ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~ 作:憲彦
それでは第5話始まります。ゆっくりしていってね。
森の中にある教会。
一人の少女が、不安そうに黒い流れ星を見ていた。
黒い流れ星は、森の真ん中を通過しようとしたとき、突然消失した。
少女
「あっ!消えた!」
ハッとした表情をすると、何処かへいってしまった。
???
「…………ケヒッ!」
そして、少女の事を見ていた小さな影も少女を追いかけて何処かへいってしまった。
のび太
「消えた…………。」
どうやら彼らも、星が消失する瞬間を見たようだ。
静香
「行ってみましょ!」
そう言いながら、玄関へ行き、箒を二本持ってきた。
一本を出来杉に渡し、もう一本には自分が股がった。
のび太
「空を飛ぶって気持ちいいーーー!」
エボルトラスター片手に、縦横無尽に空を飛び回る。
のんきなヤツである。
しかし、箒もタケコプターも使わずに飛んでいるんだ。開放感があるのは確かなんだろう。
出来杉
「のび太くんのも十分変わってるけど、ドラえもんも変わった魔法も使うんだね。」
静香
「そう言えばそうね。」
ドラえもん
「これは魔法じゃないよ。科学の力で超小型かしたプロペラ機なんだ。」
タケコプターを物珍しそうに見る二人に、そのように説明するした、が、ここは魔法の世界。そんなことを言えば、当然
静香
「ウフフッ、冗談ばっかり~。科学なんて迷信よ。この魔法文明の世の中で。」
出来杉も似たような感じになっている。
冗談と思われても当然だろう。…………
ドラえもん
「…………」
二人の反応に目を白黒させる。
少女とのび太達が山に向かっているが、山には先客が居たようだ。
ジャイアンとスネ夫である。どうやら、彼らのホーキングの目的地は、この付近だったようだ。
ジャイアン
「すげぇ……ボロボロだ……」
自分が触れた木の枝が、もろい線香のように粉々になるのを見て唖然した。
スネ夫
「ねぇねぇジャイアン。この辺の木、全部枯れちゃってるみたいだよ。」
ジャイアンに報告した。どうやらこの近くを調べていたようだ。
スネ夫の言う通り、彼らの居る付近の木は、全て枯れてもろくなっていた。
ジャイアン
「こんなにしちまうなゆて…………。あの流れ星、
絶対普通じゃねーぞ。」
スネ夫
「う、うんそうだね。でも隕石とか何も見当たらないよ?」
ジャイアンは流れ星を怪しいと思うが、スネ夫はこの周辺に何も落ちていないことに疑問を持つ。
ジャイアン
「いったい、何が落ちたんだ…………?」
疑問を呟いたとき、何が動いた音がした。
その音に気付いてその方向を向いた。
ジャイアン
「……!!」
スネ夫
「何?」
ジャイアン
「何か動いた。」
スネ夫
「はえ?」
その言葉にスネ夫も辺りを見回す。
そして、
ジャイアン
「!居たぞ!!」
音の正体を見つけて、全速力でその場所に行く。
スネ夫
「えぇ!?ちょ!ちょっと待って!」
慌ててスネ夫も後を追う。
そして見つけた。紫色をしたサルの様な生物を。
サルの様な生物の名は、「ギム」。
ギムはボロボロになった木の枝から枝へと飛んで移動した。
ジャイアン
「宇宙人だ!!」
スネ夫
「えぇ!サルじゃないの!?」
ギムを捕まえようと、二人は別の道を行って
ジャイアン
「捕まえろ!挟み撃ちだ!!」
ギム
「アギー!!」
ギムはそんな二人を鬱陶しそうに睨み付けた。
その頃、のび太達、四人はやっと山についた。
静香
「酷い…………何?これ……」
枯れた木を見て、悲しそうに言う。
のび太
「これ、あの流れ星のせい?」
ドラえもん
「ただの流れ星なんかじゃないぞ…………これは…………」
冷や汗を流しながらそう言った。
その時、爆発音の様な大きな音が辺りに響いた。
四人は驚いて、音のした方を見た。すると再び、大きな爆発と爆風が吹き荒れた。
のび太/出来杉
「うわっ!」
静香
「きゃっ!」
ドラえもん
「どわっ!」
驚いて一旦止まる。
ドラえもん
「な、なんだぁ!?」
そして、三度目の爆音と爆風が起きた。
その爆風から、何かが飛び出してきた。
ギム
「ギッ……」
さっきジャイアン達が追いかけていたギムだった。
出来杉
「見て!あれ!」
のび太
「何?」
ドラえもん
「さるゥ?」
二人が首をかしげてるとき
ジャイアン/スネ夫
「うわああああああああ!?」
今度は、二人が出てきた。
のび太
「あの二人!!」
予想もしなかった二人にのび太達は驚いた。
ギム
「アギーッ!!」
ギムは二人に向かって光線のような物を撃った。
爆発の原因はこれらしい。
ジャイアン
「うおおおおおあおおおお!!」
スネ夫
「ママァァァァァァア!!」
二人は攻撃から逃げようとするが、
ジャイアン/スネ夫
「うわああああああああ!?」
避けきれずに、攻撃を食らってしまった。
のび太
「うわあああ!?」
静香
「いやあああ!?」
ドラえもん
「わああああ!?」
出来杉
「まずい!!!」
四人は悲鳴を上げながらだが、二人を助けに行く。
攻撃を受け、服が焦げているジャイアンとスネ夫は使い物にならなくなった箒と一緒に、爆風の中へと落ちていった。
その時、のび太達以外の影が爆風の中に突っ込んでいった。
のび太
「ジャイアン!!スネ夫!!」
のび太達も爆風の中に突っ込んでいくが、二人はどんどん落ちていき、地面まであとわずかな距離になってしまった。
出来杉
「ま、間に合わない!」
そう叫んだその時
少女
「はっ!!」
のび太達よりも早く爆風の中に突入していた人が絨毯に乗って、のび太達とはジャイアン達に近づき見事にキャッチしたのだが、
静香
「きゃああああああ!?」
ドラえもん/出来杉
「うわああああああ!?」
絨毯の進む方向にはドラえもん達がいたのだ。
少女
「へっ?」
ようやく気づいたようだが、少し遅かった。
ドラえもん/出来杉
「うわっ!?」
静香/少女
「きゃっ!?」
四人はぶつかり、そのまま落ちるかと思いきや、絨毯の方が少し勢いが強かったのか、四人は一つの塊となり、少し離れていた所を飛んでいたのび太にぶつかりそうになった。
のび太
「うそぉん……」
避けきれなかった。
そのまま、全員落ちた。
だが、のび太だけ、少し遠くへ吹っ飛んでいった。
ドラえもん
「ん、ぷはぁ!…………静香ちゃん、出来杉、大丈夫?」
ドラえもんは地面に突き刺さっていた頭を抜き、二人の無事を確める。
静香
「えぇ…………何とか…………」
出来杉
「大丈夫みたい…………」
体を起こしながら二人は答える。
どうやら大したことはないようだ。
ジャイアンとスネ夫はと言うと。
スネ夫
「ふんぎゃ…………重い!退いて!!」
潰されていた。スネ夫が
ジャイアン
「ふん……うぐぅ……いてぇ……」
スネ夫の上から退くジャイアン
スネ夫
「酷いよ!潰れちゃうよ!」
スネ夫の言葉に申し訳なさそうに頭をかく
少女
「いったたぁー…………。あ!あなた達、大丈夫?」
二人の近くに倒れていた少女が起き上がった。
少女
「結局、落っこっちゃったね。ほら、立てる?」
少女はジャイアンとスネ夫に手を差しのべる。
ジャイアン/スネ夫
「…………」
二人は固まっていた。
まぁ、仕方ないだろう。
その少女はかなりの美少女だったのだから‼
少女の手を借りて立ち上がったジャイアン達にドラえもん御一行が近づいてきた。
静香
「二人を助けてくれてありがとう。」
静香はお礼を言う
ジャイアン
「あり?なんだ、お前ら来てたのかよ。」
出来杉
「まぁね。所で、お怪我はありませんか?」
ジャイアンの質問に出来杉が答えながら、少女に尋ねた。
少女
「大丈夫よ。あなた達こそ平気?」
出来杉
「はい。」
少女の問に出来杉は頷く。
静香
「凄かったわ!あの絨毯の操縦!」
少女
「ありがとう!こう見えても、絨毯の操縦はA級ライセンスなのよ?」
静香
「凄い!」
女子二人が盛り上がっていると、
ドラえもん
「そう言えば、のび太くんは?」
出来杉/静香
「あ………………」
忘れいたようだ。
その時
のび太
「いててててぇ…………」
ドラえもん
「のび太くん!!」
少女の後ろの木からのび太が出てきた。
ドラえもん
「どこに言ってたの?なんか服も所々切れてるし、体中にいっぱい切り傷があるんだけど!?」
確かにのび太は、普通に怪我していた。
のび太
「イヤー、皆にぶつかったあと、ここから10m位の所まで吹っ飛ばされちゃって…………」
まぁ、当然だろう。片方は塊、もう片方は生身の人間。普通に考えれば、ぶつかったときに飛んでいくのは当然だろう。
むしろ、切り傷ですんだのが奇跡だ。
のび太の言葉に周りは若干引いている。
出来杉
「あぁ~。自己紹介でもしましょうか。」
空気に耐えきれなかったのか、話を変えた。
少女
「そ、そうね。」
ジャイアン
「そ、そうだな。そうするか。」
スネ夫
「う、うん」
静香
「そ、そうしましょう。……」
何か気まずそうだ。
のび太
「じゃあ、僕たちから、僕は野比のび太」
ドラえもん
「ぼくドラえもんです。」
ジャイアン
「剛田武、ジャイアンと呼んでくれ。」
スネ夫
「骨川スネ夫です。」
静香
「源静香です。よろしく。」
出来杉
「出来杉英才です。よろしくお願いします。」
続いて少女が自己紹介をした。
美夜子
「満月美夜子です。よろしくね。」
自己紹介が終わったその時、突然、結構な震度がある地震が起きた。
のび太/ドラえもん/ジャイアン/スネ夫/出来杉
「うわっ!?」
静香/美夜子
「きゃっ!?」
あまりの大きさに皆倒れた。
スネ夫
「ま、また、こんなに大きいのが!?」
ドラえもん
「え?」
のび太
「またって…………」
ジャイアン
「昨日も一昨日も!」
静香
「最近ずっとよ…………」
のび太達の疑問に答えるような二人が言った。
出来杉
「いったい、どうなってるんだ!?」
スネ夫
「世界の終わりがくるんだよ!!」
ジャイアン/静香
「うっそぉー!!」
騒ぐスネ夫達、顔を見合わせるのび太とドラえもん。さして美夜子はあらゆる方向を見ていた。
騒いでいる内に、地震は収まった。
美夜子
「早くここを離れましょう!」
のび太以外
「えっ?」
美夜子の突然の意見に、ドラえもん達は驚く
のび太
「変な気配がするから?」
のび太を除いては。
美夜子
「分かるの!?」
美夜子が驚いたように尋ねる。
ドラえもん達も、のび太を見る。
のび太
「うん。良く分からないけど、嫌な感じはする。……それに、さっきからこれが反応してるんだ。」
のび太の言う通り、杖代わりに使っていたエボルトラスターに緑色の光が点滅していた。何かを伝えるように。
その時だった、
???
「キェェェェェ!!」
紫色の巨体なウミウシみたいなのが出てきて、のび太達は囲まれた。
全員
「!?」
美夜子
「何?これが…………悪魔?」
のび太
「違う!!コイツらは僕達を食べるつもりだ!!」
皆
「!!!」
皆驚いている。怪物が出たことよりも、のび太が怪物の事を知っていたことにたいしてだ。
のび太
「早く逃げて!!!」
その言葉に正気を取り戻したのだろう。全員その場から逃げた。
だが、やつらは逃がすまいと追いかけてきた。
美夜子
「きゃっ!?」
のび太
「美夜子さん!」
逃げているとき、美夜子の足が怪物の触手に捕まってしまった。
美夜子
「はぁ……あぁぁ…………」
足を捕まえられ、恐怖で動けなくなったようだ
ドラえもん
「美夜子さん!!」
バズン!!
美夜子の足を捕まえていた触手が突然破壊された。
のび太
「さぁ!早く!」
触手を破壊したのはのび太のようだ。その証拠に手には銃の様な形をしたものが握られていた。
美夜子
「あ、ありがとう…………」
少し離れた所で、ジャイアンがドラえもんに
ジャイアン
「なぁ、ドラえもん。何か武器になるものないのか?」
ドラえもん
「武器になるものたって…………お馴染み空気砲にひらりマント、パワー手袋位しかないよ。!!」
スネ夫
「ショックガンは!?」
ドラえもん
「メンテナンス中……」
スネ夫
「エェぇぇ!!」
パワー手袋を見て、ジャイアンは何か閃いたようだ。
ジャイアン
「ドラえもん!その手袋貸してくれ!」
パワー手袋を付けると、その辺にあったデカイ岩を持ち上げて、
ジャイアン
「のび太!!伏せろ!!」
のび太
「え!ちょ!それどっから持ってきたの!?」
ジャイアン
「いいから!とっとと伏せろ!!!…………うらぁ!!!!」
叫び声と共に、かなりデカイ大岩を怪物めがけて全力で投げた。
怪物は突然の攻撃に反応出来なかったのか、先頭にいたヤツの頭に当たり、そのまま倒れた。
ドラえもん/スネ夫
「す、凄い…………」
ジャイアン
「ハハハ!!どうだ!もういっちょ行くぞ。!!!」
そう言うと、また近くにあった岩を全力で投げた。
だが、その岩は触手によって砕かれた。が
ジャイアン
「バーカ!!そっちは囮だ!!!!」
そう言って、もう一つの、さっきよりもデカイ大岩を怪物めがけて投げた。
二体ぐらい倒れた。
ジャイアン
「ハハッ!ジャイアン様をなめるなよ!!」
あの怪物達にまともな感情があるかはわからないが、これだけは言える。
あのときは恐怖していたと。
ジャイアンの攻撃を受けたら、怪物達は逃げていった。内、三体はクラクラしながら逃げていった。
ジャイアン…………何て恐ろしいやつなんだ…………
怪物達が逃げてホッとしたのも束の間、急に地面が揺れだした。地震などの類いで無いことは揺れかたからして分かる。
スネ夫
「こ、今度は何!?」
皆
「!!!!!!?」
皆固まっている。逃げたと思った怪物が50m位のサイズになって戻ってきたからだ。
怪物は触手を伸ばし、ジャイアンとスネ夫、出来杉に静香を捕まえてしまった。
ドラえもん
「ジャイアン!!スネ夫!!」
美夜子
「静香さん!!」
のび太
「出来杉!!」
ジャイアン/スネ夫/出来杉/静香
「うわああああああああ!!」
このままでは、食われるのは時間の問題だろう。
その時、のび太は思い出した。夢の中で、光に包まれていく人達を。
エボルトラスターを見ながら、
のび太
「…………なれるものなら…………」
ドラえもん
「え?」
のび太
「なれるものなら!なってやる!」
そう叫び、エボルトラスターを鞘から一気に引き抜いた。
のび太
「うおおおおおあおおおお!!」
のび太が光に包まれ、そして、現れたら。
“銀色に光輝く巨人”が
あ~。なんと言うグダクダ感と中途半端さ。
それでは後書きコーナーです。
作者
「それじゃあ、今日紹介するのは~」
のび太
「このヒミツ道具!!」
ドラえもん
「タケコプター~。」
作者
「それじゃあ、出来杉くん、説明よろしく。」
出来杉
「はい、タケコプターは、未来の技術で超小型化したプロペラ機です。ですが、小さいゆえ、時速80㎞で8時間連続運転をするとバッテリーが上がったり、過酷な環境下で長時間使うとオーバーヒートを起こして使い物にならなくなる繊細な道具です。」
ドラえもん
「こまめなメンテナンスが大事な道具だね!」
作者
「そして、アイテムはこれだ!」
のび太
「ブラストショット!!」
作者
「歴代のデュナミスト達が使っていたエボルトラスターとセットの道具。通常は拳銃の形をしたガンモード。だが敵を直接倒すときは、グリップを曲げて形を変えて使う。この時の形をエア・バーストモードと言うと。破壊力抜群のモードだ!」
作者
「紹介も終わったけど、君たち三人は僕に何か質問にある?」
出来杉
「あ、じゃあ、僕から」
作者
「どうぞ~」
出来杉
「本来の原作じゃあ、ぼくは出てこなかったけど、この小説でここまで出てるってことは、この後の冒険にも参加するってことかな?」
作者
「ネタバレになるけど、その通りだよ。個人的には映画やテレビ本編でももっと活躍しても良いんじゃないかなって思ってたから、この小説ではガッツリ活躍させようかなと思ってるよ。」
出来杉
「答えてくれてありがとね。」
作者
「いえいえ。それじゃあ、次回予告よろしく!!」
ドラえもん
「突然現れたら銀色の巨人!」
出来杉
「そして明かされる!地球消滅までのカウントダウン。そしてそれを止める方法」
のび太
「次回 巨人-ウルトラマン- 明かされる真実」
作者/出来杉/ドラえもん/のび太
「次回もよろしくね!!」