なので今回はすっごく短いうすしお味な投稿です。ライダーさんの活躍を期待してた人達はすまんやで。
5月 5日 晴れ
イリヤちゃん達と逢った日から一夜明け、学校も終わった放課後。学校の図書室で静かに本を読むえっちゃんの横顔を見てニヤニヤするという至福の時間を過ごした俺に待っていたのは『今夜0時 高等部の校庭まで来るべし 来なかったら■■ 帰ります』という脅しの文章が雑に塗りつぶされた簡潔な命令書だった。折角、幸せな気分に浸っていたのに……バゼットさんもアレだったけど凛ちゃんは凛ちゃんでやっぱりおっかないなあ……
「あすのくん、どうします?しょーじき、もう帰ってゴロゴロしてたいですし、ブッチしちゃう?」
えっちゃんの言葉を聞いて、あー、俺も帰ってえっちゃんとゴロゴロしてーなーと一瞬、流されかけたが、物理的に消される可能性があるためグッと堪えた。とはいえモチベーションは限りなく低かった。
なにせ、今回相手する事になるのは、原作で不意打ちの当たるゲイ・ボルグで倒された黒化ライダー――ちゃりん娘ことメドゥーサさんだ。流石に黒化エミヤよりかは強いだろうけど、あっさり倒されたイメージが強すぎて特に怖いとは思えない。初手で
戦闘経験を詰ませるためにイリヤちゃんが前に出て戦う事に(凛ちゃんの独断で)決まり、俺と凛ちゃんは物陰に待機。危なそうな攻撃だけえっちゃんが防ぎ、最終的には乱入してきた美遊ちゃんの当たるゲイ・ボルグによって特に波乱も無く、黒化ライダーは倒された。是非もないよネ!
美遊ちゃんこと美遊・エーデルフェルト。カレイドサファイアの力を借りて魔法少女として戦う彼女の正体は平行世界からやってきた「生まれながらに完成された聖杯」……らしい。プリヤが完結する前にこの世界に連れてこられたから詳しい事は知らん。ドライ編はまだまだ完結しなさそうだったから多少こっちに来るのが遅くても関係無かっただろうけど。
そういえば、美遊ちゃんはいつぐらいにこっちに来たのだろうか?学校の帰りなんかに軽ーく探してみたけど結局見つからなかったからなあ……美遊ちゃんが行く当ての無い生活を何日か過ごすって知っていたのに、保護できなかった事には今でも申し訳なく思っている。
やっぱり原作を大きく改変する事は出来ないのだろうか?俺が出来るのはきっと用意された舞台の中で最善を尽くす事だけなのだろう。まあ、ルヴィアさんに無事に会えたみたいだし良かった良かった。今度会った時にアイスでも買ってあげて許してもらおう。
そんな訳でイリヤちゃんとの初共闘は危うげなく終わった。とはいえ次の戦闘はガン待ちで神代魔術ぶっぱしてくるキャスターのやべー奴と魔力の霧でビームを弾いて、聖剣でビーム撃ってくるセイバーのやべー奴で連戦になる。……黒化セイバー戦はともかく、黒化キャスター戦は飛行能力も遠距離攻撃も無い俺とえっちゃんが置物になると思うからあんまりイリヤちゃんがこっちに頼り過ぎるのも良くないんだよなー。そういう意味では今回の殆ど原作通りに進んだ戦闘は都合が良かった。
さて、前述の通り、次回は負けイベだ。俺達に出来る事は無いので何も考えずにやられに行こう。……いっその事、本当にサボってしまってもいいかもなあ。
……それはさておき、今日の戦闘が物足りなかったのか、さっきから日記を書いている俺の背中に張り付いて「かまえー、かまえー」とえっちゃんが絡んできている。
俺の
いずれ終わり往く旅路。俺を送り込んだ奴は今頃どんな顔をしているのだろうか?いきなりこんな事に巻き込まれた恨みこそあれ、えっちゃんと巡り合わせてくれたという事実だけでそんな些細な事は無視できる。せめてもの礼として、俺達の旅路が彼の期待に応えられるような楽しい物語になっているといいのだけども。
……まあ、いっか。応えられてなくても。人でなしの考える事は人には分かりませんっと。えっちゃんといちゃいちゃする事に比べたら、遥かにどうでもいい事だからネ!そんな訳でえっちゃんに構うので忙しいから今日の日課終わり!
もはや伏線を隠す気が無いスタイル。