前話の「その男、川田走平」の続きとなっております。
拙い文章だとは思いますが何卒よろしくオナシャス!
出て来たのは少女だった。しかし腰まで届こうかというまで長い、青のメッシュが入った銀髪。
頭には頂に赤いリボンをつけ、六面体と三角錐の間に板を挟んだような形の青い帽子を乗せており衣服は胸元が大きく開き、上下が一体になっている
青い服を着ているというとても奇抜な格好をしていた。
凄い格好だなと走平はこの少女の格好に驚いたが露骨に反応をするのは相手に失礼だと思い、
表には出さず心にとどめた。
「あんたがけいね先生?」「そうだが」どうやらこの少女がけいねという人物らしい。
けいねは走平を見てから一瞬眉を潜めた。走平はそれに気づくことなく質問を投げた「此処が何処か教えてくれないか?」「む…君は外から来た人なのか?」
「外?他所者ってことか?」「まぁそうなんだが、話せば長いから取り敢えず中に入りたまえ」
「ん、おう」イマイチ状況が読み込めていない
走平は取り敢えず言われるがまま上がる。「お邪魔しやーっす」居間にあげられ、ここの存在。外から来たという意味をけいねから一通り説明してもらい、走平も事情を話した。
「つまり俺は[幻想入り]というやつをしたわけか」
「そういうことだ。戻るには博麗神社の巫女に頼む方法がある」「はーん。それって時間制限みたいなのあるのか?」「巫女の気分にもよるがないと思うぞ。」
「そいつは良かった。実はこういう緑豊かな
所に来たのは初めてでよ。少しばかり観光とかしたいんだ」流石にド田舎と言ったら気分を害させてしまうのは目に見えていたので、走平はそこのところはオブラートに包んで話した。
「ふーむ、まぁ永住はしないんだろ?」
走平は面食らった。「え?流石に来たばかりでそんな重大な決断は出来ねェぜ」けいねは少し笑った。「はははは。そうだよな。イキナリだとそうだよな。しばらくだが私の家の部屋を貸そう。もう夜も暗いし泊まるところがないと困るだろう?」「いいのか?なんかすまんな。イキナリこっちに来たのに宿を貸してもらって。」
走平の感謝の言葉にけいねは「いいんだ。私は人間が好きだからな。」と返した。
走平はこの言葉に疑問を感じた。人間が好き?まるで人間じゃない奴の言い方だな。賢そうな奴だし、そんな言い方をするのか?ま、どうでもいいことだよな。
案内された部屋は少し狭いがなかなか
綺麗や和室だった。「少し狭いだろうが此処を使ってくれ。好きに使っていいぞ」「すまんな。本当」「いいさ。あ、観光の話だがな。」「おう」
「人里と博麗神社以外は行かないほうがいいぞ」「何故だ?」「妖怪に襲われる危険があるからな」「妖怪?本当にそんなもんな存在してんのか?」走平はけいねが自分をからかっているのか確かめる為に鎌を
かけてみる。「む、信じてないな?」
「嘘だ。本当なんだろ。幻想入りが存在するんだ。妖怪ぐらいいるだろう」
その後走平は妖怪の存在、何処によく出る
のかについて詳しく話を聞いた。「ーという感じだ」「ふむ、まぁまぁわかったぜ」その時、ふと寺小屋で浮かべた疑問が頭をよぎった。
「なぁ、もしかしてだが、けいねは妖怪なのか?」「そうだが。よくわかったな」「マジか!?」「そんなに驚くことか?」「いや驚くだろ普通。けいねから聞いた話だと妖怪は大体人を襲う危険な存在と
いう話だったからよ。あんたみたいなのが妖怪だとは思わなくて」「まぁ私は半分妖怪で半分人間だから人間みたいなものだよ」
「人妖ってわけか。そんな存在までいるなんて此処はやべェとこだな」と走平は笑う。
「夕飯の時間になったら呼ぶからな」「!そこまでしてくれんのか…マジ悪ィな」走平はリュックの中に手を突っ込みガサゴソと蠢かせてからなかから梅味のポテトチップスの袋を取り出した。
「けいね、これマジでつまらねェものなんだがもらってくれ。」「なんだこれは?」
「ポテトチップスっつー外の世界の
お菓子だ。口に合うかわからないが…」けいねは目を輝かせ、「外の世界の食べ物か!これは珍しい。
すまんな!」と喜んでいるようだった。
珍しい……か?いや、俺が此処の
存在を珍しいと思ったように此処からみたら俺が住んでたとこの
ものは珍しいもんだよな。「いやいや、しばらく世話になるわけだしそんな…」
そんなこんなで川田走平はしばらくけいねの家に世話になることになったのであった。
たくさんの目が見つめている不気味で不思議な空間。そこにその少女は佇んでいた。「まだ本人は気づいていないみたいだけど徐々に目覚めつつあるわね。一波乱起きそうかしら?」
続く