ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~ 作:憲彦
作者的には長いのはあまり好まないので、アッサリしたものになるかも知れません。
そしてオリジナル要素もあります。
それでは最終決戦、はーじまーるよー。ゆっくりしていってね。
ウルトラマン
「グワァァァァ!!アァァァ…………」
ジャイアン
「ウソ……だろ…………」
ドラえもん
「そんな…………。」
静香
「のび太……さん……。」
ザギ
「ハハハ。これで漸く俺は、俺自身になれた!!!」
美夜子
「そんな、ウソよ。……のび太さんが負けるなんて…………。そんな…………、のび太さん!!!」
のび太と共に戦ってきた仲間達は信じられなかった。
目の前の光景に。
黒い巨人、ダークザギの前には、先程まで皆を守るために立っていたウルトラマン、のび太は、地面に膝を着き、石像となっていた。
ほんの数分前に遡ろう。
イズマエルを倒し、沢山の人々を守りきったのび太。
だが、そこにダークザギが降りてきた。
ウルトラマン
「!?」
ザギ
「次は俺が相手だ。ハァ!!」
ウルトラマン
「グワァァァ!!」
立ち上がった途端に間合いを詰められ、殴り飛ばされた。
胸のエナジーコアは今までに無いくらいに鳴り響いていた。
それでもウルトラマンは、のび太は沢山の人を守るために立ち上がった。
そこにザギは、両腕の拳から黒い光線、グラビティ・ザギを放ち止めを撃とうとした。
のび太は避けようと思えば避けられた攻撃だったが、後ろに人が居るため、避けずに自分も今出せる最大の光線技、オーバレイ・シュトロームを放ち、相殺しようとした。
だが、エネルギーもなく、ただでさえ瀕死の状態。
そんな状態で撃てば当然威力の少ない光線になってしまう。
グラビティ・ザギに押し負けたが、吹っ飛ばされず、後ろにいた人達のために踏みとどまり、自らを盾として人々を守った。
その結果、エナジーコアは点滅をやめ、ウルトラマンの体から光は失われた。
それでも人々の盾となるために立ち上がろうとしたために、膝を着いた状態で石像になってしまった。
そして冒頭に繋がる。
スネ夫
「クソがァァ!!!」
スネ夫は一気にザギに近付き、ミサイルを放つが、円形のバリア、ザギ・リフラクションによって防がれた上に、ザギ・シュートで落とされてしまった。
不時着したチェスターから皆出てきて、
出来杉
「スネ夫くん、チェスターの修理を頼む。武くんと静香くん、ドラえもん、ドラミちゃんは避難誘導を、満月牧師と美夜子と僕でのび太くんを蘇らせる方法を探す。」
皆
「うん。」
スネ夫はすぐに修理を始め、ジャイアン達は避難誘導に向かい、出来杉達はのび太を蘇らせる方法を探していた。
ザギ
「無駄だ。蘇らせる方法何てない。諦めるんだな。」
美夜子
「何でそう言いきれるの!?」
ザギ
「光と闇の戦いは永遠に流れる時間の中で幾度となく行われてきた。闇が光に負ければ変身者ごと肉体は塵となる。だが逆の場合、巨人の体は石になり、変身者は永遠に闇の中をさ迷う。蘇らせた者など一人もいなかった!」
ザギは諦めさせようと、ドラえもん達に言ったが、
出来杉
「悪いけど、僕は諦めが悪くてね。全部の方法を試すまでは諦めない!!」
ザギにそう言い放ち、蘇らせる方法を模索し始めた。
ドラえもん達は避難誘導をし、のび太が守った人を、一人でも多くの人を助けようとした。
ジャイアン
「こっちだ!こっちに避難しろ!!」
静香
「慌てないで!落ち着いて避難して!!」
ドラえもん
「大丈夫ですか?」
市民1
「ありがとう。」
ドラミ
「もう少しで助かりますから、頑張って下さい。」
四人が避難誘導をしていたとき、そこにザギが光弾を放った。
それは一直線に進み、当たりそうになるが
ドラえもん/ドラミ
「ひらりマント~!!!」
ひらりマントを使って弾き返した。
その頃出来杉達は
スネ夫
「まだ見付からないのか?出来杉。」
出来杉
「クソ!何も思い付かない…………!!」
美夜子
「パパ、古文書には何か書かれてた?」
満月牧師
「蘇らせる方法は書かれていなかった…………」
出来杉
「あぁ!もう!何でこんなときに頭に血が回らないんだ!?」
スネ夫
「なら逆立ちでもしてみろ!!」
出来杉
「あ、そっか……。チェスターの壁借りるよ!よっこらせ。」
そう言うと、出来杉はチェスターの壁を使い、逆立ちをして考え出した。
…………どっかのSPDの緑色の人みたいになってるぞ…………
5秒程考えて、1つの方法を思い付いた。
出来杉
「閃いた!美夜子さん!皆をここに呼んできて!」
美夜子
「分かったわ!」
美夜子が皆を呼びに走り出すと、スネ夫も修理を終え、
スネ夫
「方法が見つかったなら早く試してくれよ。ボクが時間を稼いでる内にね!!」
チェスターに乗り込み、発進した。
スネ夫
「ほぉら!こっちだ!こっち!!着いてこい!!」
ザギの攻撃を避け、時間を稼ぐために動き出した。
スネ夫
(おいしい所は全部のやるから、早く戻ってこいよ!のび太!!)
スネ夫が時間を稼いでる時、地上では出来杉が考え出した方法を伝えていた。
ジャイアン
「どんな方法を思い付いたんだ?」
出来杉
「皆の魔力を光に変えてのび太くんに届けるんだ。だから皆、魔力を貸してほしいんだ!」
静香
「でも、どうやって魔力を光に変えるの?」
満月牧師
「彼の事を思いながら、手に魔力を集中させてみるんだ。」
満月牧師に言われた通りに魔力を手に集中させると、光輝く球体が出来ていた。
ドラえもん
「これを届ければ…………」
ジャイアン
「でも、足りるのか?」
出来杉
「分からない。でも届けられるだけ届けよう!」
ドラえもんとドラミも含め、七人共魔力を出しのび太に届ける準備をした。
その時、
???
「僕達にも手伝わせてくれないか?」
ドラえもん
「パパ、ママ……!?」
そこにはのび太の両親、のび助と玉子がいた。
ドラえもん
「どうして此処に?」
のび助
「あの巨人を見たとき、何故かのび太の姿と重なってな。不思議と安心感も生まれたんだ。」
玉子
「だから私達にも手伝わせてくれない?」
出来杉
「お願いします!」
美夜子
「力を貸してください!」
二人も魔力を出し、それを渡した。
これくらいあればどうにかなるだろう。出来杉がそう言うと、
美夜子
「私に運ばせて!のび太さんに伝えたいことがいっぱいあるの!」
出来杉
「うん!頼んだよ!!」
ドラえもん
「はいこれ。予備のタケコプター。」
ジャイアン
「俺達はスネ夫の手伝いをするぞ!」
美夜子が皆から託された光をもって、ウルトラマンに飛び込んで行った。
ウルトラマンの中では、のび太が暗闇の中をさ迷っていた。
のび太
「ボク、負けたのか…………。結局、最後の約束は守らなかったな~……。」
石になったエボルトラスターを見ながらそう言った。
半分諦めてる様にも見えた。
今のび太が居るのは暗闇の中、自分がどこに居るのか、前を向いているのか後ろを向いているのかさえも分からない。
目を閉じて全てを忘れようとしたとき、一筋の光が見え、ある人の声が響いた。
美夜子
「のび太さん!!」
のび太
「美夜子……さん?何でここに?」
美夜子
「これを届けに来たの。」
美夜子はのび太に託された光を見せた。
その光は、のび太の持っていたエボルトラスターに吸い込まれると、1つの映像を見せた。
のび太を助けるために光を出している皆、時間を稼ぐために戦っているスネ夫、光を美夜子に託し、のび太の復活を願う皆の顔が、思いが、のび太に届いた。
すると、二人の周りは光だし、闇を消した。
美夜子
「これは…………」
のび太
「温かいな~……。これが光、これが絆の力。ありがとう。美夜子さん。」
美夜子から少し離れ、エボルトラスターを構えて、
のび太
「絆、ネクサス。ウオォォォォ!!!」
エボルトラスターを引き抜いた。
外では、ウルトラマンの体が光出し、蘇った。
エナジーコアに手を当てて、美夜子を外に出すと、光となり、ザギのいる所まで飛んでいった。
スネ夫
「グワァ!もう落ちる!!」
地面に衝突しそうになったが、衝撃は来なかった。
目を開けて上を見ると、そこにはウルトラマンがいた。
間一髪の所で受け止めてくれた様だ。
スネ夫
「ウルトラマン…………のび太なのか?」
その言葉にウルトラマンは頷き、チェスターを地面に置いた。
ザギの方を向き、構えをとると、
ザギ
「何故蘇った…………。何故また俺の前に立っているんだ!!!?」
ザギ・シュートをウルトラマンに放ち吹っ飛ばすが、すぐに立ち上り、コアファイナルを起こす。
光が晴れると、赤い姿のジュネッスが立っていた。
ウルトラマン
「ハァァァァ…………シュワ!!」
オーバーレイ・シュトロームを放ちザギに当てるが、
ザギ
「ハァ!!」
ダメージは与えるも、かき消されてしまった。
そのまま走りだしザギに殴りかかるも、圧倒的なパワーに押し返されるが、
ジャイアン
「今だ!!」
地上のジャイアン達がディバイドランチャーで攻撃を入れ、一瞬怯ませた。
ウルトラマン
「ハァ!」
少し離れ、体当たりをしてザギを飛ばすと、アームドネクサスをエナジーコアに当てて、ジュネッスブルーに姿を変えた。
ウルトラマン
「ハァァァァ…………セェヤ!」
今度はオーバーアローレイ・シュトロームをザギに向けて放ったが、片腕で打ち消されてしまった。
スネ夫
「アイツを倒した技も通用しないのか!?」
美夜子
「大丈夫。ウルトラマンは、のび太さんは負けないわ。」
満月牧師
「美夜子。」
ジャイアン
「そうだな。今までにだって沢山のビーストを倒してくれたもんな!」
静香
「私達を沢山守ってくれたわ!」
出来杉
「彼は、いつも僕たちのために戦ってくれた。」
ドラえもん
「だから、ボクたちは信じるんだ!ウルトラマンを、のび太くんが勝つのを!!」
その言葉を聞いた人達も口々にウルトラマンの名前を呼び、勝利を信じた。
ウルトラマン
「シュワ!!ハァ!!」
ザギ
「ヌワァ!!」
ザギはグラビティ・ザギを放ちウルトラマンを倒そうとしたが、サークルシールドで防いだ。
美夜子
「頑張ってー!!」
その言葉に、ウルトラマンの体が輝きだし、グラビティ・ザギを打ち消した。
そして、光が晴れると、そこには強くも優しい光を放つ、銀色の体に胸にはY字のエナジーコア、そして背中に一対の翼がある姿。
ウルティメイトファイナルスタイル、ウルトラマンノアが立っていた。
ザギ
「ハァァ……ハァ!!」
その姿を見た途端、始めてザギからウルトラマンに飛び付いた。
ザギ
「ウヴオオオオォォォォォォ!!!」
ウルトラマンは、その攻撃を防ぐとザギを蹴飛ばした。
ザギも負けずに攻撃をしようとするが全てを防がれ、カウンターを食らい圧倒されていた。
ウルトラマン
「ハァァァァ…………シュワ!!」
ウルトラマンは拳に炎を纏い、ザギに叩きつけた。
その攻撃に後方に吹っ飛ばされるが、体勢を立て直すと、ウルトラマンが右手首に左拳を打ち付ける様に腕を組むと、七色に輝く光線を放った。
それを見たザギも、ウルトラマンとは逆の構えで赤黒い光線を放つ。
ザギ
「ハァァァァ!!グワァ!!」
だが、ウルトラマンの光線にザギは押し負け、倒れてしまった。
ザギにウルトラマンが近づくと、
ザギ
「何故だ!何故俺はお前に勝てない!!俺は自分の存在を否定された原因であるお前を倒すために力を求めここまで強くなったのに!何故お前に勝てないんだ!!」
ウルトラマン
「人と人の繋がり、それが俺達の強さだ。」
それを伝えると、ウルトラマンはノア・ウェーブでザギの傷を癒すと、
ウルトラマン
「ザギ、俺の存在がお前を苦しめ、お前の居場所を生きる意味を失わせてしまった。…………だから、俺と一緒に行こう。俺がお前の居場所になる。俺がお前の生きる意味を見つけるまで側に居よう。」
ザギ
「俺は闇の存在だぞ!!お前の様になれると思っているのか!?」
顔を上げてそう言うが、
ウルトラマン
「闇だからと言って悪では無い。忌み嫌われる事はない。」
ザギ
「グ……!アァ……アァァァ!!」
その言葉に、ザギは涙を流した。
ウルトラマンは立ち上がると、エナジーコアに手を当てて、のび太を外に出した。
ウルトラマン
「ありがとう。お前たちのお陰で、ザギを倒す以外の方法を取ることができた。本当に感謝している。」
ウルトラマンからの突然の感謝の声に、全員照れくさそうにする。
ウルトラマン
「のび太、お前の体はまだ不安定な状態だ。俺の力の一部を置いていった。その力はお前の好きに使って構わない。だが、人を守るために使って欲しい。」
のび太
「ありがとう。ウルトラマン。その約束は必ず守るよ。」
のび太の返事に頷くと、ザギを連れて宇宙へと飛んでいった。
宇宙に出て、月の前を通ると、
ザギ
「少し待て。」
ウルトラマン
「ん?」
ザギは月に手をかざすと、手から光が出て、月に再び光が戻った。
ザギ
「俺にはこの光は必要ないからな。」
ウルトラマン
「そうか。」
その言葉を最後に、二人は何処かへ消えてしまった。
ノアとザギの紹介は後日談の後の盛大な後書コーナーでご説明致します。
それでは後書コーナーです。
作者
「早かったな~。終わるの。」
ドラえもん
「そりゃあ、殆ど毎日更新だったもん。当たり前じゃん。」
のび太
「それよりどうしてラストをネクサス本編のじゃなくてオリジナルにしたの?」
作者
「ウルトラマンネクサスを見ていた当時は、このラストも良かったけど、中学入った辺りから、本当にこのラストで良いのかな?って思えてね。」
出来杉
「何でまたそんなことを?」
作者
「確かに、テレビ本編の終わりかただと、地球は最大の危機を脱し、ウルトラマンも宇宙の均衡を保つことができたからハッピーエンドではあるんだけど、ザギサイドで見たら素直にハッピーエンドには思えなくなってね。」
ドラえもん
「ザギサイド?」
作者
「うん。ザギは人工的に作られたウルトラマンなんだけど、自分はノアの模造品だと気づいて歪んじゃったんだ。そもそも、その星の人がザギを意志があるのに道具同然の扱いをしていたのが原因でもあるけど、ザギの過去を知った上で見ると、少し見方が変わったんだ。確かにやり過ぎな面もあるけど、僕は両者ハッピーエンドが良いと思ったからこのラストにしたんだ。」
のび太
「そうなんだ…………」
作者
「でも難しいもんだね。テレビの様にも感動できる様な感じにしたかったけど出来なかったし、テレビ本編のエンディングも好きだから直前まで悩んだりで、なんかメチャメチャな最後になっちゃったけどね(笑)それじゃあ次回予告よろしく!!」
美夜子
「のび太さん、もう一度一緒に空を飛んでくれないかな?」
のび太
「うん。構わないよ。」
ドラえもん
「あれは、夢だったのかな?」
ジャイアン
「のび太!早くこい!お前が来ないと始まんないだろ!!」
ドラえもん
「やっぱりこっちの世界にも影響が出たか。」
作者
「次回 その後 」
作者/ドラえもん/のび太/出来杉
「次回もよろしくね!!!」
感想もよろしくお願いします。
後、活動報告を1つ追加しました。盛大な後書コーナーでお答えしますので、質問よろしくお願いします。
ザギの過去の説明は色々はしょったり捏造したりしました。お許し下さい(笑)