鎮守府は繁栄します   作:日々はじめ

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短めです


だいきゅうわ かいぎがはじまりました

 「わぁぁぁぁぁ!!飛んでますよ!提督!!ほらっ!!」

 

 朝潮が指で窓の先を示しながら興奮を露わにする。そこには広大な海を上から見上げた光景が広がっていた。いつもは艦娘たちは海の地平線しか眺めていなかったからこうやって上から眺めるのは新鮮なのでしょう。

 

 「ふふっ、そうですね」

 

 優しく微笑みかけると顔を赤らめて自身の醜態に気付いた朝潮は急いで席を正す。

 

 「すっ、すみません!つい…」

 

 「いえ、大丈夫ですよ。私もこの飛行機というものに乗るのは2回目ですが最初は朝潮さんと同じ反応をしていましたから」

 

 「そういえば、気になっていたんですが提督はどちらからいらっしゃったんですか?」

 

 「あぁ…、あまり面白くありませんよ?」

 

 「大丈夫です。時間はたっぷりあるんですから。私が言うのはあれなんですが提督は優しいお方だと段々わかってきました。私は提督に対する疑念を解きたいのです」

 

 ―――おぉ・・・、最初は狼が獲物を狙うかのように警戒していた今の朝潮さんが懐いてくれたサーバルキャットみたいになっています。これがデレというものでしょうか?無性に庇護欲が掻き立てられてきます。養子になりませんか?朝潮さん?あっ、ダメですか、そうですか。

 

 

 「まぁ、私はクスノキの里というところに住んでいました―――」

 

 そこは人類が××していて…。あぁ、文明も壊滅していますし生活水準もひどいものでした。

 

 

 長い時間自分が住んできた場所でのストーリーを話し終えた時はもう少しで目的地に着く手前でした。

 

 「なっ、なんというか大変だったんですね…。人類が××していてまともな生活ができないとは…」

 

 「まぁ、もう慣れてしまいましたが」

 

 朝潮さんは私が話すことを一字一句聞き逃さないように聞き入り時には質問をしてくれたりなどとても話しやすかったです。

 

 「しかし…、島に漂流したときのお話はにわかに信じがたいものです…。」

 

 「まぁ、無理もありませんよ。あれを信じろっていうほうが無理な話です」

 

 島に漂流したときの話をしたときはさすがの朝潮さんでも頬を引きつらせていました。

 

 「数日で島自体が本当に崩壊してしまうんですか?」

 

 「えぇ、食べ物に対し品種改良をバンバン行い、木の伐採での生活水準の向上。そんなことをしてしまっては土壌が壊され雨で崩れるのは明白でしたのに…。女王様に就任して少しばかり舞い上がったんですね、お恥ずかしい」

 

 「・・・着きますね」

 

 朝潮が徐々に高度が下がっていることに気付き口を開く。

 

 私がそれに対し返事をするとアナウンスが機内に流れた。

 

 『間も無く着陸いたします―――』

 

 *

 

 「ここが大本営があると言われている横須賀ですか」

 

 「えぇ、かなり賑わっていますね」

 

 周りを見渡すと人がにぎやかに行き交っていた。談笑するもの、買い物するものなど多種多様だ。深海棲艦という命を危険に晒さす生き物が徘徊するにもかかわらずこうやって賑わえるということは

 

 

 「それほど大本営に対する信頼があるってことですね」

 

 ブラック提督の存在が知れたら大変なことになりそうです。

 

 「そうですね…。それにしても迎えが来るはずですよね?」

 

 「えぇ。そう聞いています」

 

 場所を指定されていてそこに迎えがくると書類には書かれていましたが―――おや?あの車ですかね。

 

 「お、遅れて申し訳ありません!海兵の―――」

 

 「あっ、自己紹介はいいので早くいきましょう」

 

 海兵とは提督になるために勉強を行う軍事学校の生徒のことを指すらしい。この人物がなぜ体を固くしているのかというのは憧れの提督という存在を目の前に据えているからだ。

 

 「すみません…」

 

 自己紹介を遮られた青年は気分を落ち込ませた。

 

 どうやら怒られているのと勘違いしているらしい。

 

 まぁこれには深い訳がありますが。

 

 というのも私は今1Fではない状況です。このFという単位は日に妖精さんに会う回数を指しています。そしてこのFが高ければ高いほど命の保証がされていきます。提督は羨望の眼差しを向けるものが大半ですが世知辛いことに命を狙われる職業でもあるのです。いたいけな少女を戦わせるとは何事かといったまぁ言ってみればくだらない宗教関係ですね。1Fでない状況で提督とバレれば後ろからグッサリやられてしまうかもしれません。ここで提督ということを晒すことは愚行ということです。

 

 「では、朝潮さんいきましょうか」

 

 「はい」

 

 朝潮の顔には緊張の色が見て取れた。

 

 *

 

 ドアを3回たたく。

 

 すると、入れという声がその向こう側からかかる。

 

 「失礼します」

 

 まずは提督の自分から扉を開けて中に入る。そこには円形のテーブルがあり椅子に若い人から老いた人など各鎮守府の提督たちの姿がここにあった。

 

 どうやら私は最後のようです。

 

 一例の挨拶を済まし席に着く。椅子の隣には秘書艦である朝潮が立つ。

 

 呉鎮守府の提督、南雲忠一

 

 佐世保鎮守府の提督、小松輝久

 

 舞鶴鎮守府の提督、新見政一

 

 といった風格ある提督たちの中でずば抜けて存在感を放つ

 

 「―――全員揃ったな、では会議を始める」

 

 戦艦大和を携えた横須賀鎮守府の提督古賀峯一が口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 




   頑張って



  書いていきます…


 ありがとう・・・・

           
              けものフレンズ…。
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