避けたりとかそういうのはしない。   作:銀座

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7話 ハルクさんのズボンが破れない謎。

やぁみんな、美女(将来的には別の男のヒロイン)と2人で旅するリア充オーク系転生者の俺だよ!

 

 

 

のっけから負け犬フラグを立てて見たが、関羽さんは全然くっころする事もなく、アッサリと襲い掛かって来た賊を一気に5人ほど斬り伏せました。ブラバー!

 

ていうか念のために賊かどうか一応確認しようよ関羽さん。前に出会い頭に賊を滅殺した俺がいう事じゃないけど。世の中には少ないけど子供の悪人だっているんだよ?まぁ攻撃して来た時点で殺して良いかと俺も思ったけど。

 

何て考えつつ、逃げて来た2人を抱き上げて大寸胴鍋を足で引き寄せる。関羽さんが相手の注意を引いてくれている事を確認して、大寸胴鍋の中身(ぬるくなって来たお湯)を廃棄し、2人を中に入れて頭を低くしている様に言う。長い事走って来たのだろう、ちびっ子2人は息も絶え絶えで、恐怖のせいか涙が滲んでいる。っていうか俺を見て怯えてる気もするので、羌毅さん式ナデナデを発動!怖くないよアピールする。

 

ちょっと2人の目から不安が紛れたあたりで、もう一度頭を下げている様に言って、2人がしゃがんだのを確認すると、俺も賊の方々と向き合う。いかんな、囲まれてる。予想以上に多かった。30人くらいだろうか。やはり聴覚が優れてても中身は一般人。使いこなすには時間が必要だな。とりあえず関羽さんには人数が多かった事を謝罪して置こう。

 

「大丈夫です。この程度の数なら私だけでも何とかなります。」

 

流石関羽さん、一応病みあがり期間中のハズだが余裕があります。まぁ俺もいるし、負けはしないだろう。とりあえず周りを見渡して、余裕ですよ感満載で強者アピール。調子に乗って雑種が・・・とか呟きそうになったけど、それは踏み台転生者フラグなのでやめておいた。ここでオリ主が出て来たらめんどくさ過ぎる。

 

 

「おうおう、捕らえたガキが逃げたと聞いて追っ掛けてみれば、こりゃ飛んだ上玉が付いてきたもんだ。ついてるぜぇ。」

 

 

なんか出てきた。いかにもな賊の頭だ!実は賊の頭目を見たのは初めてな俺氏、ちょっとワクテカしてきた!そんな風に巫山戯た事を考えつつ関羽さんをエロい目で舐める様に見つめる賊の頭さんを観察する。すごいぞ!頭目なのにこの小物感!なかなかやるな。周りのモブの方が無口で強そうだ!いくら後ろのちびっ子2人が特別だからとて、あっさり逃げられといてこのドヤ顔!たまりません!!

 

俺が面白おかしく賊を観察する一方で、エロい目で見られまくってる関羽さんは不機嫌を通り越して激おこプンプン状態である。すごい蔑んだ目で下衆共が・・・って呟いてる。うーむ、シュールや。

 

「オイお前ら、ついでにこの女も連れて行こう。高く売れそうだ。男はいらねぇから殺しちまえ。」

 

フォウ!スーパーテンプレ発言頂きました!計画もクソもないあたりが素敵や!

 

「笑わせるな下郎。人攫いが一度捕まえた幼子にまんまと逃げられ、何人もの大の大人が武器を持って追いかけ回して捕まえられずここまで来ておいて、挙句私も連れて行く?・・・数以外に取り柄のない無能共が。」

 

きっつー!関羽さんきっつー!これは痛い。いくら賊でもこれは胸に刺さるぞ!21世紀日本のサラリーマンが、こんな感じの悪口言われたらもう立ち直れないレベルの口撃だ!良いぞもっとやれ!

 

などとふざけてたら、あまりの関羽さんのキツさにプッチンきた賊の皆さん、雄叫び上げて一斉に襲い掛かってきた。あらやだ図星だったのね。

 

まぁいいや、面倒だけどサクッと片付けよう。おい関羽さん、テントの周り汚すのは寝にくくなるからやめてね!あ、聞いてないやこれ。仕方ないな、俺だけでもゴミは端っこに一箇所に纏めないとね。

 

関羽さんが華麗な槍捌きで賊を相手にするのを横目に、俺はこちらに向かってきた賊共のに向かい、一息で1番端のデカイやつの目の前に踏み込む。驚愕する目の前のデカブツの胸にラリアットを叩き込み、そのまま後ろの人間数人を巻き込んで思いっきり振り抜く。

 

人間の束が、弾け飛ぶ。

 

うむ、懐かしの進化系ローラースケート漫画のベンケイさんみたいな感じを出したかったんだが、力が強過ぎた。叩きつけるどころではなく、人の束が丸ごと木っ端微塵になってしまった。いかん、俺が1番汚してる。後で掃除が大変だ。手加減に気を使わなければ。

 

まぁいいや、なんか今更こっちを見てビビる賊の1人を頭から捕まえて、逃げようとしていた頭目に投げつける。あ、いかん勢いつけ過ぎて両方すごい音を立ててへし折れてしまった。力加減が難しいな。賊の頭目なら街に引きずって行けば幾らか賞金貰えそうだったのに。

 

仕方ない、こうなったら残りで手加減の練習だ。何、そんなに怯えるな賊共!別にちびっ子泣かせた事を怒ってなんかいないぞ?前の村のガキ共と重ねて激怒なんか全然してないから心配するな!なぁ!

 

 

 

 

・・・結局ものの数分で賊は全滅させました。

 

現在は返り血で真っ赤の俺がちびっ子をガン泣きさせて、関羽さんに呆れられながら慰めは私がやるからと戦力外通告を受けて、汚してしまった周りの片付けをしています。終わったら川で身体を流さなくては・・・はぁ。

 

幼女助けて幼女に恐れられるこの顔が憎い・・・これが一刀くんなら怯えるどころか、相手がステキ!抱いてっ!ってなるのに。まぁ今回の場合、万が一出来ても幼女が相手なのでそれやったら事案不可避だが。

 

とりあえず何度かに分けて街道の脇の山の中、少し奥へ置いておく。少し量が多いが、野生動物達が片付けてくれるだろう。さっきから血の匂いに引き寄せられて集まってきてるし。

 

 

 

 

さて、後片付けも水浴びも終わったどころで、ちびっ子2人も落ち着いてきたみたいで、たぶんお腹を空かせているだろう2人のために、中華粥もどきをさぱっと作る。未だちょっと俺を見てビクッとするちびっ子2人にメンタル傷つけられつつ、我慢して2人の話を聞く。まぁまずは自己紹介からかね。カッコで誰か分かるけど一応ね。

 

そんで関羽さん含めて4人で自己紹介。さっきからはわわ、あわわとか言ってたから知ってますけど、やっぱり諸葛亮と龐統だった。関羽さんもだけど何してんのこいつら。原作前に死にかけたりすんのやめてくれ。

 

なんて思いつつ話を聞いてみると、確かに2次創作で読んだような話だ。なんか世間を知るために、そして自分達の知を活かす主人を探すために2人共水鏡塾を飛び出して、ちびっ子2人だけ旅をしていたんだとか。そして人攫いに騙されてうっかり奴隷にされかけ、命辛々逃げてきて今に至ると。なるほど、とりあえず1つ良いだろうか。

 

「はわわ、な、なんでしょうか・・・?」

 

いや、なんで旅立つ前に武力ある人間を雇うとかしなかったん?幾ら何でもちびっ子2人で何とかなるとか馬鹿げた事を考えてたわけじゃなかろう。

 

「あぅ・・・それはっ、そのでしゅねっ!」

「えぅ・・・あわわ、朱里ちゃぁん!」

 

ああなるほど。自分達に知り合いで武力ある人が居なかったか、居ても付いてきてと頼めず、その辺の傭兵は信用出来ないから諦め、更にはそういった人に伝のある大人には黙って出てきたから頼れなかったとかそんな感じか?

 

めっちゃビクッとする2人。はわわあわわの合唱が始まった。どうやら完全に図星らしい。・・・こいつらコレで将来は国の未来を左右するレベルの軍師になるのかぁ。恋姫世界は世も末だな。

 

「全く、今回はたまたま私たちが居たから良いものの、其方らの歳と武力で旅など無謀にも程がある!一歩間違えたらいつ死んでてもおかしくないんだぞ!」

 

関羽さんがお説教モードに入った。これは長くなりそうだが、ちびっ子2人が悪いので我慢して貰おう。是非猛省してくれ。はい飯と水。食ってしっかり怒られたらテントの中でおやすみよー

そう言って立ち上がり、関羽さんに後を任せる。不思議そうな顔の関羽さん。

 

「羌毅殿、何処へ?賊はもう居ないと思いますが・・・」

 

ここにはな。どうも大きめの人攫い集団だったみたいだし、ちびっ子2人の話から隠れ家が近くにあるはずだ。まだ他に攫われた人もいるかも知れんし、隠れ家に残党がいるかも分からん。今ならまだ匂いで追えるから、確認ついでに隠れ家まで行ってみるつもりだ。関羽さんはここで2人を見ててやってくれ。

 

「・・・なるほど、出来れば私も行きたいところですが、確かにこの2人を連れてはいけませんね。仕方ない、気を付けて下さい。」

 

あいよ、行ってきまーす。さて、サクサク終わらせようかね。

 

 

 

 

 

・・・はいどうも、本当にサクッと賊の隠れ家がを襲撃し、地味に20人くらい残ってた連中を腕力に物を言わせて(物理)黙らせると、案の定何人か攫われた人達が居たので出してやり、金品はあんまり残ってなかったので食糧をかわりに攫われた人達にもたせると、村が割と近くらしいので、朝になったら一緒に送るため、テントまで連れて帰る事にする。

 

 

まぁテントは入れないけど、そこは我慢してもらうか。

 

 

 

 

 

 

……。

 

次の日。

 

助けた人達も早いうちに帰りたいだろうと、あれから少しだけ仮眠をとり、夜があける直前に出発し、本当に割と近くに村があったので、昼前には攫われた人達を村に帰す事が出来た。

 

助けた人達の家族に感謝されまくり、歓待をされそうなところを何故かやたらと先を急ぐ関羽さんが全て丁寧にお断りしてしまい、後ろ髪引かれつつも村を出てきたのが先ほどである。ううむ、せっかく助けた女性達と仲良くなれそうだったのに・・・。

 

なったところで何も出来ないし、まぁ、いいか。

 

 

 

というか、それよりも何でちびっ子2人がまだいんの?

 

「は、はわわ・・」

「あ、あわわ・・」

 

 

いや、それはもういいから。理由教えてくれ。別に怒ってないから。・・・駄目だこりゃ。関羽さん、何か知ってる?

 

「知りませんっ!」

 

あらやだご機嫌斜め。また何かぷりぷりしちゃう関羽さん。最近怒りすぎですよ。肌に良くないよ!機嫌なおして!

 

「・・・誰のせいだと思っているんですか?」

 

え、なにそれ。また原因俺なの?初耳!

さっぱり分からん。今度は真名は関係ないよな?

 

よく分からんからご機嫌取っておこう。ハイこれ、手作りべっこう飴だよ!好きでしょ関羽さん。ついでにちびっ子2人にもあげようではないか、ホレホレー

 

「・・・はぁ、もういいです。許してあげるので後2つ下さい。」

 

はいはい。ああ、ちびっ子ども砂糖が高価とか気にするな!ちびっ子はとにかくたくさん食べてデカくなれば良いんだよ!

 

 

とりあえず甘いもの食べて喜ぶちびっ子2人の頭を撫でつつ、これパッと見事案だよなぁと思う。

 

まぁ、とりあえず付いて来ちゃったものはしょうがない。順番間違えた気もするけど、纏めて劉備さんにパスしてあげようじゃないか!

 

 

 

続く?

 

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