急展開と伏線回収。
やぁみんな、なんだかんだ自力で身に付けた技術で食っていける気がしてきたオーク系転生者の俺だよ!
「私は姓は劉、名は備、字名は玄徳で、真名は桃香!桃香って呼んでね!」
「俺は北郷一刀。みんなと違って字名や真名はないんだ。そういう国に生まれたから。強いて言えば一刀が真名だけど気にせずに呼んでくれ。」
・・・いや、呼ばないけど。いきなりぶっこんで来たから先に言いたいことがあるが良いだろうか。
「え、呼ばないのか・・?とりあえず聞くよ。何かな?」
うちの娘と結ばれたいなら最低10年は清い付き合いを約束してもらう。これを拒む場合と、破った場合は問答無用で貴様が関係する全てのものを一切合切容赦無く打ち砕き、叩き割り、その痕跡が何1つ残らぬ様に丹念に擦り潰す。分かったな?さぁ契約書に血判を押せ。さもなくばお前を切り刻んでやる・・・!
「いきなりなに!?ちょちょ待てまてまって!怖い怖い!桃香助けてー!」
「きゃー!ご主人様が大変な事に!?ま、待ってくださーい!」
黙れ小僧!お前にあの子が救えるか!?
「美輪さん!?」
いや、ネロだ。あれ、ホロだっけ?違うモロかも。
「いい加減にしなさい、羌毅。話が何も進みません。」
あいまむ。仕方ないな。あ、でも今の脅しじゃないから。ガチで心に刻めよ。「羌毅!」ぬぅ、仕方ない。
さて、いきなり過ぎて何がなんだか分からないと思うので、簡単に前回の続きを説明しよう。
結論として、何故か既に一刀君が劉備さんの元にいました。理由はよく分からないが、この近くに落ちて来たらしい。もっと荒野だった気がするが、蜀の主要メンバーはだいたい俺の近くに居たので、そうしないと最初の3バカで詰むとかそんな理由で修正でもされたんだろうたぶん。もうこの世界はよくわかりません。良く考えたら一刀君が蜀ルートなら無印なのだろうか。いや龐統いるしな。あれ、無印からいたんだっけ?訳わからん。
ちなみに前回の似非宗教は、「劉備さん!君の助けになりたい!→でも何故か関羽も張飛も居ないぞ!→ならば劉備さんのカリスマとか人格で人を集めよう!→ならば教祖だ!」な流れで行われたらしい。脳みそ膿んでんのか。
確かに良く知る2次創作の劉備さんは大体怪しい宗教の教祖みたいだが、だからっていきなりそこから始める奴があるか。見ろ!あそこで劉備さんの家に仕えてるらしいおばさん達が嘆いてるだろ。自分に尽くしてくれる人を泣かすとか最低のやつがする事だぞ。お前そんなんで国起こすとか言ってんの?謝って!まずあの人達に謝って!
「ご、ごめんなさいみんな!私は大丈夫なんです!心配させてごめんなさい!!」
ベネ。
とりあえず許す。
ああちなみに冒頭のあれは旅人の俺たちをいきなり宗教に勧誘して来た2人が、俺たちの名前を聞いて、「関羽、張飛、趙雲に、諸葛孔明に龐統!?さらに郭嘉に程昱!やったよ桃香!きみの仲間がいっぺんに!」「本当ですかご主人様!じゃあ仲間なら自己紹介しなきゃ!」って実に頭のおかしい流れで起きたやつです。
頭おかし過ぎてウチの頭おかしい筆頭趙雲でさえ固まっている。ちびっ子軍師なんか情報処理が追いつかないのか、それぞれはわわとあわわを交換してしまっている程だ。壊れたスーファミみたいじゃないか。どうする気だこのカオス。
ん、どうした娘よ。お腹すいた?そっかー、じゃあご飯にしよっか。よしじゃあみんな、その怪しい人達は放っておいて、飯屋探そうか。あ、なに関羽さん。ふざけすぎ?いやだって明らかにヤバくねあれ。関わっちゃいけないやつだよねあれ。あ、ハイ。すいません真面目にやります。
まぁ仕方ない、そこの怪しい2人。詳しい話を聞いてやるからこの村で美味い飯屋連れてけ。無ければ自分で作るから宿へ案内頼む。
そうして話を聞く事になったのさ!
・
・・
・・・
とりあえず、あの後飯屋で自己紹介の続きをした。
一刀君が天の御使いだとか、関羽さんや張飛ちん達が劉備さんの仲間である歴史とか、そんな話もした。みんな半信半疑だったが、一刀君の語る未来知識、通称天の知識について色々聞いた軍師組が、とりあえずこの時代の人間じゃない事を認めたため、その辺は理解したらしいですよ?
で、現在は明らかに存在が意味不な俺を除いて、みんなを熱心に勧誘している一刀君。流石にいきなり過ぎて困惑中らしい。まぁ当たり前か。ん?なに関羽さん。どうしますか?って、あー・・・ふむ、とりあえずみんなは理解が及ばないみたいなので、ここまでにしようか。
おい少年ストップだ。何か色々あるのは分かるが、いきなりそんなこと言われても理解できん。しばらく滞在する予定だから、そう話を急がんでもいいだろう。そんな感じの事を言って遮る。一刀君的には誰だこいつって感じなのだろうが、俺の言ってることも理解してくれたらしい。劉備さんが後日私の家に来ませんか、みたいな事を言ったのでとりあえず了解しておく。
あ、ちなみに宿は村にあるだろうか?うちに来い?もう少し仲良くなったらね。貸家がある?どこで交渉をすればいいの?あー、あのでかい家な、了解。みんな行くよー。
とりあえず借りた家の中を見てみる。予想外に綺麗だ。先にここを使った商人が発って間もないというのは本当だったか。軽い掃除ですぐ使えるな。箒は何処かな、と。ん?なんだ風。どういうことですか?何が?
「・・・貴方は本当は何者ですか〜?この辺鄙な村に来た目的は、あの人達でしょう〜?」
さて、なんの話かな。俺はただの蛮族だし、ここに来た最大の目的は桃が食べたかったからだが。特にここには蟠桃があるらしいぞ!仙人が食べるってアレだ。潰れた桃みたいな形してるらしい。是非食べて見たいな。なんだ、稟。どうした。変?俺がか?いつもこんなもんだと思うが。・・・むぅ、お前ら全員か?鈴々まで。俺、そんなに不自然か?
「いつもの道玄ならば、あんな怪しい人間を、私達に近付ける筈がありません。」
「ましてや、2度目の約束など。変だと叫んでいるようなものでしょうや。・・・我が主人は、何がお望みかな?」
「さ、最大の目的が桃、というのは嘘ではないんでしょうが。」
「ほ、他に目的がない、とも言ってない。という事だと思います。」
「よくわからないけどおとーさん変な感じだったのだ!」
「貴方は私達に殆ど何も語りませんが、それでも分かります。それだけの時間を、私達は貴方と過ごして来ましたから。」
「まぁそういうわけなので〜、ちゃっちゃと話して下さい〜。」
・・・むぅ。バレないつもりだったのだが。意外とみんな俺を理解してて困る。まぁ、ここらが潮時だし、いいか。
真面目な話は苦手だし、キャラじゃないから、詳しくは語らん。だが、此処が1つ目の分岐路だ。自分達でしっかり選べよ。此処から先は、自分で考えて、悩んで、進まなければならない。差し当たってはそうだな、先程の劉玄徳の想いを聞いてからかな。
「・・・どういうことですか?」
まぁ、みんなで和気藹々も此処までかもしれないと、そんなところだ。選ぶのもお前達次第だけどな。まぁ、しばらく此処に滞在すれば多分分かるさ。先ずは掃除を手伝ってくれ。滞在できん。ん、何かな?愛紗。
「1つだけ・・・1つだけ、答えて下さい。道玄、貴方は・・・貴方は、何処にも行きませんよね?」
・・・さて。どうだろうね?あるいは・・・、いや、何とも分からないね。まぁ、色々悩んでくれ。それが答えになるよ、きっと。
そう言って俺は話を打ち切って掃除を始めた。何か言いたそうな気配がするが、俺が語る気がないと分かるらしい。みんなも掃除を始めた。さて、俺の旅もようやく大詰めかなぁ。
・
・・
・・・
あれから一週間経った。
よく分からないながらも、みんな劉備さんの夢や理想、想いを聞いて、考えたり悩んだり、感化されたりしてるようだ。馴染めないものも、やはりいるがね。
ちなみに俺はこの一週間ずっと死にそうだった。原因?それはね・・・。
一週間前に厨二極まりない話をしたからだよ!
ぐぁああー!なんだあの語り!誘導がバレたからってテンパり過ぎた!みんな俺の無表情と、自分らで作った真面目な空気に流されてくれて助かった!あんな意味不なキャラとか前世の友人達なら秒で突っ込み入れてくるわ!あっぶねぇ、鈴々におとーさん頭大丈夫なのだー?とか言われたら俺自殺するとこだよ!良かったみんな流されやすくて本当に助かった!
さて、それは置いといて、やはり結構みんな悩んではいるが、概ね本来蜀のメンバーは、劉備さんの理想に感じ入っているところがあるようだ。鈴々なんか五分で懐いた。やはり魅力チートは凄い。俺でさえあのおっぱいは目で追うからな。そのあとレイプ目をした関羽さんに執拗に目潰しされたけど。眼球までチートで良かったまじで。
意外にも風は嫌ってない模様。良く考えたら魏ルートじゃ一刀君のヒロインの1人だもんな、一刀君さえいれば意外と劉備さんでもいいのかもな。だが、稟はやはりちょっと相容れないようだ。曹操さん大好きっ子だから、まぁ仕方ない。彼女が無理な時は、曹操さんの下まで送ってあげよう。
地味に悩んでいるのが愛紗だ。とはいえ、劉備さんの思想には共感を示している。時間の問題かな?まぁ、長かった関羽さんとの旅が終わると思うと、少し寂しいが、これが正規ルートだし、仕方ないだろう。
・・・で、人がせっかくしんみりしているところに押しかけて来た北郷くん、何かな?何であれうちの娘が大きくなるまでは清い付き合いを。これは譲らないよ。
「い、いや、それは大丈夫なんですが。俺には桃香がいるし・・・。そうじゃなくて、羌毅さんにはみんなの説得を手伝って欲しいです。」
え、断る。それを決めるのは彼女たち自身だろう。俺は口出しは一切しない。
「そんな!だって彼女たちは本来桃香と!それに貴方は何故かみんなに信頼されている。貴方が言えばみんなだって・・・!」
お前さんのいた国の歴史の話か?それとこの国の歴史や登場人物はは寸分違わずに一致しているのかな?・・・してないよな?そもそも君から見たら過去の話だ。確認する術もない筈だ。そんなものを根拠に彼女たちのあるべき道を断言されても困る。ほんの一週間で、君は彼女たちの何を知ったつもりでいるのかな?
「それは・・・!でも俺は、桃香の夢を叶えたいんだ!その為には彼女たちの力が必要だ!」
ふーん。で?それで?
「それでって・・・。」
え、本当にそれだけなのか?浅っ!今日日大きな夢を持ってるのが劉玄徳だけだと思ってんの?つーか彼女たちの力を求めるのに彼女たちの夢も願いも興味ないのか?力だけ寄越してあとは勝手にしろってそういう事?自分の夢は叶えてもらうのに?劉備さんの夢以外はどうでもいいって事かな?
「・・・!」
悪いが、そう言うつもりならむしろ俺は彼女たちを止めるぞ。一年に満たない間だったが、大事な仲間だ。彼女たちと敵対しても、俺は彼女たちが幸せになれると思う方に行って欲しいと願っている。
・・・なんか黙ってしまった一刀くん。本当に劉備さんの事しか考えてなかったらしい。まぁ良く知らんが、たぶん原作なら始まったばかりだ。空回りしちゃうのは仕方ない、のかな?
なんて原作主人公を上から目線で評価してたら劉備さんが顔を出した。どうも聞いていたらしい。変な顔してる。あれ、なんかみんな一緒だ。話でもしてたのかなー。ん、何劉備さん?
「羌毅さんは、やはり私の夢に賛同してはくれませんか?」
んー。何を持って劉備さんが賛同とするかは知らないが、正直それ以前の問題だと思ってはいるかな。
「えっと・・・それはどういうことですか?」
んんー、本当に分からないかな。分からないかぁ。それだよそれ。
「・・・ごめんなさい。分からないです。」
正直説明めんどくさいけど、仕方ないな。簡単に言えば、劉備さんってまず相手に答え聞くよね。どういうことかって。なんで?自分の言ってることが正しいと、理解できない方がおかしいとでも思ってんの?
「それは私の理想がおかしいということですか・・・?」
?俺そんな事言ってないけど、なんでそう思ったの?聞きたくないなら言わないけど。やめる?そう、じゃあ続けるけど。まず劉備さん、君の理想は大層なものだとおもうけど、その理想が叶った時ってどんな状態かな。そもそもなんで今はその理想の状態じゃないと言えるかな?
国が腐ってる?賊が多い?人が貧しい?なるほど、その通りだな。じゃあ君の理想が叶えばそれらは全て解決すると、そういう事かな?なるほど、じゃあそもそも君の理想と違って、「みんなで一緒に笑いたくない人」はどうなるのかな。
そんな人はいない?何故?居るよ。だって実際に国は腐ってる。国が腐ってると言えばあれだが、実際に腐っているのは人間だ。そういう人達は、自分だけが笑いたいからその他の人間を苦しめ、自分だけいい思いをしている。違うかな?なんだ北郷少年、いきなり。そんな奴らは居なければいい?君たちの言う理想は「全ての人が手を取り合って心から笑い合える世界」じゃあ無かったかな。そこからあぶれる人はどうでもいいか?そもそもそのどうでもいいって人間の定義は何かな。君たちが決める善人かな?どうやって判断するんだ?君らの勘とかなしだぜ。
ああ、まだ分からないかな。
じゃあ次だ。今の話を全部ほっぽって聞くけど、君たちの理想の為に、俺の仲間をどうしたいのかな。まずは力?そうだな、その通りだ。力は何にだって使えるからね。まぁ1つ聞くけど、君たちは相手と手を取り合って笑う為に武器を持って行く気なのかな?それは脅しだと思うんだが、君らはどう思う?脅してみんなで笑い合うつもりかな。とてもシュールな光景だね。ところでそれは心から笑い合っているのかな。
・・・説明口調飽きた。まぁ長くなったからそろそろ纏めるわ。まず土台からしてお前らが言ってることは矛盾だらけだって、それは大丈夫か?分かるな?
だがまぁ、正直俺はその辺どうでもいい。
あん?何不思議そうな顔してんだ。今の話は単にお前らの理想簡単に穴が見つかりますよって話だろ。俺が言いたいことはそこじゃない。黙って聞け。
1番俺がふざけんなって言いたいのはな、お前らがそのご大層な理想を人任せでなんも考えてないことだよ!
なんでこんな簡単な矛盾さえ気付かない。いいよ、分かる。何も考えていなかった。ただそれだけだ。お前らの理想は確かに立派だが、肝心のお前らはそれを人に叶えて貰おう、それしかない。だから頭のいいあの人がいれば、武力はあの人がいれば、なんて話しかしない。
・・・自分らの理想は、集めた人が叶えてくれる?舐めてんのか。別に誰かを頼るなって話はしてねぇ。自分にできないことを誰かに協力してもらうのは当たり前のことだ。トップになるなら誰よりも仕事しろって言うつもりもない。でも、お前らの理想を、お前らが誰よりも分からなくてどうすんだ。お前らが誰よりも理想の結果を考えなくてどうすんだよ。
それとも何か、もし理想が叶わなかった時は、協力してくれた奴のせいにでもするのか?
「っ!そんなつもりはありません!」
じゃあもっと考えろよ。そもそもお前の夢に武力が必要なのに、お前自身が鍛えてないのは何故だ。知識が必要なのに、お前自身が学び続けていないのは何故だ。天の御使い、という確証のないものの言葉に全て従っているのは、何故だ!言ってみろ劉玄徳!お前が俺の仲間を求める理由が、他力本願ではないと、証明してみせろ!
・・・できないか?まぁ知ってるよ。
俺がそれ以前の話だというのはそれだよ。はっきり言ってまずお前の理想には、お前自身の覚悟が微塵も感じられん。それこそ一週間前にお前がやってた似非宗教と同じで、甘言で人を操ろうとしてる様にしか見れんよ。
・・・なんだ、お前ら。あん?劉玄徳の理想は正しくないと思うか?またか。つーかお前らもか。はぁ、まあいいや。答えるよ。
個人的に、理想は正しいとか正しくないとかじゃないと思っている。だから、お前達にはこう答える。
正直、嫌いじゃない。
・・・何だよ。なんかあるか、劉玄徳。あん?だからお前らは理想以前の問題だって言ってるだけで、お前の理想が間違ってるとは一言もいってねぇだろ。
俺としては、本人達のやる気が感じられないから手伝えって言われたら断固拒否するが、理想としては素晴らしいと思うぞ。矛盾だらけで、全く現実的じゃないし、正直実現は無理だと思うが、「全て人が手を取り合って、心から笑える世界」実現できたら、確かにいい世界だと思うよ。無理だろうけど。
何驚いてるんだ北郷少年。俺はずっとお前らの理想を否定してないだろ。理想から否定してたら、みんなを連れてくるかこんなところ。その時点で終わっているなら、騙されるだけだろその話。大事な人をそんな与太話に巻き込ませたりしねぇわ。
・・・なに、お前ら何でそんなニヤケてんの腹立つんだが。
あん?何だよ程昱。「結局、何故ここに私達を連れてきたのか?」・・・散々2人に言ってんだから少しは読み取れ。
お前達にも、考えさせるためだよ。お前らどうも俺を主人にしたがるが、まず本当にそれで良いのかって話だ。俺以外の人を見てどうだ?劉玄徳の理想を聞いてどうだ?お前達はまず、本当に俺で満足か?風や稟に至っては元々曹孟徳に会いたかったんじゃないのか?会わずに俺と決めてどうする。
なんども言うが、俺は所詮蛮族で、1人でも生きていける分、現状に結構満足してる。だから上昇思考なんてないし、劉玄徳の理想を素晴らしいとは思うが、必要だと全く感じてない。愛紗や星の様に、自分の武を人の為に使おうって気もない。
俺は俺の為に俺の力を振るう。
お前達を助けたのだって、別にお前達の為じゃない。俺が何となくお前達を見捨てたくなかったからだ。正直今まで殺してきた賊と、お前達が逆の立場なら、俺はお前達を殺していた。分かるか?はっきり言って俺は別に高潔でも何でもない。蛮族だからな。
そして俺はお前達じゃない。お前達が俺についてきても、その望みを叶えてやれないかもしれないし、もしそうなった時、責任なんてとってやれない。
お前達の道はお前達自身で選んで、お前達自身で責任を負わなければならないんだ。
だから、俺がお前達の命を助けたとかそういう恩返しとかを理由に、俺に自分の人生を投げるな。そんなもんは自殺と変わらん。自分のしたい事、しなくない事。なにが嫌でなにが好きか、全部引っくるめて悩んで考えろ。
以上。話は終わりだ。・・・柄にもない真似をした。
後は好きにしなよ。劉玄徳と行くもよし、別の主君を探すもよし。何ならお前達で旗上げしてもよし。良く考えて、選べよ。
んじゃ、俺は戻る。
そう言って俺はみんなに背を向ける。ふ、決まった。何か凄い語ってしまったしとっとと逃げよう。何か凄い悲しそうな関羽さんが気になるが、今は恥ずかしいからとっとと逃げよう。今の話の穴に気付かれても困るし。すたこら「待ってください。」な、何かな風。1つだけ聞きたい?正直君鋭いから良くないけど、何かな?あれ、凄い笑顔。あんな顔初めて見た。嫌な予感!
「自分で悩んで良く考えた結果なら〜、誰についていってもいい〜、今の話はそういう事ですよね〜?」
ギクッ!え、えーと、人は選んだ方が良いとは思うよ、うん。あ、ヤバい鈴々が今の一言で閃いた顔した。マズイ!鈴々を止めあ、コラ星貴様こういう時だけ!
「じゃあ鈴々はおとーさんと一緒がいいのだ!」
しまった!散々煙に蒔いた選択肢が!ああ!凄い関羽さんの顔が光を取り戻した!ぬ、何だ星、抱きつくな!
「私は散々悩んだ結果、我が主人と行くことにしたので、よろしくお願いします。」ニヤニヤ
貴様っ!分かってて笑いおってからに!いいか、そんな簡単にだな!
「私達は、もう道玄しゃんの娘なので!」
「親子は一緒にいるものだと思いましゅ!」
あ、コラちびっ子ども!その設定をここで出すか!?ほら見ろ、一刀君に凄い顔されたぞ!あの一刀君にだぞ!?
いや待て、稟と風はどうした!と思ったら、何か目の前で苦笑いしてる稟と、してやったりの顔した風。
「というか、私は元々まだ主君を決めていないので、普通に道玄殿について行きますよ。ひょっとしたら一生かも知れませんが。」
「風はおに〜さんに決めてしまいましたから〜。やる気ない主人にやる気を出させるのも、家臣の仕事です〜。」
ぐぬぬ、さてはこいつら俺の思惑をとっくに理解していたな!くそう、これだから頭いいやつらは!頭悪いなりに頑張った作戦をあっさり読みおって!
何か凄い負けた気がする!そう思っていると関羽さんが抱きついてきた。ああ、こんな時でもおっぱいに反応する自分が憎い!でも嫌いじゃない!
「・・・ずるいですよ、道玄。」
おっと関羽さん、何のことかな。私は何もしてないよ!ホントホント!
「あわよくば、私達を置いて行くつもりでしたね?駄目ですよ。」
バレテーラ!あ、抱きしめる力強くなった!おっぱいの感触ががが!あ、星。君は別に何も感じないから強くしても無駄だよ。「!?」
あれ、何か凄い関羽さんが嬉しそうにしてる!嫌な予感!
「嘘つき。だからもう許してあげません。ずっと、ずっとどこまでもついて行きますよ。2度と、離れてなんかあげません。」
ぎにゃー!あんたまでそれ言ったら蜀ルートががが!
オウフ。どうしようこれ。まさか俺が蜀ルートを始まる前から壊してしまうなんて。いや知ってたけど。関羽さんがうっかり俺に惚れてるの知ってたけど!だって普通思わないじゃん!こんな化け物みたいな奴に惚れるとかさ!ちょっと仲良くなれれば偶にこんな美人と酒飲んだり出来るかなー、くらいの気持ちだったんすよ!というか一刀君にしかシステム的に惚れないと思ったんすよ!
・・・待てよ?化け物?
これだ!まだこの手があった!待てお前ら。まだお前達は知らない事がある!きっとそれを知れば、お前達も考えを改めざるを得ないはずだ!ククク、お前達が慕う俺はなぁ、実は人間じゃないのさ!見よっ!変ッッツ身ッッ!!
見よっ!これが人外オーク系クリーチャー!俺っ!さぁ驚け怖れるがいいっ!
・・・あれ。何その顔。俺が知ってる驚愕と違う。
「何かと思えば・・・。隠してるつもりだったんですか、道玄。」
ファッ!?
「何を驚いているのですか我が主人・・・。え、まさか本気ですか?朝とか時々その姿で鍛錬していたではないですか。」
「誰にも見られてないつもりだったんですか〜?あんなに派手に音なってたのに〜?」
なん・・・だと・・・?
「鈴々は初めてあった時から知ってたのだ!起きた時に教わったのだ!」
「そもそも、以前に貴方が賊を拠点ごと殲滅した時はその姿だったでしょうに。」
「はわわ、むしろよく私達を叱る時とか、短いけどツノ生えてますよ?」
「あわわ、ワザとかと思ってました!」
( ゚д゚)
お、思った以上にコントロール出来ていなかったでござる。いや、だって鏡ないから逐一確認できないんですよ!
い、いや。まだ最後の壁がある。見せられないけど、まだ愛紗の想いには答える事が出来ない理由が!それは!
「あの、ひょっとして・・・ゴニョゴニョの、事ですか?その、大きさ、とか?」
・・・・・・(´・ω・`)
・・・何故知ってるのでせう?
こればっかりは気をつけてたはず・・・!?
「簡単なことでありましょうや、我が主人。」
「朝、貴方より早起きすれば誰だって分かります・・・。」
え〝!?
いや待て待て、確かに分からんでも無いけど、ここ最近ずっと朝立ちなんて!・・・あれ、朝立ち?そもそもなんで朝立ちが起きない?生理現象だぞ?良く考えたら途中から俺全然溜まった覚えが無い。最初の頃は隠れて娼館行こうとしてたのに!この状況で溜まらないなんて、それこそあり得ない筈なのにーー!
「我が主人は一度寝ると、本当に起きないですからなぁ。」
「そ、その、道玄のが、あまりに辛そうだったので・・・。」
「御立派でした〜。」
「まさか、あれほどとは・・・!」ダクダク
「本物は、凄いでしゅ!」
「愛紗さんが、いっつも独り占めしようとして・・困りましゅ。」
「何かみんなに内緒にしろって言われたのだー!」
・・・いっそ一思いに殺してくれ( ^ω^ )
思わず膝から崩れ落ちる俺。死にたい。
何だい北郷少年、あれだけ偉そうな事を言った俺を笑いに来たのか?
いいぜ、むしろ笑ってくれよ。こんな情けない俺をよ。
・・・ガシッ!
「・・・大丈夫です。俺も桃香にヤラレました。」
一刀君・・・!君もか・・・!
この世界の女性は、肉食系だった。
私は自分が襲う側だと信じて疑わなかった。だがそれは間違いだった。
・・・私はオークはオークでも、このすばのオーク♂だった。
何だか無性に切なくなった。一刀君はただ俺を慰めてくれた。
初めて出会ってからわずか一週間。
・・・俺たちは、親友になった。
「・・・その、私っ、頑張ります!」
違う、そうじゃない。
続く!?
いつも隣で寝ていた関羽さんはハンター。
そしてモンスターは寝ている時が1番肉質が柔らかくなる。
ハンターが見逃すはずもないね!