避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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そう言えば、四月に入ったのでこれからリアルが忙しくなります。早くて週一くらい、下手したら月一、最悪エタるかもしれません。

そうなったらごめんなさい。


36話 僕のスーパーマカダミアナッツ

 

やぁみんな、毎回長い説明すると途中で何言ってるか自分で分からなくなるオーク系転生者の俺だよ!

 

 

 

 

 

さて、昨日うっかり寝落ち?した後、どうにも昼まで寝てしまったらしいです。朝ごはんを取り忘れました。娘達や育ち盛りの子達、そして華琳さん達と孫策達の分は流琉と凪が頑張ってくれたみたいです。

 

 

俺の方は、一応虎牢関最大の功労者と言うことで、疲れていたのだろうと何も言われませんでした。まぁあながち間違ってもないので助かります。董卓さんと賈詡さんは、流石に一晩で2人増えたら怪しすぎるので、朝は隠れていた様です。

 

 

昼からは虎牢関から洛陽まで移動の為、天幕を引き払ったり捕虜を一足先に陳留に連れてったりと忙しいので、今日は皆流琉と凪が作ったおむすびを弁当として持って行ったとか。俺いないでも2人だけで二食を回すなんてやるなぁ、なんて成長を喜んだりしました。

 

え、今何してるか、ですか?それはね。

 

 

「「「「「・・・反省していますか?」」」」」

 

 

 

大絶賛説教中さ!もちろん正座だよっ!

 

 

いやぁ参ったね!目が覚めたら目の前に何故か呂布さん、もとい恋がいて、周りを見渡すとちょっと涙目の愛紗がう〜っ、と唸りながら俺の腕を掴んでいるし、星がレイプ目で枕元に立ってるし、凪や流琉なんて包丁片手に佇んでるし、俺の上に乗って寝てる鈴々以外はとにかくブチ切れてて、軍師組に至っては有無を言わさず俺を正座させ、弾劾裁判を始めたし。しかも弾劾裁判満場一致で有罪で即極刑が確定した。開始5秒で閉廷の超スピード可決だった。

 

 

そのまま現在まで右腕に愛紗、左手に星、後ろから凪、そして膝の上に風を乗せた状態でずっと説教が続いている。途中軍師組に用があった華琳さんがやってきて、ちらっと覗いてそのまま帰って行った。つまり普通に見捨てられました!

 

 

どうにも最後の方はよく覚えていませんが、恋が言うには、寝落ち間近だった俺は恋の一緒に寝よう発言にオーケーを出した挙句、そのまま真名を預かり、恋を抱え込んで寝たそうです。そしてその事に気付いた愛紗達と恋を取られた陳宮さんがブチ切れ、慌てて起こそうとしたそうですが、前から言ってる様に、一度寝た俺は明確な危険や殺意がない限り起きません。しかも信じた人間なら尚更です。

 

 

俺がグースカずっと寝てる、と言うことは、董卓さん達をもう信用しきってると言うことなので、余計にブチ切れる皆。特に愛紗は部隊が別とか飲み過ぎ朝帰りとかでない限り、基本的に寝る時俺の隣を誰かに譲った事はありません。ローテーション外の時でさえ隣で寝ます。なので、その後はもう簡単に想像がつきました。うん、恋との戦いでボロボロだった地上最強シリーズが完全にお陀仏してたからね、何が起きたかも想像出来ようというものです。

 

霞や華雄、董卓さんに賈詡さんなんかは、とばっちりを恐れて離れて様子を伺っています。恋は陳宮さんと流琉が作ったご飯をもぐもぐしてます。どうも動いた量に比例して食べるようなので、昨日の夜みたいに明らかに自分の体積を超える量を食べる様子はありません。家計的には大助かりですね。

 

 

とりあえず今は、皆に謝りましょう。ごめんなさい!

 

 

深く反省してみたけど、結局軍が移動する時まで説教は続いたぜ!

 

 

 

・・

・・・

 

次の日。

 

 

死ぬかと思った。

 

昨日は結局、最後まで愛紗達の怒りが治らず、元董卓軍の人達には俺たち個人のテントを設置して寝てもらい、街まで我慢出来ない皆による性裁が、俺に対して執行された。

 

さらに昼は仕事で説教に参加できなかった秋蘭も途中からレイプ目で参戦。起きた時からずっと唸ってる愛紗が首筋に噛み付いたまま抜かず三発してきたり、幼女組が5人がかりで攻めてきたり、途中で霞が覗きに来たりと大変だった。とにかく本当にずっと刺激を受け続けた俺の息子は未だになんかちょっと違和感がある。なお、霞は女性陣の妨害に遭い、最後まではしてない。ちょっと飲んだくらいである。

 

 

明け方になってようやく終わった性裁はしかし、続きは街で、と稟の一言共に既に次回が決定している。とゆうか距離的に今日だ。ちょっと本気で死にそうである。

 

 

今は全員風呂に入って眠りについた。たぶん出発は俺たちだけ昼を過ぎるだろう。俺は昨日頑張ってくれた流琉達の代わりに華琳さん達や孫策達を相手しなければならない。体質的に寝ないとキツイが、仕方ないので頑張る。今は董卓さん達の食事の準備もあるしな。

 

 

さて、俺1人で恋(戦ってないから比較的低燃費。それでも大食いの春蘭2人分は食べる。)と季衣ちゃんを含む17人分を用意しなければならない。ちょっと手の込んだものは作ってられないので、困った時のチャーハンと、付け合わせのスープで行こう。

 

 

それぞれを同時に作成しながら、途中で起きて来た元董卓軍の皆に顔と手洗いをしてくるように言い、戻って来た彼女らには卓や食器などを並べてもらう。

 

今日のチャーハンは匂いを抑えたキムチチャーハンと、もはや定番豚バラ醤油チャーハン、ちょっとチャレンジのエビピラフ風チャーハンだ。最後のは普通にエビピラフ作っても良かったのだが、無駄にチャーハンで再現してみた。それぞれ大皿に盛り、卓の真ん中に並べて、ああそうだ、恋。

 

「・・・?なに、だんちょー。」

「道玄だ。」

 

どうにも預かっただけで渡してなかったからね。一応ね。すると目をパチクリと一回瞬かせた恋はコクリと頷き、その後何故か陳宮さんを前に出して来た。うう〜、と唸る陳宮さん。なんだなんだ?

 

「ねねは音々音なのです!仕方ないからよろしくしてやるのですぞ!」

 

何かと思ったら真名だった。無理に預けなくても良いのに、そう思ったら恋がふるふる、と首を振り、だんちょー、これから世話になる人。礼は尽くさなきゃ、駄目。と言う。予想外に礼儀正しくて思わず撫でてしまった。偉い偉い。なので俺も音音に真名を預けておく。うむうむ。いつの間にかうちの傭兵団が原作最高戦力を保有してる件について。

 

そのまま流れで董卓さんと賈詡さんとも何故か真名を交換、と言うか2人は偽名ではなく改名?するらしい。一度死んだ事になるから、生まれ変わるつもりで名を全て捨てて、真名だけで生きていくとかなんとか。え、それでいいの?

 

 

「良いんです。ずっと、ずっと未来のことなんて考えられなかったけど、貴方に嗜められて、もう一度皆と話し合って・・・ふふ、もう一度全力で生きようって、そう決めましたから。」

 

「散っていった皆の願いを叶えるためにも、月と一緒に一度全部捨てて、始めからやり直すわ。大丈夫、今度は皆も一緒にいるし辛くないわ。」

 

 

これからよろしくね、と爽やかな笑顔の詠さん。なんかもはやキャラ違うレベルで穏やかだ。どうも俺がした説教のせいで2人がよく話し合ったりできたとの事で、霞や華雄にまで礼を言われてしまった。どうしよう、正直眠かったから何言ったかほとんど覚えてないとか言えない雰囲気。とりあえずノリと勢いでなんか語ったのは覚えている。言われてみれば説教したような気もするが、半分は眠かったから当たりが強くなってただけの気もする。

 

 

・・・うむ、とりあえずそれっぽい感じで流してなかった事にしよう。

 

 

内心冷や汗かきながら話をする。幸いすぐ華琳さん達がやって来たので、うまく乗り切れた。いやぁ、人間睡眠時間取らないで頑張るよりも、僅かでも寝た方が失敗少ないねマジで!

 

 

 

⬛️

 

 

 

さて、華琳さん達の後すぐ孫策達や白蓮も来たので、早速食事にしよう、と言うことになった。・・・なったのだが。

 

 

「羌毅殿?昨日の呂布の事でお話しがあったのですが・・・。まず、何故増えているのか説明していただけるだろうか?」

 

「お主、儂の誘いを袖にしておいて、毎度毎度これはどういう事なんじゃ?んん?馬鹿にしておるのか?」

 

「貴方、私の秋蘭に手を出しておきながら、更にこんな可愛い娘達にまで・・・少し、欲張りすぎじゃないの?ズルいわよ?」

 

「貴様ッ、華琳様と私には手を出さないくせに・・・っ!」

 

「お前なぁ、本当にいい加減にしろよ?なんでそう新しい女を求めるんだ。・・・私だって傷付くんだぞ?」

 

 

何故かまた怒られている俺。どうにも月達全員手篭めにしたと勘違いされている様なので、月達の設定捏造ついでにただの団員と新しく雇った侍女だ、と説明する。実際そのつもりで俺はいるので嘘はついてない。霞?あれは向こうが手を出して来た上に未遂だからセーフセーフ。

 

 

最近学んだこと!それは必死にアピールするより本当に何も知らない感を出せば意外と乗り切れることもある!ということダァ!と思ってたら恋がブッ込んで来た。

 

「え・・・、だんちょー、恋と子作りしない、の?」

 

 

 

・・・なんとな?

 

 

一瞬世界の時が止まった。間違いないわ、ザ・ワールド使われたよ今。

 

えぅ、と月が顔を真っ赤にして、詠が恋!あんた何言ってんの!?と怒鳴り、ねねが恋どの!?と驚き、霞が恋、やるやないか!と笑い、むぅ、私も混ざるべきか?と華雄が悩み、最後により強いオスがメスと交尾するの普通。とか野生の獣みたいな発言する恋。まさにカオス。

 

その一方で俺の目の前に並ぶ修羅の方々。よく見ると孫策や陸遜さん、周泰さんなどは自分の分を持って卓ごと離れている。あれ、おかしいな、と思ったら孫権さんと甘寧さんも周瑜さんと黄蓋さんの隣に並んでいた。華琳さんの隣には荀彧さんも並んだ。あ、白蓮が剣を抜いたぞ!

 

 

何故、と問う暇もなく、またしても俺は正座させられ、朝食に手をつける事なく再び説教が始まった。

 

 

なお、最後までは俺は飯にありつけず、原因である筈の恋は皆と一緒に美味しそうにご飯を食べていた。

 

 

 

ふぇぇ、理不尽だよぉ。

 

 

 

 

 

・・

・・・

 

あの後、いつの間にか説教からウチの傭兵団の専属契約に関する交渉になり、とりあえず俺を誘惑できた方が勝ち、みたいなあやふやなルールでとても蠱惑的な交渉が孫策達と華琳さん達の間で繰り広げられた。とても眼福ではあるのだが、TPOを考えようよ。というか団長は俺なのに、俺には決定権ないのでこの交渉が全て無駄であったりする。とりあえずおっぱいが柔らかいから何も言わない。悲しいけどこれ、本能なのよね。

 

 

 

おかげで月はずっと顔を赤くしてチラチラコッチを見てたし、詠はそんな月に見ちゃダメ!と言いながら同じく顔を赤くしてガン見してた。白蓮は頑張ってだけど恥ずかしすぎてうまく混じれなかったので、胸のボタンに手をかけたところでオーバーヒートしてた。

 

 

そんな風にちょっと俺が頑張って鋼の精神で耐えたりやられかけたり色々していたところ、とうとう起きてきたうちの女性陣が発見し即ガチギレ、危うく大乱闘スマッシュシスターズが勃発するところだった。

 

 

途中、自軍の将である彼女達に指示を仰ぎに、何人も兵士が来たが、一緒即発の空気を察して即逃げていった。そして必ず全員俺に向かって口パクで爆発しろ、と言っていった。変わってやろうか?巻き込まれたら即死だけどな!などと言えるはずもなく。

 

 

その後決着がつかずに時間がかかり過ぎだので、最終的に洛陽に着くまで決着はお預けになった。まぁ後回しになっただけなので、俺は普通に助かっていないがな!

 

その証拠に、道中もウチの女性陣全員が俺の周囲を完全に固め、曹操軍に前方を、孫策軍と公孫賛な軍に後方を抑えられてしまった。いつになく全力で逃げ道を封鎖されている。こうなっては誰か1人口説いて逃避行、という最終手段さえ取れない。普通に詰んだ。

 

・・・売られてく子牛ってこんな気分なのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

羌毅さんとー 、その仲間達がー、洛陽でー、美味しいものに、出会った・・・!

 

 

 

と、いうわけで洛陽に入国です。月と詠は普通に幼女組と一緒に俺の背中の大寸胴鍋にライドオンしている。まさかわざわざ脱出させたのに何事もなかった様に帰って来るとは思うまい!ドヤッ

 

 

なお、董卓さんが普通に善政を敷いてた事がようやくここで発覚し、その為董卓さんが居なくなった原因である反董卓連合は全体的に歓迎されてないどころか迫害されてます。総大将の袁紹さん達がむっちゃ石投げられてて草。

 

え、俺たち?入国後しれっと一般人ツラして買い物しに抜け出したけど何か?いやだって軍についていったら今度は城の庭園でテントになるだけだし。街中では軍隊がついてこれないから普通に逃げた。それに軍としては人数多過ぎて枯渇しちゃうから食料の買い出しもあんまできないし。街の中では宿に泊まりたいよね、普通は。それに洛陽は仮にも帝のいる都だ。食材も色々集まっているはず!流琉と協力して鈴々が喜ぶ料理を作らねば!

 

 

 

「ちょっと!本当にこんな変装で帰って来て大丈夫なの!?」ヒソヒソ

 

大丈夫大丈夫。月が普段城からあまり出ないシロコモリだったおかげで、一般人は月の事よく知らないし、バレたら処理するし、ダメな時は昨日みたいにさっくり跳んで逃げるし、追っ手が来たら殲滅するし。とにかく問題はない!

 

「し、シロコモリ?・・・えぅ。」

 

おっと、月どーした?今更不健康生活だったことに気付いた?大丈夫、多分そのせいで身長同じくらいなのに詠に発育で負けてるんだとは思うけど、ある意味そのおかげで街を楽しめるよ!一長一短だね!

 

この後無茶苦茶詠に怒られた!

 

 

 

 

 

⬛️

 

 

 

夕方。

 

 

運がいいというか、流石にこの人数が同時に泊まれる宿はなかったが、詠が月のもしもの時の為に、誰にも言わず密かに用意しておいたという秘密拠点を教えてくれた!

 

秘密拠点と言う割には別に隠れているわけではない。普通に街に設置されていて、見た目はちょっと大きめの石作り三階建ての商店だ。大富豪の商店ではなく、手堅く稼いでます!それくらいのちょうどいいサイズの普通の商店だった。訳わからない?察しろ。とにかくちょっとおおきな普通の商店なんだよ!

 

地下室と至る所にある秘密の通路が無ければな!

 

何ここ浪漫の塊だわ。男の夢見る秘密基地!って感じのところ!秘密の通路が街のいたるところに繋がっていて、更には街の外にも出られる素敵仕様!なんでも謀反が起きた時や、万が一街中で敵に襲われた時逃げ込める様に作ったらしい。本人シロコモリだからあることさえ知らなかったらしいが!

 

 

正直それは意味あるのだろうか、と聞いてみると凄い顔ごと目線逸らして、だ、だから万が一に備えたのよ、と震える声で詠がいう。なるほど!おい月、お前が外に出るの万が一だと参謀に思われるくらい城に引き篭もってたの?流石に引くんだけど!視察しろよ為政者。

 

えぅっ!と胸を押さえて蹲る月、どうやらショックを受けたらしい。詠が慌ててフォローに入った。月、大丈夫よ!ボクは貴女が素晴らしい為政者だって知ってるわ!詠ちゃん・・・!と2人の世界に入り始めた。いやー、青春ですね!まぁ素晴らしい為政者が街の視察もあまりしないとかあるのだろうかと思わなくもないけど、月が可愛いから問題ないとかきっとそんな感じだろたぶん。

 

 

 

しかし良い間取りの場所だ。流石に緊急時の駆け込み寺的建物なので、そこまで大きくないが、二階と三階は居住スペースとしても十分な広さだ。流石に全員に個室は無いが、どうせウチの女性陣は寝る時はだいたい一緒なので、三階にある大部屋を俺たちの部屋にして、二階の大部屋は元董卓軍の皆に使って貰おう。各小部屋は好きに使ってもらうとして、一階のカモフラージュ用商店が勿体無いな・・・。半分は居間みたいな昔ながらの駄菓子屋みたいな作りだ。保管庫である蔵もあるし、地下室もあれば裏庭もそこそこの広さだがある。井戸もあるし、ううむ。

 

 

はっ!いかん余りに少年の心が擽られ過ぎて無駄に考えてしまった。駄目だな、こういう秘密基地的場所は幾つになっても男の中の少年が目を覚ます。実際使うには若干この人数では窮屈だし、ここを拠点にするにはちょっと無理が・・・待てよ?良く考えたら元董卓軍の皆はこの洛陽が拠点なわけで、城に住んでた月と詠以外は自分の家を持っててもおかしくない。というか恋は持ってるみたいな話だったはず。

 

見つかったら不味いのは月と詠だけだし、月と詠だけこっちに住んでもらって、後は自宅出勤的形にすれば意外といけるか?ヤバい、なんか楽しいなこういう妄想!秘密基地楽しい!

 

「・・・だんちょ?」

「道玄様、どうかしましたか?」

 

おっと、俺と一緒に買い物の荷物持ちを手伝ってくれた2人が不思議そうな顔で見ていた。いかんいかん、とっとと荷物を置いてしまおう。まだ不思議そうな顔の2人にはそろそろ拠点を持っても良いかも知れないと考えていた、と話す。

 

拠点ですか?と返す凪に、さっき考えたこの場所の即席拠点計画を話しながら地下の食料庫から出る。基本的に食料は俺の袋に入れてしまえば痛んだりしないので、旅の途中はそうするが、そうすると袋が俺にしか使えないので、俺がいない時とかは面倒だ。だから大規模戦闘の野営時、または街に逗留する時など、移動しない時には、こうしてすぐ使う分は置いておくのだ。まぁ地味にまだ元董卓軍組に四次元袋の事を教えてないのもあるけど。

 

 

どうもこういう話は前世の少年時代を思い出す。あの頃は必死になってダンボールとかで作ったっけ。途中で材料の竹を切ってたらノコギリで手を切って、それからしなくなったけど。今の俺ならノコギリなんかじゃかすり傷さえつかないからなー。

 

 

珍しく饒舌な俺にどう反応したら良いか分からないっぽい凪に、今一良くわかってない恋。とりあえず恋は自宅出勤、の辺りは即拒否された。居間に着くと、早速料理の準備を始めている流琉。今日は曹操さんや周瑜さん達の軍を撒いてここに来てしまったので、恐らくウチの傭兵団以外追加はないだろう。

 

久しぶりに俺がまんじゅうとかの普通中華を食べよう、と話をしたら、流琉がなら今日は1人で作りたい、と言い出したので、流琉に今日は全部お任せです。きっと俺の好きな青椒肉絲は出てくるので楽しみです。

 

 

外を見ると真桜と沙和が、華雄に薪割りをしてもらいながら、天幕と帆布を設置している。風呂を沸かすつもりのようだ。一応壁があるので、外とはいえ見えないと思うが、念のためだろう。

 

鈴々は霞と星と模擬戦、軍師組と月、詠は部屋の掃除だ。ほんの数ヶ月前までは定期的に管理人が掃除していたようで、せいぜい埃などだろうが、掃除など家事がほぼ初めての月と詠は、月は楽しそうに、詠は苦戦しながらも、頑張っている。意外と朱里と雛里がメイン戦力で、話を聞いたら水鏡女学院塾は基本的に身の回りのことは自分達でやるのが普通だったから慣れてるとか。なぜ普段はやらないのか・・・。

 

 

ってあれ、愛紗は?と、思ったら腕に愛紗が絡みついた。たぶんトイレにでも行っていたのだろう。キッ、と涙目でむくれながら腕をキツく抱きしめる愛紗。そう、愛紗だけは性裁後でも、決着が後回しになっても、まだ許してくれてません。かといってご機嫌とりに色々サービスすると、他の女性陣が怒るので、下手な真似もできない。

 

 

とりあえず撫でようとしたら、反対側に凪が絡みついた。凪は今は装備を外した状態なので、珍しい感触があった。おお、素晴らしい。夜いつも揉んでるけど、これは初のシチュエーションでちょっと楽しい。って、あ。

 

案の定反対側で愛紗が俺の足を踏みながらよりキツく抱きついて、更には腕にかじりつく。やっちまった!と思わず反省する。この状態の愛紗は身内でも容赦なく嫉妬するのだ。うーっ!と唸る愛紗。いかんアレから愛紗がほとんど人語を話してない。そんなに俺が恋と一緒に寝てたのが嫌だったんだろうか。それとも愛紗が寝てる間に他の女に誘惑されてたからだろうか。

 

とりあえず言葉で謝るが、全然許してくれない。どうしたものかな、と考えてたら、こうしましょう、と突然凪がズボンを下ろした。

 

 

・・・俺の。

 

 

ファッ!?凪の酷いセクハラにビビる俺。しかし無視して凪が前にしゃがみ込む。待て!というより早く愛紗が乱入、私のものです、と睨みあう。あれ、ちょっとまって事態についていけない。なにこれ!

 

ふと赤色が躍り出た。恋だ。その姿を確認すると同時にここが居間であることを思い出す。ちょちょちょっちょっと待て!!おねいさん!!

 

「・・・恋も。」

 

止めてくれるかと思ったら更に乱入が増えた。待て、ここはまだ皆が居るぞ!っていうか流琉がもうすぐ飯だって、いや本当に待って!?あれ、ていうか今気付いたけど凪実は怒ってる?!実はめちゃくちゃ怒ってる?!

 

 

普段は本当に匂い嗅がない様にしてくれてるんですね、ありがとうございます、と凪が咥えたまま喋る。ちょっそのまま喋らないで!と言う瞬間に根元を思いっきり握られる。ぐああ!それは反則!

 

 

「激怒しています。私達が寝てる間にあんな・・・。今回ばかりは許しません。街に着いたことですし、秋蘭さんの分は仕方ないので他の人に協力して貰います。・・・お覚悟を。」

 

 

ひっ!よく見たらいつの間にか皆んながこちらを見ている。いかん、あんまり普段怒らないから忘れてたけど、本来1番怒らせてはならない奴を怒らせた!

 

凪は未だ怒る愛紗に、もうこれ以上悪さできない様に子を授けてもらいましょう、と真面目に怖い事を言い出す凪。その言葉で一気に怒りを忘れて、その手があったかと嬉しそうな愛紗。こいつ、愛紗の扱いをマスターしているだと!?

 

子供、という単語に反応した恋が10人作る、と更に恐ろしい事を言い出した。外でにいた武将組や、室内で掃除していた軍師組が、それぞれ元董卓軍組を連れてやって来た。霞はニヤニヤ笑いながら、華雄は神妙な顔で、月と詠と音音は顔を真っ赤にしながら、凄惨な笑顔のうちの女性陣と一緒に俺を囲む。唯一いつも通りの鈴々が天使過ぎて辛い。そこに流琉がたくさんのお椀を持って現れた。

 

 

しめたっ!これはチャンス!そう思って流琉に食事が出来たのか!?と訊ねる。食事を理由に一旦止められないかと思ったのだ。そんな俺に流琉はニコリと笑った。ああ、流石我が妹!おにーちゃんの味方なんだね!

 

 

「ええ兄さま、私特製の超絶精力増強薬効汁、全員分完成しました。」

 

 

ブルータスよお前もか。

 

 

その言葉を合図に軍師組がニタァと笑って、門や各所の戸締り完了です、と告げる。これで邪魔は入らんな、と真桜。え、なにこれ嵌められた!?俺が秘密基地にワクワクしてる間に包囲されてた!?

 

 

「流琉、食料はどのくらい持ちますか?」

「鈴々と恋さん次第ですが、順当に行けば2週間くらいです。」

「それならー、余裕を見て途中で買い出しに行きましょー。」

「では、2週間でしゅね!」

「初めての人もいるから、それくらいが妥当なのー。」

「ウチはそれでいいで!」

「うむ、初めてだがやってみよう。」

「うう、恋どのがやるならねねもやりますぞ!」

「えう、詠ちゃぁん・・・!」

「だ、大丈夫よ月、私も一緒よ!」

 

女性陣の会話にさっと血の気が引く。い、いや、無理してやらないでいいと思うんだ、俺。ほら、月達も初めては大事にしなきゃ!

 

「主人、問答無用です。」

「道玄、抵抗しても無駄です。」

「大丈夫、恋も頑張る。」

 

 

ちょ、ちょっと待ってお願いします!この人数は本当に無理だって!ごめんなさい!許して!

 

 

「道玄様、(新しい)お命、頂戴します。」

 

 

 

いやそれはマジで洒落にならないって!!話を聞いておねアッー。

 

 

 

どうげん の めのまえ が まっくらに なった。

 

続く?

 

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