[たとえ、全てに否定されようとも]の、短編小説です。
何で分けて投稿したかって?気分だ!!
はい、というわけでお楽しみください。
ちなみに、1話完結ですよぉ~。
あと、本編も読んでいただければ嬉しいです。

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ロシア帝国の大規模内乱の、勃発シーンです。
兄弟2人の教養の差が、伺える(笑)
では、お楽しみください!


エクラ・サン・ペルデュ

May20 12:00:00 [Russian Empire]

「大規模内乱だとっ!?」

 

 宮殿の中に、1人の男の驚嘆を孕んだ怒声が響いた。

 

「はい、本日11:45:00にアリベルト様の弟様が宣戦布告いたしました。」

 

 その声に答え、彼の秘書が返答した。

 

アリベルト「内容は、如何なる物だ?」

 

秘書「初めに行ったのが、支持者数の確認です。」

 

アリベルト「何パーセントだ?」

 

秘書「54,265%程でございました。」

 

アリベルト「それを確認して何をするつもりだ?」

 

秘書「ここからが本題です。次期帝王の権利を渡さない場合、部隊を編成して武力による戦争   を仕掛けるようです。」

 

アリベルト「それが、初めに言っていた大規模内乱というわけか。」

 

秘書「はい、アリベルト様」

 

アリベルト「ふふ、ふっはは!!

      大きく出たなぁ、愚弟よ!」

 

秘書「どのように対処されますか?」

 

アリベルト「では、まず私の支持者数を調べろ!」

 

秘書「はっ、直ちに!」

 

 

 

10minute later

秘書「調べ終わりました。」

 

アリベルト「もう終わったのか。」

 

秘書「はい、現時点では45,295%です。」

 

アリベルト「くそっ、意外と低かったか!」

 

秘書「弟様の提唱してらっしゃる[政府を民間の中心へ、国民第一]というスローガンに、皆様   惹かれているようです。」

 

アリベルト「皇帝は頂点ではなく、中心に在るべきだ。ねぇ。」

 

秘書「国民の視点で政界を動かす、ということですね。皆が惹かれる訳です。」

 

アリベルト「ふん、国民共は如何してこの国が頂点に在り続けられるのか、忘れたのではない      か!?[絶対王政・軍事力強化]このお陰だぞ!」

 

秘書「アリベルト様の政策は、高待遇を受けられる兵士、政治家に好評を得ております。」

 

アリベルト「我々が、国民どもと同じ・・だと?ふざけるな!」

 

秘書「私は中立の立場で、お話させて頂きます。

   素直に申し上げれば、人身掌握のためには、弟様のスローガンのほうが効果的かと。」

 

アリベルト「仕方ない、事実だ。では私は、その腐った思想をぶち壊す!」

 

秘書「宣戦布告を受けると仰るのですか?」

 

アリベルト「そうだ!ロシア帝国全国民を巻き込んだ、兄弟喧嘩の始まりだ!!」

 

秘書「Yes,Emperor!!」

 

 

 

 

 

 

 

ダス・アロニクス州

「やはり、受けましたか。」

 

「ええ、結して損害は少なくありません。」

 

「兄さんは、まだ気付いておられない。絶対王政は危険な思想であると・・」

 

「歴史的に見ても、独裁は滅びております。そこには目を向けなかったのでしょうか?」

 

「いえ、きっと知っていたでしょう。これは所謂強者・・否、成り上がり故の傲慢です。」

 

「傲慢、でございますか?」

 

「はい、一気に力を付けてしまった者は、えてして傲慢的な思想になってしまう物です。」

 

「ロシア帝国民全員を巻き込んだ戦争ですか・・」

 

「はい、できれば穏便に済ませたかったのですが、このままでは本当に絶対王政が確立されて しまいます。手遅れに成る前に、片付けてしまわねば成らないのです。」

 

「交渉では、どうにもならなかったのですか?」

 

「絶対王政を確立しようとしている者に、国民と同じ視点になれ。なんて話し合いができると 思いますか?」

 

「うっ、無理でございますね。」

 

「そうだろう。おっと、時間だな。」

 

「では、始めさせて頂きます」

 

 そうして秘書は、彼にマイクを渡した。

 

「フォース・アリベルトの名の元に告げる!我が兄、ファイズ・アリベルトが宣戦布告に応じ た!これより、大規模内乱を始める![エクラ・サン・ペルデュ]!

 Russian Empireの永遠の輝きに祝福を!」

 

 こうして、ロシア帝国全国民を巻き込んだ兄弟喧嘩が始まった・・・・




本編をお読みでない方は、読んでいただけると嬉しいです。
↑というか、本編読んでないと話の内容伝わりませんでしたよね?
まあ、本編の方も新作、暫しお待ちください。

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