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朝。走平は習慣化しているいつもの時間に起きた。腕時計を確認する。「六時か」昨日の夕飯は美味かったな。と昨日のことを思い巡らせていた。メニューは漬物や焼き魚と米という素朴なものだったが、美味しく走平は舌づつみをうっていた。
「これは天然の魚か?けいね」「そうだが、それがどうかした?」「天然の魚を食うのは久しぶりでよ。天然物を買えるなんてけいねって金持ちなんだな」今の外の世界では本物の魚は希少価値が高く、市場には殆ど出回っておらず、合成食品が大半を占めている。天然の魚は相当高級な寿司屋や、料亭以外では取り扱っていない。
「別に金持ちではないぞ。此処で売ってるのは皆天然のものだ。」「ん?そうなのか?あっちだと天然物は高くてよ。なかなか買えたもんじゃねェのさ」と外の世界での天然物の価値を説明した。
「驚いたな。外の世界ではそうなのか。合成食品はそんなに美味しくないのか?」走平は頷く。「ああ、正直。この魚を100点とすると合成食品は60点って感じだぜ」「そ、そこまでなのか」「ああ」とこんな感じの夕飯だった。
ひとしきり昨日の魚のことを思い巡らせたあと走平は居間に向かった。
居間にはもう既にけいねがちゃぶ台の上に料理を置いているところだった。「おはよう走平。朝早いんだな」「うぃーす。まぁな、部活の朝練で朝早く起きなくちゃいけない時が結構あったからな。」「部活?」「ん?ここにはないのか?」「ああ」
「そうか。ええっとだな。部活ってのは部活動の略で、学校とかでやるスポーツや文化面で教科外に行う団体的教育活動……とのことだ」と、イマイチ部活について理解できていなかった走平はスマホで調べながら答える。
何気に部活ってなに?っていざ聞かれてみても答えにくいんだな。つーか何気無く
触ってたけど此処でも電波通じてんのな。充電は残り52%しかねぇし、無駄遣いはよさなくちゃあな。その時だった。「おーい、けいねー!いるかー!?」と玄関先で声がした。どうやら声の質的に女のようだ。「もこうか。いるぞ!」「あがるよー」「知り合いか?」と走平は突然の来客との関係を問う。
「ああ。古い付き合いのな」「ふぅん」そして来客が襖を開けて居間入ってくる。「ん?けいねその人は?」その来客は、銀髪のロングヘアーに深紅の瞳を持ち、髪には白地に赤の入った大きなリボンが一つと、毛先に小さなリボンを複数つけていて、
上は白のカッターシャツで、下は赤いもんぺのようなズボンをサスペンダーで吊っており、その各所には護符が貼られているといったこれまた奇抜な格好をしていた。こいつもかよ。此処の住人はこういう格好が流行ってんのか?とまたまた走平は疑問を覚えたが、表には出さなかった。
「ああ、この人か。この人はー」
「昨日幻想入りした。名前は川田走平。宜しくな!」とけいねの言葉を遮りつつ自己紹介をする。「外来人か。私は藤原妹紅。こちらこそよろしく!」妹紅は走平を一瞬凝視した。走平はそれに気づく。
「どうかしたか?俺になんか着いてる?」「い、いやなんでもないよ」「妹紅は不老不死なんだ」とけいねが説明をする。「不老不死?本当かそりゃ」やっぱり初めて見る外来人は皆そんな反応するな」
と妹紅は笑う。
「見てな」そういうと妹紅は自分の左手の手の甲に右手の指を近寄せ、親指と人差し指の爪で挟み、抉る。
小さい傷ができ、なかから血が顔を覗かせる。「ここからだ」そう言うか否や、傷がすうっと治っていく。「……おおっ」「これで信じたかい?」
「あ、ああ。まさか本当にいたとはな」「私の能力は老いることもなく、死なない程度の能力だからな。だがそれだけじゃないよ」そう言うと妹紅は手のひらを上に広げ、そこから小さい火の玉を出して見せた」これには走平も驚く。
「うおっ…こりゃあ火か?」「そうだ。こっちは能力ではないんだがね」「なんか色々すげェとこだわここ」ここで慧音がその手があったか!という顔をして口を開く。「妹紅。走平は幻想郷を観光したいらしい。ここは一つ走平に幻想郷を案内してやってくれないか?
妹紅が着いているなら安心だ」「え?」と走平は驚く。「私は今日は寺小屋に行かなくっちゃいけなくてな。走平はここを見たがってるようだし」「うーん。いいよ、私が幻想郷を案内してあげるよ」妹紅はこれを承諾した。「おお、ありがとよ」「じゃあ早速出かけようか」そう言って二人は外に出たーーーーー
続く
あとがきなるものを
今回は川田走平の容姿などについて書こうかなと思います
身長:175cm 体重:64kg 髪型:黒のベリーショート
体型:筋肉質でやや痩せ型
性格:テスト前日になってから勉強するタイプ。