これでつきひライフは終わりです
阿良々木月火と言えば僕の小さい方の妹でもあり、兄妹の中でも一番大人じみていると両親から太鼓判を押される様なそんな羨ましくもあり、同時に愛すべき僕の妹である
そんな妹だが、ある時を境に色んな分野に手をつけ始めている
例えば剣道、料理、裁縫、掃除、そしてプロデュース
嫌、プロデュースといっても所詮友達を学校に馴染ませるような簡単な物だったが
しかしそのプロデュースのお陰で1人の少女が僕と妹の頰にキスをするぐらいには大胆になっているのだから、妹のプロデュースは成功したと言えるだろう
まぁキスといっても家族同士のキスといっていたが
そんなその気になれば何でも出来そうな妹・・出来るであろう妹は今、僕の部屋で勉強を教えている
もう一度言おう僕が妹に勉強を教えられているのだ
「な、なぁ月火ちゃん?どうして君はもう高校生3年になる・・というか何で高校生の勉強がわかるんだよ!」
「えー、こんなのコツやら、方法さえわかればできるじゃーん、あ、お兄ちゃんそこ間違ってる」
「おー、すまんな妹よって違う!お前はあれか!?やっぱり何でも出来ちゃうのか!?」
「何でもは出来ないよ!出来ることの範囲を伸ばしてるだけだよお兄ちゃん?」
「広げすぎなんだよお前は!って普通もう直ぐ中2の奴が出来る問題じゃないし!」
「え〜まぁ細かい事は良いじゃないお兄ちゃん!ほらやったやった!」
「どうして春休みにもなって勉強なんかしなきゃいけないんだ・・・」
「だってお兄ちゃん、もう3年生だよ!?大学受験もう直ぐじゃない!も〜こんなにも妹が頑張ってるのに!プラチナムカつく!」
「あー!分かった!だからそんなに怒るなって月火ちゃん!ほらこれどうやってやるんだ?」
「うむ!そうやって素直に聞くのはいいぞ!くるしゅうない!」
「文脈がおかしいだろ!ってうわ!超偉そう!」
「だって教えてるの私だし」
正論デアル
「・・・まぁいいや、ほら茶番はこれぐらいにして教えてくれよ月火ちゃん」
「うん、じゃあこれはね・・・」
とまぁ、こんな感じで色々と妹には世話になっているのである、兄して恥ずかしい限りだがそんなプライドはとっくに捨ててしまったのだ
そんなこんなで、春休みもそろそろ中盤に差し掛かったある日、僕が羽川翼と出会った日でもあり、丁度月火ちゃんも剣道で少し遅くなったある日、僕は唐突に買いたくなってしまった、何って?聖書(意味深)だよ・・月火ちゃんがいない今僕は安心して買いに行けるのだ!自転車では足がつく可能性があるので徒歩で行く事にし、本を買いに行った帰りで僕は見てしまった、そうあの吸血鬼に、僕が一生をかけて共に歩むと決めた吸血鬼に・・あってしまったのだ
「火憐だぜ!」
「月火だよ〜」
「「2人合わせてファイヤーシスターズ!」」
「そういえば月火ちゃん?」
「ん?」
「いつの間にあんな頭良くなったんだよ!ずるいぜ!」
「まぁ、私は参謀担当だから!頭がよくちゃいけないんだよ!」
「成る程!納得だぜ!」
「納得しちゃうんだ・・・」
「ここでクイズ!」
「クイズ!」
「お兄ちゃんと花の共通点は何でしょう!」
「意味わからん!」
「「次回こよみヴァンプその1!」」
「正解は何かに頼らないと生きられない!」
「誰だってそうだぜ!?」
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