避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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長くなったのでぶった切り。なるべく早く更新します。


27話 あなたが愛した舌平目のムニエル

やぁみんな、あの後一刀君と義兄弟の盃を交わしたどう見ても兄弟ではないオーク系転生者の俺だよ!

 

 

 

 

ワイワイ、ガヤガヤ。

 

 

目の前には人、人、人。あちこちに立てられた牙門旗と、多種多様な天幕。そして目標が小さく見えるくらいに離れたところには黄色い人々。規律に厳しかろうがそうでなかろうが、兵士もこれだけ居るなら雑多な町並みと変わらないくらい騒がしい、そう思った。

 

 

まぁ、そんなわけでサクッと時間飛ばして黄巾の乱イベント決着戦ですよ。どうも歌勝負とか意味不明な展開はなさそうで一安心です。たくさんの牙門旗の中には公孫瓚さんや曹操さんのところのもあります。あれから8ヶ月ほどしか経ってませんが、何だか懐かしい気もします。

 

とはいえ、我々は着いたばかりなので、曹操さんよりも先に挨拶しなければならない人が居るらしく、劉備さんと一刀君は其方に軍師組を連れて歩いていきました。

 

あれから実に時間が早く過ぎたと思います。まぁちょっと色々あって腎虚になりかけたりして大変でしたが、結果として女性陣が多少は控える事を覚えてくれたので本当に、本当に良かった!!

 

思わず喜びがまろびでるくらい本当にありがとう良かったと思う。それに合わせて、割とうろ覚えな性知識を元に把握した生理周期から、彼女達の危険日を割り出し、何とかその辺を避ける事を了承してもらい、今のところは何とかなっている。正直うろ覚えだったし、俺(人外)の精子が人間と同じ様に死ぬかも分からなかったが、結果は問題無いので良しとしよう。そもそもが人外なので人と交わるかも分からないのだが、その事をうっかり漏らしたら星が試しましょうとかほざいて態々危険日を狙ってきたので、それからは誰にも言っていない。星はちょっと彼女の進み過ぎた変態欲求を満たす事で、とりあえずしばらくは見逃してもらう事になった。

 

 

その後は、義勇軍を武将組で鍛えて、軍師組が色々整備したり整理したりと大変だったが、何とか形になった。なお、今回も小規模だが、俺が女を侍らずことに不満たらたらの奴らが居たが、面倒なので村の外れにある良くないものを封印してるとか曰く付きの巨大岩を目の前で軽く粉砕したら、何も言わなくなりました。

 

まぁその後に出てきた曹操さんの城くらいあるでかい亀(多羅須玖とかいうらしい。村の文献にはそんな記述があったとかないとか。角の生えたデカいワニガメみたいな感じ。)を素手で殴り殺したからかもしれないが。亜竜の一瞬とか言ってたので、、角とか牙とかだけ採取して、あとは普通に肉とかは食べた。毒があるとかで毒袋の処理は大変だったが、毒の効かない俺が完全変身して一気飲みして(何故か可食量が超増える。グルメモンスター並)終わり、甲羅は頑強なのだが、固過ぎて加工できないとの事だったので全部四次元袋に押し込んで置いた。

 

ともあれそんな感じで兵との結束を高めたりしながら、やがて各地の賊退治の為村を出て、劉備さんの知り合いとかいう公孫瓚の下へ。公孫瓚という方は非常に面白い方で、出会いがしらに「うわっデカっ!何だこいつ!」と言われた。あまりのストレートっぷりに俺は一瞬で気に入ったが、割と常識人らしく、俺がたくさんの女性を囲って居た為、最初はあまり仲良くはなれなかった。まぁ女性陣の監視のせいもあったけど。

 

 

というか、すっかり忘れてたが、本来ならこの頃この人の下には星が居たはずで、俺が取ってしまった分非常に苦労していた。領地にいる賊も結構野放しなくらいに。何か申し訳なかったので、いつもは義勇軍の経験の為に部隊を率いる女性陣に賊退治を任せていたのだが、今回ばかりは俺も出陣し、さっくり周辺の賊を壊滅させてやった。

 

さすがに数が多く、地味に異民族の被害もあった為、手分けして行ったのだが、武将組にはそれぞれ軍師組や劉備さんや一刀君が付いたが、俺は地形とかさっぱりなので面倒くさがって公孫瓚さんについて行った。女性陣の説得に2日掛かって、出陣が遅れたのは余談である。

 

 

 

その際に何回か公孫瓚さん窮地(賊と異民族に挟まれたり、山で落石だったり)を助けていたら、真名を預かる事になり、なんだかんだ仲良くなった。まぁなんか私は軽い女じゃないぞ!とその辺の警戒を解く気はない!みたいな事を言われたけれど、やることなす事いちいち男らし過ぎて俺も完全に男友達的に扱ってたので特に問題は無かった。

 

強いていうなら一度山で異民族と戦闘中に大雨に降られて、転んで川に落ちた白蓮さんが兵と逸れるという事件が起きた際に、さっくり助けてずぶ濡れの服と冷えた体を乾かす為に服を脱がし、軽く看病したりしてたのだが、色々一切気にせず作業したため、白蓮さんがやたら落ち込んだくらいだろうか。襲われたい訳ではないけど、全く動じられないのも腹立つ!と言われたが、あえて上から下までガン見してから鼻で笑ってやった。ついでに普通だなって言ったら剣を叩きつけられたが、案の定剣の方が折れて超悔しがってた。以来なんか2人で酒飲んだ時とか偶にどうだ?とかお色気の術的行為をしてきたが、毎回駄目出しを細かくしてあげている。それでもメゲないあたり、タフな根性をしている。

 

 

 

 

 

そんな白蓮の下から一部兵を吸収したりして、独立したのが少し前。劉備さんの軍は2000程になっていた。とはいえ、元々ただの村人が多いので、ウチの女性陣が鍛えて実践を積んでも、まだまだ曹操さんのところなどと比べたら質は劣る。まぁ武将の質と量で圧倒しているので、そこまで酷い差は無いと思う。数は何処にでも惨敗だが。

 

 

 

 

 

 

 

「おとーさん、お腹減ったのだー!」

「沙和もごはん食べたいのー。」

 

 

 

いつの間にか鈴々と沙和が来ていた。お腹すいた、とは言うものの、今はちょうど兵達が食事の準備をしている時間である。劉備さんのところでは、流琉を鈴々のサポートに付けているため、糧食は普通の軍とそこまで差はない。その為美味しくないから逃げて来たのだろう。

 

 

流琉本人が鈴々を心配して言い出したので鈴々に付けているが、その分の被害は結構甚大だ。不満を減らす為に俺たちだけの時以外流琉は部隊でも料理はしない。だから白蓮のところにいた時みたいに物理的に離れてない限りは、舌の肥えてしまったウチの女性陣は無理矢理俺の元に集まって食事をとろうとするようになってしまった。まぁ流琉も俺がいる時だけはちゃんと作ってくれるからな。兄様の為ならって言ってくれる俺の妹超かわいい。

 

 

とはいえ、昼食時だけとはいえ、部下を放置して将が来てしまうのはちょっといただけない。真面目な愛紗や稟や凪さえも来てしまうので、一度叱ろうかと思ったのだが、そもそも劉備さんと一刀君が普通に来てしまうので話にならない。いつの間にか兵達の間で、昼食時は武将会議的扱いになってしまったので、最近諦めている。いや、まさか君らと同じメシが食いたくないだけ、なんで説明できんし。まぁ、一般的な糧食だが、基本的には俺と流琉で改良してある。他よりはだいぶ味が良いので我慢して貰おう。

 

 

なお、沙和だが、一刀君のお付きにしようとしたのだが、残念ながら出戻りした。俺が一時期腎虚になりかけたのは、彼女がガチで参加し始め、周りがそれに触発されてしまったからでもあるのだ。

 

まぁ簡単に理由を述べると、一刀君に非常に申し訳ないのだが、率直に言ってサイズである。実は沙和は、前は未使用だが、みんなとこれだけ同じく後ろは既に俺で開通済みだった。前が未使用なら大丈夫、それが俺と沙和の共通見解だったのだが・・・。

 

とある日に、劉備さんを言葉巧みに誘導し、酒の力を借りてあっさり一刀君と交わることに成功した沙和だが、それから数回して後ろでと一刀君に頼んだらしい。どうも散々後ろで経験したので、後ろの方が好きになってしまったとのことだが、後の事を考えると、単に前に慣れてなかっただけである。

 

とにかく一刀君と後ろでやり、しかし俺で慣れてしまったせいか物足りない。それが2月ほど続いた時だった。白蓮の元に着く直前の野営の夜、その日は愛紗と凪と真桜の3人(とうとう人数制限ありのローテーションが採用された!やったね!)でいつも通りしていたのだが、珍しく沙和が来たので、一時中断しようとしたらそのままルパンダイブで飛びかかって来た。何事か理解出来なかったので止めようとしたら、3人に相手してやれと言われて何が何だか分からないまま相手をして、沙和の求めるまま前にも入れた。するとまあ乱れること乱れること。

 

やがて、起き出して来た皆(人数制限ありでローテーションが決まってても、何故かテントは同じである。正直寝れないと思うが理由は不明。)が、沙和を見て然もありなんと苦笑い。やはりこうなったかと口々にいう皆。

 

「一度我が主人の剛槍を受けてしまったら、他で満足できる筈がありましょうや。」

 

とは星の弁だが、正直俺しか知らないくせになんだこいつやり手みたいな事言い出したぞ、と考えていた俺はあまり信用してなかったのだが、どうやら正しかったらしい。沙和本人が半泣きで愚痴っていた。俺としては人外の俺にサイズや精力で勝てたらそれこそ化け物なので、それは仕方ないと思うのだが、とにかく申し訳ないので、一刀君には菓子折り持って謝りにいった。

 

 

一刀君は軽く落ち込んでいたが、結局笑って許してくれて、さらには、お互いにその手の技術も共有しましょう、と言った。俺もその辺は割と手探りだったので快諾、結果的に更に仲良くなった。原因たる沙和は他のみんなと違い、下手に比較対象を得たせいか一時期これまでが嘘の様に張り切っていて、他の皆が嫉妬して、夜以外にも各所で求めて来たくらいである。

 

白蓮の部隊について無理矢理離れるまでの間、約1ヶ月・・・あの時は正直地獄であった。まぁそのせいで腎虚になりかけたりしたが、結果的に今が楽になっている。悪い事だけ、良い事だけ、どちらか一方だけという事はないのだな、と思った。

 

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

 

あれから少しして、結局軍師組以外全員集まってきたので、仕方ないので俺たち専用の天幕(諸事情によりどこよりも離れている)に行って食事を作ることにした。最近本当に料理が上手くなった凪、もはやプロ級の流琉と3人でやればすぐ終わるだろう。だから決して鈴々に甘いわけじゃない。毎度毎度鈴々がおとーさんと一緒に食べる!と言うから用意しているとかそんな事はない。

 

 

あ、2人とも、なんか増えそうなので多めに作ろう。多分増える。四次元袋に大寸胴鍋鍋の半分サイズあったよな、こないだ作ったやつ。あれならたぶん50人前くらいいけるよな?鈴々が2人いても30人前くらいだし、これならなんとかなるだろ。ん?なんだ流琉。そうそう、勘だがたぶん季衣ちゃんもくるよ。来なきゃ夜も食べれば良かろ。じゃあ凪、多めに研いで置いた米、袋から釜ごと出しとくから火にかけてくれ。流琉、鍋頼んだ。俺はこないだ大量に取った鮎と岩魚を串に刺して塩焼きにする。

 

そう言って少し遅いが昼食の準備に取り掛かる俺たち。武将組には、俺と流琉特製のチマキを渡して繋ぎにしてもらい、天幕内の掃除と整理を頼んだ。天幕自体は少し大きいだけで周りのものと一緒なので、設置は兵がしてくれるが、主に俺のせいで贅沢に慣れた俺たちは中身も変えるので、内部だけは自分達でやるのだ。

 

 

そうして用意を始めてから1時間。あえて時間を遅らせて焼き上げた魚も焼き上がり、鍋とコメも準備完了だ。量が量なので多少時間は掛かったが、他の兵達も同じくらいに終わったみたいなので、ちょうど良いくらいだろう。そう考えていたら、少し離れたところから軍師組の匂いと気配がする。案の定劉備さんや一刀君、さらに華琳さんたちまで一緒の様だ。さらに知らない匂いもあるが、まあ足りるだろ。良いタイミングだ。

 

 

しばらくして、劉備さんが手を振りながらこちらに声を上げる。華琳さんや秋蘭が笑っている。あれ、白蓮もいるなぁ、とおもったら、その横をなんか劉備さんじゃない桃色が走り抜けた。遠目でわかるくらいの良いオッパイさんである。あ、さっき感じた知らない匂いの人だ、そんな感じにボーッと見てたら、なんか鬼気迫る顔で剣を持ったのが見えた。なんだ?後ろになんかいるのかな。そう思って後ろを振り向く。何もいねえよ?

 

 

ガキィン!

 

顔を戻した瞬間斬りかかられた。え、俺なの?マジかよ。まぁ効かないから良いけどさ。斬った本人は弾かれると思わなかったのだろう、鬼気迫るその顔を、苦虫を噛んだ様に歪め、しかしそのままさらに切り掛かってきた。あ、曹操さんたちも走ってくる。

 

「雪蓮ッッ!!何をしてるんだっ!」

 

 

あ、さらに知らない匂いの人だ、と思ったら、見たことのある感じっていうか周瑜さんだ。前世で俺が1番好きだったキャラだ。ていうかじゃあこれ孫策さんか。どうりで良いオッパイなわけである。良かった、孫策さんが居るなら今更だけど真の方だろう。安心した。

 

「貴様っ、何のつもりだ!」

 

あ、愛紗が正気に戻って乱入してきた。その後次々と残りのみんなも乱入してくる。それどころか夏侯姉妹や季衣ちゃんも入ってきた。まぁみんな落ち着けよ。あ、何か怒りで話聞いてねぇ。いかんなこれは。

 

あ、周瑜さんが孫策さんらしき人を取り押さえた。何をしている!って怒鳴っている。白蓮も周瑜さんと一緒に抑えに入った。そのすぐ側に明らかにお怒りの曹操さん。そして事態についていけてない劉備さんと一刀君。ちょっと和む。とはいえ、俺もよく分かってないけど。

 

「離して冥琳っ!こいつヤバいわっ!ここで殺さなきゃ!」

 

 

おっと、初対面でヤバい扱いされましたー!まぁ実際剣弾いてるから否定はできんなっ!なんて俺は面白いけど、どうやら皆さんがキレまくりである。効いてないから気にするなよー。あ、白蓮と周瑜さんを振り解いた。皆が一斉に構えたので、それより先に前へ出て制す。皆はそれで止まったが孫策さんは止まらない。ガンガン切りつけてくる。

 

このままだとうちの全員が孫策さんを殺しかねないので、執拗に斬りかかる孫策さんの武器、南海ナンチャラを素手で掴む。孫策さんと周瑜さんが同時に驚愕するが、気にせずそのまま折らない様に優しく奪い取って遠くへ投げ捨て、片手で首を正面から掴んで、そのまま地面に引き倒す。傷つけない様に優しくだ。そして、軽くだけ喉を圧迫し、口が空いた瞬間特大べっこう飴を放り込む。これなら飲み込めないだろ。・・・さて、落ち着けよ虎娘。

 

 

暫くフシャー!って感じだったが、やがてべっこう飴の甘さと、地面の冷たさを感じるくらいには落ち着いてきたらしい。あ、周瑜さんが華琳さんと白蓮に武器を突きつけられて動きを止められた。劉備さんと一刀君は未だに理解できてないみたいだが、軍師組が追いついた頃、孫策さんはやっと沈静化し、寝たまま力を抜いて両手を上げた。まぁ、もう良かろう。あっさり手を放してやったが、孫策さんもみんなも動かない。すると、

 

 

「さて、どういう事か説明してもらうわよ、孫伯符。」

 

 

周瑜さんに武器を突きつけたまま、華琳さんがそう言って孫策さんを睨んだ。

 

ちなみに未だに劉備さんと一刀君はオロオロしてた。ウケる。

 

 

 

・・

・・・

 

要約すると、本能がコイツはヤバいって言ってた!気が付いたら身体が動いてた!そんな感じらしい。思わず笑った俺は悪くない。

 

 

「道玄、お前なに笑ってんだ!状況分かってるのか?

お前殺されかけたんだぞ!」

 

白蓮がそう怒ってきた。皆も後に続く。愛紗や星は今にも縛られた孫策さんを殺しそうである。周瑜さんが何か言い訳したが、流石に今の理由では無理なのかすぐに諦めて項垂れた。孫策さんも言い訳はしないわ、好きにしなさい、とか言ってる。その後ろには冷たい目で華琳さん達が武器を構えている。まぁ落ち着けみんな。ほら、笑って笑ってー。あれ、劉備さんも珍しく顔固いよ?どうした。

 

 

「羌毅さん・・・。すいません、私が孫策さんを連れてきたから・・・!」

 

 

ああ、そんなことか。別に良くね?気にすんなよ。ほら皆も。せっかくの飯が冷めるぞ。華琳さん達と白蓮も、食いにきたんだろ?そっちの黒髪美人と虎娘も腹減ってないか。量多めにしたから足りるぞ、たぶん。

 

「なっ!?まさか、不問にするというのか!?・・・馬鹿な、私達が言うのもなんだが、首を斬られてもおかしくない事だぞ?」

 

なんか驚く周瑜さん。いや別に完全に不問にはしないから安心しろ。ぶっちゃけ不問でも構わないんだが、不問にしたらうちのがブチ切れちゃうから、少しだけ我慢してな?

 

あ、ああ、と頷く周瑜さん。理解できてないみたいだが、とりあえず殺されないとしってホッとしたらしい。うむうむ、美人が悲しそうな顔は良くないよね。ホラ、虎娘解いてやるから大人しくしてろよ。あん?何故殺さないのか?むしろ殺されたいのかお前?違うんならいいだろ別に。ん、なに華琳さん。

 

「道玄、貴方がいいと言うなら止めないけれど、こういった芽は早めに摘んでおくべきだと思うわよ?」

 

そう言う華琳さん。劉備さんは止めたいみたいだが、実際俺に被害がいったので言いたくても言えないようだ。いや、そんなに言うならやってもいいけど、後悔しても知らんよ華琳。

 

「・・・それは、どういう意味かしら?」

 

どういう意味も何も。これ、お前の大好きな英傑ってやつだぞ。そこの桃娘と並んで、いつかはお前さんと覇を争うことになるかもしれん器だ。まぁ今のうちに摘みたきゃその方が楽だとは思うが、そんな楽したい奴だっけ、お前さん。

 

 

・・・あれ、何みんな驚いてんの?なんか久しぶりだなこの空気。え、何一刀君。何故わかるか?いやだって凄いぞこいつ。なんたって俺に向かってきた。

 

え、意味が分からないって荀彧さん。いやまぁ荀彧さんは武人じゃないから仕方ないか。簡単に言えば、こいつ華琳でさえ初見じゃ見抜けなかった俺の力量を、本能だけで見抜いたんだぞ。本能的に動く鈴々や春蘭さえ出来なかったぞそんなこと。俺が力を隠しているのにもかかわらずだ。さらには、勝てないと分かった上で喧嘩を売ってきた。大したクソ度胸だ。

 

まぁ喧嘩売ってきたのはどっちかというと、破れかぶれみたいだが、逃げないだけ大したものだ。今一経験不足みたいで、見極めが下手だが、それさえ積めば誰もが軽くは見れん存在になるよ、きっと。

 

 

「へぇ・・・貴方がそこまで言うなら確かなのね。なら、こんな形で決着は確かに勿体無いわ。」

 

 

貴方の言う通りにしましょう、と華琳さん。うむ、良かった良かった。ほら皆も、いいじゃないか誰も怪我してないんだから。ほら、いつまで驚いてんだ虎娘。黒髪美人も!いい加減にしないと乳も、あ、いやなんでもないです愛紗さん。俺愛紗さんのおっぱい大好きです、ハイ。

 

 

 

 

・・

・・・

 

そんなこんなで漸く遅めの昼食が終わりました。

 

あれだけぷりぷりしてた皆も、ご飯食べたら笑顔になります。結構多めに作った料理も、予想通り季衣ちゃんと鈴々が半分以上をくらい、残りをちょうどみんなで綺麗に食べきりました。周瑜さんと孫策さんも最初は固かったが、途中から素直に舌鼓を打つようになり、サービスで出したお酒で一気に砕け、自己紹介するくらい打ち解けました。

 

「本っ当ッッ!に、うちの馬鹿が申し訳ない!この上なく感謝している!助けてくれてありがとう!」

「なによぉー、もう散々謝ったしいいじゃない。それよりお酒お代わりない?」

 

雪蓮お前ってやつはー!と怒る周瑜さん。まぁ俺以外じゃ流石に殺されるから反省しろよ、孫策。あん?俺以外じゃ最初の一撃で死んでる?まあ確かに。あれ、どしたの一刀君。え、本当に刃物通らないんですねってあれ、見たの初めてだっけか。そーよー。

 

ドン引きの一刀君。失礼な、ラカンさんだって同じだし気にすんなよ。まぁ俺もラカンさんはチートだと思うけど。

 

あ、ところで朱里、風。こないだ会った華佗のやつの行方、把握するように言った筈だが、きちんと把握済み?流石!じゃあこの戦い終わったら会いに行くから、馬で誰か連絡させといてくれ。

 

「華佗?確か最近有名な医者だったか?どうしたんだ、道玄。誰か怪我でもしたのか?」

 

お前が何かあるとは思ってないが、そう言う秋蘭。なんだそれツンデレなのか?まぁいいや、俺じゃねえよ。おい孫策、周瑜さん、さっきの罰の話だ。聞け。

 

「なによ、言っとくけどお金は無いわよ。身体で払えってんなら、それでも良いわよ?」

「雪蓮、なんでお前はそう強気なんだ。すまない、羌毅殿。如何なる要求も出来る限り応えよう。ただ、こんなんでも大事な主君なんだ、命だけはどうか勘弁して貰えないか。」

 

こんなんってなによー!と怒る孫策だが、今んとこ事実なのでみんな白い目である。まぁ安心しろ 、さっきも言ったが命なんか要らん。しかしそうだな、じゃあ孫策の言う通りに身体で払ってもらおう。ただし周公瑾、お前だ。この戦いの後しばらくついてきてもらおうか。

 

 

「・・・はっ?わ、私か!?」

 

そうだけど何かって痛い痛い、こら止めろお前ら、髪引っ張るな。秋蘭も春蘭も耳を引っ張るな!なんだこら、止めろお前ら!言っとくけどこれには理由がってうるさい孫策!少し黙ってろこの無駄乳!私にしろ?お前みたいな元気いっぱい虎娘なんかどうするんだ馬鹿か!周瑜もなに照れてんだ違うよ!あ、愛紗さんごめんなさい、お願いだから話聞いてください。

 

 

「はっ・・・、そう言えば羌毅さん、好みのタイプは長い黒髪の理知的で巨乳な女性だって・・・。」

 

 

あっ、馬鹿一刀君!それ秘密のひっ!

 

「ほぉ、通りで我が主人が愛紗にだけ甘い筈ですなぁ。」

「黒ければ、良いんでしょうか?」

「それはウチも初耳やなー。詳しく聞きたんやけど。」

「まぁ、私が1番なのは分かっていましたけど!」

「い、いや、私が文句言える立場ではないし、気持ちは嬉しいのだがっ!」

「お前、私は理知的じゃないっていいたいのかー!」

「あわわ、詳しくは身体に聞きましょう!」

「なるほど、では私は髪を伸ばせばだいたい文句ないな?」

 

 

いかん、場が一気に俺への制裁を決める弾劾裁判みたいになってきた。な、何とか納めねば!つか秋蘭と白蓮は黙ってて下さい。まぁ待て皆落ち着け!とにかく話を最後まで聞け!あ、こら風と星、ズボンに手を掛けるな!稟、薬用意するな!朱里、流琉、耳を舐めるな!華琳、ちゃっかり混じろうとするな!

 

良いから話を聞け!とにかく周瑜、一時的で良いからついて来い!

 

「お前の病気の話だ。」

 

そう言った瞬間、漸く皆が止まった。孫策に至っては目を見開いているが、それは良いや。周瑜さんの顔が一気に悪くなった。あ、なんか驚いてるやがるぜ!

 

「・・・なんの、事か分からないな。私は至って健康体だ。」

 

何言ってんだ、胸・・いや肺かな?まぁよく分からんが、かなり前からだろ、それ。そのままいったら死ぬぞお前。つーか順当にいっても10年はもう持たないのお前なら分かるだろ。呼吸に血の匂いが混じってるし、発作も一回や二回じゃあるまい。違うか?

 

 

何故?知るかなんでも良いだろ。とにかくこの戦の後で良いからついて来い、こないだ狩った竜の角があれは大抵のことは治せるって言ってたし、華佗の下まで連れてくから。文句ないだろ孫策。治ったらちゃんと返すよ。

 

詳しい説明は後でな。とりあえず言いたいことは分かったな。んじゃまずは、ってなに?伝令?今から軍議だから各代表集まれ?あー。

 

 

とりあえず諸々の詳しい話は後にするしかないか。

 

 

まぁ皆も、それでいいな?劉備さん、ほら行ってきな。

 

黄巾の乱、その最終局面の始まりだ。

 

 

続く?

 

 

 

 

 

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