ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~ 作:憲彦
今日は、魔界星に突入する少し前の話ですが、字数を見て、少し伸ばすかも知れません。
そして、ついにラスボスの姿が!!
それでは本編始まります。ゆっくりしていってね。
絨毯に乗り込んだのび太達は、あっという間に大気圏を抜け出し、宇宙に出た。
そして、月の前を通ると、美夜子の体が光だし人間の姿に戻った。
ドラえもんは少しテンションが下がったようだ。
スネ夫
「やっぱり、月の光を浴びると呪いが解けるんだ。」
美夜子
「えぇ。」
地球をある程度見渡せるくらいの位置に来ると、
静香
「雲に…………」
出来杉
「飲み込まれてる…………」
静香と出来杉が地球を見ながら呟く。
地球は呑み込まれる様に分厚い雲に覆われていた。
ジャイアン
「絶対に魔界星を止めないとな…………!」
ジャイアンの言葉に、皆の顔に緊張が走った。
その時、月が地球の裏側に入り、光がのび太達の絨毯まで届かなくなる
すると美夜子は再びネコの姿に戻った。
静香
「戻っちゃった…………」
そう言うと、皆残念そうな顔をした。
………………ドラえもん以外
美夜子
「悪魔を倒せば、きっと魔法は解けるわよ。」
のび太
「どうして悪魔の魔法は、月の光を浴びると解けるの?」
のび太が疑問に思っていたことを聞いた。
その質問に美夜子は、月の光には悪魔の魔法を封じる力があると説明した。
ナルニアデスが、地球を悪魔から守るために、いつも地球の周りを回っている月に力を与えたらしい。
ドラえもん
「そうだ!!」
その説明で何かを思い出したように声をあげたドラえもんは、
ポケットの中をあさる。
ドラえもん
「月光灯~!!」
ドラえもんは懐中電灯の様な道具を取り出し、月光灯について説明した。
ドラえもん
「この光は、月の光と同じだから、悪魔と戦うときはこれを持ってると良いよ!本当は狼男に変身するための道具なんだけどね。」
静香
「狼になっちゃうの?」
ドラえもん
「ネズミにされるよりはマシだよ…………!!」
静香の言葉に、ドラえもんはネズミよりはマシだと震えながら言った。その姿にのび太達は少し笑った。
美夜子
「ドラちゃんは、本当に不思議な魔法を使うのね!」
ドラえもん
「いやぁ~、それほどでもぉ~」
美夜子が驚いた様に言うと、ドラえもんがデレデレし始めた。
のび太
「本当は、これは未来の道具でね、科学の力を…………」
ドラえもん
「のび太くん!科学なんて迷信信じてるの?もぉー~…………」
のび太が本当の事を言おうとすると、ドラえもんは必死になって誤魔化した。
美夜子
「そろそろスピードアップするわ。皆中に入って!」
スネ夫
「中?」
すると、絨毯の真ん中にある魔方陣が開き、扉の様になり、階段が現れた。
美夜子
「入り口は狭いけど、中はとっても広いのよ!」
美夜子はそう言うと、絨毯の中に入って行き、他の皆もそれに続いて階段を下りていった。
のび太
「あれ?」
ドラえもん
「どうしたの?」
のび太とドラえもんが最後に入ろうとしたとき、何かに気づいて声をあげた。
のび太
「宇宙なのに、空気がある」
ドラえもん
「ズコー!?今さら気づいたの?」
半分呆れている。
ドラえもん
「どうやら魔法世界の宇宙は、僕らの宇宙とは随分違うみたいだね」
のび太
「そうだね!!」
そんなにやり取りをしながら階段を下りて行くと
のび太/ドラえもん
「なあっ…………!?」
絨毯の中はかなり高価な仕上がりになっていた。
壁には綺麗な装飾がされ、床には大きな魔方陣が描かれていた。
ジャイアン/スネ夫
「スッゲー……」
出来杉
「スゴい…………」
静香
「これが絨毯のなか!?」
全員驚いていた。恐らく初めてなのだろう。
…………こういった絨毯の存在が。
美夜子
「ここから下に降りれば個室もあるのよ。魔界星までは少しかかるから、ゆっくり休んでいって。」
床の真ん中を指しながら説明した。
静香
「もしかして、シャワーもある?」
美夜子
「勿論!!」
静香
「アハッ!幸せー!!」
皆
「あはははははは!!」
地球が危機だと言うことを忘れ、宇宙旅行を楽しんでいる様にも思える。
のび太
「美夜子さん、巨人の事は何か分かったの?」
美夜子
「えぇ、でも巨人の呼び方とあの怪獣の事しか分からなかったわ……」
のび太の質問に美夜子は満月牧師が調べた事を話した。
巨人がウルトラマンだと言うこと、怪獣がスペースビーストと言うことをのび太達に話した。
場所は変わって、のび太達が魔界星に向かっているとき、魔界星にある陰気臭い所では、
メジューサ
「がああああああああああぁ!!!!!」
のび太達から魔界歴程を奪い、氷の下敷きにしたメジューサが攻撃を受けて苦しんでいた。
???
「…………奴等の手に残りの半分が渡ったのだな?」
周りが紫色の炎に囲まれている玉座に座る男は、メジューサへの攻撃を止め確認するように尋ねた。
メジューサ
「で、ですが……奴等は今、氷の下に……!」
???
「愚か者!!これを見よ!!」
男は手元に置いてある水晶玉をメジューサに見せた。
そこには、絨毯に乗っているのび太達の姿が映し出されていた。
???
「本来ならお前の命は無いところだが、魔界歴程の最も重要な部分はこちらに書かれていた。命拾いしたな。」
メジューサ
「…………」
男の声にメジューサは安堵した
???
「下がれ!!!」
メジューサが消えると、三つの星が書かれた帽子を被った悪魔が出てきた。
三つ星悪魔
「よろしいのですか?メジューサを生かしておいて。」
???
「彼奴にはまだやってもらうことがある。だから生かしている…………」
玉座に座っている男とは別の人の声がした。
三つ星悪魔
「貴様、こんな所に居たのか!?」
???
「俺がどこに居ようと、俺のかってだろ。」
二人が口論を始めると、
???
「私の前で口論とは、良い度胸だな…………」
玉座に座っている男が言うと、
三つ星悪魔
「申し訳ありません!デマオン様!!」
そう言うと、三つ星の悪魔が下がっていった。
デマオン
「貴様も下がって良いぞ、メフォスト」
???
「その前に、地球を攻めるのはいつだ?」
デマオンは魔界歴程を燃やしながら
デマオン
「奴には、ナルニアデスがかけた月の魔力を消しに行かせた。」
???
「と言うことは…………」
デマオン
「次の満月の夜、その時こそ、あの星が手にはいる!!」
???
「そうか…………」
それを聞くと、男も消えていった。
地球が手にはいると言うことには興味無さげだ。
誰も居なくなった部屋で、デマオンは
デマオン
「後少し、後少しで…………!」
と呟いていた。が、デマオン本人が言っている様には思えない。
場所ははまた変わって、絨毯の中、
そこでは、皆色々なことをしていた。
スネ夫
「ドラえも~ん!」
ドラえもん
「何?」
部屋に入ろうとしていたドラえもんをスネ夫が呼び止めた。何か用事でもあるのだろうか…………
スネ夫
「取り寄せバックとふえるミラー、後天才ヘルメットと技術手袋貸して!」
ドラえもん
「良いけど…………何に使うの?」
スネ夫
「良いから良いから。それと、簡易的な四次元ポケットがあればそれも借りたいんだけど…………」
ドラえもん
「んーと…………ちょっと待ってね…………。あった!はい。」
ドラえもんはスネ夫に言われた道具を渡した。
スネ夫
「サンキュー!!」
そう言うと、自分の部屋に足早に帰っていった。
その頃女子達は、化粧台の前で美夜子が静香の髪をとかしていた。シャワーで濡れた髪をまとめているのだろう。
静香
「絨毯の中でシャワーが浴びられるなんて、最高だわ。」
美夜子
「フフフッ、静香ちゃんは本当にお風呂が好きなのね」
静香
「えぇ、だーい好き。一日中入っていたいくらいだわ。」
美夜子
「それじゃあふやけちゃうわよ!」
静香
「あ……」
二人は笑いだした。仲の良い姉妹の様にも見える。
美夜子
「私もね、小さい頃はこのくらい髪が長かったの」
懐かしそうに、静香の髪をブラシでときながら言った。
静香
「本当?どうして切っちゃったの?」
美夜子
「へっ?」
少し驚いた様な声をあげた。
美夜子
「あっ、うん……短いし方が似合うかなって…………」
美夜子は慌てた感じに答えたが、その変化に静香は気付かなかった。
静香
「そうなんだ。でも美夜子さんなら、長いときも可愛かったんでしょうね」
美夜子
「そんな事…………」
静香
「私はこれより短くしたこと無いの。一番長いときでもう少し長かったかな?その時はね…………」
静香の話は途中から美夜子の耳には入らなかった。
美夜子は鏡に映る自分と静香に、昔の頃の自分と母親を重ねていた。
美夜子の母親
『美夜ちゃんの髪は癖っ毛ね。誰に似たのかしら?』
美夜子
『ママだよ!!』
美夜子の母親はまだ髪が長く、幼い美夜子の髪をときながら尋ねると、美夜子は元気よく答え、二人は笑いあった。
美夜子の母親
『はい、出来た』
美夜子
『わぁ!』
母親が美夜子の髪をサイドテール?に纏めると、嬉しそうにはしゃぎ出した。
美夜子の母親
『こら!もう……』
しかる様な口調だが、顔も声も楽しそうだった。
美夜子
『パパ!見て見て!!』
満月牧師
『おお!可愛いな!ママがつけてくれたのか?』
美夜子
『うん!そうだよ!可愛いでしょ~!?』
絨毯の上の先端に、美夜子は背中を丸くして座っていた。
そこに、絨毯の隅っこから、のび太が出てきた。
のび太
「美夜子さ……ん……」
途中で声を掛けるのを止めた。
背中を丸めてる美夜子が寂しそうに見えたからだ。
のび太
「…………」
のび太は黙って美夜子に近付き、隣に座った。
のび太
「美夜子さん」
美夜子
「っ!?」
慌てて目を拭くように手を動かすが、のび太の手が背中に添えられ
のび太
「寂しいとき位、思いっきり泣いても良いと思うよ。」
美夜子
「え?……」
驚いた様にのび太の顔を見た。
そしてのび太は
のび太
「僕たちはまだ、悪魔に負けたわけでも、地球を守るのに失敗したわけでもないんだ。だからさ、寂しいとき位思いっきり泣きなよ。」
美夜子
「ありが、とう…………。うぅ、うぅ…………。」
のび太の言葉に、美夜子は泣いた。我慢してたものが取れたのだろう。
のび太はただ、黙って美夜子の隣に座り、泣き止むまで背中を撫で続けた。
のび太
「美夜子さん、僕ね、決めたんだ。満月牧師を助けて、悪魔も止めて、地球も必ず助けるって…………。それが、光を受け継いだ僕の使命だと思うから。約束するよ。必ず助けるって」
美夜子
「ありがとう…………のび太さん…………」
美夜子が落ち着いてから数分後、
のび太
「さ!早く中に戻ろう!ドラえもんがご飯だって。」
美夜子
「えぇ!」
こいつはかなりのお人好しだな。その優しさがたくさんの人々を救うだろう。
ウルトラマンはのび太の行動を見てそう思った。
何か書き始めてから2時間もたってた…………。それでは後書コーナーです。
作者
「後書コーナー!!」
のび太/出来杉/ドラえもん
「イェーーイ!!」
作者
「今日はゲストいないから、ヒミツ道具紹介からね!」
のび太
「今日紹介するヒミツ道具は!!」
ドラえもん
「グルメテーブルかけ~!!」
出来杉
「これ今日出てなくない?」
作者
「ま~細かいことは気にしないで、説明よろしく!!」
出来杉
「グルメテーブルかけは食べたいものを言えば何でも出てくる優れものです!これってデメリット無いんじゃない?」
ドラえもん
「強いて言えば、食器を洗うくらいかな?」
作者
「まだ時間あるけど、何か質問ある?」
のび太
「スネ夫は何をやる気なの?」
出来杉
「あ~」
ドラえもん
「確かに、気になる」
作者
「…………聞かない方が良いよ…………」
のび太/出来杉/ドラえもん
「あっ!……(察し)……」
作者
「それじゃあ次回予告よろしく!!!」
美夜子
「南極に炎の裂け目があるんだけど、10秒で通りすぎないとあらゆるものが燃やし尽くされるわ……」
出来杉
「たった、10秒……」
ドラえもん
「起きろ!!目を覚ませ!!のび太ー!!!」
のび太
「次回、魔界星でどたばた。」
作者/ドラえもん/出来杉/のび太
「次回もよろしくね!!!!」