避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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直接的な描写ないし、夢だからセーフセーフ(震え声)





15話 伝説の料理、牛の丸焼き。

やぁみんな、実は捕食される側だった見た目性豪オーク系転生者の俺だよ!

 

 

何はともあれ、取り敢えずみんなと寝室は別にしました!というか締め出した!凄い批判がきたし、鈴々が泣きながら謝ってきた時は凄い心が揺れたけど、鈴々さえ毒したどこぞのメンマをキツく叱って心を鬼にする。何か関係が進展すると思ってたらしい愛紗がそんな!って悲鳴をあげたが無視。こんなところにいられるか!俺は自分の部屋に戻るぞー!

 

 

そんな感じに俺は1人の夜と当たり前の生理現象を取り戻した。

 

 

 

 

それから2週間が過ぎた。

鈴々が俺に嫌われたと泣いたが、そんなことはない。なので夜は一緒に寝ないが、これから朝は鈴々との触れ合いを増やした。他の人らとの時間は減らしたけど。あいつら日に日に視線がヤバくなる。マジ怖い。愛紗とか俺の腕を取る一動作でさえ何か既にやらしい。潤んだ瞳でこちらを見上げてきたりする。教育によくないのでダッシュで鈴々抱えて逃げた。

 

 

 

 

星と風はもっと直接的に迫ってくるようになったが、こちらは普通にあしらえば問題ない。稟はなんか天邪鬼発動しがちなので、逆にこっちから誘って本人に断らせる。後でやたら落ち込むが知ったことか。ちびっ子2人は風呂の時にまだ一緒に入ろうとしてきたので出禁にした。ビックリするぐらい食い下がってきたが、理由を考えたら変態でしかないので容赦はしない。食事と鈴々との時間だけが救いになってきた。

 

 

 

 

・・・刑務所かここは。

 

 

 

 

そんなギスギスした人間関係になり始めた女性陣とは裏腹に、一刀君とは普通に仲良くなった。

 

 

 

というか俺は誤解していた。彼は劉備さんに惚れて劉備さんの為に動き始めたのではなかった。いや、今では惚れているらしいので間違いではないのだが、正確には劉備さんに迫られて関係を持ってしまったため、責任を取ろうと躍起になっていたらしい。

 

 

一刀くん・・・っ!君はっ!君と言う奴は・・・ッ!

 

 

原作でハーレムを築きあげる男はやはり、顔だけでなく心までイケメンだった。

 

 

 

しかもあの俺がした上から目線のクソ説教から、真面目に反省してしまい、「俺が桃香を守れるように成りたい!いや、ならなくてはいけないんだ!」と、わざわざ俺に鍛えてくれと頭を下げてきた。何だこいつ本当にイケメン。正直そこまで深く考えてなかった俺の方が申し訳なくなるレベル。ゴメンよ!

 

 

つーか、幼女から熟女まで、国を跨ってハーレムを築き上げる稀代の種馬主人公は、本当に次元が違うわ。ヤバい。そりゃいきなり戦乱の世に落とされても生きていくわ。凄すぎる。

 

 

なので最近は鍛えるついでに一緒に山で狩りとかします。食べられる山菜とか、獲物の解体とかも教えました。また、取り敢えず武器には矛を渡しました。え、剣道部?いやだって武器の扱い俺も分からないので、教えられる奴らの得意とする武器を渡すしかないでしょう。

 

 

現在は鈴々と一緒に愛紗や星に技術と基礎を。俺がスタミナ、筋肉などの基礎体力、あとは生き延びる力として気配の消し方と、逃げ足を鍛えている。恐ろしいことに、この世界で見たら大したことではないとはいえ、前世なら既にアスリート並のレベルになった。わずか2週間でだ。原作主人公マジチート。熊はまだ無理だけど、並の賊なら5人くらい何とかできるって星が言ってた。成長チートにも程がある。

 

 

 

 

一方で、劉備さんもなんか進化を始めた。

覚悟もなしに協力を求めた事を反省し、まずは何が足りないのかを知りたいと、ウチの軍師組に毎日話を聞いている。あと逃げ足のトレーニングだけは一刀くんと一緒に受けるようになった。この時に揺れる彼女の胸は、俺や一刀君だけでなく若い村人全ての視線を独り占めである。まぁ、星や愛紗の稽古は早過ぎて見惚れる余裕がないからな。何より2人より大きいし。頭がパッパラパーでなければ普通にモテモテな見た目だし。

 

なお、この時に俺は注意していないとならない。愛紗たちにバレると訓練中の事故と称して龍牙と青龍偃月刀が降ってくる。しかも執拗に目を狙ってくるので本気で怖い。あと、それが鈴々にバレた時は自殺を考えた。ジト目とかそう言うのではない。凄い心配そうな顔で、鈴々がしてあげようか?とか言ってくる。本当に、本当に死にたくなる。精神的ダメージが尋常ではない。

 

・・・まぁそんな風にして日々を過ごすうちに、地味にこれからの事を考えた。

 

正直まだ誰に仕えようとか、旗上げしようとかは考えてないが、このまま彼らと一緒に蜀を立ち上げるにしても、自分で旗上げするにしても、もう少し武将が欲しい。あと拠点強化と武装強化がしたい。

 

 

なので、まだ曹操さんに仕えてなければ三羽烏の楽進、李典、于禁の3人を引っ張れないかと考えて、地味に稟だけ連れてそろそろ旅に出ようかと思っている。他の子らは鈴々が凄い悩みどころだし、愛紗を放置するのはちょっと怖いが、連れて行かないつもりだ。稟はほら、会えれば曹操さんに会わせてあげたい。

 

 

鈴々にも、俺がいない生活をさせておかないと、やがて独り立ちをしないといけないし。独り立ち、しないと・・・独り立ちさせなくても良いかな。一生俺が娘を守る!あ、何劉備さん。駄目?そっかぁ。

 

・・・愛紗はほら、アレよ。俺が製作を依頼した1人用テントを、出来上がるたびに壊しちゃうから。逃げ道無くしまくりだから。ぶっちゃけ理性もたないから。

 

・・・あと地味に俺楽進と李典好きなキャラだから。うん。仕方ないね。

 

今のうちに劉備さんからたくさんの桃を仕入れておき、村人にも熊肉などと物々交換で卵と鶏をたくさんもらっておいた。これで旅の間にケンタッキーを作りたい。

 

書き置きは稟に書いてもらうとして、今度村に来ると劉備さんが言ってた商人さんから欲しいものあれば仕入れて、ふふふ、次の満月の夜に決行だ!すまぬ鈴々!とーちゃんちょっと出かけて来るよ!お土産たくさん買って来るからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・

・・・

 

その満月の夜。

 

俺は出発どころか、部屋に縛り付けられていた。

 

 

たった今まで意識を失って居たので、どう言う状況かさっぱり分からない。というか、俺を縛り付ける?ハイパーパワーチートの俺を?何で結ぼうとしても、たとえ孫悟空の様に大岩に埋め込まれて居ても、岩を粉砕して抜け出せる俺を?

 

 

そんなバカな!

 

と、思ったらどうにも力が入らない。何これ毒?いやいやまさか。俺はラージャンでありハルクだ。どんな強力な毒物でも、一時的にしか効果はないし、時間も長くて数分である。いつから眠らされて居たかは知らないが、そんな長々と俺の体を侵し続ける薬物なんて、それこそプール並に飲まなきゃあり得ない。

 

・・・マジで何が起きている?ていうかここはどこだ?弱弱しい光があるのは分かるが、逆にそれが視界を奪う。僅かな闇が、見通せない。ヤバイこれ、愛紗達は無事なのか?

 

そう焦った瞬間に声がかかる。愛紗だ!良かった、無事なんだな!なんとか声の方に顔を動かす。動かして、

 

・・・動かして後悔した。そこには嘗てないレベルで暗い瞳をした愛紗の姿が!ヤバイヤバイ超怖い!

 

服装は肌に張り付く様な、薄く白い襦袢のようなもの。右手に持った灯から、僅かに照らされたその身体が見える・・・し、下着着けてねぇ!?

 

「・・・道玄。また、私を置いて行こうとしましたね?」

 

ファッ!?馬鹿な、何故バレた!・・・ハッ!

愛紗の瞳から光が完全に消えた。あ、これやらかした。

 

 

「ふ、ふふ・・・やはり、ですか。私は言いましたよね。2度と、離さないと。もう・・・許してあげません。」

 

そう言って灯を燭台に置くと、何処からか香炉を取り出した。あれっ、何この匂い!凄いクラクラする!まさかっ!?

 

「身体が動きませんか?・・・そうです。この香です。貴方に毒は効かないようですが・・・。興奮剤など、体の調子を良くするものは一定の効果を発揮する。違いますか・・・?」

 

いや知らんけど!俺の身体の構造なんて俺も全く知らんけど!

 

でも言われてみれば確かにハンターも毒無効とかでも鬼人薬とかは効果あった!飲み続ければずっと狂走状態になってられた!いやでもこれは全身から力が抜けている、どうして・・・!

 

 

「ふふ、不思議ですか?・・・この香は、男性の一部分だけ、元気にするそうです。副作用として、それ以外に力が入らなくなるそうですが、ね?」

 

 

え、何そのエロゲに使われそうなアイテム。あ、そういやここエロゲ世界だった!・・・待て、じゃあその一部分ってまさか・・・!

 

「ふふ・・・。とても、元気ですね・・・?」

 

うっぎゃあー!俺の息子がビッグガイまで成長してる!スーパータフネスしてる!待て待て待て!!これはマズいよ!ダメだって!このままいったら18歳未満禁止にされるよ!閲覧禁止だよ!

 

「私を置いて行こうとするから・・・。道玄、貴方がいけないんですよ?・・・みんなもほら、我慢できないそうです。」

 

「!?」

 

そう言われて初めて鈴々を除く全員か居ることに気付く。ば、馬鹿な。この俺が気付かなかった上に、みんな愛紗と同じ顔してるだと!ヤバイこれは・・・生贄フラグ!

 

に、逃げないと!

 

 

 

「逃がしませんよ・・・。先に、謝罪しておきます。・・・ずっと。ずっとずっと、我慢していましたから、手加減できないかもしれないです。」

 

ちょ、それどっちかというと男側のセリフ!!あ、待って上に乗らないでヤバイヤバイ!そ、そうだ愛紗!見ろこの大きさ!まず怪我するぞ!今日は辞めとこう!なっ?それが良い!はうっ。

 

「・・・これで大丈夫ですね?」

 

 

ば、馬鹿な!何故この時代にロー○ョンが!?ていうか準備良すぎだろどう言うことだ!いつこんなものを仕入れた!え、こないだの行商?ウッソだろおまえ・・・。

 

ギシリ、と俺を縛り付ける鎖が音を鳴らす。俺の上に跨る愛紗が、闇を湛えた瞳で、俺を射抜くように見詰める。

 

パサリ、と音を立てて、着けていた薄衣が落ちた。自然と喉がなった。愛紗の手が、結ばれた髪を解く。

 

風呂上がりくらいしか見ない、髪を下ろした姿の愛紗。両手を俺の胸について、顔を唇と唇が触れるギリギリまで近付けて、言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー・・・覚悟、して下さいね?」

 

私以外見れないようにしてあげます。

 

 

 

 

・・・アッー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・

・・・

 

という、夢を見たんだ!何故か起きたら3日くらい過ぎてて焦ったけど、いや、本当に何もなくてよかった!本気で何度か死ぬかと思った!夢で本当に良かった!いやマジで!

 

 

「いや、羌毅さんそれ・・・いえ、やっぱり、なんでもないです。」

 

 

ん、どうした?北郷少年。なんか気になることでもあったか?

 

え?密かに旅に出る話?ああー、アレな!なんかみんなにバレてて断念した。どうも俺が食料とかたくさん仕入れてるのとか、密かに行き先の情報を集めていたのが、軍師組に察知されていたらしい。結局みんなで行くことになった。参ったね!

 

 

あ、そーいやさ、最近劉備さんとうちの女性陣がやたら仲いいんだけど、理由知ってる?なんか俺の知らないうちに世話になってたみたいで、場所の提供がどうとか、薬の用意がどうとかお礼言ってたんだけど、俺何も知らなくてさー。

 

よくわかんないけどお礼言っておきたいから、知ってたら教えてよー。

 

 

「い、いや、その必要は無いんじゃ、ないかと・・・?」ヒクヒク

 

 

んー?そうなん?まぁ確かに、何でも俺が口出さないでもいいか。あいつらも子どもじゃないしな!

 

 

あ、出発は3日後になったから!どうなっても一度戻ってくるから、自分らのことサボるなよ!こっちはこっちで、できる限りやっとくからさ。

 

じゃあ、俺一旦帰るわ。旅の用意しなきゃ!またなー

 

 

 

「き、記憶どころか人格が変わっている・・・!」

 

 

 

続く!

 

 

 




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