難産。
やぁみんな、暑がりなのにいつも誰かと一緒に寝てるせいで毎朝暑くて目が覚める爽やかオーク系転生者の俺だよ!
前回危うく死にそうだった張飛をギリギリで救出に成功した。
その結果俺が得たもの=説教。
その遣る瀬無さは、プライスレス。
まぁそんなわけであれから夜が明けました。右肩以外軽症の張飛はまだ目覚めていません。でも何か楽しそうな寝言をこぼすので、もう少ししたら普通に起きるでしょう。
一応土砂崩れに巻き込まれた幼女なので、昨日から交代で看病してます。特に関羽さんが脱臼して俺が助けた、というあたりでたぶんシンパシーを感じたのか、献身的な介護をしている模様。
なお、俺はみんなから交代で説教を受け続けているので看病は免除されました。ええそうです。今現在も説教中です。皆さん嵐の中、頑丈に張ったテントの中に放置した事を未だに許してくれません。
まぁみんな俺がみんなを放置した事ではなく、一刻以内に戻るという約束をシカトしたせいで心配してくれて、もっと体を大事にしろ的な感じで怒ってくれている様なので、こちらとしてもすまなんだぁ!って申し訳なく思って大人しく聞いております。なのでそろそろ許してほしい。めっちゃ反省してる。あと朝ごはんが作れない。
「まるで反省してないじゃないですか!」
「自分を大切にしろと私に怒ったのは道玄殿の筈ですが?」
いやだって自分でいうのも何だが、俺の本性はレベル1400ラージャンと緑の巨人ハルクが混じって出来たクリーチャーである。しかも生息地は本来未開の山奥だ。いくら嵐だからって山で俺が死ぬ筈もない。むしろ元気に強くなってくるフラグである。だから心配するだけ無駄なんやで?
もちろんそんな口答えは出来ないけどな!あ、はい。反省してますごめんなさい。
結局朝ごはんの為に解放されたのは、呑気に眠る幼女が空腹と痛みにもだえて叫び起きてからでした。
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「つまり、おっちゃんが鈴々を助けてくれたのだ?ありがとうなのだ!!」ニパッ
なにこの子・・・、 メ ッ チ ャ 可 愛 い ! !でもお兄さんな。この動物っ子が!
目覚めてから、空腹とか痛みとか知らない人とか知らない天井とかその他もろもろでメダパニ状態の張飛ちんは、暴れに暴れてくれた。まるで警戒し過ぎてパニック起こす猛獣のごとき勢いだった。
暴れた結果余計怪我した部分が刺激され更に暴れる悪循環。看病してた関羽さんがとっさの判断で外に出さなかったらテントが完全にお陀仏だっただろう。
外に出た後もパニック状態で、怪我した体で暴れる暴れる。幼くても怪我してても張飛翼徳、あの関羽さんに潜在能力的には自分より上と言わせるだけあって中々沈静化できず、趙雲と関羽さんが梃子摺ってた。
俺?ずっと説教のせいで正座してたから足が痺れて動けなかった☆
ぼ、僕は悪くない。悪いのは世界の方だ!・・・いや、それはさておき、軍師4人の盾になるので精一杯だった。
なので、鳴き声1つで張飛を落ち着かせ、現状を説明し、さっきのニパッな笑顔とお礼を引き出したイノシシ超えらい。おまえは出来るイノシシだよ本当。うちの全然策を練らない軍師どもより圧倒的にエライ。
後ろから策を必要としてから言ってくださいとか色々文句が上がるがとりあえず、そうだな。そこの元気一杯なちびっ子!
「鈴々はちびっ子じゃないのだ!!」
ハイハイそうだねー。それはさておき、腹減らないか?そこのイノシシも一緒に飯食わないか?そんな感じの事を聞いてみる。・・・返事は幼女の腹がしてくれた。
じゃあ、朝ごはんの準備しよっか皆さん。作るのは俺しかいないけど。
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はい、とゆーわけで、飯タイムが終わりました。ついでに飯の前に軽く自己紹介。知ってたけど張飛さんと言うらしいよこのちびっ子。
あ、ちなみに面倒だったのでメニューは街で買った大量の麺を使った味噌ラーメンです。スープやトッピングは作り置きの酒のつまみから使用しました。
なお、張飛さんの食う量を知ってる俺が、ウチの幼女軍師1人丸ごと茹でられるレベルの鍋で直接出したところ、ふざけてるのかとみんなから批難が殺到するも、普通に食べきった張飛さんに皆さん驚きを隠せない様だった。むしろ片手怪我しても、食べる勢いが衰えない張飛さんに食べさせる方が苦労したくらいである。
俺は知ってたのでみんなのその顔見て盛大にドヤ顔してやった。ついでに驚きをプレゼントしてくれた張飛には、俺から羌毅さん式ナデナデと、大粒べっこう飴をプレゼントや!喉詰まるから無くなるまで飲み込むんじゃないぞ!
撫でられて鬱陶しそうな張飛さんだが、飴を与えたら甘くておいしーのだー!と大喜び。いやこの子本当に素直可愛い。すごい動物みたい!ナデナデ止まらんな。
「「「「「「「・・・・・。」」」」」」ジトー
・・・何か気が付いたらみんなからジト目の集中放火を受けていました。な、なんだね?
「・・・随分その子に優しいですね?」
あ、関羽さんが凄い不審者を見る目してる!ち、違うぞ!俺はロリコンじゃないぞ!単純に元気一杯なちびっ子を見ると微笑ましいだけだ!決してやましい何かがあるわけじゃないぞ!素直なちびっ子は見てて心が洗われるとか、腹黒い大人やどこぞのちびっ子どもみたいになるななんて願ってなんかいないぞ!本当だぞ!?・・・あ。
この後無茶苦茶軍師組にブチ切れられた。
閑話休題。
さて、じゃあそろそろ村向かうか。片付けるぞー。
そう言って手を叩く。さっきまで俺をもみくちゃにしてたみんなも、それで一斉に片付けを始めた。
何かもうすっかり馴染んだ風景である。ちょっと関羽さんと2人だけの時が懐かしく感じる。
んー、今日の昼過ぎには村に着きたいな。空き家借りれたら、久しぶりに風呂でも沸かそう。ん?どした趙雲。そんなに大きくない農村の空き家に風呂が付いてる訳がない?
あー、思わず関羽さんと目が合う。そういや最近やってないっけ?そう言えばそうですね。なんて言い合う俺たちに、不思議そうな顔するみんな。
いや、少し前まで水辺があるところでは普通に風呂入ってたから・・・。なぁ?そう言って関羽さんと苦笑い。良く考えたらまだ2人旅の時の話だ。そんなに経ってないはずなのにもう遥か昔に感じる。随分道連れが増えたものだ。・・・あれ、何か変な空気。
・・・ん?どしたん鳳統。どうやってって、アレだよ。ほらそこにあるだろ、お前らの乗り物。あの大人が立ったままゆったり四、五人くらい入れるあれ。川とか近くに無いと水が確保できないから、毎回使ってたわけじゃ無いがな。
あん?何だよ趙雲その顔。今まで自分達が経験してない理由?んー、特に無いが、強いて言えば、人数増えたから?女性ばっかりだしな俺たち。隠すの大変なんだぜあれデカイから。まぁ高さで普通に見るのは難しいけど。いや、ズルイとか言われても困る。お前らだって俺や他の男に見られたくないだろ?俺にならいい?羞恥心失くした行き遅れ気味処女とか子供産んだ人妻より需要ないぞ自称経験豊富。男心も知らずに何を経験してきたのかはわからんけど。
だいたい、関羽さんと2人の時だって元はと言えば、関羽さんが動けないほど怪我したから衛生の為に俺が用意したんだs「ちょ、ちょっと待ってください。」んぁ?なんだ郭嘉。そんな真面目な顔してーー・・・?
アレ、なにこの緊張感。みんなどしたの急に。
「・・・我が主よ、動けない程の怪我した愛紗が、どうやって1人で風呂に入れたのかな?」
い、いや、趙雲。俺お前の主人じゃないよ?え、そんな事どうでもいいの?そう。あれそういや関羽さんさっきから何で黙ってって、なに程昱。え、いいから続きを話せ?いやそれは・・・
「それはつまり、2人は既に裸の付き合いをしたことがあるということですかー!?」
お、おい郭嘉!大丈夫か!?ぬぁっ、未だ嘗てない勢いで鼻血噴いてる!?おいこら、妄想止めろ死ぬぞ!それに俺は脱いでないぞ!・・・あっ。
振り向くとそこには顔を真っ赤にした関羽さんと、人を殺しそうな目でこちらを見つめるみなさんの姿が!
あー、えーとほら、治療!治療の為だから。汗かいた病人の体拭いてあげるようなもんだから!やましいこと何もないよ。本当だよ?なぁ関羽さん!
「そ、そうですね!結局
1番最初しか一緒に入ったりとかしてないです!他に何にもなかったし!」
ちょ、関羽さんたぶん今それ言っちゃいけないヤツーー・・・!っ!な、何かなみんな。え、是非とも風呂に入りたい?いいけど、俺は一緒に入らないからな!不公平!?いやいや、みんな恥じらいって知ってる?それに風呂って1人で楽しむものだと!?
お、おす!ちゃんと1人ずつ背中流すよ!任せとけ!・・・アレ、どしたの関羽さん、そんなに頬膨らませて。ちょ、何で青龍偃月刀構えてってまぁぁああ!
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ひ、酷い目にあったが、ようやく着いたぜ村に。早速村長に空き家借りられるか聞きに行こう。ちなみにイノシシは山に戻った。どうも俺を信用してくれたようだ。
ん?どしたみんな?ああ、これ?張飛だけど。何故捕まえてるのか?逃げようとしたからだよ?何故逃げるって、怒られからじゃね。今は怪我で動けないから余計にな。張飛が何をしたかって・・・何だろ、盗みか強盗?たぶん人殺しまではしてないはず。まぁこまけぇことはいいんだよ!
「「!!?」」
・・・あれ、何でみんな驚いてんの?幾ら手加減してたとはいえ、関羽さんと趙雲を2人同時に相手どれるただの幼女がいるわけないじゃん。戦闘経験豊富に決まってるさ。普通に考えなよー、と思わないでもないが、まぁそんなことより村長の家だ。早く家借りよう。何故って?さっきから離すのだー!って暴れる張飛さんが臭いからだよ?そりゃ親なし一人暮らしで仲間はケモノなら風呂入るところか、体洗う習慣なんて無いよね!雨で濡れてる時はそうでもなかったけど、乾いたら服が特にヤバイ!
そんで村長の家に着いたらまぁ言われる言われる、文句や罵声の雨霰、コレぞまさしく罵詈雑言!なんて思う俺。というか村長さんや、なんでもいいけどそろそろ俺たちの用を聞いて欲しいんだけど・・・あ、はい聞いてないのね。知ってた。
なお、俺が捕まえてる幼女は頑張って耐えてるようだが、目からポロポロ水が溢れている。まぁ残念ながら自業自得ではあるので、ここで特に庇ったりはしない。他のみんなも、言いたいことはあるけれど、村長さんが話す張飛の犯した罪の数々に口を噤むしか無いようである。痛ましい顔をしている。あ、ようやく止まった。なんかあれだけシカトしてたのに最初から気付いてた感満載のお礼を言われた。そいで張飛のはこちらに寄越せとかそんな感じの事を言われる。
まぁ普通に断る。いやだって未来の関羽さんの妹分だし。それより空き家が借りたいんだけど。何か戸惑う村長さんと、ホッとしてるけどそれで良いのか、みたいな顔のみんな。そんでこっちを見て何だこいつ、みたいな顔の張飛。くさい。
何か村の恥がどうとか焦り始める村長さん。いやいいから。早く空き家に案内してくれ。こいつ洗いたいし。つーか、心配しなくてもこんなちびっ子衛兵に突き出したりも殺したりもしねぇよ。普通に手当ても飯も食わせるから安心しろ。だから早く。あれ、ひょっとしてここが宿代わりに空き家借りられるってパチなの?
・・・あ、またみんなシーンとする奴かコレ。ちょっと何かそれぞれ騒いでたみんなが、俺の一言で急に静まり返って視線が集中する学生あるある思い出すからやめてよ。何かやらかした気分になるじゃん。
んで、なに驚いてんのお前ら。張飛は色々動物みたいなちびっ子だから仕方ないとして、他のはもうちょっと頭使えよ特に軍師組。知ってた?使わないと頭の回転遅くなるのよ?あ、コラやめろ!使わせないのはどこのどいつだっていや確かに必要として来なかったかもだけど、やめろ髪の毛引っ張るなぶら下がるなハゲたらどうすんだ!
なに趙雲。どういうこって、そりゃお前、村長さんの罵詈雑言はこの動物みたいな匂いのちびっ子守るためのものだって話だよ。何故ってそりゃ初対面で数々の恨みがこちらにありますよってハッキリ分かるくらいちびっ子の悪口言っとけば、例えちびっ子に被害出された奴らがちびっ子を捕まえたとしても、「こいつなら自分らよりこいつを恨んでるから、処分はこいつらにやらせてやろう」みたいな感じになるだろ。
実際被害は本当のことだろうから実感篭ってるし、まぁ普通はそれで騙されるよね。そうしてとりあえず身柄を確保出来れば、他の村人の手前無罪は無理だろうが、ある程度自分が庇えるとかそんなところだろたぶん。
あ?なんだちびっ子理解できてないのか。要するに、お前を守ろうとしてくれたんだよ村長さんは。俺らをお前みたいなちびっ子に厳罰下す様な奴扱いしたのは業腹だが、良い爺さんだな。
何故って、そんなこと俺が知るか。お前の事情も村長の事情も知らんし。悪口言ったって、だからそれでもお前を助けるためだったんだろ。なんだお前本当にあの罵詈雑言聞き流してたな?散々本心漏れてただろ、危ないから人を襲うな、とか、誰かの怨みを買うからこうなるんだ、とかそんな感じの。・・・まぁ確かにちびっ子には分かりにくいか。
つまり、お前への恨み辛みみたいに聞こえるが、思わず漏れちゃった説教だろ。誰かを襲えば、今は勝ててもやがて勝てない奴が仕返しにくるから「お前が危ない」からやめろーとか、それ見たことか、勝てない奴が出てきたからこうなった、死んでたらどうするんだーみたいな感じだよたぶん。つーかこの爺さんからずっと心配って感じの匂いするし。
そんな感じの事を言うと、何か余計混乱したらしい張飛ちん。まぁあんま頭使うタイプじゃないしな。馬鹿じゃなくても、いきなりこんなこと言われても理解できんか。まぁいいや、そんな訳でとりあえずこのちびっ子本気で臭いからとにかく場所かしてくれ。それから2人で話したら?
そういうと、村長さんは何か色々篭った感じの盛大なため息をついて、空き家の場所と特徴を簡単に説明し、家の鍵を寄越した。今の時代にはもう鍵ってあるんだなーなんて妙に感心する俺。良く考えたら恋姫世界だからかもな。
まあいいや、早く行こうぜ。いい加減鼻が麻痺しそうだ。俺鼻がいいから本当に辛いんだ。未だちょっと話についていけてないみんなを置いて歩き出す。慌てて追いかけてくる足音を聞きながら、俺は他の村人達の視線を遮るように張飛ちんを抱き抱え、空き家へと急ぐことにした。くさっ!
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はいそんな訳で夜になりました。
あれから速攻大寸胴鍋でマックスお湯を沸かし、半分ほどを用意した別の桶(洗濯用、仮洗い用)に移す。風呂代わりである大寸胴鍋はそのままでは熱すぎるので水を入れて温度を調節した。
高さがあるのでみんなが入り易いように土台も用意する。関羽さんのときは俺が直接入れてたから土台が必要なことについさっき気付いた。危うく一緒に入れとちびっ子軍師達に言われるところだった。
つーかあいつら、俺があいつらのお宝本処分してから何かたまにすごい目でこっちを見てくる。主に股間とか尻とか。いくら歳の差あっても見せたら普通に御用なので、急いで木を切って土台を作りました。
・・・地味に関羽さんや郭嘉まで残念そうだったのは見なかったことにした。趙雲?あいつはまたもやこちらを揶揄おうと、懲りずに下手な色仕掛けを仕掛けてきたので、いい加減飽きたので逆に早く脱げよってガン見してやったら何か逃げ出した。羞恥心くらいはまだあって良かった良かった。所詮処女なんてそんなものである。
なお、張飛は汚れ過ぎなので仮洗い用のお湯を少し熱め、くらいに調節して、関羽さんと郭嘉に一緒に体を洗うのを任せた。俺は服の洗濯を請け負う。
流石は恋姫世界、何故かブラジャーやパンティが既にあるだけあって、体洗う用の石鹸や洗濯石鹸が既にある。この時ばかりは感謝だ。
じゃなきゃ張飛の服は汚れ過ぎて洗濯板だけじゃ汚れ全く落ちなかったからな!まぁ関羽と郭嘉がいうには、本人もそのまま風呂に入れたら3回は風呂のお湯を変える必要があったらしいが。多めに用意して良かった・・・
で、夕飯はお米の気分だったのでチャーハンと野菜スープにしました。チャーハンはシンプルな玉子チャーハンと、街で買った豚肉を使った豚バラ青菜チャーハン、地味に和風が欲しかったので解した魚の干物とごま油、醤油で味付けした和風チャーハンの3種類用意した。ちなみにチャーハンはシットリが至高だと思っているので、パラパラを所望した趙雲はおつまみにメンマを用意して封殺した。これ以上騒ぐとメンマが無くなるぞと脅したのが効いた模様。
とはいえ、何か未だに困惑というか元気無い張飛(現在程昱の着替えを装備中。ブカブカで可愛い。)があまり食べなかったので、結構な量が余った。この後村長との話が終わったら食べるかもしれないのでおにぎりにして置いておく。
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深夜。
結局、あの後村長と色々話して、色々な想いを聞いたらしい張飛は、泣きそうな顔で戻ってきた。反省してるけどどうしたらいいか分からない、そう言う張飛の頭を撫でて明日一緒に謝りに行こうと約束する。色々あって疲れてたのだろう、そのまま張飛は寝てしまった。
空気を読んで他の連中も先に寝床に入ってしまったので、残ったおむすびを包んで四次元袋にしまい、地味にさっき入れなかったので、1人大寸胴鍋に湯を沸かして風呂に入ることにした。
この時間に火が見えると騒ぎになるので穴を掘ってそこで火を起こす。火が消えない程度に土台を作って囲い、そこに水を入れた大寸胴鍋を置く。いい感じの温度になったら火を弱め、温度調節用に別の大鍋に水と柄杓を用意し、体を洗ってから湯に浸かる。・・・最高です。
露天なのもまたいい。流石に空が綺麗で星がよく見える。満月ではないが、月も綺麗だ。さっきは周りの村人が見えないように、借りた家の土間の中でやったからな。ある意味俺が一番いい思いをしてるだろう。
せっかくだからもっといい思いをするため、前に街で買ってみんなにも内緒にしていた梅酒を取り出して杯に注ぐ。つまみも用意しよう。大したものがないから、ドライフルーツでいいか。干した杏の甘酸っぱさと、梅酒の甘酸っぱさが口の中でじわりと混ざる。うむ、美味い。氷があればなお良かったんだが、そればかりは仕方ないな。
そうやって、久しぶりに1人だけで、楽しく夜を過ごしたのだった。
・・・・・・なんて、綺麗に終わりたかったんだけどなー。
何故ここにいる、程昱。何、今は2人きり?そうだなすまない風。だから服を着ろ。・・・何?まだ自分は風呂に入ってない?
・・・言われてみれば確かに1人だけ髪濡れてなかった。仕方ないな、今変わるからってコラ、無理やり入ってくるな!ちょ、こら待てもっと羞恥心を持て!つーか狭いんだよ!関羽さんたちなら2人ずつゆったり入れても俺だと1人がゆったりギリギリなんだよ!あ、コラやめろ分かった入っていいから酒を捨てようとすんなそれ高いんだぞ離せ卑怯だぞ!!
そんな感じで2人でくっついて入ったよ!細かい描写は捕まるからしないけど、全部見られた。もうお婿に行けない・・・行く気なかったけど。
ちなみに、この痴幼女もなんだかんだ恥ずかしかったらしく、終始顔真っ赤にしてた。なら何できたんだよ・・・。あん?色仕掛け?既成事実を作る?意外と義理堅いから?・・・ハッ(鼻で笑ってやった。)。色々大きく出来てから出直せ幼女。というかそこまで俺を旗上げさせたいか。
どっちにしても、俺を動かしたいなら自分を犠牲にするようなやり方はやめとけ。打算で体を寄越されても嬉しくない。他の男は知らんが、俺はそういう策は好かん。俺の軍師になるなら仲間も自分も守れるようなやり方を考えてくれ。まぁ旗上げしないから別に止めはしないが。
・・・なんだ?ああ、そうしろ。自分を大事に出来ない奴は、結局他人も大事に出来ないもんだからな。分かったらそろそろ出ろ。あ、それは嫌なのね。ハイ、もういいです。だから梅酒飲むな幼女。幼女に酒は良くないんだよ。
結局、2人して長風呂しながら、色々な話をした。こんなに色々話したの、関羽さんともないな。そう言ったら何故か少し嬉しそうだったが。
この先の話とか思想とか色々あったけど、1番驚いたのは過去に宝慧?だっけ。程昱の頭の上のアレ、この世界では以前にうっかり趙雲さんが粉々にしてしまったって事だ。道理で無いはずだよ・・・。てっきりまだ出会ってないのかと。趙雲ェ・・・。
なお、ついうっかり話し込んで2人で逆上せたため、2人揃って這々の体で寝たのだが、どうも一緒の布団で寝てしまったらしい。朝凄いいい笑顔の関羽さんに蹴り起こされ、青龍偃月刀片手に説教されました。
・・・ちゃんと別々に寝た気がするんだがなぁ。
続く?
寝ぼけ軍師「計画通り!」
先を越された人達「「!?」」