お待たせ、皆!
いやはや、前回から一ヶ月以上経って、もう「あけました」おめでとうだね(*´ω`*)
テスト勉強で忙しい()
いや、先週末が三連休だから、書こうと思ったのよ。
そしたら……イ ン フ ル エ ン ザ !
泣きたいね(´;ω;`) 泣いちゃったね。
さすがにここで出さないのもアレなので、インフルのまま書きました()
誤字脱字、内容が光らないのは全てインフルのせいです。最初からではありません(*ノω・*)テヘ
余談ですが、今更ながら気付きました。
「小鳥遊 おとは」という名前で、既存のキャラクターがいるんですね(白目)
いや事前にちゃんと調べとけよ(´・ω・`)
では、本編どうぞ!
人は過ちを犯し、それを繰り返す生き物だ。
それが例え、同じ種類だとしても、違う種類だとしても。
人生最大の失敗、というものは誰にでも等しく訪れ、また猛省する。
私はまだ二十もいかない歳であり、「人生最大の失敗」と名付けるには早すぎる。
しかし、こうであれば確実に言える。
経験した人生至上、最大の失敗であると。
「なんで、私はあんなことを……」
「おお、戻ったか。
「誰が淫らだ!」
本当に、どうして……。
どれだけ後悔しようと、羞恥しようと、反省しようと。
過去の
それで周知の事実が消えるのなら、どれほどの人間が救われることだろうか。
もし消失するのだとしたら、私もその数多くいる救われる人間の一人なわけで。
「あー!」
「叫ぶほどでもないだろ。ここら辺、人があんまいなくてよかったな」
「叫びたくもなるよ!」
ここが私の部屋だったら、ベッドにダイブしていたところだ。
恥ずかしさを隠すために意味もなく、毛布や枕を体に巻いたり、抱き締めたりしていたことだろう。
「よし、どうやら叫びたいらしいからジェットコースター行くか」
「えっ、ちょっ――」
強めに手を引かれ、そのままに流される私。
茜色に揺れる陽の光を受けた彼の無邪気な横顔は、私の目を釘付けにするには十分すぎた。
普段あまり騒ぎ立てない彼が、珍しく楽しそうに小走りしている。
少年らしさを纏った無邪気さは、どうにも可愛らしい。
私も、そんな姿を見てから心がキュッと軽く締められた。
……行き先がジェットコースターじゃなかったら、もっとよかったのだが。
―*―*―*―*―*―*―
人間が恐怖に煽られたときに抱く感情は、二種類の感情に分かれる。
一つは、死に対する純粋な恐怖。
一つは、適度なスリルに対する快感に近しい恐怖。
ここがまた人のおかしなところで、二つの線引は非常に曖昧かつ自由だ。
感性は人それぞれで、同じ恐怖体験でも先ととるか後ととるか、差は必ず存在する。
二つはかなり類似しているのだが、全くもってわからない。
一例としては、この今乗っているジェットコースター。
レールが敷かれただけで、オープンカーとなんら変わりないこれ。
そんな疑似オープンカーが、時速100km前後で走り抜ける。聞いただけでもおぞましい。
現に事故も起きているわけなので、必ずしも絶対に安全とは口が裂けても言えないはずだ。
整備されているから大丈夫、点検入るから大丈夫。
そんなちゃんちゃら頭おかしいことを言うヤツの気が知れない。
安全が確認・実証されたものだけが、アトラクションに置かれる。それは否定しない。
が、もう一度。現に事故は起きている。
どれだけ安全が保障されていたとしても、万一は起きてしまう。
「なぁ」
「ど、どうしたのさ」
「そういえば俺、あんまジェットコースター好きじゃないんだが」
「ねぇ、何でそんなこと言っちゃうの? 乗らなくてよかったじゃん、ねぇ」
着々とジェットコースターが最高点へ登る最中、隣に座る音葉に体を揺らされていた。
ただでさえ揺れながら登るというのに、さらなる揺れが襲ってくる。
というか涙目になって可愛いな。
音葉の抗議を聞いて、自分もどうして乗ることになったのかわからなくなってきた。
いや……これ、本当に乗らなくてよかったんじゃないか?
「ほら、バーに掴まっとけ。もうすぐ落ちる」
「あ~……降りたい」
彼女は願望を一言だけ口にしてから、コースターは落下へと突入。
一瞬の浮遊感に見舞われた後、下に引かれる強重力。
せめて死なないことを祈りながら、風に全身を打ち付けた。
「……死ぬかと思った」
「悪いって、そこまで怖がると思ってなかったんだよ」
コースを一周して、出口を通った俺達。
音葉の顔色が、いつになく悪い。
病人の一歩手前、といったところだろうか。
それにしても、隣からの悲鳴は全然聞こえてこなかった。
人間、本当に怖いときは声を出せないらしい。
……それほどだったのか。
ふとコース全体を眺めた。
そこまで距離が長いわけでもなく、落下角度も大きくはない。
至って普通のコースだ。
「次、どこ行く?」
「ご、ごめん。少し休んでいい?」
――どうやら、想像以上に彼女には高難易度だったらしく。
三十分かそこら経ってから、動き始めることに。
辺りは夜の顔色を徐々に見せ始め、月でさえも明かりを取り戻していた。
「もうそろそろ出た方がいいかもな。閉園まで時間はあるが、冬だから陽が落ちるのが早い」
「ん~、全部回るのは到底無理だったかな」
例え閉園時間まで余裕はあるといえど、六時前でこの暗さ。
あと一時間もすれば、街灯が目立ち始める頃だ。
例え今が冬でなくても、全制覇の見込みは殆どないだろう。
「えっと、観覧車だったか?」
「うん、ありがと。それで最後にしよっか」
「そうだな」
来た道を引き返して、観覧車へ。
きらびやかなイルミネーションが浮かびながら、ゴンドラが来るのを待つ。
やがて赤のカプセルが目前へやってきた。
それに足を踏み入れ、扉は閉まる。
夜の景色は、夕方のそれとは全くの別物だった。
遠くの家々から漏れ出す光と、遊園地全体に拡散する流れ星。
地平線の向こうは、それらを一緒くたにして滲ませる。
「ねぇ、誠君」
「なんだよ、音葉……さん」
「あ~、臆病なの!」
いざ実際に本人の前で呼ぶとなると緊張がだね。
心の中ならいくらだって言えるが、口にするとなると話は別だ。
されど、手を繋いだままゴンドラは静かに揺れる。
彼方の平行線も、
「……綺麗だな」
「そうだね」
ここで、景色だけじゃなくて――と言える度胸があれば、どれだけ良かっただろうか。
洒落た冗談も、花のある言葉も、何一つ贈ることができないのが、少々残念だ。
繋いだ手をほどいて、肩を抱く。
自然と距離は縮まって、互いの体温は交差した。
「……どうしたの?」
「そっちこそどうした、急に」
「いや、なんとなく」
中身のない会話、というものは短絡的だ。
無という結末に直帰する、至極面白味のない解答。
まあ、たまにはそういうのも、悪くないか。
伝えられた体温を味わっていると、時間の感覚を忘れる。
あと十秒と少しほどで、ゴンドラは一周してしまうだろう。
俺達は、何かに引かれた。
不可視の糸で吊り下げられた、マリオネットのように。
急ぎ慌て――唇を交わす。
忘れていた、のだろうか。
二人共が意識から手放していた、無言の約束。
酔いから覚めた俺達が次に現実を受け止めたのは、ゴンドラの扉が開いた時だった。
「……帰ろうか」
「……そうだな」
短い言葉だけを交わして、歩く。
手首のパスをちぎって捨て、ゲートを潜ろうとしたとき。
「あ、ちょっと待った!」
彼女が突然声を上げて、俺を引き止めた。
俺が言葉を返す間もなく、彼女の方へと引かれる。
彼女が取り出したのは――スマートフォン。
こちら側にカメラを向けて、シャッター音。
「ん~、ちょっと微妙かも」
「ほれ、見せてみ」
見ると、言葉通りだった。
ブレこそないものの、夜であるために、写りがあまり良くない。
「ま、ないよりいっか」
「済んだなら帰るぞ。これから冷える」
俺達が見ているのは、夜の始まりだ。
本格的な夜は、ここから訪れる。
音葉の返事を待つより先に、足を動かした。
後をついてきた彼女と二人で、駅まで歩く。
――勿論、手を繋ぎながら。
着いた駅は、それなりに人が多かった。
少なくとも、来た時よりは断然多いだろう。
数分だけ待って、電車がやってきた。
さすがに恥ずかしいのか、人前では俺も音葉も手を繋ごうとはしなかったのが残念。
臆病と罵られた記憶もあったが、人のことは言えるのだろうか、と小一時間問い詰めたいところだ。
扉が開いて、降車客が降り終わるのを待ってから乗る。
当然、一般の席は一つも空いていないわけで。
少し見渡すが、空いた席は優先席に一人分。
俺自身、優先席に座る気はない。優先される人物ではないのだから。
そもそも、海外には優先席はないらしい。
というのも、乗客全員に優先の心が備わっている、いわゆる譲り合いの精神があるから、とのこと。
優先席、聞こえはいい。
だが逆に考えると、それを設ける必要がある程、譲り合いの精神が足りていないというわけだ。
全く、聞くのはおろか、考えるだけでも呆れてくる。
一応、隣の彼女にも目線を送った。
察したのか、首を横に振って、俺の隣を保って立つ。
すると、何を迷ったのか、挙動がおかしくなった。
俺ではなく、彼女が。
何を決めたのかは知らないが、耳元で囁かれた。
迷うくらいなら、普通に話せばいいのに、と思った瞬間。
「……私達がおじいちゃんおばあちゃんになったら、一緒に座ろうね」
――正直、やられた。
心臓のドキドキが止まらない。
油断していた。
まさか、こんなことを言われるとは思っていなかった。
さらには、頬を赤らめながら、はにかまれる。
魔のコンボ、と名付けてもいいのではないだろうか。
「そう、だな。いつか、な」
対する俺のそっぽを向いた返事といったら、言葉も出ない。
拙すぎて、自分で少しだけ笑ってしまった。
この笑いは、自分の対応の拙さに対してだろうか。
――それとも、理想の将来の想像をして、だろうか。
いずれにせよ、音葉にしてやられたのは間違いあるまい。
電車から降りる頃には、夜も本当の顔を出し始めた。
少し早めに帰っておいて正解だっただろうか。
同じマンションの隣、というのは案外便利なものだ。
彼女を送るのと、自分の帰宅が同時進行できるのだから。
ものの十分で、マンションまで着いてしまった。
電車を降りてからはあっという間だった。
それを「あっという間」と言うのだから、エレベーターが上がる間は言うまでもない。
八階のランプが着いてから、正確に扉は口を開けた。
「じゃ、またな。部屋にいても冷えるのは冷えるから、体調崩さないようにな」
それだけ言ってから、自分の部屋へと向かう。
別れが惜しいが、惜しむ前にさっと別れてしまおう。
そう思った。
――同時に、その魂胆が、ひどく覆された瞬間でもあった。
強く、手ではなく袖を引かれた。
反射的に振り返ると、彼女は俯いている。
表情はおろか、顔色さえわからない。
が、きめ細やかな夜に綺麗に溶け込む黒髪から覗く耳は、今までにないくらい赤かった。
外の気温は、既に一桁を切っているだろう。
耳当てがあるわけでもないので、赤くもなる。
だが、こんなに赤くはならないはずだ。
だとしたら、この赤は紛れもなく羞恥の――
「今日は……帰りたく、ない」
……マジで?
ありがとうございました!
さて、早速ですが宣伝。
最近、私の処女作、「東方魂恋録」の二期を投稿し始めました!
そして、私自身も書き始めて一周年、さらには被お気に入りユーザー100人も突破!(≧∇≦)/
いいことだらけだね、記念いっぱい!
二期の作品のタイトルは、「東方魂恋録 Second Existed」!
序数詞が主語やってる時点でお察しだけども、固有名詞扱いってことで勘弁して(´;ω;`)
というのも、色々な「二番目」が登場します。固有名詞だね(暗示)
一期の設定をそのまま受け継いでいますが、一期見てないけど、二期からでも見れるようにはしていきます。
見てない、という方、ぜひこの機会にどうぞ!
インフルだけど、宣伝はバッチリしていくスタイル(´・ω・`)
今回、投稿が遅くなってしまい、本当に申し訳なかったです!
ではでは!