「クッソォ!!負けたぁ!!」「ッシャオラァ!」妹紅は悔しさのあまり地団駄を踏む。「にしても、初めてで妹紅に勝つだなんて本当に初めて?」輝夜が勘ぐるように言う。「初めてだぜ。いやーマジ最後はどうなるかと思ったよ」
「二発は当てられたのに!」「最後のやつは俺当てられるとは思ってなかったんだよなぁ」走平は笑う。「妹紅は強ェなぁ」「そ、そうか?走平のスペルも結構凄かったじゃないか」「そうよ。アレちょっと強すぎじゃないかしら?」「まぁ十秒間だけっていう制約あるし、バランスブレイカーにはならないんじゃないか?」と走平は心配そうに笑う。
「あれ十秒間なのか!道理で短いと思った」と妹紅は思い出しながら言う。「なぁ輝夜」「何かしら?」「お前との弾幕遊びなんだが、もう暗いし今日のとこはお預けにしようぜ?」走平の言う通り辺りはすっかり暗くなってしまっていた。「むぅそうわね。わかったわ」「悪ィな。じゃあな!」
「ええ、さよならー」「あばよー輝夜ー」そう言って妹紅と走平は迷いの竹林を後にした。
二人は慧音の家についた。「ただいまぁ」慧音が出てくるので。「ん、お前らか、おかえり」
「ういー」少ししたあと人里の温泉に行く。男湯にて。「ふー、
今日は本当疲れたわー。結構面白かったなぁ弾幕ごっこ」と湯船に浸かりながら走平はぼやく。明日は何処に行こうかとそんなことを考える。妹紅も今日は慧音の家に泊まることになったらしく、皆と共に食卓を囲む。妹紅は今日のことを話す。
「ふーむ。走平はやはりそうだったか…」「俺もよくわかんなくてさ、外に世界にいたときにはこんな力無かったんだがなぁ」「明日阿求の奴に聞きに行ってみるか?」「阿求?」「ああ、稗田阿求という奴でな。人里に住んでいて千年以上前から記憶を残したまま転成を繰り返している知識人さ」
「転成?記憶を残したままねェ。死ぬときの苦しみも覚えてるっつーのはキツそうだ」「そうだな」と慧音は頷く。「明日は寺小屋は休講日だから私も着いて行こう。」「おお、慧音がいれば安心だな!」「はは!そうか!」
次の日。三人は阿求の屋敷の前にいた。「でけぇ屋敷だな」「ああ、
稗田家は昔からある由緒正しい名家だからな」「へぇ、お偉いさんっつーわけねぇ」と走平は煙たいような顔をする。高校のときの英進化にはろくな奴がいなかったからな。体育大会のときとかいっつも反則ばかりしやがってたし。頭使うのはそこじゃねぇだろ。バレないようにやるとか、
勝ち方を模索するとかよ。こずるいと賢いというのはちげぇよ。阿求とかいう奴はそんな奴じゃないといいなと思いながら玄関をノックする。「阿求さーん!?居ますかー!?」中でこちらに歩いてくる音がする。でて来たのはーーー
続く