後悔もしている。反省はもっとしている。
だから許して。

1 / 1
やってしまった。


フラグを全てへし折りたい。

拝啓、我が前世の両親へ。

 

私は転生しました。いや、少し言葉足らずでした。

正確には、

 

 

 

 

 

遠坂時臣に憑依転生しました。

 

 

今世の両親からは魔術を教わりました。やはり遠坂時臣である私には火属性の魔術特性があり、宝石魔術にも長けてました。

 

生まれてから二十数年、私は死亡フラグの原因となった遠坂葵と結婚し、子供を二人出産しました。はい、遠坂凛と遠坂桜です。

 

正直ヤバイ。

凛は五大属性ですし、桜は虚数魔術。やはり原作通り。

 

そこからてんやわんやあって桜を間桐の化け物の老害が要求してきたが全力で断らせていただきました。

 

家から出したら私死にますからね!いや、死なないけど死亡フラグが立ちますからね!

 

遠坂時臣といえば、うっかりの父、優雅たれ(笑)、弟子に後ろからブスリとかいう醜態を晒していますからね。

私は遠坂時臣だが、根っからの魔術師ではない!

 

桜を間桐に渡した結果、間桐雁夜君に恨まれる?そんなのやだ!そんな事したら黒いランスロが襲ってくるもん!

 

そして数年後、聖杯戦争が開催されると知った私は早速、柳洞寺の横の穴に向かった。何をしに?聖杯を見にだよ。

 

そしたらね、やっぱし予想通りだったよ。

 

 

聖杯汚かったっすわ。

 

 

俺あんなのいらんわ。第三魔法すら顕現できない人類みんなぶっこロース!しかできない聖杯とか・・・ゴミの役にも立たねぇだろ。

 

だが私が聖杯戦争に出るのは事実!いや、もう確定しているんだ!長年遠坂時臣してて思った!世界の修正力からは逃げきれないと!

桜はなんとか守れたが、多分間桐雁夜が出てくるだろう。

そして召喚するのは恐らくランス・・・・・。

 

抵抗できるのは征服王か慢心王だけ。やる気でないわァ。

 

父の代からの知り合いで、聖杯戦争の監督役の言峰璃正さんと、その息子にして我が弟子の言峰綺礼君と協力して、どうにか生き残ることになったが・・・やはり不安だ!

 

何が不安かって?主に魔術師殺しや、私が召喚することになるかもしれないAUOだよ!

 

やだ!英雄王だけはやだ!アレが出たら完全に俺の死亡が確定してしまう!それに加えて胃がやられてしまう!

 

タダでさえ冬木のセカンドオーナーなんていう面倒なことやってんのに、ビル破壊とか普通にしちゃう人が来たら私もう・・・・・。

 

そこで私は言峰親子と話し合った!その結果、私はアサシンを召喚することにしたァ!

 

イエエエエエエエエエイ!!!!

 

これで私への死亡フラグが一つ減る!と思う。

 

どうせアサシンが死んでも、私には自衛用の『切り札』がある!遠坂家に伝わる最高クラスのな!魔術師殺し対策もバッチシだ!我が家には機関銃などが沢山あるぞぉ〜!

 

さぁ!今夜だ!召喚を始めよう!!

 

私は、この聖杯戦争を生き残る!!

 

——————————————————————————

 

私と綺礼は一緒に召還する。誰が召喚するかわからないから、早めにやっておきたいのだ。

 

私の前に触媒はなく、綺礼の前には『人類最古の蛇の抜け殻』という英雄王を召喚するための触媒がある。

 

高級な床には魔法陣。さーて、召喚するかぁ!

 

「「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

祖には我が大師シュバインオーグ。

降り立つ風には壁を。

四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

 

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する

 

―――――Anfang(セット)。

 

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

 

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

 

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」」

 

綺礼と一緒に唱える。同時に魔法陣が光だし、時間が経つにつれ、その輝きが増していく。

 

すごい神秘の量だ。特に私の魔法陣・・・・・。

 

光がやみ、各々の魔法陣の上には一人づつ人がたっている。

 

「サーヴァント、アサシン。佐々氏小次郎。召喚に従い、参上した」

 

えっ?ハサンじゃないの?冬木の聖杯ってアサシンはハサンししか出せなんじゃないの?

 

いや、まて。それよりもまだ重要なことがある。アサシンは『誰の』魔法陣の上に立っている?

私から見て斜め前。綺礼の正面にある魔法陣だ。

 

え?じゃあ俺は?

 

「貴様が不敬にも俺を召喚したマスターか。ふん、サーヴァント、アーチャー。人類最古の王、英雄王ギルガメッシュである。控えろ、雑種」

 

なん・・・だと・・・!?

 

自分が白目を向いているのがわかる。余裕を持って優雅たれ?ハハ、そんな余裕なんてないよ?

 

俺はゆっくりと膝をつき、同時に地べたに両の手のひらを乗せる。これは完全にorz・・・のポーズだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この戦い・・・我々の敗北だ・・・・」

 

遠坂邸に、遠坂時臣の絶望の声が聞こえた。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。