やぁみんな、本当のことを言うとそろそろ海の魚が食べたい見た目的に生肉食ってそうなオーク系転生者の俺だよ!
俺が曹操さんの前で荒ぶるラージャンをしてから、1週間が過ぎました。とりあえず抗議とか暗殺者差し向けられたりはしてないです。
そして俺は今、食材を買いに村の小さい商店街もどきと言うか、ただ店屋が集まっただけというか、そんな感じのところに来ています。
初日こそ俺が大量の賊を蹂躙したため、皆さんに恐れられていましたが、毎度鈴々や許褚ちゃん、ちびっ子軍師2人などを肩車ししたりして歩いたり、大量に食材を仕入れたりする内に仲良くなりました。
今ではそれぞれの店主どころか、その客の皆さんも気さくに声掛けてくれるので嬉しいです。みんな中々俺の見た目に慣れてくれないからね。ちびっ子なら何故か1時間で仲良くなれるんだが。
あ?なに八百屋のおっちゃん。あんな美人と毎日お盛んで羨ましい?あー、また宿のおばちゃんか。あの人この手の話好きだからなー。まぁ確かに毎日しているが。というかお前ら、人の女で妄想すんなよ。あん?狡いだと?やれやれ、お前らなぁ。気楽にいうんじゃねぇよ。・・・なに?モテる奴の台詞だぁ?
・・・お前らそれ、毎日1人で、1人につき5発、計30発を要求されても同じ事言えんの?
みんなの顔が一瞬で蒼白になった。同時に化け物を見る目で俺を見る。馬鹿野郎、俺だって辛いよ。特典のラージャンとハルク、両方に高い精力があって本当に良かった。無ければ俺は既に腹上死してる。ちなみに、曹操さんの前で暴れたあと宿に連れ込まれた時は1人につきその倍を要求された。終わった頃には生きてる事を喜んだものである。
どうやら俺の苦労を分かってくれたらしい、店主達はそれぞれの扱い食材で、精力のつくものや栄養価の高いものをたくさんおまけしてくれて、お客のみんなは凄い可哀想なものを見る目で頑張れって声を掛けてくれる。あれ、何だか凄い悲しくなって来た。
これを一刀君は本来俺の5倍くらい同時に相手取ってたと考えると、ちょっと頭おかしすぎるので、やはり彼についたペルソナはマーラ様に違いない。今は劉備さんだけだが、やはりこのあと各国にも子種を振りまいたりするのだろうか。子だくさんで素晴らしいと思うが、継承権で泥沼になる気もする。
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トントンと、扉を叩く音がする。
どうやらお客さんのようだが、今ちょっと立て込んでいるので待って欲しいと声をかける。
「失礼するわ。」
おっと普通にシカトされた。誰かと思ったらやはり曹操さんだ。というかこないだ暴れた時にいたメンバー全員いる。あ、夏侯惇さん意外に元気だ。大丈夫だとわかってはいたが、あれ並の賊なら重傷なんだけど。さすが魏の大剣、意味不明な耐久力だ。あれ、皆さん顔赤いよ。どしたの。
「貴方ねぇ・・・何なのかしらこの状況は。」
凄いジト目の曹操さん。その視線の先にいる俺たちは全員衣服を纏っておらず、と言うか今まさに俺の上に馬乗りする関羽さんがいた。いや、待てって言ったのにシカトしたのそっちじゃん。つーかこう言っては何だが、声漏れてた筈なので分かってて入って来たんじゃないの?
そういうと罰が悪そうな顔する曹操さん。意外にも顔真っ赤な夏侯姉妹と荀彧さん。いや、何で?お前らは曹操さんで慣れてるだろ。あ、許褚ちゃんは後ろ向いてなさい。楽進、于禁、お前らは手の隙間空きすぎだろ興味津々じゃねーか。李典、楽しそうにすんな。
え、男の見るのは初めて?あー。なるほど。荀彧さん、そんな怯えないで大丈夫。俺のサイズは普通にはいないから。それを入れてるこいつらがおかしいから。ていうか関羽さん、目の前に来客いるんだから動くのやめよーよ。え?私が誰のものかよく見せつける為?いや、俺が言ってるの羞恥心とか子供の前でとかそういう倫理的な問題の話をしてるんだけど。えっ、なにこれ俺がおかしいの?
おいやめなさい鈴々、許褚ちゃんに自慢しようとするな。いまでさえ俺結構許したくないんだからな。・・・なお、鈴々は本番こそしてないが、以前既に俺の味を知っていることと、幼女軍師達が普通に参加してること、こうして全員ですると鈴々が1人だけ仲間外れになってしまうこと、そもそも旅の途中はテントが1つしかないこと、さらには俺以外の厚い推薦もあって、仕方なく最近は参加を許可している。いやだって仲間外れにすると泣かれるのだ。性教育の一環と考えることにするしかないじゃないか。娘の涙は父親の精神にバーストエクストリームするのだ。
・・・いや、やっぱり俺がおかしいなごめん。
・・・・というか、皆さん何の用?あと、恥ずかしいから1番後ろの楽進さん、扉閉めてもらえる?
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とりあえず、みんなで服着て匂いが色々とやばい部屋から出る。何か李典がはあはあ言いだしたので相当やばかった筈。場所を移して話があるらしい曹操さん達と、共に席に着く。
で、なんぞ?え、こないだの謝罪?いいよそれはもう。最後に許すって言ったじゃん。気が済まない?そう。じゃあとりあえず受けとくわ。とはいえ俺は謝らないけど。え、なに夏侯惇さん。もっと強くなって次こそ俺を斬る?あ、曹操さんに怒られた。
まぁ頑張って。そう言うと驚く皆さん。なによ。良いのか?別にいんじゃね。あれまだ全力じゃないし、あの段階で無理なら一生無理でしょたぶん。て言うか俺は俺の女をふざけた扱いしないなら、俺自身は何言われようと割とどうでもいい。だからそんな怯えないで他の男みたいに悪口言ってもいいよ荀彧さん。え、何で知ってるってそりゃ分かるよ男嫌いな事くらい。まぁ、正直荀彧さんより優秀な男は少ないから、その悪口もあながち間違いでもないしね。頑張ってくれ王佐の才さん。
そういうとまた少し驚いた顔をする皆さま。何かもう慣れてきた。なに曹操さん?私は王の器かって?ああうん。まぁまだ未熟極まりないと上から目線で言ってみる。あれ、冗談なので真面目な顔してないで怒って良いよ?なにが足りない?いや知らんよ。自分で考えて下さい。強いて言うなら、気に食わないからという理由なんかで誰かに剣を振り下ろすなら、行き着く先は王は王でも暴王だとは思うよ。今の腐った領主と変わらないね。そう夏侯惇さんを見ながら言ってみる。
そう言うと一瞬みんなが驚き、しかし曹操さんは目を瞑って深呼吸し、肝に銘じるわ、と力強くこちらを見つめて言った。いや、あくまで個人的な意見なので精々参考くらいでいいと思うよ。
ていうかそれで終わり?じゃあ飯でも。あ、まだあるのね。何でしょ。予想つくけどドウゾ。
「厚顔無恥を承知で言うわ。羌毅、私は貴方に仕えて欲しい。」
え、美味しいご飯を毎日三食と個室付きで、週休7日の昼寝付きならいいよ。
そういうと断わられたと感じたらしい曹操さん。今の私では駄目という事?とか聞かれる。いや冗談ではないんだが。ああ、やっぱり働きたくないの駄目だろうか。駄目かぁ。
とりあえず、今はまだやることもあるし、誰かに仕える気はないと伝える。凄く残念そうだが、今回は引くわ。でも諦めない。そう言ってくれた。まぁ別に曹操さんは嫌いじゃないので、自信が出来たらいつでもどうぞって言っておいた。何か嬉しそうだ。
まぁいいや飯でもあ、まだあんの?え、賊退治の報酬?あー。完全に忘れてた。みんななんかある?なんか今ならできる限り聞いてくれるらしいよ。普通に金でいいの?じゃあそういうことなんで。それで。あ、金額も正規の金額でいっすよ。
「・・・欲がないのね。本当にいいのかしら?」
んー、ぶっちゃけ道を散々壊しちゃったし、曹操さんや夏侯惇さんの武器も壊しちゃったから、それで相殺ってことで。そう言うと、一瞬呆れた顔になった曹操さん。だが直ぐに苦笑いになって分かったわ、と言った。そしてそのまま爆弾を落とした。
「では、私のことはこれから華琳と呼んで頂戴。」
・・・なに言ってんのこの人。あまりに予想外だったのか、周りのみんなが固まっている。撤回するなら今だぞ?見ろ、後ろの荀彧さん驚きの余り乙女として他人に見せられない顔になってる。あんたのせいだぞ。
「桂花、後でお仕置きね・・・。撤回はしないわ。貴方は貴方の尊厳を軽んじた私を、それでも私の尊厳を護ってくれたわ。そのことに対する感謝と・・・後は、私の今の正直な気持ちよ。貴方には、私のことを覚えていて欲しくなったわ。」
さらに爆弾を投下する曹操さん。ああ、そんな言い方するから関羽さんが警戒心露わにし出した。ほら落ち着いて、みんなも。あっコラ曹操さん煽るな!今は預けておくとか言うんじゃない!あとで俺が大変になるだろやめろ!っていうか明らかに遊んでるだろ!
・・・はぁ。俺はただの蛮族でね。姓も字名もないが、それで良ければ応じよう。名を羌毅、真名を道玄。君を忘れないと誓おう、未来の覇王よ。
そう言って返す。
ーーとても嬉しそうに、彼女は笑った。
くっそ、正直可愛い。あ、やめて愛紗。後で謝るからここでズボンに手を掛けないでゴメンって!ん?なに許褚ちゃん、僕は季衣だよっていいの?ご飯美味しかったから!?ウッソだろ、ま、まぁ季衣ちゃんが良いならいいけど。あ、俺のことも道玄でいいよ。え、お兄ちゃん?構わないけどってほら鈴々むくれるな。あ、夏侯淵さんなに?え、秋蘭?真名?ちょっ、貴方はまずいよ!ああほら星まで加わったしあんた確信犯だろ!くっそいいよ好きに呼べよ!よろしくな!
その後華琳さん達は帰っていった。なお、夏侯惇さんと荀彧さんは固まったままだったので引きずられていった。
そして何故か残る三羽烏。あれ、行っちゃったけど良いのだろうか。え、たまたま宿の前で一緒になっただけ?話があった?嘘やん、今まで待たせてごめんよ・・・!
というか、3人とも曹操さんに仕えるのかと思った。確かに勧誘はしてたの俺だが。いやほら前回結構あれな事しちゃったし。
「いえ、あの時、曹操様達を前に自分を押し通した羌毅さんの姿には、正直な話、驚嘆しました。何より、その強さに憧れて・・・あ、いえ、忘れてください。とにかく、私達も貴方について行かせて欲しいです。」
「ウチはなー、正直にいさんと一緒にいれば色々な閃きが湧くし、絡繰談義できるの嬉しいし、にいさん強いし優しいしで、元々誘いに乗る気やったんやー。義勇軍が曹操様に兵として召し抱えられてウチらも身軽になったし、良ければ連れて行ってくれんかー。」
「紗和は正直2人が行くなら着いてくのー。あと、軍のご飯よりおにーさんの料理の方が美味しかったの!」
・・・いや、元々勧誘してたの俺だし、3人とも好きだし、良いんだけどさ。于禁ェ・・・。
まぁいいや。非常に嬉しい。これからよろしくな、3人とも。ん?どうした李典?・・・序列最後で良いから交ぜろ?正直興味がある?いや、俺も李典のその巨乳には並々ならぬ興味がハッ!殺気!
「・・・毎度毎度、良い度胸ですね、道玄?」
「我が主人は、余程我らだけでは不満と見える。」
「じゃあ、手加減抜きですね〜。」
「女将さんには2週間分のお金を渡しておきますね。」
「はわわ!容赦なく行きましゅ!」
「あわわ、徹底的に搾り取ってあげます!」
「おとーさんは鈴々のおとーさんなのだー!」
・・・まぁ待て、みんな落ち着こ?ほら、ジョークだよジョーク。これから一緒に行くんだし、仲良くやろ!的な挨拶・・・あ、駄目?ほ、ホラ李典、君からも何かこう、えっ、真名は真桜?ウソだろこの状況で?そのうち慣れる?バッカお前今でも限界ギリギリ、あっ、馬鹿やめろ楽進誘うな、いや頷くな楽進!嫌なことは嫌ってハッキリ言っていい・・・なに?郷に入っては郷に従え?いやいいよ気にしないで!なに言っちゃってんの?真名は凪?・・・ブルータスよ、お前もか。あ、于禁お前どこ行く!え、今日はとりあえず見学?違う、そうじゃない!この2人を何とかあ、待ってみんな!謝る、謝ります!だから今日はもう勘弁、え、もう宿延長した?嘘だろ!?
・・・ま、まさか本気で2週間とか、言わないよね?さ、流石に冗談ですよね?ははは、流石にそうだよね。良かった。・・・あれっ、なにその顔。えっ
一ヶ月?はは、御冗談を。・・・あの、御冗談、ですよ、ね・・?
無言のみんな。モジモジしてる楽進と、全力でニヤニヤしてる李典。全員が一斉に俺を捕まえ、宿に向かって歩き出す。ちょうど飯時になり、昼食を取りに来た馴染みの連中が、売られて行く子牛を見るような目で俺を見る。
ちょっおまっ!待って待ってアッー!
続く?