阿良々木月火は完璧な妹を目指したい   作:月日火

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遅れてしまい申し訳ありません
傷物語を何回も見直していました
やっぱり良いですね傷物語
今回は月火視点からスタート


こよみヴァンプその1

3月24日、その日もその日とて何でも無い1日になる筈だったと未だに私は思う、幾らこの記憶が本物だとしてもそれが現実に起こるとは限らないという常識が覆されたのもその日が境だったと思う、でも実際に起こってしまった、あの記憶では一生会う事も無かったある人に私は出会って・・・嫌それも自業自得だと思うけども、兎に角これから先の私の人生を変える境目だという事を当時の私は知るよしも無かったのである

それはお兄ちゃんにとっては耐え難い程の傷の物語であり、私にとっては自分を変えさせる変化の物語である、題名するなら・・・変物語?って誰に向かって言っているだろうね?私?

 

3月24日、その日はお兄ちゃんの学校の終業式だったと私は記憶している、何故って?お兄ちゃんが朝を珍しく早く起きていたからこんなに珍しい事は学校が長期間休みになる事ぐらいしか私は知らないのである、お兄ちゃんの起床時間を把握してる私、やっぱり天才!

さて当然な事は置いといて、最近私達ファイヤーシスターズも少し忙しくなっている事もちらっと言って置こう、最近の依頼は専ら『あの噂の吸血鬼はいるのか調べて欲しい』って事なんだけど、これが結構難しい依頼だったりする

実際に会ってそれを報告した所で信用はされないだろうし、会って無いと報告すれば、自分で見に行くと十中八九言っちゃうと思う、此れには実戦担当の阿良々木火憐・・つまり私の姉である火憐ちゃんも多少頭を抱えていたが、考えても欲しいが火憐ちゃんは基本的にアホの子である、なので

 

「まぁ〜吸血鬼をあたしの手でボコって見せれば良いか!」

 

なんて、おバカな事を言いだすものだから・・私はこう言ってみた

 

「でもね火憐ちゃん、吸血鬼は昼に弱いし、太陽なんて天敵だから吸血鬼は出てこないでしょ!夜なんてもってのほかじゃ無い!」

 

ってね?

そしたら

 

「あ〜そっか!そこを失念してたぜ〜うーん」

 

とうなり始めたのでトドメの一撃

 

「そもそもだよ、その吸血鬼さんが悪者なら私達は正義そのものとして戦わなきゃいけないけど、まだそんな被害は出てないっていうしもう少し様子を見てみない?もう少しこれが嘘の噂だったら私達働き損じゃない?ね?」

 

「それもそうだな!流石月火ちゃん!参謀担当!」

 

とまぁ丸め込めてしまったのである、でも見つけた時はその時はとても大変だろう、私の記憶が本物なら、吸血鬼の名前はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼・・・だと思う、私のこの記憶は何の為に与えられたのか、何の目的で与えられたのかは未だに分かっていないが多分これは一生かかってもわからないと断言しても良いだろう、というか分かってしまうとかの話の流れが完全に壊れてしまうので・・・って何の話?

 

そんなこんなで依頼は保留にして、私は6時からある剣道の練習の準備をしていた時にお兄ちゃんに忘れようとしてたあの話題がまた出てきたのである

 

「なぁ月火ちゃん?吸血鬼の噂って知ってるか?」

 

「うん、今中学生の女子でも結構話題になってるし、ファイヤーシスターズにも依頼としてきてるし・・・ってか新しい話題に疎いお兄ちゃんが良く知ってたね?誰かから聞いた?」

 

「今回は事実だから黙るけど僕は元々話題には食いつくタイプなんだぜ?まぁ大体あってるから良いか・・・」

 

「で、誰から聞いたの?友達が居ないお兄ちゃん」

 

「僕をさり気なく貶すな!大体は僕は居ないのじゃなくて、作らないだけだ!」

 

「まぁまぁ、誰から聞いたの?」

 

「あ〜まぁお前が聞いても分からないだろうし、特徴だけ、三つ編みで眼鏡で何となく優しく雰囲気の奴、あ、これなら解るか?全国模試一位の奴」

思考する、全国模試・・・あ、そうかあの人か

 

「うぅんと・・・あ、もしかして羽川翼さん?」

 

「・・・まさか、本当に解るとは思わなかったがまぁ良いか・・・って月火ちゃんもう良い時間じゃないか?」

 

「げぇ!もう!お兄ちゃんのせいだ!プラチナムカつく!」

 

「急に怒鳴るなよ!おら、行ってこい月火ちゃん」

 

「行ってきます!」

 

 

剣道の練習はいつも通りの厳しいものだったけれど、もう4年も経つと慣れるもので、以外に楽しくなってしまう自分がいたりもする、なんだか腹立たしいけれども仕方ないと思う

そんな練習を終え帰りの途中、妙に不思議な雰囲気になっている私、なんだか変な奴だと思われるかもしれないけれどなってしまったものはなってしまってたので、それはきっとそうなのだろう、ふと上を向いてみるなんだか暗いようにも感じるが気のせいだと先を進むと一本だけ電気が付いてるものがある普通ではこんなに一片に故障するのは少し不可解だなと

そんな事を思いながら

そんな事を思いながら私はその道を歩いていた

流石にもう8時をまわっているので成るべく早く帰る事を心掛けて、ちょっと走って帰ったりしようとして・・・

 

「うぬ」

その矢先に掛けられた声、なんだか古風な呼びかけに思わず立ち止まってしまった、その矢先私は絶句した

やっぱり私の記憶は間違いなく未来の記憶だという事を決定付けるその人物、

唯一灯りがある街灯の下、その明かりの中にその『彼女』がいた

 

「儂を・・・助けさせてやる」

記憶の中と同じ、やっぱりこんな田舎町には似合わない金髪に冷たい目、なんだか中世のヨーロッパの様なドレス、しかしそれはかなりボロボロでかつてあった様な煌びやかさは消えている

 

「聞こえんのか・・・。儂を助けさせてやると、そう言うておるのじゃ」

そう睨みつける彼女、記憶とやっぱり同じく疲労困憊で四肢は切り落されている、そんな記憶のお陰で驚きはあるにせよ、やっぱり恐怖は其処まで無いのである、だからこそ・・・ただ冷静に

 

「どうやって?四肢がなんでか切り落とされたような跡があるし、幾ら天才の月火ちゃんでも手脚を・・・こう・・バァ〜!と治すことは出来ないけど?」

 

「む・・唯の人間がこんな惨状を其処まで冷静だとなんだか新鮮じゃな・・まぁ簡単じゃな、ぬしの血を寄越して貰えばそれでいい」

 

きた、この要求、私の渾身のボケをスルーされたのは置いておいて・・・どうしようか、私は早く帰りたいし、この人を無視してもいいけどファイヤーシスターズとして、そして私一個人としてこの人は助けたいのである、やっぱり恐怖もあるが・・・この後私はどうなるのか大体は予想が付いているしやって助けたいのは一つ、そんな事を思っていると、彼女は既に私が知っている自己紹介をしてきた

 

「我が名は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード・・・鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼じゃ」

 

鋭い二本の牙を見せながら、ボロボロの服で彼女は高飛車に構えて言った

 

「うぬの血を、我が肉として呑み込んでやろう。じゃから・・うぬの血を寄越せ」

 

「吸血鬼・・・って事は不死身じゃないの?だったら再生できるんじゃ?」

 

「血を失いすぎたのじゃ、再生も出来ない、よって・・このままでは死ぬ」

 

「・・・」

 

「取るに足らん人間が、我が血肉となるのじゃ光栄に思えよ、小娘」

 

・・ちょっとムカっとした、記憶の中と全く同じ頼み方といえこの頼み方は少し無いと思う、なので・・

 

「その頼み方なら駄目、それじゃあね」

 

ちょっと悪戯をしてみた、すると・・・

 

「へ・・・?」

 

やはりというのかなんというか、やはりキスショットさんは慌てだした

 

「まぁ、頑張ってね、バイバイまた会えるといいね、ハートアンダーブレードさん」

 

そのまま家に向かって歩き出した

 

「う・・嘘じゃろ?」

 

無視して歩く、私は求めているのはその先の言葉である

 

「助けてくれんのか・・・?

 

無視・・・

 

「い、嫌だよお・・・」

 

無視・・・なんだか泣き声が聞こえた気がするけど、私のSの心が振り返るのを許さないから仕方ないよね?

 

「嫌だ、嫌だ、嫌だよお・・・、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくないよお!助けて、助けて、助けて下さい!、お願い、お願いします!、助けてくれたらなんでもしますからぁ!」

 

・・・・きた、立ち止まって私は言う

 

「今・・・なんでもって言ったよね?」

 

「ふぇ?」

 

「もう1度だけ言うよ・・本当になんでもするの?」

 

今更言って後悔する、これでは私は正義では無く悪では無いかと、でも走り出した心は止まらない

 

「う・・うむ、なんでもするぞ!だからお願いします・・・助けて・・」

 

「じゃあさ・・・」

 

この人にあったら言ってみたかった事がひとつだけある

 

「私とお友達になってくれない?」

 

人類史上絶対初めてだと思う・・怪異と友達になれとしかも吸血鬼に友達になろうなんていう人は、そして勿論キスショットさんも・・・

 

「・・・・は?」

 

当然ながら唖然していた

 

「おい・・お主正気か?儂は吸血鬼じゃぞ?その儂に友達になれと・・・ふふふふふははははぁはははは!」

 

「こんな事を言われたのは500年生きたが生まれて初めてじゃぞ・・・」

 

「やっぱり駄目かな?」

 

「嫌・・・儂は存外ぬしを気に入った・・血を吸う事を引き換えなら安いもんじゃ、良いじゃろう友達とやらになってやる」

 

「そ、ありがとキスショットちゃん!じゃ、早速ゴー!」

 

「そんな言われ方も、その態度も儂にとっては本当に新鮮じゃな・・だが、ありがとう・・・」

キスショットちゃんが私の首に噛み付く・・・が

 

「まっず!」

 

そう言いながらキスショットちゃんは私は首から3分の1ほど血を吸って牙を離した

 

「な、なんじゃこれは・・幾らなんでもこれは飲めんぞ・・・」

 

「へ?」

 

「気が変わった、お主のお陰で少しは回復したがこんなに飲めないんじゃ意味がない、もう帰るが良い」

 

「え、え〜と、なんかごめんね?」

 

「気にするでないと言いたいがそうも言ってられん、このままでは本当に儂は死んでしまうぞ・・・死ぬのは嫌じゃ・・・」

 

「・・・」

 

予定外でなんだか可哀想だったので、ちょっとだけ私の記憶を開示してみようと思う、でもこれはもう記憶とは随分変わったし信用出来るものでは無いけれど・・・でも友達が困っているのだ、これぐらいはしよう

 

「キスショットちゃん、これからもう少ししたら人が来ると思う、その人には私の事を絶対に言わないで、此れは絶対だよ」

 

なんだか文脈が可笑しいが即興で出したので仕方ない、勿論はキスショットちゃんは疑いの目を向ける

 

「それは本当か?」

 

「うん、本当、信じてよ友達でしょ?」

 

「会って数分の友達じゃが・・まぁ良い」

 

「信用するぞぬしの事を、理由はわからんが色々と予想外な事をするぬしじゃその言葉も真実なりえるじゃろう」

 

「まぁ、藁にもすがる思いじゃがな・・・小娘、行く前に名を教えろ」

 

「阿良々木月火、何処にでもいる唯の中学1年だよ」

 

「何処がじゃ・・・」

 

「また明日くるね!」

 

「じゃあの、月火・・」

 

 

 

「元気でな・・・」

 

 

随分と都合が良いことが起こりすぎて、なんだか不気味でもあるが起こってしまった事はどういう事をもってしても変えられない事でもある

物語は始まり、書き手によって同じタイトルでも大きく変わってくる

此れは皆様が知ってる物語ではない、これはifであり、違う世界線でもあり、絶対に起こり得ない・・・想像上だけの物語でもある

ってやっぱりおかしくないかな?私?

まぁともかく私は私の物語をこういう形で、やっていく

それが私・・・阿良々木月火なのだから

 

 

 

 




「火憐だぜ!」
「月火だよ!」
「「2人合わせてファイヤーシスターズ!」」
「そういえば兄ちゃんって最近ギスギスしてきたよな〜」
「そうだね〜最近では人間強度なんて似合わない言葉まで使って・・見ていて面白いよね〜うぷぷ」
「笑い方が黒幕!」
「でもな〜兄ちゃんももうちょっと柔らかくなってくれれば良いのにな!」
「無理じゃない?」
「淡白!」
「予告編クイズ!」
「クイズ!」
「私といえば空手ですが!」
「ですが!?」
「私という存在は何でしょう?」
「急に哲学的に!?」
「「次回!こよみヴァンプその2!」」
「答はあたしにもわかんねーぜ!」
「だよね!」


感想、批判待ってます、原作とは随分と違いますがこれからも見てくれたら嬉しいです
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