シルバーウィング   作:破壊神クルル

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65話

IS学園の行事の一つである臨海学校の最中、アメリカとイスラエルの共同で作られた公式では世界初となる無人機、銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)が暴走した。

その鎮圧にあたって自衛隊と在日米軍は動くことなく、IS学園‥しかも専用機持ちの生徒が対応する事になった。

常識的に考えてもおかしいこの事態に福音の鎮圧に千冬の弟、百秋を主力として運搬要員に箒、バックアップ要員にイヴが務める事になった。

やがて、整備、調整が終わり作戦開始時間となった。

箒が百秋を抱えて出撃し、その後方にイヴがついていく感じで福音鎮圧のために出撃する。

この作戦、何事もなければいいのだが‥‥

イヴや彼女を慕う者達はこの作戦に関して胸騒ぎ、不安感がどうしても拭えない。

出撃し、現場に向かう際、箒はどう見ても浮かれているようにしか見えない。

初めて専用機を貰ったためか、それとも念願の百秋と共に出撃できたことからか、箒の口元は緩み切っている。

どう見ても浮かれているようにしか見えない。

一方で百秋の方は何か肩に力が入っている感じでガチガチに緊張している様子。

千冬に大見得切ったもののやはり、模擬戦とは違う、本物の戦場に駆り出された事で緊張しているのだろう。

 

「見つけた!!居たぞ、百秋!!」

 

出撃してから数分。標的である福音を見つけた。

 

「あ、ああ‥‥」

 

ISのセンサーで福音の姿を確認できる所まで来る。

あとは百秋の零落白夜を発動させて福音を斬りつければそれでこの作戦は終わり。

言葉では簡単に標記できてもいざ実際に『やれ』と言われるとやはり緊張、不安などの負の感情が出てくる。

 

「十秒後に接触する。構えろ、百秋!!」

 

「よ、よし、零落白夜発動!!」

 

百秋が零落白夜を発動させ、このままの勢いで福音に接近して肉薄にする。

 

「箒!このまま押し切る!!」

 

箒にそう言って雪片を振り上げる。

時間がかかればエネルギーの消費が激しいこちらが不利だ。

早く零落白夜でカタをつけたい所であるが、

 

「くっ…このっ…!!」

 

だが相手は超音速飛行をする軍用IS。

しかも無人と言う事で重力や衝撃波を無視して有人のISとは異なる無茶な動きも可能。

そして攻撃をする百秋は緊張の為か、攻撃が単調的だった‥‥

そのせいで福音に百秋たちは瞬時に距離を離される。

そして福音も自身を攻撃してくる者に対して自衛手段の様に翼から無数のエネルギー弾の雨を放って来た。

百秋は回避に成功するが、専用機をほんの二時間ほど前に貰ったばかりの箒は動きが鈍く被弾する。

 

「うっ…!!

 

「箒!!大丈夫か?」

 

「平気だ!…それより…」

 

「ああ…爆発するエネルギー弾か…」

 

「連射速度が異様に速い…あれは厄介だな」

 

連射速度が速い上に爆発するエネルギー弾か…やはり軍用IS、専用機とは言え、競技用のISとは攻撃性能が違う。

一方、競技用の専用機とは言えISはIS、その防御力は伊達ではない。

 

「私が動きを止める。百秋はその隙を突け」

 

「…分かった」

 

「行くぞ!!」

 

箒が雨月と空裂を構えて福音に迫る。

 

「はあああっ!!!」

 

勢いそのままに斬り込み、福音に隙ができる。

 

「百秋!!今だ!!」

 

「ああ…!!」

 

箒の指示に従い勢いよく斬り込もうとしたその時、白式のセンサーが海上にあるモノを捉えた。

 

「っ!?」

 

「百秋!!」

 

箒が百秋を呼ぶ。

だが、百秋はセンサーに捉えたあるモノに注意がいってしまい、その一瞬を福音は見逃さずに百秋との距離をとった。

彼は絶好の攻撃のチャンスを逃がしてしまったのだ。

その海上のあるモノにはバックアップ要員のイヴが担当した。

イヴは海上のあるモノへと落ちていくエネルギー弾をバルニフィカスで弾く。

 

「百秋、何をしている!?」

 

「船が居たんだ‥‥海上は先生達が封鎖したはずなのに…」

 

「船だと!?」

 

白式のハイパーセンサーが捉えたのは小型の船だった。

この空域と海域はIS学園の教師達の手によって封鎖されたはずなのになぜこの封鎖海域に船が居たのだろうか?

センサーにはこの町の港湾労働者組合に所属する小型船が表示され、船体には『警戒船』と書かれた看板を掲げ、マストには赤い旗が翻っていた。

恐らくIS学園から協力を要請された船で最後までこの周囲の警戒を行っていたのだろう。

 

「警戒船だ」

 

「警戒船だと!?ええい、こんな時に!」

 

絶好のチャンスを潰された事に箒は顔を歪める。

すると、福音は攻撃目標を百秋達から警戒船へと変更し、福音から再びエネルギー弾の雨が降らされる。

イヴはドラグーンを飛ばしビームの網を作り、エネルギー弾を止め、打ち漏らしたエネルギー弾はバルニフィカスで弾く。

福音の攻撃を捌いていると福音は、今度はイヴを攻撃目標にしてきた。

恐らく福音はこの中で一番の脅威をイヴだと判断し、その脅威を取り除こうとしたのだろう。

イヴとしては警戒船からターゲットを変えてくれた事に関しては丁度良かった。

このまま福音を引き付け警戒船から遠ざける。

そしてレールガンで福音の片翼を撃ち抜く。

片翼を失っても福音には両手両足に四つ噴出口が存在し、補助推進用のブースターが取り付けられている為、何とか空中に浮いている。

イヴは今回の福音の暴走を束に解析して貰おうと福音をAICで動きを止めた後、自身のナノマシンで完全に機能停止に持ち込もうとした。

その為まず、イヴは福音へと肉薄する。

福音自身もビームクローを出し、迎え撃ってくる。

両者は超近距離でぶつかり合う。

そしてイヴがAICで福音を止め、髪の毛を福音の装甲の繋ぎ目へと侵入させ、福音の活動を完全に停止させようとしている最中、

 

「くらえ!!」

 

「っ!?」

 

百秋が雪片を福音に突き刺した。

 

ブシュっ!!

 

「がはっ‥‥」

 

当然、福音と密接していたイヴにも雪片の凶刃が襲い掛かる。

福音の装甲のおかげで深く突き刺さる事はないが、イヴは口から血を吐き、彼女のISスーツは血で赤く染まる。

零落白夜が発動していたせいでリンドヴルムの絶対防御も無効化されていた。

 

「やったぞ!!百秋!!」

 

福音そして憎きイヴに一矢報いた事に歓喜の声を出す箒。

 

「ああ、やったぜ!!」

 

百秋も箒に同調する。

イヴはそのまま海へと墜落し機体と共に海中へと沈没していく‥‥

しかし、雪片で突き刺された筈の福音は‥‥

 

『‥‥ピィー‥‥ガー‥‥緊急事態‥‥補助動力作動‥‥』

 

メインエネルギーは零落白夜で失われたが、補助動力は生きていた。

しかも白式のエネルギーはこれまでの戦闘と先程の零落白夜で消耗し、零落白夜を発動させるエネルギーは残ってはない。

だが、福音は補助動力を作動させて動ける。

福音は自分に突き刺さっている雪片をギュッと握りしめる。

 

「ん?雪片が抜けない‥‥」

 

此処で百秋も福音の異変に気付いた。

 

「気をつけろ!!百秋!!そいつ、まだ動いているぞ!!」

 

箒は百秋よりも少し早くに福音の異変に気付く。

しかし、時すでに遅く百秋は必至に福音に突き刺さった雪片を引き抜こうとしているが福音はそれをグッと両手で握りしめる。

 

「くそっ、このっ、放せ‥屑鉄が‥‥」

 

百秋が雪片に注意が向いていると、福音は百秋の至近距離で銀の鐘を発動させ、百秋は高密度に圧縮されたエネルギー弾をもろに喰らう。

白式の絶対防御も作動したが、エネルギーが残り少なかった事と放たれたエネルギーの数が多かった事で白式はあっという間にボロボロになる。

片翼だった事で百秋は何とか死ななかったが、ボロボロになった白式と血塗れの百秋。

 

「百秋!!」

 

箒が叫びながら福音へと迫る。

当然箒にも福音のエネルギー弾は迫るが、彼女はそれを無視して海へと落ちていく百秋を受け止める。

 

「おい、しっかりしろ!!百秋!!」

 

箒が幾ら呼びかけても彼は返事をしない。

その間に福音は傷つき、エネルギー消費した事で近くの小島へと不時着し静粛を保っていた。

箒は百秋を抱えて急いで旅館へと引き返していった。

 

 

福音諸共白式の雪片の凶刃を受けたイヴは腹部に強烈な痛みを覚える。

そしてあまりの激痛に意識を失う。

 

『おい、一夏!!おい!!』

 

獣が声をかけてもイヴ(一夏)は答える事無く、海へと墜落しそのまま沈んでいく。

 

『ちぃっ、このままじゃ魚の餌だぜ‥‥』

 

血を流しているのでモタモタしているとサメが寄ってくるかもしれない。

獣はイヴ(一夏)が意識不明と言う事で表に出る。

 

一方、福音との戦闘に巻き込まれた警戒船では‥‥

 

「何か空の方で、IS同士でドンパチやっていたみたいだが‥‥」

 

「なんでもこの近くでIS学園の生徒さんが来ているんだと‥‥」

 

「それでか?この辺の海と空を封鎖するって言うのは‥‥」

 

警戒船に乗っていた船員達は詳しい情報を聞かされていないままIS学園の教師達からこの辺の空と海を封鎖するので、逃げ遅れていない船が居ないか確認してくれと頼まれてこの周辺海域を警戒していた。

そして、船が居ない事を確認して港に戻る途中で今回の福音との戦闘に巻き込まれたのだった。

だが、警戒船の船員たちはまさかアレが無人の軍用ISとは知らず、しかもその軍用ISが自分達の乗っている船を攻撃してきた時もIS同士の模擬戦でパイロットが下手な奴であり、攻撃のエネルギー弾に関しても大したことないだろうと思っていた。

現に船はイヴが守り何事もなかったかのように戦闘海域から離脱する事が出来た。

船が港に戻っている最中、いきなり船がグラッと揺れた。

 

「うぉっ!?」

 

「なんだ?」

 

最初は横波でも受けたのかと思ったが、海は平穏で船が揺れる程の波はたっていない。

船員達が何だ?何だ?と周囲を見渡していると、

 

ザパッ!!

 

「ひぃっ!?」

 

突然海の中から機械で出来た腕が出てきてそれが船の縁を掴んだ。

やがてそれが海面から出てきた。

甲板に居た船員は思わず尻もちをつく。

海から出てきたのはISを纏った銀髪の少女だった。

 

「くそっ、あの馬鹿め、私の腹を刺しやがって‥‥」

 

その少女はISを解除して腹部を自らの手で抑える。

少女が纏っているツナギの様な飛行服には血が滲んでいた。

 

「すまないが‥‥」

 

「‥‥」

 

少女は尻もちをつき、唖然としている船員達に声を掛ける。

 

「すまないが、港まで乗せてもらえるかな?」

 

少女の問いに船員達は首を縦に振る。

 

「よっこいせ‥‥」

 

少女は手でお腹の傷を抑えたまま甲板に腰を下ろす。

 

「だ、大丈夫か?なんか怪我しているみたいだが‥‥」

 

船員が恐る恐る少女に声をかける。

 

「大丈夫だ‥問題ない‥‥少し寝れば治るから‥‥港に着いたら‥起こして‥くれ‥‥」

 

そう言って少女はそのまま眠ってしまった。

船員達は心配しつつ船を港へと急がせた。

 

 

モバイルパソコンの画面越しで先程、海上で行われた福音との戦いを見ていたスコールは、

 

「酷いわねぇ~味方ごと刺すなんて‥‥しかも逆に返り討ちに合っているなんて大間抜けね。これがあのブリュンヒルデの弟の実力‥‥白式は案外簡単に手に入るかもしれないわね」

 

百秋の実力を見て大したことないと判断するスコール。

近いうちに白式の強奪計画が企画されていたのだが、この程度の実力ならば簡単に手に入るかもしれないと予測する。

そして白式を解析すれば何故、男なのにISを動かす事が出来るのか解明できるかもしれない。

男が動かせるISを作れば今まで女尊男卑となっていた世界は大きく混乱する。

男VS女の世界大戦が起きるかもしれない。

その混沌とした世界にこそ莫大な利益を生み出すビジネスチャンスがある。

戦争は科学と兵器を大いに進歩させる世界を舞台にした一大イベントなのだ。

 

「それにしても‥‥」

 

そしてスコールにはもう一つ気になる事があった。

 

「あの子、福音の動きを止めた時、髪の毛が伸びたように見えたんだけど‥‥気のせいかしらね?」

 

スコールは福音のカメラから送られて来た画像を見た時、イヴの髪の毛が伸びて福音に絡みつくように見えた。

 

「‥‥こんな事ならオータムを連れて来ればよかったわ」

 

海に墜落したイヴを回収するためにオータムを連れて来ればよかったと後悔するスコール。

白式同様、イヴも何かしらの秘密があると睨んだスコール。

 

「イヴ・ノイシュヴァンシュタイン・アインス‥‥もし、生きていたらやっぱり欲しい人材ね」

 

スコールは口角を吊り上げる。

イヴのIS、そしてイヴ自身を欲しがるスコールだった。

 

「私達‥そして白式に彼女がどう世界を動かすか‥‥楽しみ。だから、貴女は生きていなさい‥‥イヴちゃん」

 

スコールはイヴがあれくらいで死なないと確信していたかのように海を見ながら呟いた。

 

 

作戦は失敗に終わった。

箒は血塗れの百秋を抱えて旅館に戻りながら千冬に作戦が失敗した事、百秋が重傷を負った事を伝える。

千冬はすぐに医療体制を整えさせる。

そして箒が戻ってくると百秋を急いで部屋に運んだ。

彼は今、意識が戻らず治療器具に繋がれている。

担当の医務の先生に百秋を任せた後、箒に何があったのか事情を尋ねる。

 

「篠ノ之‥何があった?‥それにアインスの奴はどうした?」

 

「アイツは途中で任務を放り投げて逃げました」

 

「なに?」

 

箒は事実を捏造して千冬に虚偽の報告をした。

百秋が福音に止めをさそうとした時、イヴが間に割り込み攻撃するチャンスを不意にし、それが失敗して福音が反撃し、百秋が重傷を負うとイヴはその場から逃げて行ったと言う報告をした‥‥

箒からの報告を聞いた千冬は憤慨した。

 

「アイツ‥戻ってきたらただでは済まさん‥‥」

 

作戦を滅茶苦茶にした挙句、大事な弟に重傷を負わせしかもその場から逃げ去った行為は敵前逃亡にも匹敵する重罪だ。

怒りに震えている千冬を見て箒はニヤリと口元を緩めた。

しかし、百秋が重傷を負っている事実からは目を逸らさずに彼の下へと見舞いに行った。

 

「‥‥」

 

そしてそんな様子の箒を鈴はジッと見ていた。

 

「福音は依然として停止していますね。本部はまだ私達に作戦の継続を?」

 

山田先生が福音鎮圧の作戦はこのまま継続するのかを尋ねてくる。

 

「解除命令が出ていない以上は…継続だ」

 

学園からは未だに何も言われていない為、作戦はこのまま継続する事になった。

しかし、作戦の要である百秋は重傷を負い、雪片は福音に突き刺さったままとなっている。

作戦が浮かばないのも事実で専用機持ちには待機を命じている状況だった。

それならば千冬自身も本当は姉として今すぐにでも弟の下に行きたいところだが学園本部から解除命令が出てない以上、福音討伐作戦は継続している為、作戦室として借りている部屋から出る訳にはいかなった。

 

 

その頃、この港町の港に一隻の船が戻って来た。

 

「おお、お帰り」

 

「ああ」

 

「ん?どうした?浮かない顔して」

 

「あっ、いや‥なんていうか‥‥」

 

桟橋に居る仲間の港湾労働者に対して船の船員がなんだか歯切れが悪い。

 

「どうした?先を言えよ」

 

「それが、途中で妙なモンを拾っちまって‥‥」

 

「妙なモン?」

 

「なんだ?恐竜でもいたのか?」

 

「い、いやそれが‥‥」

 

船員が甲板で寝ている少女を見ると、桟橋に居る港湾労働者も少女を見る。

 

「ん?どうしたんだ?その童は?」

 

「しかも妙な格好しているなぁ~‥なんか昔の戦闘機乗りみたいなツナギ着て‥‥」

 

「ホンマじゃ、オラの死んだ兄ちゃんさ、思い出すような格好だべな」

 

桟橋の港湾労働者達も甲板で寝ている少女を見てその恰好から戸惑ったような声を出す。

 

「そ、それが帰る途中に海から突然出てきたんだ‥ISに乗って」

 

「なんだ?そりゃ?しかもその童、怪我しているでねぇか。急いで病院さ送らねぇと」

 

港湾労働者が少女を病院に連れて行こうとすると、

 

「その必要はないよ」

 

其処に第三者の女性の声がした。

船員と港湾労働者達が、声がした方を見るとそこには不思議の国のアリスのコスプレをした女の人が立っていた。

 

「あ、あんたは?」

 

「その子の‥まぁ、保護者かな?」

 

突然現れた妙な格好の女性に戸惑う船員と港湾労働者。

 

「それよりも寝ているその子に変な事はしなかった?」

 

「粗げな事しねぇよ」

 

「うんだ。なんか近寄りがたい雰囲気だったしな」

 

「賢明な判断だね、寝ているその子に不用意に近づけば痛い目を見ていたからね‥あっ、これはこの子を運んでくれたお礼」

 

女性は船員にお金が入っている茶封筒を手渡す。

 

「えっ?でも‥‥」

 

突然大金を手渡されて戸惑う船員。

 

「いいって、いいって」

 

その女性は眠っている少女をお姫様抱っこして港を去って行った。

 

「な、なんなんだ?ありゃ‥‥」

 

「さ、さあ?分がんねぇ‥‥」

 

船員も港湾労働者も港にそぐわない服装の女性と海から突然上がって来た少女に首を傾げるしかなかった。




※本来福音の武装は銀の鐘と第二次移行した際のエネルギー翼ですが、この世界ではいくつかの武装が施されています。

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