避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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22話 鳥ささみのねぎわさポン酢は日本酒派

やぁみんな、実は待機形態はそんなに大きくないオーク系転生者の俺だよ!

 

 

 

 

前回とうとう鈴々と流琉にまで手を出してしまい、完全に言い訳できなくなってしまったクソ野郎、それが俺さ!色々分かってたつもりだけど、やっぱエロゲキャラの大きさに対する耐性値ハンパないね!もう諦めたからみんな俺を外道くんと呼べばいい!ここまでの外道は見たことなかろう!未確認少年外道だよ!ネタ分かった君は僕と握手!

 

 

 

 

さておき、覇王こと曹操さんが治める街に着いた。予定より2日ほど遅れたが、単純に街の近くでみんなと盛ってただけだと言うしょーもない理由なのが悲しい。1人本気の流れに乗れない沙和が自棄っぱちで参加すると言い出さなければもう少し遅れただろう。ギリギリ沙和の純潔は無事です。良かった良かった。

 

 

現在は、街の検問の近くに備えられた兵の駐屯基地みたいな所にいる。相変わらず止められたので、三羽烏と流琉がメッチャ焦ってたが、他のみんなは慣れたもので、どのくらいかかるかで、街で食べるかここで作るかまずは時間を兵に聞いていた。うむ、慣れって怖い。

 

 

とはいえ、今回は俺が蛮族だから止められたわけではないらしい。どうも曹操さんから俺が来たら報告するよう通達があった模様。てか、検問にいた兵達は、俺や三羽烏と一緒に戦った元義勇軍と偵察先行していた夏侯淵こと秋蘭さんのところの兵らしく、俺の事を覚えていた。今隊長である夏侯淵さんを呼んでいるので待って欲しいと言われた。いや、そんなに偉い人呼んで来なくていいのに、と思ったが、流琉の事もあって季衣ちゃんには会いたい。会わせてくれそうな人が来てくれるのだ、ゆっくり待つとしよう。

 

 

それにしても、やたらと丁寧な接客をされる。そんな心配しなくてもうちの女性に手を出して来なければ暴れたりしないよ?って感じのことを言うと、貴方に暴れられたら元より全兵を集めないと抵抗もできないので、今更そんなこと気にしてないそうだ。なんか俺ゴジラかモスラみたいな扱いでワロタ。

 

単純になるべく高待遇でもてなせと言う命令があったのと、かの防衛戦で世話になったから、と言うことだった。ならいいか、と思い、素直に接客されておく事にする。

 

「兄様、私と会う前になにをやったんですか・・・?」

 

兵の俺に抵抗のうんぬんのくだりを聞いて、何かまたやらかしてんなコイツ、みたいな顔で聞いてきたのは、肌を重ねてから一層固さが抜けた流琉だった。失礼な、ちょっと乱暴な手段で賊の方々を転生させてあげただけである。

 

 

「あれはそんな生優しいものではなかったと思いますが・・・。」

 

「明らかに理不尽と暴虐の塊だったの〜。」

 

「あれならまだ嵐とかの大災害に巻き込まれた方が生き残りが出るとおもうでー。」

 

「まぁ、貴方の戦闘はだいたい理不尽、というか、貴方がまず理不尽そのものですから仕方ないかと。」

 

おかしいな、三羽烏や稟の評価がまるでデストロイヤーとゴジラの戦いそのものみたいな表現である。個人的にはまだ未熟な撲殺天使見習いなだけだと思うのだが。風がおにーさんは意思を持った天災みたいなものですし、とか完全に人間扱いしない感じで流琉に説明している。まぁ物理的に人間じゃないので、否定できないのが悲しいところだ。あ、流琉、その優しい顔やめて。人間に優しい化け物見てるような目やめてください傷つく。鈴々を抱っこして癒される事にする。鈴々可愛いよ鈴々。

 

 

そうこうしてたらやがて夏侯淵さんがやってきた。

 

「久しいな、道玄。華琳様がお前に会いたいとのことだ。すまないが着いてきてくれ。」

 

なんか準備しているらしい、挨拶もそこそこに着いていく事になった。歩きながら秋蘭と話す。流琉を紹介して、季衣ちゃんに会わせて欲しいと言ったら、華琳さんと一緒に待っているとのことだった。やったね流琉。流琉も嬉しそうで何よりだ。ところでお前達、普通に恥ずかしいから、離れてくれない?嫌?ああそう・・・。

 

何かみんな秋蘭に警戒してるのか、劉備さんの村に着く前みたいな状況になっている。稟に至っては貧血でもないのに俺に横抱き状態であり、視線だけ険しく眼鏡をくいくいさせながら秋蘭を睨んでいる。正直非常にカッコ悪いし、街中なのでたくさん人がいてむっちゃ恥ずかしい。降ろしていいだろうか。もう少し?良いけどお前のポジション愛紗達もやりたいらしいから、あとで交換してやれな。あ、秋蘭や、明らかに冗談なのは分かるが、混じろうとするな。俺が後でとばっちりを受ける。え、それが楽しい?やな奴か!

 

 

そうして城に着くと、謁見の間みたいな所に通される。中では曹操さんの他に、夏侯惇さんや荀彧さん、季衣ちゃんとがいた。お付きの兵さえ居ないが、信頼の証なのだと思う事にする。あ、季衣ちゃんが流琉に大喜びで突撃した。華琳さん放置で良いのかこれ。あ、華琳さん笑って頷いてるので構わないみたいね。

 

「久しぶりね、道玄。待っていたわ。」

 

まるで恋する乙女の様な口調。横の夏侯惇さんと荀彧さんが凄い顔で睨んでくる。安心して欲しい。明らかに演技だ。だって君らがその顔した瞬間にニヤニヤしてるもんこのドクロちゃん。

 

つれないわね、なんて世間話が始まった。とりあえずまだ仕える気はないと先手を打ってみたら、それはまだいいとのこと。何でも私はまだ貴方に相応しい主人ではない、とか言い出した。いかん、これはプレッシャーだ。ただの蛮族なので買い被りは勘弁願いたい。あと横の2人の顔が普通に怖い。美人さんなんだから気をつけようよ・・・。

 

 

話の流れで、季衣ちゃんと再会を喜ぶ流琉を紹介する。流琉はめちゃくちゃ緊張してたが、季衣ちゃんが流琉は僕と同じくらい強いんですよ!とか言ったので華琳さんが物欲しそうな目をし始めた。流琉が怯えるのでやめてください。

 

「貴方の周りは可愛い娘ばかりでズルいわ。貴方がくれば全員来てくれるのかしら?」

 

知らんよ。みんなに聞いて、と言おうとしたら、万が一そうなれば、私は彼に着いていきますと間髪入れずに愛紗が言い、他のみんなも続く。やだ、嬉しいけど時と場合を考えて!華琳さんの目が鋭くなった。ほら、ならますます貴方を諦めるわけにいかなくなったわね、みたいな事を言いだした。止めてあげなよ、ガチトーンで言ったせいで横の2人が視線だけで人が殺せるレベルになって来たぞ。

 

 

ついでに流琉のことで、賊の残党を200くらい始末したので大丈夫だとは思うが、余裕があったら村の周りに兵を送ってもらえないか聞いてみる。いや、クズみたいな村だが、それでもまた被害に会えば流琉を逆恨みするだろうし、流琉も気にするからな。そんな話をしたら流琉が兄様ありがとうございます!と言って来たのでお兄ちゃんとしては当然だとカッコつけておく。季衣ちゃんが流琉の兄様発言で目を丸くしてるが、原因君だからね。

 

「まだそんなに・・・感謝するわ、道玄。後で褒美を取らせましょう。受け取って頂戴。」

 

兵を出す約束をしてくれた。ありがたい。今回は素直に金を受け取る。いや、全然後悔してないけどこないだ貰った金は使っちゃったので、街に滞在するにはちょっとこの人数では心許なかったのだ。すると流琉が申し訳なさそうな顔したので頭を撫でて気にしない様に伝える。実際俺は気にしてないし、みんなも同じな筈だ。そう言えばみんな頷いてくれた。何か不思議そうな顔する曹操さん達に、流琉が説明しだした。季衣ちゃんいるけどいいのかね、この話。

 

「そんなことになってたなんて・・・僕全然知らなかった。ごめん、ごめんね流琉。」

 

案の定季衣ちゃんは落ち込んだが、流琉は朗らかに笑って許していた。むしろ俺に着いてこれたからと逆に季衣ちゃんにお礼を言ってる。なにそれ凄い嬉しい。流琉可愛いよ流琉。でもお兄ちゃん的にはそのスパッツはやめて欲しいな。鈴々みたいなのにしない?しないかー。

 

ふとみたら、荀彧さんや夏侯惇さんが少しだけやるじゃねぇか、みたいな顔で見てるので兄として当然、とドヤ顔してみた。兄、のあたりで荀彧さんが汚い物を見る目をしたが、事実なので素直に受け止めておく。俺・・未来に戻れたら自首するんだ・・・!

 

華琳さんや秋蘭も感心した、みたいな事を言ってくれる。何かいい雰囲気なので、ついでに流琉の夢である店のことと、冬の間この街に滞在したいのだが、借りられる物件は無いか聞いてみた。したら何か急に涙目になる流琉。あれっ、なんか駄目だっただろうか。みんな呆れた顔で俺を見る。華琳さん達どころか、り、鈴々に季衣ちゃんまで、だと・・・!

 

「にいちゃん、それは流琉が可哀想だよ。」

「兄様、私は兄様の側にいては駄目ですか・・・?」

「風が言ってたのだ!おとーさんは朴念仁なのだ!」

 

 

ファッ!?お、お兄ちゃん的には嬉しいけど、料理人になりたいならこっちの方がいいと思うんだ。冬の間はみんなが大変だから滞在するが、一旦劉備さんのところに戻るし、すぐまた旅に出る。そうなれば物理的に店は無理だ。そう言うと、それでも構わないから、一緒がいいと言う流琉。ちょっとチョロすぎて正直不安になるレベルだが、お兄ちゃんも流琉が一緒の方が嬉しいので、来たいと言うなら止めないが、大変だぞ?え、私がいないと逆に生活が不安?まともに旅が進まない!?・・・人数が増えたから否定できねぇ。みんなも心当たりがあるらしい、言葉が詰まっている。うん、有り難く着いて来てもらおう。抱き着く流琉を、優しく抱きしめて、頭をなでておく。ん?華琳さんなに?俺はもうちょっとやそっとの犯罪者扱いにはメゲないぞ!

 

「いや、少しは反省すべきだと思うけれど、それはまぁいいわ。ところで道玄、劉備とは誰かしら?」

 

もしかして仕えているのか、と睨んでくる。それは無いから大丈夫である。ただ、ちょっと放って置けないから軽く協力しているだけだ。そう言うと興味を持ったらしい華琳さん、どんな人物か聞いてきたので、少し悩んでから答える。

 

底抜けに明るいお人好しで、全方位天然なちょっと頭足りない感じの、大き過ぎて絶対無理だろっていう夢を持ってる現実見えてない様な女の子かねぇ、今はどうだか知らんが、少なくとも会った時はそうだったな。

 

「それは・・・控えめに言っても駄目だと思うんだが、大丈夫なのか?」

 

困った顔で言ってくる秋蘭。んー、まぁそのままなら駄目だろうけど、そのままで終わる様な器じゃ無いと思ってるよ、俺はね。馬鹿で夢見がちな少女みたいな奴だが、俺は結構嫌いじゃない。やがては華琳さんと並ぶかもしれないと勝手にみているよ。そんな感じの事を言っておく。まぁ歴史的にはそんな感じだった気がするし嘘は言ってないよきっと。すると華琳が興味を持ったようで、覚えておくわ、と言った。貴方を譲る気はないけどね、とも。何か凄い求めてくれるのは嬉しいが、この人の所は忙しそうなので、それさえ改善してくれたら正直仕えてもいい気がするのだが黙っておこう。

 

 

「ところで、この街に滞在するなら、軍の宿舎に貴方達の部屋を用意するから、滞在期間中だけでいいから、ウチの手伝いをする気はないかしら?」

 

ちょうど新しく宿舎を増やしたし、当然給金も出すわ、と華琳さんが言う。何でも凪達が率いてた義勇軍や、希望する兵を新たに雇い入れたので、宿舎を大きく増やしたらしい。これからも兵を増やすつもりなのだと言う。

 

 

む、あわよくばこちらの何人か取り込みたそうだが、それは正直心配してないし、もしそれを本当に望むならそれはそれでいいから、構わない。まあ無いだろうけど。確かにちゃんとした軍や政治に関わる仕事を経験するのもウチの軍師組にとってはプラスだし、武将組もその辺の野盗ばかりでは腕が錆びるし、ウチの中だけでやるよりは新鮮な空気を味わえるだろう。乗ってもいい気がするが、どうだ?

 

聞いてみると、俺と一緒の部屋にすることと、余り無理な事をさせないのが最低条件だそうだ。そう言うと、さすがに12人全員が入る部屋は無いが、少し狭くても良いなら演習などの会議をするための部屋を使って良いそうだ。後者は無理だと思う場合は素直に断って良いとのこと。だってさ。ならいい、とみんなが言う。オーライ。じゃあ、華琳さん、そういうことでお願いします。細かい事はウチの軍師組と詰めてください。頼んだ幼女達と稟。

 

「嬉しいわ。では僅かな間だけどよろしくね、みんな。」

 

そう言ってニッコリ笑う華琳さん。相変わらず可愛い顔で笑う人だ。

 

 

じゃあそういう事なんで、と言ったら待ったが掛かる。なんぞ?

 

「ちょうどいい時間だし、私、貴方の料理が食べたいわ。約束したし、頼んでも良いかしら?」

 

 

・・・ついに来てしまったか、この時が。原作は知らないが、数々の恋姫2次創作を読み漁って知識はある!自身の料理の腕もプロ級で、その味覚はとある料理漫画のゴットタン並みで、評価の厳しさもそんな感じだともっぱらの噂!

 

俺は調味料こそ未来のアイテムなので大抵の人は喜んでくれるが、その味そのものは正直一般家庭のそれ、華琳さん達を満足させるには足りないだろう。しかぁしっ!それは過去の話だ!あれから俺は研鑽を積み、進化したっ!なによりもっ!

 

「え、私ですか?」

 

この流琉がいるっ!この二週間くらいずっと凪と一緒に俺の調理のサポートをしてくれて、すっかり味噌や醤油の未来調味料になれ、様々な料理を生み出し、俺の料理スキルを遥かにレベルアップさせ、凪のお嫁さんレベルをいつでも嫁に行けますな感じに完成させたスーパーな舌と技術をもつ自慢の妹だ!おかげで街の飯屋に寄るとみんなからブーイングの嵐!原作でも華琳さんに認められたスキルを持つとかそんな話だし、これで勝つる!

 

行くぞ、流琉、凪!お前達の力を貸してくれ!このスーパーゴットタン華琳さんを唸らせてやろうぜ!

 

「兄様・・・私、頑張りますっ!」

「え、私もやるんですかっ!?」

 

当然です。行くぞ2人とも!俺たちの戦いはこれからだっ!

 

 

 

 

・・・結果として、ギリギリ喜んで貰えました。味噌や醤油の色合い的に、見た目は結構文句言われたけども。うう、ゴットタンつおいお。

 

 

なお、早速泊めてもらった部屋で朝までやってしまい、近くの兵達の苦情が殺到したのは割愛する。

 

 

 

続く?

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