憐憫の獣、再び   作:逆真

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前回の予告で黒歴史に会うと言ったな?
あれは嘘だ。
次回に持ち越しだ。

それにしても感想欄で黒歴史以上にやらかすんじゃないかって心配される原作主人公ェ……

それと、時系列的には1.5部なんですが、諸事情につきマシュは戦える設定で活かせてもらいます。


番外編 夢の果てに死すとも・中の上

 突拍子もない話だが、人類は一度滅んだ。

 

 人理は一度、魔術王を騙る者の手によって焼却された。唯一人理焼却から逃れた人理永続保障機関カルデアは七つの特異点を攻略し、時間神殿に君臨していた『獣』の打倒に成功した。

 

 しかし、時の刻みを取り戻した世界の激動に巻き込まれて、勝利の宴を上げる暇もなかった。最高責任者であるオルガマリーは勿論、最後のマスターとして現地で激闘を繰り返した藤丸立香やマシュ・キリエライト、そのほかのカルデアスタッフ全員である。

 

 そんな最中、突如として新たな特異点の反応が発見された。問題なのは、その特異点が『この世界』の人理に与えている影響がまったくないということだ。人類史への影響が皆無というのは逆に異常である。特異点という事情を抜きにしてもだ。

 

 所長オルガマリーはこの特異点へのレイシフト実行を決断。立香と彼女と契約したサーヴァントたちによる調査を命令した。別に、魔術協会や国連へ提出する書類作成から逃げているとかではない。どうせいずれはやらないといけないのだから。ただ、此方が緊急度が高いだけだ。

 

『レイシフト成功。第七特異点の再来みたいに空から落ちるなんてことはなくて安心の限りだ』

『そう何度もあんなことがあってたまるものですか。こっちの心臓がもたないわよ』

 

 立香とマシュは当然として、今回の特異点でレイシフトしたサーヴァントは四名。

 

 まず、“京都”ということで沖田総司と茨木童子が選ばれた。前者後者共に駄々をこねたという事実は存在しないので念の為。

 

 また、未知の部分が多いため、宝具に応用力のある××も同行している。

 

 最後に、セイバーの方の湖の騎士ランスロット。腕が立つ円卓の騎士で誰かという話になり、彼らの中でどういう話し合いがあったのかは伏せるが、ランスロットになった。言うまでもないが、マシュは釈然としていない。

 

「ここは……どこかの神社でしょうか?」

「鳥居がたくさんあるし、そうだろうね」

『伏見稲荷のようね。確か狐が祀ってあるんだったかしら?』

『比較的近代……いや、完全に現代だね。どういうわけか詳しい年代が判明しなかったわけだが、人選はそれでよかったのかな?』

 

 現代社会ならばむしろ、エミヤやイリヤの方が適任だったかもしれない。どちらも日本人には見えないとは突っ込んではいけない。現在のカルデアでちゃんと日本人に見える日本人は少数だ。異形との混血の坂田金時や外国の血が入っている風魔小太郎が良い例だ。英霊になる以上、それなりに特異な特徴を持っているということだろう。意外と織田信長や両儀式が一番日本人らしい外見である。

 

「それほど目立たないかと。京都なら外国人観光客も多いですし」

「特に沖田さんは袴姿ならむしろ馴染むよ」

「分かりました、久しぶりに袴の方を着ます。あ、折角ですからマスターもどうです?」

「では、私もスーツを着ましょう」

「ランスロット卿は霊体化すればよいのでは? 先輩は私と沖田さんが守りますから」

「い、いや、しかし、女性だけで歩くのは危険だ。無論、君や沖田殿の力を侮っているわけではない。要らぬ声かけを避ける意味でも……」

「××さんがいるので大丈夫です」

「……マシュ、この火傷顔の包帯男に現代都市を歩くのは辛い。目立ちすぎる。騎士の役目はランスロット殿にお任せしたいのだが?」

「そもそも、ランスロット卿はどうせご自分が女性に声をかけるのに忙しくなるので役に立ちません」

「い、いや、そんなことは」

「ランスロット殿……、ここははっきり否定しないと」

 

 ××が呆れた声を出すと、カルデアからの通信で円卓の騎士たちの声が聞こえてくる。

 

『私は悲しい。これでは何のためにランスに出番を譲ったのやら』

『ランスロット卿、ファイトです』

『このままでは本当にバーサーカーの方の卿に好感度が独占されてしまいますよ!』

 

 どうやらランスロットが選ばれたのはそういうことらしい。

 

『ん……? あの、所長、これ微妙に座標がズレているぽいんですが』

『どういうこと? 少なくとも京都には転移できたんでしょ? 特異点と言っても、本当に点みたいに小さいわけじゃないんだから微妙ならズレなら徒歩で行けばいいじゃない』

『いえ、そういうわけではなく。地図が合わないんです』

『地図が?』

「合わない?」

『いえ、カルデアにある京都の地図とレイシフト先の京都のデータが微妙に合わないんです。建造物の大きさや位置、数、種類など本当に小さなズレがあります。経緯や正確なマップと照らし合わせないと気づかないレベルではあるんですが……』

『あ、本当だ』

『まるで――京都と同じ場所にあって、同じ歴史を辿り、同じ民族が作り出した京都のような京都ではない都市、とでも言いましょうか』

『限りなく京都に近いレプリカ、とも違うね』

 

 カーナビを使ってレイシフトしているわけではないし、小さなズレならそれほど不便というわけでもないだろう。

 

 しかし、気にはなる。

 

『そのズレが特異点の正体に通ずるのかしら?』

『断定は難しいね~。ま、何はともあれ調査開始だ。まずは――』

「汝ら、話し合いは後だ。もう出迎えのようだぞ?」

 

 茨城童子の言葉を発する前から、サーヴァントたちはマシュも含めて警戒態勢だった。定番というか、おそらく未知の特異点で計器が上手く機能しないのか、カルデアではようやくそれらの存在に気づいた。

 

「――京の者ではないな?」

 

 そこにいたのは、一目で人間ではないと分かる集団。烏天狗や狐の怪異。およそ現代にいることが有り得ない“妖怪”とカテゴリーされるもの。

 

 先頭にいるのは、先程の声の主と思われる十歳程度の少女。狐耳でもふもふの尻尾の巫女服だ。

 

「クハハハハ! 見よ、マスター、マシュ。力はともかく吾の時代と比較しても遜色ない怪異の群れぞ」

「ええ、沖田さんの時代には見なかった輩ですね」

『成程。神秘の薄れた現代社会にこれほどはっきり妖怪がいる。早速特異点らしくなってきたね』

 

 ××がふと何かを思い出したように訊ねる。どこか慌てた様子だ。

 

「え、嘘だろ、え、まさかとは思うが、京都妖怪の九重姫か!? じゃあこの特異点は――!」

 

 対して、妖怪たちの様子を一言で言えば、臨戦態勢だった。

 

「おのれ、余所者め。よくも母上を……かかれ!」

 

 

 

 

 

 

 オッス、俺イッセー! ハーレムを夢見る悪魔でドラゴンの男子高校生だぜ。

 

 今年の四月、高校二年生になったばかりの俺は人生初の彼女、夕麻ちゃんに殺された。実は彼女の正体は堕天使で俺の中にあった神器が危険だと判断されたからそうしたらしい。だけど、俺は悪魔の姫であるリアス・グレモリー様(オカルト研究部の部長であるため、『部長』と呼んでいる)に悪魔として転生させてもらい、生き返った。部長の下僕として悪魔生活を送りつつ、ハーレムを作るために上級悪魔を目指して努力しているんだ。

 

 いやー、この数か月は本当に激動だった。部長の婚約を破棄するために焼き鳥野郎と戦ったり、エクスカリバーを盗んだ堕天使の幹部が町に襲来したり、三大勢力の和平会談が開かれたり、生徒会長ことソーナ・シトリー様率いるシトリー眷属とレーティングゲームの試合をしたり、北欧の悪神と戦ったり、乳神様とかいう謎の神様の眷属である精霊と交信したりした。修学旅行の少し前も、部長の家に呼ばれて何か変な試練を受けたんだけど……。結局、あれは何だったんだろう? 俺がグレモリーの使用人さんたちから「若様」と呼ばれることに関係しているんだろうか?

 

 現在は生まれ育った駒王町から離れて京都に修学旅行中だ。同じグレモリー眷属であるアーシア、ゼノヴィアも一緒の班だ。天界から派遣されたイリナも俺たちの班にいる。事情を知り合っているから行動しやすいしね。

 

 ……実は新幹線の中で俺の『可能性』ってやつが飛び出したらしい。俺のものである以上、俺のところに戻ってくるだろうってドライグは言っているけど、大丈夫かなあ。どこ行ったんだろう。

 

 ホテルのチェックインを済ませた俺たちは、時間があるので伏見稲荷に出かけた。しばらくお土産屋なんかをぶらついて頂上へ行くことにした。俺は皆より少し足早で上っていたんだけど……。

 

「何だ、上の方が騒がしいな」

 

 観光地で喧嘩かなと思って足を速めて頂上に着くと、そこでは奇妙な集団が戦っていた。周囲に他の人影もないし、人避けの結界でも張られているんだろうか。

 

「あの、私たちはいま京都に来たばかりでして! 貴女のお母さんのことなど何も知らないと言いますか」

「嘘を吐くな! 私の目は誤魔化せんのじゃ!」

「嘘ではありません!」

 

 何というか、片方が片方を一方的に襲っているようだ。襲われている方は手加減をしているというか、困惑しながらも相手や周囲の建物を傷つけないようにしている余裕が見えた。

 

「おまえたちでは埒が明かない! 緑髪の土人形はどこにいやがる! 『こっち』では直接話したことはないが、奴の方がまだ話を通じそうだ!」

「土人形? 誰のことじゃ!」

「――何?」

「ええい、来て早々これとは難儀よな! 鬼らしくもない! おい葬儀屋、適当なところでいつもの霧を出せ!」

「分かっている! マスターもそれでいいな?」

「うん、タイミングは任せた! ……ん?」

 

 見て見ぬ振りをするわけにはいかないし、どちらかに参戦するべきか止めるべきか考えていると。

 

 襲われている集団の男のひとり――大きな棺桶を器用に振り回している顔面を包帯で覆った奇妙な男――の視線が俺を捉えた。包帯で覆われているのにはっきりと分かるほど、男の表情が歪んだ。

 

「兵藤、一誠……! 何故貴様がここに……! いや、待て、()()()()

 

 男の反応で男以外の全員が、俺に気づく。

 

「増援とは小癪な……! 撤退じゃ。おのれ、邪悪な存在め。必ず母上を返してもらうぞ!」

 

 巫女姿の狐耳の少女がそう叫ぶと、襲っていた方の集団は瞬時に逃げ去った。いまのが襲っていた方のリーダー格か? あんな小さい娘が?

 

「え、えーと」

 

 残っている方が襲われていた集団の面々だと考えていいんだろうけど、変な集まりだな。棺桶持ちの包帯男に、騎士みたいな恰好のおっさん。角の生えた小柄な女の子は、まさか鬼か? それから……うおおお!? 

 

 オレンジ色の髪の制服みたいな恰好の女の子、新撰組のコスプレをした女の子、大きな盾を持ったぴっちりした女の子。皆、レベルが高い。しかも、盾の子は結構おっぱいあるなぁ、際どい恰好だし。いや、新撰組の子も制服の子もある方だな。いやあ、珍しい恰好だけどそれがいいっていうか。あ、いや、これは未知の相手をよく観察しているだけで決してやましいことは何もない! うん、もっとよく見ないとな!

 

 ――瞬時、殺気が届いた。

 

 命を直接狩り取りに来るような、濃厚な殺気が。これまで俺に向けられてきた敵意や悪意が、よそ風程度に感じるほどの強烈な殺意。

 

 見れば、包帯男が制服の少女を庇うように前に出ていた。

 

「ちっ。()()()か。じゃあ話し合いは無しだ。皆、一時退散だ、絶霧!」

 

 包帯男が舌打ちをすると、男が背負っている棺桶が少し開いたかと思えば、そこからどこかで見たような霧が出てきた。霧は集団を飲み込むと、すぐに消えた。集団もまた消え去った。

 

 足音がしたので振り向くと、そこにはアーシア、ゼノヴィア、イリナがいた。

 

「イッセーさん!」

「イッセーくん! 何か起きて……いたみたいだけど、終わったみたいね」

「イッセー、一瞬だけ見えたがあの霧は……」

 

 ゼノヴィアの言葉に、俺の脳裏に以前アーシアが攫われた時のことが思い出される。

 

 そして、あれはその時に見た霧だった。

 

「あいつら、まさか禍の団か……!」

 

 何でテロリストが京都にいるのかは分からない。だけど、とんでもない修学旅行になりそうな予感がした。

 

 

 

 

 

 

 我々は敗北した。

 

 統括局は失敗した。光帯は霧散した。時間神殿は崩壊した。大偉業は瓦解した。七十二柱の多くが消滅した。我らの三千年は無為に消えた。

 

 我らの理想を打ち砕いたのは、道理を弁えぬ英霊ども、天に指輪を返還した忌まわしい王、そして平凡で平均なひとりの人間。

 

 後に残ったのは、脳裏に刻み付けられた我が命題だけ。

 

 我は■■たい。どうしても■■たいのだ。■■なければならない。

 

 この命題を証明するため、我は己を聖杯に封じ込めた。通常の状態で霊基を保持することが不可能だったからだ。どれだけの次元を漂ったのか、どれだけの時間を過ごしたのか最早覚えていない。不要なのだ。命題を証明すること以外、我には興味がないことだった。

 

 無論、これは我にとっても賭けだった。それも、かなり分の悪い賭けだった。このまま永遠に時空を彷徨う可能性もあった。どこかに辿り着いたとしても、紅蓮の炎に焼かれる危険もあった。誰かに発見されたとしても、我を聖杯ごと破壊する輩に発見される可能性もあった。破壊されなかったとしても、聖杯の価値も理解されず倉庫の隅で埃を被る未来も想定された。そうなれば、この消えかけの霊基は時間とともに消滅してしまうだろう。

 

 そして、我は辿り着いた。

 

「――これが例のとんでもない魔力を秘めた魔道具か」

「どこの誰が作ったものかは分からないが、これほどのものが手に入ったのは僥倖だったよ。ハーデスや帝釈天にもこれのことは伝えていない」

「それで? これを何に使うの?」

「何せとんでもない逸品だ。折角だから、大物相手に使ってみようと思う」

「ああ、九尾の狐に使用するのか」

「そういうことだ。これだけの魔力があれば確実にグレートレッドを呼び出せる」

「そして、龍喰者でグレートレッドを倒し、俺たちは英雄になる。完璧だな」

 

 我は賭けに勝った。




原作知らない人のために解説

・ハイスクールD×D原作九巻は、原作主人公勢(2年生と教師)が修学旅行に行く巻。アニメ第四期の前半に相当する。

・兵藤一誠
 赤龍帝。リアス・グレモリーの『兵士』。禁手修得済。『洋服破壊』と『乳語翻訳』の使い手。覇龍暴走の影響で精神世界で歴代の赤龍帝と対面できるようになった。異世界の謎の神『乳神』に仕えるという乳の精霊と交信した経験あり。魔王アジュカ・ベルゼブブの手によって彼の『悪魔の駒』には独自の調整が施された。冥界や一部界隈では、「おっぱいドラゴン」「乳龍帝」として有名。この話題が出る度にドライグは籠手の中で泣いている。京都に向かう新幹線の中で彼の中から飛び出た「可能性」が京都で暴れまくる。

・アーシア・アルジェント
 転生悪魔。リアス・グレモリーの『僧侶』。回復役。初ちゅー済み。敵に二回も攫われた経験があるヒロインの鏡。原作仕様なので拙作本編のような鋼鉄っぷりは微塵もない。……「物足りない」とか言わないで欲しい。むしろ本編でああなった理由が作者にも分からん。ゼパルのヒロイン化と同じくらい謎。

・ゼノヴィア
 転生悪魔。デュランダル使い。リアス・グレモリーの『騎士』。脳みそまで筋肉。ご主人様の入れ知恵をこじらせてイッセーの子どもを産みたいと考えている。アーシア守るウーマンでもある。守れてねえじゃん、とか言ってはいけない。なお、九巻開始時点でエクスカリバー(6/7)はデュランダルの鞘に改造中。

・紫藤イリナ
 転生天使。ミカエルの『A』。イッセーの幼なじみで帰国子女で元エクスカリバー使い。十三巻くらいから自称天使とか自称日本人と言われるようになるが、この時点では間違いなく影が薄いだけのひと(逆真の主観)。

・木場裕斗
 転生悪魔。リアス・グレモリーの『騎士』。イッセーたちとはクラスが違うため、修学旅行中は別行動。『聖魔剣』。

・アザゼル
 堕天使の総督。駒王学園の教員兼オカルト研究部の顧問。

・ロスヴァイセ
 元戦乙女の転生悪魔。リアス・グレモリーの『戦車』。駒王学園の教員。日本の百均に感動している。九巻ではイッセーに特売で買ったジャージを剥かれるし、酒の飲みすぎで悪酔いするし、二日酔いは中々治らないし、敵には負けるしあんまり活躍できない。イッセーの洋服破壊は環境に悪いエコではないという意見をお持ちだが、そういう問題ではない。同意しかないが。なお、九巻の表紙を飾っているキャラである。後発ヒロインというハンデがありながら、計三回も単独表紙に抜擢されている。正直、逆真は劇中で一番の美人だと思っている。だって銀髪長髪でちょっと年上で巨乳で残念属性もあって生娘で奥手で才女で戦乙女で元秘書の女教師の北欧美人なんだぜ? 最強じゃね? 自分の得意な魔法が家系と噛み合わなかったという過去もツボ。FGOをプレイしていなければ彼女をヒロインにしたオリ主ものを書いていたかもしれない。ちなみに、伝説に謳われるワルキューレ九姉妹の「ロスヴァイセ」とは特に関係ない模様。

・匙元士郎
 ソーナ・シトリーの『兵士』。少し前、堕天使組織『神の子を見張る者』から人体改造を受け、ヴリトラ怪人となった。具体的にはヴリトラ系神器を全部くっつけた(ヴリトラ系神器は四種類あり、彼が生まれ持ったものは一つなので三つ追加された形になる)。

・匙以外の二年生シトリー眷属
 あんまり覚えても意味がないので省略。ほぼ登場してないようなもんだし。つうか、解説できるほど彼女たちのことは印象にない。

・セラフォルー・レヴィアタン
 外交担当の魔王少女。なお、これから妖怪と三大勢力が和平を結ぼうとしている時期に妖怪側の代表がテロリストに拉致されたのに「京都を楽しんでね☆ 私も楽しんじゃう☆」と言い出すが、これは流石に学生たちが変な気を使わないように気遣った発言だと思われる。

・京都
 総大将・八坂が何者かに拉致されたため、九重を筆頭にピリピリしている。
 当たり前だが、原作仕様なのでキングゥはいない。
 この世界の日本の妖怪勢力はぬらりひょん、山ン本五郎左衛門、神野悪五郎などが独自の縄張りを持っているようで、あまり日本神話と深い関係にはない模様。

・英雄派
 テロリスト「禍の団」の巨大派閥。同格の派閥だった旧魔王派のトップが軒並みやられたため、調子こいてぶいぶい言わせている。拉致・洗脳もやっている。イッセーたちを「こいつら見下していたとか旧魔王はアホ」と評価しながら同巻で自分たちも舐めプして逆転されるアホの集まりである。

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