私は教授じゃないよ。大袈裟だよ   作:西の家

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お待たせしました。スランプってヤツを体験しましたよ。部下の面子を決めるのが大変だとは知りませんでした。
部下のアイデアを提供していただきありがとうございました。大いに参考にさせて貰います‼︎


・ベレッタと理子には何の恨みも御座いません!
・この話の中で主人公の歪みが見つかります。矛盾・悪意・偽善なんでもござれ。
・そして、理子とあのクズ野郎はまったく違います‼︎本当に違いますからね!





集うワルたち

「こうしてモランと二人でドライブするのは久しぶりだね」

 

「はい、主」

 

私は愛車のポルシェ356aの助手席にモランを乗せて、東京の実家に向かって走っていた。

ホームシックになったわけではない。

 

「主。今回、ご実家に帰郷する目的をまだ聞いていないのですが......」

 

「ねえ、モラン。君はこの国の武偵法をどう思っている?」

 

私はモランに質問をしてみた。もちろん、視線は前を向いた状態でね。脇見運転はダメだ。

 

「はい?......そうですね。私からすれば、この国の武偵法は甘いと思います」

 

「そう思うよね〜。特に9条『武偵は如何なる時でも殺傷を禁ずる』の項目はね。あれがあるから犯罪者は殺されないと高を括る」

 

この国の武偵法は甘い。甘すぎる。ある一定の犯罪者は殺意むき出しで襲ってくるのに対し、武偵は非殺傷を心掛けなければならない。

強襲科を始めとした武偵の死亡率が高い原因の1つにもなっている。

今の武偵法が未来ある武偵の命を奪っていると言っても過言じゃない。

犯罪者が犯行手口を変えてくるのなら、武偵も武偵法も変わるべきだーー多くの武偵の生存率を少しでも上げる為に......

 

「突然どうされたのですか主?」

 

モランの声で我に帰る。いけない深く考え過ぎた。今は武偵法じゃなく、

 

「うーん、実はね今日、私の実家に彼らを呼んでいるんだよね」

 

私は話しの話題を変えた。

彼らというのは私が''武偵活動''の折、独自のルートでスカウトしてきた者たちだ。

その都度、モランにも同行してもらった。

 

「彼らを呼んだのですか⁉︎まさか、その中にはあいつらも......」

 

モランが凄く嫌そうな顔をした。あいつらというのは十中八苦あの二人の事だろう。

まあ、そこは我慢しなさい。

 

「主......彼らを呼んだということは、私だけでは不満なのですか⁉︎」

 

隣でモランが声を上げたので、チラリと見てみると目をウルウルさせ今にも泣きそうなモランがそこにいた。

ちょっと待って!そんな子犬のような目で私を見つめないで!

 

「不満って訳じゃないよ。ただ......これからの''武偵活動''に人手が必要でね。例の組織と戦う為に」

 

「例の組織......主が追っている秘密犯罪組織ですね」

 

秘密犯罪組織ーー組織名は不明な為、ここではアンノウンとしておこう。アンノウンは世界中のあらゆる場所で犯罪を行なっている。世界中で起こっている未解決事件には、必ずこのアンノウンが関わっていると見て間違いない。

アンノウンには、『武偵殺し』『魔剣』など名だたる犯罪者が所属しているだろう。

改めて、考えてみるとトンデモナイ組織だね。司法組織もお手上げ、

まるでロンドンの未解決事件に関わっていた私の曾お爺さんの組織のようだ。あれとは違い舞台はロンドンではなく、全世界ときた。

おそらく、組織の規模は曾お爺さんを余裕で超えている。

そんな組織を相手取るのに個人の力では限界がある。なので、私は集団ーー組織で対抗する。

 

「私はねモラン。その組織がどうも気に入らなくてね〜。前にアメリカ、イタリア、ドイツーー海外の事件解決に誰かの邪魔が入ってね。私は例の組織が関わったとしか思えないんだ」

 

「主の邪魔立てをする者は私が全て排除します」

 

モランがキリッと答える。おお〜頼もしいね。

彼女は私の一声で何でもしてくれるーー例えそれが表向きの武偵活動の...おっと、これはいいか。

 

「お!見えてきたよ」

 

車を走らせる事、1時間ほどで我が家に到着した。

狙撃銃のケースを肩にかけたモランと一緒に車を降り、玄関に手をかける。さーて、誰が来ているのかな?

私は期待に胸を高鳴らせ、ガチャッと玄関を開けると、

 

「モリちゃーん!久しぶり‼︎」

 

陽気な声が響くともに、小柄な人影が私の腹部にイキオイよく飛び込んで来た。

髪は薄い銀髪のツインテールで、身長は140ほど。顔は程よく日焼けしてた可愛らしい女の子だ。服装は黒を基調としたフリフリのゴスロリで小柄な体型によく似合っている。

 

「やあ、アップル。久しぶりだね」

 

私の腹部で猫の様に甘えてくる彼女の名前はアップル・ワース。

アメリカ出身の泥棒。冗談ではなくガチの職業泥棒だ。

殺しを嫌い、強盗まがいな盗みはしない事をポリシーにしている。まるで怪盗アルセーヌ・ルパンのようだ。

だだし、ルパンと違い彼女はお金で盗みをする。お金次第では何でも盗んできてくれる。

テンションの高さから、りこりんとカブるんだけど彼女は、とびきりの才能持ちの泥棒だ。武偵のりこりんとは違う。

 

「モランちゃんも久しぶり!」

 

「え、ええ。お久しぶりですねアップル」

 

モランは苦笑いで挨拶する。

モランはテンションの高いアップルを嫌っている訳じゃないけど、彼女のテンションについていけないだけだ。

 

「ねえ!ねえ!モリちゃんは彼氏とかできた?いたら紹介してほしいな」

 

アップルが会って早々、私にそんな質問してきた。

彼氏?うーん彼氏って、訳じゃないけど相棒ーー金次君ならいるよ。

 

「そんなモノいるわけないだろうが‼︎」

 

モランが声を張り上げた。うわ⁉︎何ビックリした。

 

「主にちょっかいを出すモノは私が全て射殺する‼︎覚悟しておくように‼︎」

 

「じょ、冗談だよー。もう!モランちゃんは大袈裟だぞー」

 

なはははと、アップルは明るく笑って誤魔化すが、ちゃっかりとゴスロリの袖に仕込んでいるスリープガンを抜けるようにしている。

コラ!喧嘩はダメだぞ。

 

「アメリカから私の呼びかけに応じてくれて、ありがとうねアップル」

 

「モリちゃんの頼みとあればいつでも来るよ!たんまりと貰いましたしね〜」

 

手で円を作り、ゲヘヘヘを不気味に笑う。おおー、流石お金にガメツイね。彼女に頼みーー正確にはお金で雇っている関係だけど、何故か彼女は嫌いになれないんだよね。

 

「それでアップル。主の呼びかけに応じたのは貴女だけですか?他は......例えばヘルダーは来ていないのですか?」

 

「ヘーちゃんは何か『ルガーは永遠の現役じゃあ‼︎私の母国の銃を時代遅れ呼ばわりしたベレッタをちょっと潰してくる‼︎』って、言ってイタリアに向かったよ」

 

「あの人は......何をやっているんですか......」

 

モランが呆れた様子で話を聞いている。

ヘルダーは生粋のドイツ人で、ドイツ原産の武器を誇りにしているからね。残念だな〜来ていたらフィンランド国防博物館盗難事件について聞きたい事があったんだけど...

 

「今日来ているのは貴女だけですか?」

 

「いいや、モラン。今日はアップルを含めて、4人来ているよ」

 

「あれー?どうして分かるのモリちゃん?」

 

「玄関の前ーー砂があるね。どれも類似していない砂ばかりだ」

 

私たちがいる玄関には砂が所々、溜まっている

玄関には家に上がるうえで脱いだ靴が在るはずだが、それがない。おそらく、イタズラも兼ねてアップルが隠したのだろう。

 

「こっちの砂は粗粒砂、これは中粒砂。そして細粒砂。どれも種類がバラバラだ。靴底に挟まった砂が脱ぐ際に落ちたのだろう。この辺りーー東京では見かけない地層の物もある。遠方から人が来ているのは明白だよ。粗粒砂はアップル。中粒砂は多いね。これは2人組だろう」

 

「ほえー、モリちゃんの推理って、いつ聞いても惚れ惚れしちゃうよ。大正解。そう、私の他に後3人来ているよ」

 

「みんなの所に案内してくれるかい?」

 

「お任せあれ!」

 

アップルにグイグイと手を引かれ、私は実家の居間に案内される。

居間には私の推理通り、3人の客人がそこにいた。

 

男は燃えるような赤い巻き毛を目元まで伸ばしており、顔立ちは判然としない。臙脂色のベストを身に着け、両手を背中に回して立っている。

 

「おお、ジャック君じゃないか。よく来てくれたね」

 

「......ご無沙汰しています教授」

 

赤毛の男がぼそりと答えた。

彼の名前はジャック。苗字はない。

イギリス出身で年齢は私と同い年くらい。まあ、彼自身も正確な年齢・生年月日は知らないんだけど......

それでは不憫だと思って、海外渡航する為に私が表向きの戸籍ーーパスポートを作ったりしたね。

 

「ジャックはいつコッチに到着したのかな?」

 

「......1週間前です」

 

また、ジャックがぼそりと答えた。

1週間前⁉︎いつ来るかは各々に任せたけど、もっと遅くーー2日か3日前でもよかったのに。

 

「ジャックさん。主の前では、もっと元気よく喋ってみてはどうですか?それでは根暗だと思われますよ」

 

モランが保育園の先生みたいにジャックに促す。

 

「......善処する」

 

ジャックはコクリと首を縦に振り、答える。

元気よくか〜ジャックが突然、元気一杯テンション高めのキャラになったら苦笑いしそう......

私がそんな事を考えていると、

 

「ギャハハ、ジャック注意されてやんノ‼︎」

 

「ソれもセバスに‼︎おい、セバス。お前はジャックのママかよ!」

 

ジャックの後ろーーテーブルに座っている''美女''2人がゲラゲラと笑い出した。

全体的に黒エナメルの服にエンジニアブーツ。金髪は無造作に伸ばしたまま。首筋には弾痕の跡が3発ほど見える。

もう一方は黒のカーゴパンツにフィールドジャケット、頭にサングラス。片割れと同じ金髪は傷んでいる。こちらの首筋には大きな切り傷が3本交差するように見える。

 

「やあ、ボニーそしてクライド。相変わらず元気だね〜」

 

この2人の名前は先に述べたのが、ボニー・パーカー・バロウ。後に述べたのがクライド・パーカー・バロウ。

二卵性の双子で、嘘か本当か1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返したカップルのひ孫だそうな。

2人が座るテーブルには持参だろうーー空の酒ビンが無造作に転がっている。口から飲み残しの酒が下に垂れている。ああ、畳にシミが出来ちゃうよ。どうも酒臭いと思ったら、この2人の仕業か。やれやれ。

 

「貴様ら......主の前で無礼過ぎではありませんか?」

 

「何だよセバス?やんのかヨ」

 

「イつでもOK牧場だぜ!」

 

モランが怒り心頭で睨みつける。

対して2人の''美女''が腰のホルスターに手を伸ばす。

ダメだよモラン。君じゃあ、この2人に早撃ちでは敵わないよ。

この3人仲が悪いんだよね〜

 

「ハイハイ。2人ともやめやめ。モリちゃんの前だよー」

 

3人の間にアップルが入る。

 

「どけよチビ!この犬やろうを躾けられねだろうガ!」

 

「アップル。貴女は下がってください。このバカ共には言葉など通じません」

 

「アあん?ちゃんと言葉、通じてんだろうが。それともお前あれか?No speak Englishってやつか?」

 

「英語など話せますよ。英語だけでなく、15ヶ国は話せます」

 

「うわー、自慢話しキター。自分は外国語ペラペラですヨ発言キター」

 

「......黙れ」

 

3人の口喧嘩に呆れたのか、ジャックがボソリと喋った。

それだけで、この場の室温がヒンヤリと下がった。いや、この場にいる全員の背筋にゾッと何かが通り過ぎた感じだ。

 

「おい、ジャック。殺気むき出しすんなヨ。ただのじゃれ合いだつーノ」

 

「コワコワ」

 

双子は笑って見せたが、明らかにカラ元気なのは見え見えだ。

この2人黙っていれば美人なんだけどね。

あっ何故、美女ではなく、美人かと言うと2人の内、1人は片割れと性別が逆なんだよね。

つまり、1人は男なんだよね。この件については双子は触れて欲しくないそうな。

何かこの2人を見ていると金一さんと金次君を思い浮かべるんだよね。あの2人、女装したら絶対に美女ーー姉妹になれるよ。正義の味方だけに変身ってね。

女装した兄弟でナカヨシコヨシしたら......ヤバイ!プレイにしてはハード過ぎるよ。でも、面白そうだ。今度、2人をモデルにした同人誌でも書いてみよう。タイトルは「仲良しキョウダイ」。ふふふ、ご飯が進みますなー。おっと、それどころじゃなかった。

 

「場を治めてくれてありがとうジャック。さて、遠路遥々ご苦労だったね2人とも、ようこそ日本へ」

 

「マちくたびれたぜモリー!いよいよ始めんだろう?」

 

「その為に俺たちを呼んだんだロ?え⁉︎」

 

「まぁまぁ落ち着いて......何事にも段階があるんだよ......ところでソッチ方面の腕は錆び付いてないよね?」

 

「「愚問だな」」

 

私の問いかけに、2人の返事は見事にハモった。おお〜、一卵性って訳じゃないけど、流石は双子、息が合う。

 

「なあ、モリー。アレやってくれヨ」

 

ボニーが私に何かを求めてきた。アレとは?うーむ、ああ成る程ね。

 

「YOUは何しに日本へ?」

 

「「強盗さ‼︎」」

 

某テレビ番組のノリで質問してみると、案の定、思った通りの答えが返ってきた。

 

「ハァー、まったくアナタ達は主の手伝いをする気があるのですか?」

 

「モちろんだ!大物狙いと聞いちゃ強盗の血が騒ぐぜ」

 

「なぁ、モー。いつ決行するんだヨ。例の組織の頭の首を取りに行くんだロ?お前は頭の首で、俺とボニーは組織の金が欲しいんだけド」

 

「勿論、財産ーーお金は好きにしていいよ。私の目的は例の組織を壊滅させる事だから」

 

例の組織は本当に目障りだ。存在を確認した時から、どうも気に入らない。消さないと枕を高くして寝られない。

 

「さて、これ以上待っても他は来ないようだし、今ここに居るメンバーに今後について話そうか」

 

私はテーブルの横に移動する。

それだけで騒がしかったボニーとクライドは口をつぐった。

ジャックとモランは直立姿勢で、アップルは私のそばーーテーブルに手をついて話を聞く。

 

「私は今の武偵法ーー法律を変えたい。ここにいるメンバーならそれが可能だと確信している」

 

「変えるって、正確にはどうやんだヨ?」

 

「ソうだぜ、モー。法律なんて直ぐには変え......うぇ法律って自分で言っちゃった」

 

「......法律は直ぐには変えられない......でも今直ぐ始められる事はある」

 

私は皆に背を向け、両手を大きく広げて、

 

「ここ東京を地獄の底に叩き落とし、犯罪都市にする」

 

その言葉と共に全員の顔が仰天した。

 

「ねぇ、モリちゃん。もっと分かるように言ってよ。どういう意味なの?''武偵法ーー法律を良くする''っていう本来の目的と違わない?」

 

「犯罪は''目的''じゃないよ。方法なんだよアップル」

 

首をコテンとさせ、疑問で一杯のアップルに私は説明する。

 

「さっき言った通り、法律は直ぐには変えられない。でも人の心なら一瞬でだって変えることが出来る」

 

「......心」

 

ジャックがボソリと答える。うん、やっぱり元気良く喋っていいよ君。

 

「人には様々な感情があり、人はそれで動く生き物なんだ。君達もそれは痛いほど知っているだろう?」

 

私は一旦、言葉を切り、

 

「......そして最も人の心を打ち動かすものーーそれは''死''だよ」

 

キッパリと言い切る。

 

「同意見だぜモー。死は何よりも役立つゼ」

 

「これから東京市民は私の仕立てた多くの''犯罪と死''を見ていく事になる......つまり犯罪によって街は舞台と化し、市民はそれを目撃する観客となる」

 

「主の犯罪によって、東京の街そのものが劇場化ですか」

 

「そして観客に見せるテーマは、この国の法律ーー武偵法の歪みが最も顕になるような''死''ーー私達が演出し飾り立て意味を持たせた''死''こそが、真に人々の......この国の目を覚まさせる事になる」

 

「俺らがソのトリガーを引くって、訳だな。オもしろいじゃん」

 

ボニーとクライドは悪そうな笑みを浮かべて楽しそうだ。いいね〜まさにワルの顔だ。

 

「話はわかったけどモリちゃん」

 

アップルはスッと立ち上がり、

 

「けどこれまで以上の大掛かりな仕事になるよ?今のワタシたちじゃね......」

 

「心配いらないよアップル。その為の準備は既に整っているから」

 

心配しているアップルを落ち着かせる。

そう、準備は整っている。私が稼いできた手に入れたモノーー金・武器・人材・ルート・情報など必要なモノは全て揃っている。

私はポケットにしまっている赤の手帳に手をやった。

 

「幕を開ける時が来た。今回の大きな舞台で''劇''が成功すれば何だって出来るばずさ」

 

「主の思うがままに」

 

「モリちゃんについて行くよ!お金次第でね」

 

「......教授の好きなように」

 

「早く始めようゼ!」

 

「ヤろうぜ!」

 

皆が一斉に答えはバラバラだけど、答えてくれた。

頼もしいね〜

 

「では紹介しよう。栄えある最初の出演はーー『武偵殺し』だよ」

 

 




会議後ーー

「さて、親睦をさらに深めるために食事にしよう」

「オっ!なんだよモー。飯でも食わせてくれんのかよ?」

「どこに行くんだヨ。東京の酒場カ?」

「なははは、昼間から酒を飲む訳ないじゃん。それちモリちゃんは未成年だし」

「私の手料理だよ」

「「「え」」」

その瞬間、時が止まった。
ジャックの姿は確然、消えた。

「...,...ねぇ、モリちゃん。因みに何を作るの?」

「うん?ビーフシュチューだよ」.

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ヤめてくぇぇぇぇぇぇぇ」

「死にたくなイぃぃぃぃぃ」

「貴様ら....主の手料理が食えぬのか‼︎」

「「「お前だけだよ‼︎」」」


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