ちょくちょく加筆していきます。
やぁみんな、馬に乗りたいけど乗せてもらえないオーク系転生者の俺だよ!
あれからニ週間が過ぎました。
何とか貯蓄とトントンで済んだので、ギリギリ俺は無事です・・・、と言うよりは、どうも死にかけて気が増大してから、精力やら何やらの回復速度がアップしたみたいなので、そのおかげです。まぁ今回は5日ほどで済んだから何とかなったのもありますけどね!いつの間にか5日くらいなら平気になったあたり、やはり俺もエロゲ世界の住人には変わりないようですよ!
もうすぐ呉に着きそうです。それはいいんですが、ちょっと予定外な事が起きました。どうも袁紹さんがまたやらかしたらしいです。反董卓連合からまだ4ヶ月程しか経ってないんですが、元気だなぁって思います。
え?何故わかったか、ですか?ああそれは簡単です。
白蓮が途中で行き倒れてました。
・・・そう、あのスーパー巻き巻きチョコなしコロネ、もう幽州に攻めていたらしい。道中瀕死の馬の鳴き声にセキトが反応しなければうっかり白蓮が死んでいた。
流石に親友が死にかけと言うのは穏やかではないし、何より事情を聞いてちょっと袁紹さんを滅しに行こうと思ったんですが、田豊さんとの約束で出来なかった。たぶんこれを見越していたんだろう。腹立つけど、伊達に主人に迷惑をかけられていないな。先読みは彼女が上だったという事だ。
無視して滅ぼす事も考えたが、目覚めた白蓮自身が戦場の習いと苦笑いして俺を止めるので、納得はいかないが、まぁ我慢する事にする。幸い白蓮もその馬も、めちゃくちゃ衰弱しているだけで、ちゃんと休養と食事を取れば問題はなさそうだ。臨時で真桜に台車を作ってもらい、藁の代わりに落ち葉をたくさん敷いて、白蓮の馬を乗せて恋達の馬に引いてもらう。白蓮は荷物番の詠と月と流琉が乗る馬車に寝かせて、看病しながら進む。
意識はすぐ戻ったし、食事やら何やらはしっかり取れているが、早いとこ街で休ませたい。いくら真桜がサスペンション作ってかなり振動を軽減した馬車でも多少は揺れるしな。いくら武人でも、揺れる床で寝てると、自分が思うほど休まらないものだ。
そう考えると急ぎたいところだが、白蓮はともかく、馬一頭分の重量は軽くない。元々少し急ぎ目で移動していたし、これ以上は馬が潰れるので無理っぽい。諦めてゆっくり行こう。地味に涼州出身者が多いから、馬を酷使すると悲しそうな顔するし。て言うか月も詠もあんななりで平然と馬を駆る。
涼州出身なら当然よ、と何でもないように言う詠。ぐぬぬ、尚更乗れない自分が悔しいです!まぁ俺がでか過ぎて、乗るなら本当にあの巨大驢馬か、象とか持ってこないと難しいだろうけど。あ、どうでもいいけど、ウチの馬達が恋の説得と、ようやく慣れてきたのか、馬車になら俺も乗れる様になったよ!まぁそれでも何か怯えてるし、速度出すために3頭引きにしていても俺が重い(通常人間状態で500kg。トリコより重い。)ため、白蓮の看病が無ければ極力乗らないようにしている。
「私の白鶴なら、お前も乗れるんじゃないか?私が言うのも何だが、私が持つものの中で唯一、誰にも負けないと胸を張れる凄い馬だぞ。」
確かに体が普通よりふた回りは大きくて、賢く類を見ない良馬だから、俺を運ぶ力はありそうだが・・・俺が乗れないのは別な理由だからなぁ。まぁ、どっちみち今は弱っているし、試してみるにしても街に着いてからだな。それよりも白蓮、その真面目な顔似合ってないぞ。強張っててまるで武将みたいだ。
「私は武将だ馬鹿っ!・・・普段の私はどんな顔だと言うつもりなんだ、全く。」
え?流されやすそうなのに真面目っぽい顔。お前って常識人の癖に他者の主張を簡単に信じるよな。自分に自信がない感じ。やっぱりあれか、貧乳だからか?まぁ確かに中途半端だが、需要が無いわけじゃないから安心しろ!
「お前本当にぶっ飛ばすぞ!?・・・まぁ、確かに愛紗や桃香みたいに胸大きく無いけどさ。」
はっはっはっ、あれに比べれば大体の女性が貧乳だよ。良いじゃん、普通くらいはあるよ。
「うるさい、私が普通って言われるの嫌いだって知ってるだろ、馬鹿っ!・・・だいたい、お前こそ今日はいやに絡むじゃないか。何時もなら女の尻追いかけてる癖に。」
はは、普通に身に覚えが無い件について。いやマジ無いから。カケラも追いかけてないから。だから愛紗、少しずつすり寄ってこないで。本当だから!俺はお前達一筋だから!・・・え、冥琳と祭?・・・ホラ、アレだよ。お前達の許可があったから・・・。
「道玄・・・お前そのうち刺されるぞ?ああ、刺さらないから皆で搾り取ってるのか。」
「まぁそんなところです。一思いに一緒に心中も、簡単には出来ない男なので。」
!?
閑話休題
ムギュムギュ
「おい・・・おまへなひしてふんや?」
ん?中々顔の強ばり取れないから、揉んだら柔らかくなるかなと。ほら、唐揚げの下味つけるみたいな?
そういうと、バッ!と俺の手を振り払い、お前の力じゃそのまま挽肉だろ馬鹿っ!と叫ぶ白蓮。おお、少し元に戻って来たな。いい突っ込みだと褒めると、うがーっ!と吼える白蓮。それを見て笑ってたら、唐突に情けない顔してへたり込む彼女。
「・・・ほんとに、今日は何なんだ、お前。いつもは、私の話なんか聞いてない癖に・・・。」
何を言うか。いつもちゃんと聞いているぞ?聞いた上で無視してお前の反応を見てるんだ。面白いからな。だからお前が聞いてないと思って恐る恐る言ってた話とかもちゃんと聞いて覚えている。あれだろ?小さい頃父親の変装した蛮族もどきにビビって小大どっちも漏らしたんだろ?あとあれだ、髪が短かった頃、初恋の相手に男だと思われて失恋したんだろ?
「うぎゃあああっ!お、おまっ、よりによって何てところ覚えてるんだ!っていうか聞いてたんなら普通にその時返せよ馬鹿!」
御冗談を(笑)お前が普通が嫌いだって言うからこんな面倒なやり方してるんじゃないか。むしろ感謝しろ。
「会話が普通じゃないのはもう間に合ってるんだよ馬鹿っ!っていうか分かっててやってるだろ!?」
はっはっはっ、もちろん!と、大げさに返してやると、とうとう涙目でうぅ、いつもいつもからかいやがって・・・!と唸り始めた。
はは、ようやく白蓮らしくなってきたなー。いつまでも強がって真面目な顔しやがって馬鹿たれ。お前は白蓮なんだからいつもみたいにわんわん泣いてればいいんだよ。
「強がってない!弱かった私が悪いんだ!何も文句なんかないっ!ただっ!・・・ただ、最後は仲間を残して逃げることしか出来なかったのが悔しいだけだっ!・・・仲間に私だけ逃してもらっておいて、お前がいなければ死んでいた自分が、そんな弱い自分が、笑えるくらい、情けなさ過ぎて悔しいだけだ・・・っ!
それだけだから、泣くわけないし、絶対に泣かない!・・・泣いたら、私の代わりに死んだ奴らに。顔向け出来ないだろ!」
はは、何言ってんだお前、最後の方意味不明だぜ(笑)・・・つーか、こんな時わんわん泣くような、情けないけど部下の死を本気で悲しんでくれるお前だから、あいつらは命に代えてもお前だけは逃したんじゃないかねぇ。俺はそう思うけど。
あいつら、私達の主人は凡庸なれど、誰より敬愛する優しい主人ですって前飲んだ時言ってたし。
「!?・・・何だよ、それ。でもあいつら・・?いやだって最後まで笑いながら、普通の女と一緒には死ねないって、それで、私を・・・!」
戦場から追い出した?まぁ確かに普通の女の子過ぎて守ってあげたくなる、とか正直武力で勝てないけど戦ってるところ見ると気が気でない、とか言ってたなー。ああでも、だからじゃね。普通に可愛い女の子だと思ったから、一緒に死地に行くよりも、生きて欲しかったんじゃね。男は好きな子には一緒に死んでくれるより、幸せになってほしい生き物だからな。まぁ、俺はあいつらじゃないから本当のところは分からんが。
とりあえず、お前が武将として頼りないから追い出された訳じゃないよ。あいつらはあいつらなりに、お前を護りたかったんだろ。・・・だから、そんな顔で必死に武将ぶらんで良いと思うよ?ぶっちゃけ今更だし。
「うるさい・・・!うるさい!!何だよ急に優しくしやがって!私は武将だ!普通の女の子じゃない、あいつらの主君で、あいつらを守る者だ!私を護ってくれなんて私は言ってない!私は・・・私は守られるより、護りたかった。あいつらと一緒に、戦って死にたかった!」
はは、別に止めはしないが、それじゃああいつらは、ただの犬死になるな。あの世で今度こそ呆れられるな、たぶん。
そういうと、怒っていた白蓮は、何かを言おうとして、結局何も言わないまま俯いた。言いたいことは色々あるけど、他人の気持ちを考えてしまう白蓮なら、自分が正しいんじゃコラァ!って逆ギレはできないよね。知ってた!まぁ俺なら知るかって返すけどな。つーかむしろあいつらならあー、来ちゃったかって苦笑いする。
とりあえず白蓮の頭をポンポン撫でながら、何気なくキスする時みたいに顎を上げてやる。なんか一瞬ビックリして、何故か目を瞑った白蓮の口に最近作った眠気覚まし用激烈痛快飴を放り込む。これは飴とはほぼ名ばかりで、形を丸く纏めるためだけにしか砂糖は使っていない。中身はほぼミントやハッカなどのスースーする強烈な香りの香草と、山椒や唐辛子などを濃縮した激烈に痛まずい毒薬みたいな奴だ。噛んだ瞬間に不快かつ強烈な辛味が襲い、直後に痛烈な香りがそれらを伴って口腔、鼻腔、肺、胃袋までを蹂躙する。ぶっちゃけて言えば最低最悪の味をもち、しかし最高の効果を発揮する気付薬だ。吐き出せないように、優しく、しかし強固に白蓮の口を押さえる。
なにすんだ!と言いたげに睨んだ白蓮の顔が直後に崩壊し、身悶えする。
「!?!?〜〜〜ッッ!!???」
強烈な味過ぎて飲み込めないので、口を押さえられて吐き出すこともできない白蓮は口の中を蹂躙する刺激と酸欠でボロボロと涙を流し始めた。時間にして40秒ほど経ってから手を離し、飴を吐き出させる。
とはいえ吐き出したところで口の中の刺激は簡単には消えない。むしろ酸欠になりかけから解放されて、荒い呼吸をする度に入る空気が、更に口の中に刺激を生む。まるで涙が止まらないどころか、全身が震えてくるくらい辛いだろう。まぁ、体感時間にして10分は地獄だよなあれ。俺は劉備さんとこで一日中舐めてたけど。寝てる暇ないんだもんさ。
ぜひぜひと荒い呼吸の白蓮がガン泣きしながら何しやがる!と目だけで訴えながら摑みかかってくるが、辛過ぎて体に力が入らないので、摑みかかる、というよりは寄りかかる形で向かってきた白蓮を、胸に抱き抱える。
おっと、ついうっかり口にすると涙が止まらなくなる飴が白蓮の口の中に入っちまったぜ。いやぁスマンな白蓮、それ舐めると涙が止まらなくなるくらい口の中が痛いよな。口の中が激烈に痛いんじゃあ、泣いても仕方ないよなー。あー、これはマジ涙止まらないわー。
「ぜぃっぜいっ、お、まへ・・はっはっ、後で・・・覚えて、ろよっ!」
はいはい、後でな後で。忘れなきゃ覚えているよ。白蓮の背中を摩りながら適当に返して、そのまま俺も激烈痛快飴を口にいれる。すっかり慣れてしまったが普通にクソ不味くて口の中が痛い。あーこれは涙でるわー。泣かない奴逆に凄いわー。俺泣いてないけど。あ、こら月、流琉、その幾ら何でも無理矢理過ぎるだろって顔止めろ。詠、なれてしまったから呆れた顔はもう効かないぜっ!
「くそっ・・・馬鹿、お前は本当に馬鹿だ!・・・なんでいつもこんな時だけ、・・・あああ〝あ〝もゔっ、ぼんどになみだがどまら〝ないぃ・・・ッ。」
ははは、そうだね俺のせいだねー。涙止まらないのは俺のせいだから仕方ないねー。きっと気がすむまでは俺のせいで涙が止まらないんだなー。いやーそりゃ白蓮でも泣いちゃうよなー。仕方ない仕方ない。
そのまま、飴の効果が切れても泣き止まない白蓮が泣き疲れて眠るまで、ゆっくり撫でていた。
まぁ抱き着いたまま寝た白蓮が朝まで起きなかったので、物凄い愛紗に怒られたけどな!
⬛️
と、いうわけでようやく呉についたよ!普通に遠いなここ!しかも何かちょっと埃っぽい。荒野って訳ではないが、ちょっと熱帯みたいな感じというか何というか・・、僅かにサバンナみたいな感じ。
そう言えば最近検問に引っかからなくなった。軍師組は俺の存在が広まったから、と言っているが、正直それは嬉しくないなぁと思う。だってここの検問なんて普通に俺見てヤバいやつが来たって言ったからね。伝令が即城に向かったからね!
尚、白蓮はあの後だいたい空元気くらいは出せるようになったご様子。まぁ2日も経ってないので、まだちょっとぎこちないけど。
にしても、そろそろ春になったばかりなのに結構日差しが強い。普通に気温も暑く感じるし、本当に亜熱帯みたいな場所だ。そのせいかは分からないけど、道行く人の肌は小麦色に焼けていて、非常に良い。前世の俺は褐色肌が好きだったのだ。まぁ本音を言えば褐色になった部分となってない部分のコントラストが好きだったので、むしろ日焼け跡のエロさが好きだっただけだが。
冥琳や祭が、ビキニ跡みたいな白い部分が残ってたら完璧だったな。恐らく誰よりも熱中したに違いない。それで嫉妬しまくった愛紗に絞り殺されるまでがワンセットになるけど。
さておき、本当にいい色だ。おまけに暖かい土地柄だからか、雪蓮みたいに薄着で、結構スタイルの良い女性が多く、とても眼福です。でも見ていることが愛紗達にバレたらえらい事になるので、この体が持つ動体視力を全開で使って、刹那の時間だけチラ見し、網膜に焼き付けたらすぐ視線を戻す。これなら流石にバレるまい!お、あの青い髪の人凄いな、ナイスおっぱい!
「全員集まって下さい。道玄の視界に女性が入らない様に陣形を組みます。」
「ちょっとあんた、頭下げなさい。いや、もう外を見るんじゃないわよ。」
「兄さま、ちょっとこっちに来てください。」
「あ、白蓮様、そちらの幌を下げていただけますか?」
「任せろ月。そっち頼むな?」
あれ、余裕でバレてる!?何故だ!確かに分からない様にしたはずなのに!ハッ、まさかカマをかけられてる?お、落ち着け俺、それならまだ可能性がある!表情を、動かすな!
「無駄ですよ、道玄。・・・貴方が他の女を見て、私達が気が付かない筈がないでしょう?」
え、なにそれズルい!理由がないよ、もはや超能力じゃん。タネも仕掛けもないなんてちょっと卑怯だよ!やり直しを要求する!!
「却下です。覚悟して下さい。ああ、声を出しては駄目ですよ・・・余計に声を出させたくなりますので。」
!?ちょっ、ここ街中ー・・、!?
・・・酷い目にあわされた!
⬛️
さて、俺が絞られてる間に、稟と風が城で宿となる借家の手続きをして来たらしい。いつの間にか街の外れにある大きめの蔵みたいな借家にやって来ていた。
今回はどうもそこまで怒っていなかったのか、単に時間が無かったのか、流石に遠慮したのかは不明だが、1人一回くらいで許してもらえた。馬車の中がすごい臭いってか、これしばらく使いたくないなぁ。
「自業自得だろ・・・。人の目の前で盛りやがって。」
俺は悪くない。始めたのは愛紗達だし。俺は被害者や。あれっ、つーか良く考えたらお前なに被害者面してんの?止めるどころか出ていきもしないで普通にガン見しやがって!あん?手で顔隠してた?嘘つけ!指と指の間開きまくりだったろうが!むしろそんなに開いて痛くないのってくらい開いてただろ!このむっつりスケベ!!
「だ、誰がむっつりだ!そんな事言ったらお前なんか獣だろ!しかも性獣だ!この変態!」
獣ですが何か?あと俺を性獣にしてるのは愛紗達であって、もし許されるのであれば、1日3回くらいの高校生に成りたい。いやマジで。まぁこの辛さは処女や童貞には分からんか。
「ぐぬぬ・・・!私だって、私だっておま「白蓮殿、そこまでです。」・・あっ、ゴメン。」
ぬ、何だ星、今のはちょっと怪しすぎだぞ。そーいや少し前もそんな顔してたな・・・なにを企んでいる?洗いざらい話してくれたら、お前だけ特別なサービスが待っているぞ!
「む!・・・い、いや、はて?何のことだが分かりませぬなー?何のことだかはさっぱりですが、特別、とは具体的にどのような・・・?」
じゃあいいや。ところで稟、城に行ったなら孫策達に連絡は?あ、してないの?いや別に構わないけど、風と一緒に行ったなら、城に泊めてもらって経費節約くらいいつもならするじゃん。珍しいなと思って。あ、星、もういいよ?
「なぁっ、あ、主人!」
「まぁ、色々理由はあるんですが・・・、城に居れば、好き勝手寄ってきそうですから。」
「ここは綺麗な人が多いですからねー。」
「英断ね。入ったばかりでこれだもの、城に居たら何が起こることやら・・・。」
あれっ、まさか俺が警戒されてる?そんな馬鹿な、俺にはお前達が居るから、そう簡単には誰も寄ってこれないはず。え、秋蘭と冥琳と祭?・・・・・・さて、とりあえず風呂でも沸かすか。ちょっと汗とか色々匂うし。愛紗、一緒に入ろうぜ。えっ、特別って何か?やだなぁ、何もないヨ?あ、星。お前は駄目な。
「!?」
「ではその後私も入りますー。」
「私も入ります。逃がしませんよ。」
「ど、どうしてもって言うなら私も入ってあげるわよ?」
おっと、残念だったな!大寸胴鍋は3人以上入れないんだぜ!というわけでさらば!ってあれ、愛紗?あの、行かないの?え、誤魔化されない?特別ってなにって言われても・・・何も考えて無かった!だってあんないい景色のとこ中々無いんだもん!精々俺が住んでた洞窟くらいしか・・・あ、やっぱなし。帰るの面倒い。
「主人、では全て話すので主人の家に是非。私だけに特別・・・でしたな?」
「道玄様、私も行ってみたいです。」
「・・・・・道玄?」
「兄さまの住んでた洞窟?・・・それは。」
「何か凄そうなのだ!」
あれ?何か予想外の食いつき!いや、でも止めよう。良く考えたら食糧類はちゃんと持ってきたけど、結果的に整理しないで旅に出た形になってしまったから掃除してないし、何よりむっちゃ山奥だし。獣道しかないし。・・・決して連れて行きたくない訳ではないです。
ええいうるさい、ウチなんか知っても意味はないでしょ!いつか気が向いたら連れてってあげるよ。気が向いたらな!
何故か俺が初めて住んだ洞窟に興味がある皆。まぁ確かにちょっと秘密があるけど、所詮はそれだけの洞窟なので気にしないで欲しい。そんな感じに収めつつ、早く掃除するよ!と促す。まぁ俺は風呂の準備だけども。
すると、最後に愛紗が、いつかは連れて行ってくださいね、と言うので、それならまずお前らの実家を回るのが先だ、と彼女にだけ聞こえる程度に、短く返して歩き去る。言われた瞬間に固まった愛紗が、少しして叫んだのが聞こえたが、その時にはもう大寸胴鍋の設置をし始めている俺だった。
なお、その日はそれから寝るまでずっと愛紗がにこにこのご機嫌だったことを記しておく。
⬛️
次の日。
朝ご飯食べたら雪蓮達に来たよって連絡しに行こうか、なんて皆の朝食を作りながら流琉達と話す。最近は流琉、凪の他に、侍女である詠と月も料理を手伝ってくれるので、非常に何か楽しい。月は慣れてないだけで意外と筋が良く、そろそろ次のステップに行かせたいところだ。詠は逆にちょっと不器用なので、もう少し練習をさせよう。食材は切るところから既に料理は始まっているのだ。大丈夫、流琉と俺の手で詠もいい嫁さんクラスまでいけると約束する!
そう言えば特に言及して居なかったが、劉備さんの所にいた時、僅かな間を使って2人のメイド服を完成させた。非常に可愛くて素晴らしいと思う。調子に乗って劉備さんのとこを出てからたまにご主人様といけないメイドごっこをしたくらい可愛い。ちょっとやり過ぎて愛紗に見付かり、メイドに手を出したことがバレた夫と、怒り狂う妻、みたいな修羅場になったけども。
まぁその辺はいつも通り身体で解決したので問題はない。バレたのは奇跡的に愛紗だけだったので、巻き込むことで抑え込んだしな。とても楽しく興奮する遊びだが、街にいる間じゃないと、他の女性達に見付かる可能性の高い諸刃の剣でもある。だから朝っぱらからはやめてね詠。今日はたまたま凪と流琉と愛紗しか居なかったからいいけど。ローテーション外のメンバーが朝一に増えてるとか日常茶飯事だからな。
「うるさいっ!・・・あんたが朝から大きくしてるのが悪いのよ。・・・・・・団長の性処理は、侍女の仕事だもの。」
「詠、それは違う。それは私達の仕事だ。」
「みんなでやれば、よりきちんと処理できますよ?」
おいよせやめろ下さい。それは最終的にメイドさんとのお遊びが禁止になるフラグ。せっかく凪も入って猟犬メイド風になってるのに禁止は嫌だぞ、俺。俺たちだけの秘密だ、これは。そう言ってみんなを嗜める。うむうむ、無駄に他の女性達を巻き込まず、目の前の女性達を大事にしてる感が伝わったはず!
と、思ったらすごいジト目だ!月まで!?何故だ!
「・・・道玄様、それはこの服に限っての話ですよね。」
「あんた、他の女達とも似たような事してるでしょ。」
「流石に、すぐ分かる嘘はちょっと・・・。」
!? 何か酷い評価をされてるぞ!抗議だ!断固抗議をするぞ!!俺がこれ以上広めたくないのは事実だ!それにお前達が大切なのも嘘偽りはない!え、祭との昼下がりの団地妻ごっこ?
・・・・・・・・さて、そろそろみんなが起きてくるな。とっとと料理を作らねばっ!
「ちょっと月、少しだけ私のお願いしていい?」
「いいよ、詠ちゃん。終わったら私とも代わってね。」
「2人とも、私達の分も残しておいてくれ。」
「兄さま、料理中は動いちゃ駄目ですよ?詠ちゃんが危ないですから。」
ちょっ、詠!料理中はやめてってズボン下ろすな!お前さっきもしたろ!?え、流琉、俺中華鍋振ってなきゃいけないの?なにそのルールってやめ、舐めるなー!や、やめろぉぉ!!
・・・飯の時間が遅れたのは言うまでもないね!
・
・・
・・・
朝食の時間。
なんだかんだあって少し遅れてしまったが、外で鍛錬していた武将達や、ぐっすり寝ていた軍師組もやって来て、さぁご飯の時間です。風、恋、寝るな!稟、音々、2人を起こせ。
「ふふ、相変わらず朝から元気だなお前は。」
「まったくじゃの。おおっ、今日は朝から緒武良好酢か!」
・・・・何故居る。寧ろいつ来た?あとオムライスな。なんだその強そうなお酢は。
当たり前のような顔で平然と食卓に座る2人。そして当然の様に置かれている食器。いや、何でやねん。飯食い終わったら行こうと思ってたのに。どういうことなの?え、さっき普通に来た?気付いてると思ってた?さっきまで普通にしていや何でもない。何でもないから気にしないで。
「主人、どうせ汗を流すなら我らと共に如何ですか?」
「道玄・・・後で私にもしてもらいますからね。」
「・・・恋も、する。」
「そういうのは夜だけにしないか・・・?」
「なんや華雄、まだ苦手なんか?無理して混ざらんでもええんやで?」
「お前、私が白鶴の世話をしてる間に・・・!」
「相変わらず爛れた生活しとるな。・・・昨日儂等を仲間外れにしておきながら。」
「祭殿抑えて。・・・その分も今日して貰えば良いのですよ。・・・私も昨日楽しみに待っていた分は、しっかり上乗せさせてもらいますから。」
おっと秒でバレたぞ。むしろ華雄だけじゃ駄目かな?駄目?あ、はいごめんなさい。え、華雄の理由ですか?早く終わるかな、と。本当にそれだけだから待って愛紗、私が1番とか関係ないのでズボン降ろさないでください。食事中だよ!?
はー、はー、なんで毎度毎度食事中にこんな疲れてるんだ・・・。えーとなんだっけ、そうだ冥琳、祭!昨日仲間外れにした訳じゃないよ!ちょっと色々あって宿をこっちにしただけだよ!っていうかなんで来たこと知ってんだ?え、検問で俺たちが来たら即報告するよう義務付けしてる!?指名手配か!
「お前が待たせ過ぎなんだ。別れてから何ヶ月待ったと思ってる・・・!祭殿など欲求不満で大変だったんだぞ?」
「おい冥琳、誤解されるような言い方はよさんか!儂はきちんと道玄に操を立てておる!お主こそ耐えられずに策殿と毎晩のようにしておったではないか!!」
それは雪蓮の方からー、とかわいのわいの騒ぐ2人。あらやだ。つまり2人とも欲求不満なの?でもまだ4ヶ月くらいだよ?てかこれでも結構急いだんだが。・・・二週間以内に来い?え、移動だけで1ヶ月以上かかる距離なんですがそれは。まぁ、とりあえず今日は冥琳だけね。祭はもう少し焦らします。何故ならその方がいい反応が見れそうだから!
「なんじゃその理由は!わ、儂は本当にずっと待っておったんじゃぞ!?」
「私は欲求不満ではない!・・・だが、祭殿よりも優先されたのは、嬉しいな。」
いやだって冥琳、孫策と浮気してるやん。いやまぁ、順番では言ったら俺が浮気相手なんだが、その辺は置いといて。とにかく早急に上書きしてしまわないと。祭は他の男どころか、他の人間の匂いさえほとんどしないぐらい俺を待っててくれたみたいだし・・・今度、特別に丸1日時間を設けて、丁寧にたっぷり、しっかりと満足させてあげよう。
そういうと、一瞬目を輝かせて喜ぶも、でも早くして欲しいのじゃが、と悩ましげの祭。逆に冥琳が浮気はしていない、と叫ぶが女性相手でも浮気です。それを言ったら俺は浮気ばかりなんだが、自分から手を出すことはほとんどないのでセーフセーフ。あ、愛紗なんだい?え、私も連れてけ?じゃあ別の日を・・・え、祭の日に!?特別扱いは許さない!?ちょ、俺にも選択の自由があっても・・・駄目かぁ。
「お前本当に最低だな。もうちょっと慎みを持ったらどうだ?」
なるほど、確かに。ほらみんな、白蓮もこう言ってるし、少しくらい1日の回数減らしたりしない?特に愛紗。即拒否された。あ、余計なこと言った白蓮が追い詰められている。頑張れー。
助けろ、と白蓮の目が言ってるが、いやぁ残念な事に俺鈴々と恋のお代わりで忙しいから見えないんだよね。困った困った。
お前いつか覚えてろよ!とか聞こえた気がしたが、音々が嫌いなニンジンを食べたことを褒めていた俺は当然のようにシカトした。ウチの娘マジ可愛い。
⬛️
さて、あの朝食の後、一応病みあがりの白蓮とその馬、白鶴を残し、更にその看病に流琉と月と詠、白鶴他、今回乗ってきた馬達の世話に動物好きの恋と音々を付け、ついでに買い出しに三羽烏を出して借家を後にした俺たちは、冥琳と祭に連れられて、城に来ていた。
・・・のだが。
さっそく待ち惚けを食らっている。理由は孫策の馬鹿だ。
あの馬鹿政務をやらずに逃げたらしく、俺たちを迎えに冥琳と祭が来ていた分、大量の政務が滞ったまま残っているらしい。それを聞いた冥琳が怒って走って何処かに行き、祭が溜め息をついて部隊を集めに行った。そこまでするか?と思ったら、城にいないぞ!街に逃げた!と兵達の叫び声が聞こえて来た。この広い街に逃げるとか・・・アイツ鬼だわ。
とりあえず一部の文官?らしき人が客間まで案内してくれたので、暇潰しがてらみんなでお茶でも飲もうと、お湯をもらう事にする。あ、文官さんもどう?忙しい?じゃあこれをあげよう。はいこれ、羌毅さん印のべっこう飴だよ!見知らぬ人にあげるのは地味に久しぶりだが、とうとうロゴが飴に捺印されるようになったぜ!
なんとなくそんな気はしてたが、あれが党首ならきっと文官の負担は大きいだろう。甘い物は頭の疲労回復に効果があるから、遠慮せず持っておいき。あ、毒じゃないよ!
「あ、ありがとうございます・・・!これが、周瑜様の言ってた・・・!」
うむ、その周瑜さんもお気に入りのべっこう飴さ。まぁ文官みんなで分けて食べると良いよ!じゃあお仕事ふぁいとやで!んじゃね、呂蒙さん。
そう言うと驚く彼女。あってた?と聞くと、何故分かったのか、と聞かれたので、祭や冥琳に話を聞いてたと答える。まぁ一応嘘ではない。聞いたことがあるのは事実だ。実際に分かったのは前世知識があるからだが。
とりあえずなんか驚いたまま去っていった呂蒙さん。本当に忙しいらしいので、そのまま見送る。さて、今なら目撃者居ないから四次元袋が使えるな・・・。みんな、茶受け何が良い?お勧めは最近流琉と2人で完成させた、芋羊羹だよ!
・・・ってあれ?何でみんな普通に武器構えてんの?室内じゃ危ないよ?
「団長、流石に今のはアカンよ。ウチでもむかっと来たわ。」
「主人、手が早すぎです。」.
「私たちの目の前で堂々と・・・良い度胸ですね。」
「おにーさん、何か申し開きはありますかー?」
「あっても無くても極刑でしゅ!」
え、なになに?俺なんかやったか?何でみんな荒ぶってんの?ちょっと本気で分からない。なにこれ?
訳が分からず困っていると、呆れながらみんなが溜め息をつく。そして愛紗が武器を下ろさず、今貴方が口説いた女性は誰ですか、言った。口説いた?誰を?と思ったら呂蒙さんの事だった。言われてみれば彼女は女性だ。誰にでもべっこう飴あげてるから忘れていた。確かに傍目から見たら口説いているように見えるかも知んない。
うーむ、ちょっとした親切のつもりだったんだが。駄目?駄目かぁ。むむむ、価値観の違いって難しいね!・・・え、明るく言っても許さない?せめて借家戻ってからでお願いします。それは大丈夫?良かった。
「今日は久しぶりに全員ですね。」
「き、期間はどうしますか?」
「食料の問題がありますのでー、とりあえず2日にしませんかー?」
「そうだな、それ以上は体も鈍る。落とし所だろう。」
おっと、全然良くなかったでござる。珍しく華雄までやる気だし!え、あれは私でも怒る?マジかー。
こうして俺の未来は確定してしまった。これ以上墓穴を掘る前に早く帰って来るんだ孫策!ただし冥琳と祭は振り切ってこいよ!余計怒られるからな!
閑話休題
相変わらず孫策達が帰ってこないので、暇を持て余した俺たちはそろそろ帰るか?などと相談しながらトランプで大富豪したりオセロしたりしてたのだが、ここで予想外な事が起きた。
「貴方が羌毅?ふーん・・・確かにおっきくて強そうだけど、そんなに危ない感じしないけどなー。」
なんか先ほど虎に乗って(比喩ではない。)来たピンク髪のちっちゃなお嬢ちゃんがいきなり扉を開けたと思ったら、挨拶もなしに部屋を見渡すと、俺に狙いを定めてそう言ったのだ。
地味に女性陣はいきなり現れた虎に警戒しているが、その虎さんはたった今お嬢ちゃんを振り落として俺に向かって臨戦態勢を取っている。ふぎゃっ、とちびっ子が呻いた。ちょっとお馬鹿可愛い。ああ、虎さんは多分そっちには行かないから安心していい。既に顔が逃げる顔だ。俺が視線を逸らしたらすぐどっか行くだろう。面白いから食い物!ってイメージで見つめてやると、明らかに怯え始めた。流石に可哀想なので、途中で顔ごと視線を逸らす。脱兎の如く逃げていった。
とりあえず顔から落とされたお嬢ちゃんを助け起こしてやり、顔を見るとちょっと赤くなっているが鼻血も出てない、特に問題はなさそうなので、軽くさすってから口にべっこう飴を放り込む。ちびっ子は甘いもので簡単に痛みを忘れるよね。
いきなり乗り物に落とされた上に乗り物が逃げてしまったので、ちょっと混乱気味のお嬢ちゃん。鼻が痛いと言いながら、口の中が甘いと喜ぶ。たぶん俺のせいで余計混乱してるけど、あえてそのままにして、頭を撫でておく。喰らえっ久しぶりの羌毅さん式ナデナデッ!相手は強制的にリラーックス!混乱したままリラーックス!つまりとりあえずナデナデを受け入れるっ!!
「えへへ、頭撫でられるの好きー。」
はっはっはっ、見たかこの威力!ヤバいこのちびっ子可愛い!とかやってたら鈴々が俺の左手を持って自分の頭に乗せて来た。どうやら自分もやれと言う事らしい。ヤバいうちの娘可愛すぎる!!これは撫でまくらざるを得ない!行くぞスーパー秘奥義!猫可愛がりの術!!相手は撫でられまくる!!
2人ともしっかり撫でまくり、周りの女性陣が何をしていいか分からなくなったあたりで、ようやく孫策がやって来た。
「ハァイ道玄久しぶりー!待たせたわね・・・ってシャオ!?何してるのこんなところで。」
「あれっ、お姉様だ。何をしてるのって、それはもちろん・・・あれ?私何しにここに来たんだっけ?」
雪蓮よっすよっす。このちびっ子はいきなり虎に乗って現れて、直後に振り落とされて顔面を強打、泣きそうだったのでとりあえずべっこう飴を与えて宥めていた。見た目的に親族だろ?遅れたお詫びにちゃんと引き取れ。あと仕事はちゃんとしろこのアホ党首。
「道玄のせいで冥琳が朝から居ないから、私が仕事したくなくなるくらいの仕事が回ってきたのよ。私は悪くないわ。」
「シャオはちびっ子じゃないもん!」
やれやれ、自覚がない奴はタチが悪いな、と思いながら溜め息をつく。そしてちびっ子を撫でていた手を離して雪蓮に任す。なお鈴々はまだ撫でている。うなぁぁ!って笑顔で喜ぶうちの娘はマジ天使。これはもうアカン奴ですわ。これ俺がじいちゃんだったら何でも買ってあげちゃうレベル。
そんな感じで鈴々の可愛さを絶賛してたら、何故か雪蓮の下へ行かず、俺をジロジロ見てる幼女。なんぞ?っていうか雪蓮、うちの女性陣と挨拶するのは構わないが、お前冥琳どうした?お前を探しに行ったきり戻って無いんだが。居なくても別に大丈夫?何言ってんだ、俺たちとの細かい契約内容についてお前が決められんのか?てか勝手に決めて激怒されても知らないぞ、俺。
「ゔっ、それは確かに・・・いやでも、今冥琳はちょっとマズイというか何というか・・・。」
・・・お前、まさか本当に冥琳達を撒いて来たのか。知らんぞ俺は。盛大に怒られると思うが、俺は庇わないからな。
ちょっと、私達の仲じゃない!?とかほざく雪蓮にどんな仲だ?いきなりお前に斬りかかられた被害者と、いきなり斬りかかってきた加害者の仲か?と問うてやると、ゔ、それは・・・言い淀む雪蓮。はっはっはっ、残念だったな、1人で説教でもされてこい。
「嫌よ!冥琳が道玄の為に用意してた高いお酒飲んじゃったから絶対にいつもより怒られるもの!!ねぇ匿って!こんな美人が頼んでいるんだからほら匿って!!」
はっはっはっ、全力で断る。お前今俺の為に用意した酒飲んだとかほざいておいて、それで俺が許すと思うなよ。というか、もう遅いがな。霞、華雄、星、窓を塞げ。
「了解した。」
「了解やで。」
「了解です、主人。」
「?何よ急に、窓がどうかしたの?」
「助かる、道玄。一応外にも兵は配置したが、相手が雪蓮では絶対とは言い切れないからな。」
「まあ、普通の兵は党首に逆らえんからのぅ。・・・党首自ら政務を放り出す家も中々無いと思うがの。」
よっす2人とも、さっきぶり。
そう言うと2人は待たせてすまない、と謝りながら雪蓮を見る。序でに幼女を見て何故ここに、と不思議そうな顔をしながらも、後ろに隙間なく兵を展開する。窓をうちの女性陣が抑えている以上、逃げ道はもうない。見ると雪蓮が慌てた顔で嵌めたわね!と文句を言ってくるが知らん。おい冥琳、お前が俺の為に用意してくれたっていう酒、コイツが飲みやがったらしいので、しっかり叱ってやってくれ。
「ちょっと、それは流石に洒落になら「ほう?・・・どういう事かな、雪蓮。」ない・・・わよ?」
おっと、久しぶりにガチギレ冥琳だな。まぁ仕方ないね!食い物と飲み物の恨みは怖いのさ。だから俺は助けない。そんな絶望した顔しても無駄だぞ、雪蓮。
「そんなっ!じゃ、じゃあ祭、貴女からも何か言ってよ!冥琳に「のう策殿。策殿が飲み干した酒が、儂も協力して道玄の為に用意した酒と知っておるか?」・・・えっ。」
あ、お疲れ様です孫策さん。君のことはたぶん忘れない。
ちょっとー!?と叫ぶ雪蓮だが、そのままガチギレな冥琳と祭に縄でぐるぐる巻きにされた雪蓮は、兵に担がれて何処かに消えていった。南無、と雪蓮の冥福を祈る。ヤムチャしやがって・・・!
そんな事してたら、さっきからずっとジロジロ見てた幼女が、俺の袖を引っ張って、ねぇ、と声を掛けてきた。何だね?
「お姉様をああも簡単に遇らう胆力といい、周々と戦わずに追い払う強さといい、この美味しい飴やその包容力。たくさんの女性を囲っているのもよーく分かるわ!顔はちょっと怖いけど、気にいったわ!シャオのお婿さんにしてあげる!」
おやおや、何か可愛い事言い出したぞこのちびっ子。じゃああと10年したら考え「駄目です。」られなかった。すまんが諦めてくれ幼女。あとみんな、落ち着け。子供の言う事だぞ。
「小蓮様、残念ながら道玄は儂の男でしてな。」
「祭殿、嘘はいけません。私のです。」
「おとーさんと結婚するのは鈴々なのだ!」
「おやおや、我が主人はモテますなぁ?」
「誰が何を言おうと、道玄は私のものです。」
「団長、ウチは愛人でもええで!」
「私も愛人で構いませんよ。誰よりも愛してくれれば。」
「風ちゃんとしては側室を希望しますー。」
「私達は別に娘でも良いでしゅ!」
「娘と父の禁断の関係・・・あわわ!」
「わ、私は子種さえ貰えれば・・・い、いややっぱり。」
おいよせ、止めろ。特に幼女軍師ども、お前ら闇が深過ぎるぞ!っていうか幼女の発言にマジになるな!落ち着け!何とかみんなを宥めようとするのだが、中々落ち着かない。すると幼女が急に俺の右腕に抱きついた。定位置を奪われた愛紗がなぁっ!と声をあげる。ヤバいなこれは、おい嬢ちゃん、ちょっと離れなさい?
「お嬢ちゃんはやめて!!シャオは孫尚香、真名を小蓮!シャオって呼んでね、未来の旦那様!!」
流石雪蓮の妹だ、まるで人の話を聞いていない。常識が通じな過ぎてちょっと孫権さんに会いたくなってきた。
「・・・道玄?」
目の前には幼女の発言にヤキモチ焼きだした愛紗と、何故かガチギレしてる冥琳と祭。そして一見笑っているように見えて、目が闇色になっている星。
・・・何でこうなったんだろう。
呉について1日目、早速幸先が不安になる俺だった。
続く?
書く暇がない上に文が浮かんでこない・・・!孫堅様のおっぱいが悪いんだ!