避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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10話 多分柔軟性という部分では、ルフィより礼ちゃんの方が上。

やぁみんな、今更自分だけ料理が上手くなりまくってきてることに疑問を持ち始めたオーク系転生者の俺だよ!

 

 

 

 

 

さて、あれから2日経ちました。

 

あの転生してから初の無双乱舞した日から2日です。

 

 

 

ちなみにあの後ガチで日帰りで賊を殲滅し、街に着くまで本来幼児にしかしないお尻ペンペンの刑をひたすら趙雲にしながら帰ってきたら、宿で待ってた軍師どもにドン引きされました。何でも本当に勝つと思ってなかった模様。あれ、恋姫世界って一騎当千ザラじゃなかったっけか?最強である呂布さんが1万撃破して万夫不当だから普通かと思ってた。

 

ヤッベ、有名になりたくないし、賊は街の衛兵さんが倒したことにしよ。後片付け面倒だから名乗らず、凶器である狂気的な棍棒も肉片とかつきまくって臭いしメンテナンス面倒だから置いてきたし、地味に定期偵察に行った衛兵さん達を見たし、きっと彼らも名が上がって万々歳だろ。

 

そういうと不思議そうな顔する皆さんと、1人人前で幼子みたいな罰を受けて羞恥と痛みで泣きそうな顔する趙雲。まだ許してあげませんよ。どったんみんなして変な顔して。

 

 

え、名を売る絶好の機会?要らんよそんなもん。別に武名を轟かすとかどうでもいいし。武の道歩んでないからな。あ、でも欲しけりゃ誰か適当に名乗り出れば?今ならまだ衛兵さんに押し付けてないから自分のものに出来るよ。

 

そう言ったら何故か溜息つかれたのさ。その後は何げに初の宿飯を食べて(普通に美味しくなかった!)、尻が痛くてまともに座れない趙雲を正座させ、膝の上に石を載せたりしながら説教した。あ、拷問じゃないから足の下にギザギザの石とかは置いてないよ!痺れて大変な事になってる足をつついたりくすぐったりはしたけど。

 

結果的に1番効いたのが、そうして説教してるよりも、街で買った味の薄いメンマを調理して、拘束されて動けない趙雲さんの目の前でみんなで食べた時だったのは地味に納得いかないが。あの時だけ速攻で謝ったからな。残さず食べきった皿を見てガチ泣きして慟哭して焦った。

 

まぁ怒ってるのはこちらであって、趙雲の馬鹿には猛省を促していただけなので、もう一回作ってまたみんなで目の前で食べてやった。何処かのトンガリヘアーボクサー最終話みたいに真っ白になってた。

 

 

 

まぁ次の日には妙に落ち着いた顔で、自分の小ささと世界の広さを知った的な事言ってたし、真剣な顔で程立と戯志才に謝っていたし、少しくらいは反省したと思うよたぶん。あ、ちなみに俺はその頃街で食材買って、せっせと旅の間のご飯作ってた。幼女どもは関羽さんとお出かけした。何でも着替えとか欲しいらしい。持つの俺とか言わんよな。一応関羽さん以外には四次元袋のこと教えてないから面倒だな。つーかあいつらもはや普通についてくる気だよね。

 

 

 

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

 

 

ま、趙雲の更生記録は置いといて、今日は何か趙雲ら3人から話があると部屋に呼び出されております。あ、ちなみに最初に泊まった宿に全員泊まってます。2日前まで賊が近くに溜まってたせいで、部屋をたくさん借りてた商団がそそくさと街を出ちゃったからガラ空きなんだと。ラッキーでした。

 

で、来たけどなんぞ?あ、メンマ料理なら夜まで我慢しろよ。出したらすぐ酒飲むから決まった時間以外出してやらん。

 

 

 

 

「そんな!一度あの味を覚えさせて置いといてお預けなんて・・・お願いします!何でもするのでどうかメンマを!」

 

 

 

ん?今何でもって言った?(ゲス顔

て言うか話ってそれなの?夜でいーじゃん。

 

 

 

「違います!ちょっと待ってください!星、貴女も今はそんな場合じゃないでしょ!」

 

 

 

あ、やっぱり。良かった、3人ともそんな真面目な顔してメンマの話とかされたら対応に困る。で何だね?

 

 

「その前に〜、呼んだのはおにーさんだけなんですが〜?」

 

 

ああ、後ろの3人?そう言ったけど何かついて来た。特に幼女どもが告白とかどーとか言ってたからデバガメかも。勘違い訂正すんの面倒だから放置してた。聞かれたくない感じ?

 

 

 

「まぁ、告白と言えば告白ですし〜、聞かれて困るわけではないので構いませんよ〜。」

 

 

そうなの?ならまぁいっか。あれ、どったの関羽さん、そんな驚いて。幼女たちまで。よく分からんが何か大事な話らしいから邪魔しないであげてね。

 

 

「大事な話の前に〜、風の話を聞いてください〜。」

 

 

良いよーなになに?恋バナかしら。おにーさんレズは分かんないけどとりあえず聞くよ!

 

とか思ったら2次創作で良く読んだ程立が程昱になる夢のお告げの話をされた。ふーむふむ、なるほど!だから改名したのね。いんじゃね、大した違い無いけど、そーゆーのは自分の意志が重要だよね。頑張れ!

 

で、それがどーしたの?ん、戯志才さんも本当の名前?騙してた?いいよ知ってるから。郭嘉さんでしょ?曹操さん大好きっ子の。アレ、何で知ってるのってそりゃあ・・・おっと今の無し。ちょっとやり直すわ。

 

エエ!戯志才サンッテ本当ハ郭嘉サンッテイウノ!?オッタマゲー!

 

えぇいうるさい。何も知らんよおにーさんは。戯志才が郭嘉さんだって今知ったんだ気にするな。言葉の綾で言い間違いで目の錯覚だよ。え、目は関係ない?失敬失敬噛みました。聞き間違いだったね。え?絶対嘘だ?かみまみた!

 

 

まぁそんなことはさて置き、何者ですかってさて置き!改名報告と本名申告で用事は終わりか?じゃあちょっと飯の準備を・・・あん?

 

 

 

 

真名を預ける?いやいらないけど。貴方に仕えたい?あ、それ言う相手間違ってるから。日輪?いや人違いです。俺は太陽ではなく蛮族です。

 

 

 

・・・あれ?真名?・・・真名ぁ!?どうしたお前ら、こんな知り合って数日の蛮族に真名預けるとかなに熱でもあるの?頭大丈夫?医者呼んでこよっか!?

「何故私たちはここまで理不尽な心配をされてるのでしょうか・・・。」

 

いやぁ、正直なんでいきなり言い出したのか分からんし。真名って大事なものなんだろ?俺でも大事にしてるくらいだし。と言うか郭嘉、お前さん曹操さんに仕えたいって言ってなかった?会ったことないのに鼻血出すくらい憧れてたじゃん。

 

あ、お礼?いや趙雲はともかく、お前らには何もしてないし。お礼とか言われても要らんよ。つーか仕えたいとか言われても俺一般人だし。むしろ蛮族だし。甲斐性なんて無いので他を当たれ。

 

はぁ?旗上げ?するわけ無いだろ。今だって仕える主人探してる関羽さんに着いて行ってるだけだし。幼女たちと関羽さんに良い主人が見つかったら山に帰るよ俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・あれ?

 

 

どったのみんなして急に黙って?関羽さん達まで。なに?聞いてない?あれー、言ってなかったか?まぁその予定ですよ。正直人里には食材と料理と生活雑貨しか求めてなかったし。

 

 

 

 

 

 

「「駄目でしゅ!ぜったいに駄目でしゅ!!」」

「何故ですか!私と一緒にいるのが嫌なんですか!?」

 

 

 

うおっ、なになに急に。何で駄目なんだ幼女ども。心配すんなちゃんと面倒見のいい保護者探すから。最悪実家まで送るし。関羽さん、そんなこと一言も言ってないよ落ち着いてー。びーくーるびーくーる。あ、伝わらないやこれ。

 

へあ?なに程立じゃない程昱。本気ですかって嘘だと思ってんの?何故って趙雲、そりゃあ人里にそんな未練ないからな。だって最強とか興味ないし、金で欲しいものもないし、正直俺が作ったほうが飯美味いし、見た目で怯えられるし、必要なものがある時だけ来れればそれでこと足りるし。ついでに知り合いが多いわけでもないし、真名交換するくらい仲良いの関羽さんだけだし。

 

 

 

・・・ん?どうした郭嘉。それはつまり、仲の良い知り合いが居れば良いのですかって、いやそれは「姓は趙、名は雲、真名を星と申します。此度の恩に感謝を込めて、どうか我が真名を受け取っていただきたい。」おいやめろ、急に真面目な顔して話し出す「風は風といいます〜。」おいこ「あわわ、真名は雛里でしゅ!」無理矢理未練増やそうとすんな!こら、何だその顔、やめろ!交換しても旗上げなんかしないぞ!だから無理に真名を預けなくていい!無理じゃない?違うそうじゃない落ち着け!一時の熱に流されてはって聞け!聞いてくださいお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

・・・結局全員と真名交換しました。旗上げは断固拒否したけど、山に帰る予定は未定になりました。

ははっ、関羽さんと幼女たちの涙目には勝てなかったよ・・・。

 

 

あ、何度も言ってるけど趙雲、お前の色仕掛け下手だからやめろ。逆に鬱陶しい。無理して見栄張んな処女なんだから。

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・

・・・

 

 

3日後。

 

さて、色々あってみんなの真名を預かって3日経ちました。

なんかよく分からんけど、3人ともついてくるそうです。朝食の席でそう伝えられました。ちなみに朝食は宿のものじゃなく俺が用意したものです。シャケもアジの干物も無いのでメインは出汁巻きで、味噌汁、ご飯に、それとサラダをつけて、和風にしてみた。出汁巻きが好評なので嬉しいです。ちなみに漬物は用意できなかった。いや、四次元袋の中身って時間経過ないから漬からないんだよね。持ち歩くには嵩張るし、今はまだ暖かいから下手したら腐るし。

 

ちなみに郭嘉さんはともかく、程昱はまだ俺が旗上げするのを狙ってるくさい。あ、どうでも良いけど程昱、俺の膝の上で寝るのやめて。おいコラ幼女ども、よじ登ってくんなスペースねぇよ。なに?ずるい?分かった分かった、程昱下ろせば公平だろ。だから降りろ程昱。うおっ、いきなり後ろから抱きついてくんな趙雲、あ?胸の感触?悪くはないけどって待って関羽さん!部屋で青龍偃月刀はまずいよ!

 

 

 

・・・つ、疲れる。何なのお前ら、急に触れ合い過剰よ。年頃の女の子と幼女なんだから慎みを持ちなさい。関羽さんを見習え。特に程昱、お前だよお前。不思議そうな顔すんな。夜中いきなり布団に潜り混んできただ

 

バキィ!

 

・・・どしたの関羽さん湯呑みがあ、はいすいません。何でもないです。え、その後どうしたってそのまま寝たけど?あ、まさかまたロリコン疑ってる?そんなわけないじゃんそのまま寝たよ。暑いからやめろってだけでえ、問題はそこじゃない?男女七歳にして同衾せず?いやそれを言ったら普段から俺らも一緒のテントで寝てるし。え?それとこれとは別の話?そうなの?じゃあ私も一緒にって趙雲、お前は羞恥心を持て。心配しなくてももいっこテント用意するよ?

 

おい郭嘉鼻血出てる鼻血!妄想止めろ死ぬぞ!

 

 

 

・・・危なかった、こんなくだらん事であの郭嘉が死んだら後の歴史書になんて載せたらいいか分からんからな。つかなんの話してたっけ?・・・ああそうだ触れ合い過剰とかそんな話だ。なんかよく分からんけど、言いたいことは口で言えよみんな。

 

・・・あれ、どしたのまたみんなしてだんまり。つか最近このパターン多いね?あん?何で言いたいことがあるって分かったか?見りゃ分かるよ何となく。後俺鼻がいいから、地味に匂いでなに考えてるかうすらボンヤリ分かるぞ。え、体臭?今更だろ気にすんな!あ、ゴメン関羽さん。気をつけるから怒らないで。趙雲も槍を下ろせ。

 

ああいやそうじゃない。つまり言いたいことあるなら言ってくれって話だよ。なんかあった?相談ごとなら旗上げ以外乗るよ。お、何だ程昱なんでも言ってみろーー・・・

 

 

・・・ん?真名?なぜ呼ばないのかってそれは。

 

・・・あー、関羽さんとの約束と言うか、俺の矜持と言うかそんな感じ。どういう事って、そーさな、真名は神聖なものだろ?だから、真名を許してない人が聞いてるところで、真名を交換するくらい大切な人の真名を呼びたくないというか、真名を預けてくれたことを大事にしたいとかそんなところ。人前で呼ぶにしたって、よっぽど気心知れた仲の奴らでもない限りはってなに?此処にいる全員が全員と真名を交換してる?そうなの?いつの間に・・・。

 

あー。そうなのか。なるほど。

じゃあこの中でなら別に構わない、のか?まぁそれならいいや。

 

 

ん?ていうかそれ気にしてたの?すまんすまん。これからお前たちだけの時は真名で呼ぶよ、風。だからもう布団に潜り込んでくるなよ。親交を深める?いや駄目だから。なに言ってんの?朱里も雛里も、また膝の上に乗って来るんじゃない。子どもじゃないんだろ。

 

何だ星、ニヤニヤして。あん?モテモテ?幼女にモテてどうすんだよ。もっと大人の女性を要求する。ん?なんだ仕方ないって。素直じゃない?誰が?何言ってんのお前は。お前いつから大人の女性になったんだ。笑わせんななんちゃって恋の百戦錬磨。色仕掛けのテクに現実感持たせてから出直してこい処女。

 

て、おい稟!鼻血鼻血!お前どんだけ想像力豊かなんだ!いい加減にしないと死ぬぞ!

 

 

・・・まぁいいや。俺そろそろ新しいテント用の布買ってくるから、食器は洗っといてね。

愛紗、すまんが付いて来てってアレ?なに、表情暗いよ?体調悪いなら休んでる?それなら他の奴に・・・大丈夫なん?無理はするなよー。じゃ行こっか。

 

 

 

 

 

 

・・

・・・

 

そんなこんなで街に買い物に来ました。

 

あ、ちなみにウチの軍師たちが関羽さんと趙雲さんが賊退治したことにしたので、現在賞金で懐はメッチャあったかいです。不安だった軍からの逆恨みも今の所ないっぽいし、割と気前よく褒賞金払ってくれたので、俺の心配は杞憂になってくれそう。駄目なら逃げるだけだが。

 

・・・つーか隣の関羽さんがさっきから挙動不審です。

なんか急ににこやかになったり落ち込んだり。なんか俺に言いたいことがあるけど、やっぱり止めよう、とかそんな感じで悩んでるみたいなんだがよく分からん。あ、でもとにかく無意識で俺の腕に胸押し付けるのやめてください。趙雲のあほ色仕掛けと違って、無自覚な分理性がゴリゴリ消費される。もう何度目か分からないけど表情筋死んでてよかった!

 

 

「・・・道玄。」

 

 

んあ?なんぞ?言いたいこと決まった?ききますよぃ。と思ったらまた俯く関羽さん。どったの関羽さんマジで。あ、腕に力込めないで理性ががが

 

うーむ埒あかんし仕方ない。さっき怒られたけど匂いで感情診断じゃー!

 

 

 

 

スンスン。クンクン。

 

 

 

 

んー、なんか混じっててよく分からんけど、不安と喜び?後は・・・寂しい?

 

 

 

 

結局よく分からん!聞いてみても答え返ってきそうにないし・・・

 

まあ、話してくれるの待ちましょ!

 

とりあえず久し振りに羌毅さん式ナデナデ!相手はリラックスする!りらーっくす!ナデナデ。

 

 

ぎゅっ。

 

 

 

おっとなんか予想外にハグされたぞー。なんか泣きそうだ関羽さん。

 

関羽さん関羽さん、ハグは嬉しいけど涙目でやるのは周りの視線が本当に刺さるんですがー?

 

 

 

 

駄目だなんも言えぬ。とりあえず満足するまでナデナデしておくことにした。

 

 

 

・・・しばらくしたら解放してくれたけど、テント用の布買って帰るまでの間、ずっと関羽さんが暗いまま腕にしがみついてきたので、とってもオロオロしてた俺でした。

 

 

くそぅ、良く考えたら俺も前世でそんなに経験ねぇや。趙雲を笑えねー。

 

 

 

モテ力が欲しい。そう切実に思いました。サンタさんプレゼントしてくんないかな・・・。

 

 

 

 

 

続く?

 

 

 

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