リヨさんが今年も暴れ回ってて素晴らしい。
ベンジャミン・フラガ・マクレミッツ。
斬り抉る戦神の剣(フラガラック)を正式に継ぐ伝承保菌者。
魔術協会に置ける異端のマクレミッツからすら逸脱した魔術師。
冠位を取るのも時間の問題とすら言われる超越者。
所属するだけでパワーバランスを崩壊させる存在の一人。
ついた字名は
『戦争代理人』。
此度も『とある少年』の代理人としての参戦である。
そして、そんな彼女に相対しているのは。
「それで、何の用でしょう? ロードエルメロイ」
こちらもある意味でパワーバランスを崩壊させうる人物の一人。
ロードエルメロイ二世。
警戒してし足りないと言うことはない程の傑物である。
「……ウェイバーだ」
冷たさを含ませた口調での質問に
、眉間の皺を深くしながら答えたのは、一つの名前だった。
「私は今回エルメロイの関係者として参戦していない。君が代理、代行しているのと同じでね。今の私はウェイバー・ベルベット個人でしかない。どうしてもそっちの名で呼びたいのならせめて二世をつけてくれ」
それは落ち着いた口調出ありながら、譲れぬ意思、誇りさえ感じさせる。
「ククッ、君はホントに真面目だねぇ。そんな忠義は仕えられる側からして見れば、ただの迷惑だよ。仕える方は満足かも知れないけどね」
「百も承知だ」
茶々を入れたのは、何処か超越的な雰囲気を持つ男だった。
「それが、貴方のサーヴァントですかMr.ベルベット。ステータスから見てキャスターでしょうが」
「いかにもいかにも、キャスターのサーヴァントだよ。いやぁ能力の高い人間は説明が楽になるから有難いね、ホント、ならば我々が此処に来た理由の方も察しがついているのでは?」
余裕の崩れぬ笑みを保持したままキャスターはそう言った。
「敵対、もしくは同盟でしょうか?」
「惜しい、いや分かってて言ったのかな? 交渉を進めるために。まぁいいや話を進めたいのはボクも同じだ、結論から言おう『ボク達は君を保護しに来た』」
保護。
即ち、彼女の身に危機がせまっており、それを防ぎに来た。
と宣うキャスター。
「このままでは君はランサーの槍に貫かれ死ぬ。嘗てのマクレミッツの様にね、いやあれは結局死にはしなかったんだっけか? まぁ聖杯戦争に敗北したのは確かだ。ボクとしてはここで君達が欠けるのは好ましく無い。故に保護しに来た」
流れる様に捲し立てるキャスターの台詞に、ベンジャミンはゴクリと唾を飲む。
「キャスター、貴方の話が仮に本当だとしてメリットが見当たりませんね。ワタシではなく貴方方の」
「私も反対だな。敵のマスターがそれも今大会最強のマスターが勝手に落ちるのなら放っておけばいいだろう」
彼女の反論にウェイバーも乗っかてきた。
勿論、彼の態度はキャスターと事前に打ち合わせた仕込みである。
「その通りだ、フラガ嬢。今回の行動はメリットを得る為ではなくデメリットを無くすためのものだ」
「デメリットを無くす?」
「そう、ここで君が敗退すれば『バーサーカー陣営の勝利が決まってしまう』ボクはそれを恐れている。アーチャーが見に徹し、ランサーが初期に落ち、ライダーが初敵に選ばれ、セイバーがなぶり殺され、アサシンをひねり潰し、そしてボク達が倒される。それを防ぎに来たのさ、まぁ他にもいろいろちょっかいをかけて調整しているけどね、これでようやく全ての陣営の勝率が出来る。だからここは『軍師の忠言』を聞いてはくれまいか?」
首を傾け、片目を瞑る。
妙に様になっている仕草だった。
「…………分かりました。それで、何をすれば良いのですか?」
軽く言った台詞。
その裏に潜む、慧眼、徒労、その他諸々を察した彼女は折れた。
キャスターは笑みを深めこう言った。
「なに、簡単なことさ『ランサーが目の前に現れたら令呪でランサーを呼びたまえ』それだけでいい」
最強のマスターと最速のサーヴァントはこうして脱落を逃れたのだった。
という訳でランサー陣営なのにランサーが出てこない話ですいません。
マスターについて。
名前ベンジャミン・フラガ・マクレミッツ
魔力量A
魔力質B
魔術属性光
魔術特性逆行
魔術協会に所属する魔術師。
一度だけのバルトメロイとタイマンをして引き分けた事がある。
という感じでひとつ。
感想、ダメだしお待ちしております