割とニワカな作者でウェイバーベルベットの魔術属性や特性を知らないので知っている方がいたらお知らせ願います。
公式に設定されていないのならこちらで妄想させていただきますのでご容赦を。
まぁそんな訳でアーチャー陣営①です。
アンティーク調の家具に囲まれた一室。
それだけでも絵画になりそうな程完成されたそれは、ソファに腰掛ける一人の少女により更に高級感を醸し出している。
この世の全てを敵とみなしているかのような目を除けば、精巧な人形の様に整った顔立ち。
気高き髪はポニーテイルに纏めてある。
女としての主張を身体全体で現すかのようなプロポーション。
そう、この少女。ヴィクトリアこそがこの空間を支配していた。
もし、この空間に紛れ込んだ一般人が居たとしたら、自身の存在感を極限まで薄めることに注力するだろう。それほどまでに完成されており、それを乱す者など考えられない。
しかし。
「マスター、見回りが終了した。この町の主な狙撃ポイント百二十八箇所の下見と、サーヴァントらしき存在を二つ視認、そして痕跡だけだがそれらしいのが一つだ」
いつの間にか、彼女の背後に現界した白いフード付きのジャンバーで顔まで隠したサーヴァントによって台無しにされてしまう。
「そう、で。視認したサーヴァントの特徴は? アンタが視覚共有をしていれば無駄な手間はなくて済むのに。まったく」
少女は従僕の急な声掛けに動揺した素振りも見せずに返答する。
「狙撃兵の視界など、主人が見るべきものとは思えないのでね。一つは三メートルに届く大男で頭には角が生えていた。郊外の森で城を崩壊させていたよ。はっきり言ってアレと直接戦えというのは遠慮願いたい。狙うのならばマスターだな。そしてもう一つは、クラスは不明。視認した時に感づかれたのかすぐに撒かれた。特徴は蒼い髪と恐ろしい程の敏捷性。どうだ?」
主人の皮肉に軽く応じながらアーチャー言った。
「敏捷性が高いって言うんなら、ランサーかライダー辺りかしら? でかい方はバーサーカーで間違いなさそうだけど、角が生えてるってことは元々人間では無い者の可能性が高いわね、鬼もしくは死徒、あるいは悪魔かしら」
対して、女は与えられた情報から敵のクラスを推察していく。
「あぁ、確かにあれは人間とは思いたくないな」
適当な合いの手を入れるアーチャーの方を見る。
パラメーターは突出した点は無く白兵戦では恐らくバーサーカーはおろか他の三騎士にも劣るであろう。間違っても城一つを落とす火力はない。
だが、このサーヴァントの真価はそこではない。
保有スキルとして気配遮断を持つこのアーチャーはむしろアサシンに近い。
宝具に関しては不明な点があるが、魔術師で言うなら固有結界に近いモノを持つアーチャーらしからぬアーチャー。
それがヴィクトリアの召喚した英霊である。
「まぁ、いいわ。それでもう一つの痕跡っていうのは?」
頭の中で整理を着け、自身のサーヴァントでの攻略法を考えつつアーチャーに問う。
「あぁ、下見した狙撃ポイントの六箇所から魔術を使用した痕跡が見つかった。ただ、狙撃ポイントとしては二級や三級の場所かつ霊脈とのリンクが可能な場所である為、これは遠距離攻撃用の下見ではなく」
「大規模な魔術の下準備ってところかしら?」
アーチャーの言葉を引き継いだマスターの言葉に頷きだけで答える。
そんな戦法をとるサーヴァントと言えばキャスターだろう。
「そう、分かったわ。アーチャー、最優先目標はバーサーカーのマスターとキャスターの妨害。他のサーヴァントとはなるべく敵対しない、むしろバーサーカーとキャスターの情報を渡してもいいわ」
だとしたら敵の準備が整うのを待つ必要は無い。特にキャスターのクラスは危険である術式が完成したら詰みの可能性すらあるのだ。
「了解した」
アーチャーはフードの位置を更に深くしながら応えた。
「まずはキャスターの術式を解析、破壊しながら他のサーヴァントの情報を集める。もし可能ならそこで敢えてキャスターとバーサーカーの情報を漏らして同盟、最悪でも不干渉条約を結ぶ。まぁ多少の運は必要でしょうけど、大丈夫でしょ」
「死神と手を結ぶ物好きが居るかは疑問だがな」
弓兵は自嘲気味に笑う。
それを少しだけ悲しそうな瞳でヴィクトリアは見つめていたが、結局何も言えずに居た。
アーチャー陣営について。
名前ヴィクトリア・トオサカ
遠坂時臣の隠し子の一人。
聖杯戦争直前にもし全滅した時のために作ったために凛達よりも年下。
魔力量B
魔力質C
魔術属性火
魔術特性加速
見た目は玲瓏館 美沙夜がポニーテイルにしている感じ。
令呪は視力検査の上と下に囲まれる真円。
サーヴァントは分かる人には分かりやすい部類ですかね。
全ての陣営が出揃ったら纏めて情報を開示しようと思っているのでお楽しみに。
指摘、アドバイスお待ちしております。