている部位が司る機能のほとんどが『性格』や『思考』であることだ。それ以外の機能はほぼ復元出来たのだが、この部分だけは頑なに殺され続けている。これの意味するところは果たして……。

 この少年の『性格』や『思考』は、復元できた脳組織が本来想定しているはずの働きを担う部分であるため、全体像から逆算し実態を浮き彫りしたので、どういった思想の持ち主であるかは把握している。

 しかしそれをそのまま復元するとやはり死滅してしまう。なので、実験的に全く違う『性格』や『思考』を演算する脳組織を代替品として挿入すると────

 

壊死(ネクローシス)を起こさない……!)

 

 すんなりと一つの脳として構成出来てしまったのだ。だがこれにキリコは却って頭を悩まされることになる。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?)

 

 頭部に強いショックを受けた場合や、心的外傷(トラウマ)により性格に歪みが生じたケースは決して珍しくないケースだ。後者は過酷なリハビリが必要になるが回復の見込みはある一方で、前者はその限りではない。脳そのものにダメージが浸透してしまっているため回復は困難だ。

 だが命あることに変わりなく、性格が変わってしまった状態でも『治療完了』として受理されることがままあるのである。

 

 だが、今回はどうだ。元の性格を完全に復元出来るという前提があるのだ。その後に厄介な問題が付き纏うだけで、これを避けるために次善策を取るか否かは患者とその関係者の考え次第だ。

 本来ならばちゃんと場を整えた所でやるべきことなのだが、そうも言っていられない状況だ。キリコは極めて慎重に言葉を選びながら男たちに問う。

 

「落ち着いて聞いて欲しいのだけど、この子の治療はほぼほぼ完了したわ」

『ほ、本当か!』

「けれど一つ問題があるの。この子の『性格』や『思考』を司る部位を完全に復元することは厳しいわ。つまり治療後のこの子は、あなたたちの知るこの子とは別人になる可能性が極めて高いわ」

『何だって!? それってどれくらい違うもんなんだ……!?』

「正反対ね。この子の本来の性格に近しいものは全て弾かれてしまうから」

『マジかよ……』

「仮に違う性格で復元した場合にも問題がある。それは記憶や思想の齟齬と、霊装の性質が変化する恐れがあるということ。前者はこの子に多大な心的ストレスを与える可能性があって、本人にとって相当な負担になるわ。後者は魂の構成要素である『性格』や『思考』が変質したことによって、どんな影響があるか私にも予測はできない」

『それは困る!! ソイツを治してほしいのはソイツの霊装があってのことだ!! そこを完璧に戻してもらわねぇと意味がねぇ!!』

 

 その言葉にキリコは一瞬目を鋭くしたが、瞑することでそれを隠した。

 

「……なら、治療法は一つしかないわ。私がこの子の脳の代わりになる」

『それには何か問題はねぇのか?』

「二つあるわ。一つは私とペアリングしていないといけない関係上、この子は私の側から離れることが出来ない。今まで通りの自由な生活は不可能ということね。二つは万が一私に何かがあった時、この子も共倒れになること。そうなったら本当に救いようがなくなるわ」

『……霊装が変になっちまうよりかはマシか。わかった。それで頼む』

 

 キリコはある患者を診て以来、能カと判断の及ぶかぎり患者の利益になることを考え,危害を加えたり己の利益を目的で治療することはしないという信念を掲げ、これを全うし続けてきた。

 この治療が果たしてこの少年のためになるのか不安は尽きないが、必ずこの少年の利益になるようにしてみせる決意と共に《手術(オペレーション)》を終了した。

 

 その数秒後、少年はゆっくりと瞼を開け、上体を起こした。

 

『おぉ……!!』

『本当に生き返りやがった……!!』

『ウチの先生が匙を投げたってのに、たった十数分で……さすが《白衣の騎士》だな……!!』

 

《解放軍》の面々から喜びの声が上がる中、当の少年は呆然と己の手を見つめ続ける。

 

「……コレが、『死』、かぁ……」

 

 掠れた声で呟いた少年は、次第に体を震えさせ始めた。カタカタと踵が手術台を叩く音が徐々に大きくなっていき、顔面を蒼白にさせ、歯茎をガチガチと鳴らしながら身を縮めこませた。

 その尋常ならざる様子に次第と《解放軍》の声が萎んでいくが、本人はお構いなしだった。

 

「頭の中がグチャグチャになって、息の詰まるような真っ黒な暗闇の中で……!! 肺と喉がずっと空気を求めて口を開けてるのに虚しく空気を入れることが出来なかった……ッ!! 手足も筋肉も動かなくて、息もできなくて、叫んで、顔をかきむしって、泣き喚いても動かなかった……!!」

 

 吐き出されるように出てくる言葉の数々が少年の恐怖を物語る。目が目まぐるしく回り、細い指が髪をめちゃくちゃにかきむしり、息が不規則に繰り返される。

 キリコがマズイと判断するよりほんの僅か。すっと混乱が止まった少年は呆然と呟く。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 次の瞬間、凄まじい閃光が少年の体の内側から放たれた。真っ白に塗り潰される視界の中で、キリコは少年とのペアリングが完全に途絶えたことを感知した。

 視界が回復した時、既に少年の姿はどこにもなかった。消えた少年の体を探そうと病院内全域に魔力を走らせたキリコは愕然と天井を見上げた。その視線の先、虚空の彼方から少年の声が響き渡る。

 

『アハ アハ アハハハ。そうだよ、そうだよ! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!』

 

 狂乱の叫びの中キリコは歯を噛みしめる。

 

「待ちなさい! まだ治療は終わってないわ!」

『いいや、終わったね! キミはボクの性格を直してこの世界に生きやすくしようとしてたみたいだけど、そういう『普通』の押し付けが一番嫌いなんだ!! お前たちの『普通』は普通じゃないんだよ!!』

「押し付けじゃないわ。あなたの納得のいく形に沿うものを見つけたいのよ!」

『そうだね。ボクの性格を変えずにあの地獄から救い出してくれたんだから、確かに押し付けじゃあなかった。訂正するよ』

 

 その言葉と共に《解放軍》の連中が一様にガクンと頭を垂れて不気味に停止した。彼らの穴という穴から無数の糸が張り巡らされているのを、キリコは把握した。

 

『だからキミがボクの『普通』に寄り添おうとしてくれたお礼として、ボクも一度だけキミたちの『普通』に寄り添ってあげる。約束通りキミたちには手を出さずに立ち去るよ。本当は全部メチャクチャにしてあげたいけど、キミたちの言う優しさってこんな感じなんだろう?』

「……惜しいわね。それは脅しと言うのよ」

『アハ アハハ。そっかぁ、ボクには違いがわからないや』

 

 可笑しそうに笑う少年は心底不思議に思う。この医者ならば自分に支配されることはない。糸を潜り込ませても、そこから逆に操り返すことすら出来るだろう。自分の安全は確保出来ているのにどうしてそれを選ばないのか。他人がどうなったってどうでもいいじゃないか。

 それがわからないからボクは迫害されるんだろうなと結論づけ、操り人形たちに仰々しいお辞儀をさせた。

 

『それじゃあ凄いお医者さん。また何処かで会ったらよろしくね』

「次に会った時はメンタル診断の時か、あなたを『普通』に作り替える時よ」

 

 今回は医者として名も知らぬ少年を救ったが、今は少年の事情を知りその悪性を認めた魔導騎士の立場にある。医者でありながら騎士でもあるのは中々難しい問題なのだ。

 

『うへぇ……。なら会わないようにしなきゃね』

 

 キリコならば本当にそれが出来てしまうと身をもってわかっているからこそ、少年は心底嫌そうに呟いた。

 

 こうして世界中で同時多発した昏倒事件は解決したのだった。

 


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