ここでは『子ども、子どもたち』の意であるぞよ。
日曜、三ノ輪家の葬式に行くことが叶わなかった。家に着いたとたんバタリと寝込んでしまったからである。仮に行けたとしてもこの男が銀になにかをしてあげることも無く終わるだろう。
廊下で、ホロホロは死んでいるように眠っていた。ホロホロの頭の隣にS・O・Rがあらわれる。片足を上げ、彼の顔に踵を落とす。
精霊の頭の位置が下がったことにより廊下からみえる居間の、洩れた東の光りがさしこめる、大きな時計が四時を示す。なるほど起きなければならない時刻になったようだ。
しかし、ヤツはごふっと呻くだけで起きる気配がない。何度も繰り返すうちに足蹴にするようになってしまい、精霊は細い眼を更に細め、だらしがないホロホロに手から念を飛ばした。急にホロホロの規則ただしい呼吸が止まった。
「ホがっ!?」
目も意識も覚めるが、指一本動かすことも、呼吸すらもままならない。金縛りに、ホロホロはあったのだ。
夏の日差しのなかを歩いたり駆けたりする児童たちは、一度は後ろを振り向いてみたり、わざと距離を置きながら横に並ぶようにして見慣れぬ少年を見る子たちがいれば、後ろでこそこそとその少年を話題としていた。
ホロホロは目を一の字にし、精神年齢がこの子らより高いといえども、まさか生まれながらにして二回も小学生をするハメになるとは思いもよらなかった。
……つらい。
校長室に向かっていたホロホロの近くを少年たちは通り過ぎようとしたとき、不意に、彼の腕に傷があるのを目にした。小さな傷が数か所。
ちょっと少年たちは立ち止まり目を合わせて、うんと頭を縦に振る。
「ランドセル持つよ、テンコーセイ」
そのなかの一人の子はランドセルを校長室に着くまでもっていくと言い、ホロホロはとっさのことだったので考えもせず頷いてしまう。
うわ、いい子だ。
それからの今、ホロホロは友奈の通う小学校の校長室にあるソファアの上で校長の冗長な話を聞いてい、月曜の特別児童朝会が始まるまでここでじっとしている。
緊張しているのか反応がうすいことを校長は心配し、自虐を織り混ぜ彼をゆるませようとするけれどもただ、薄い同情の眼差ししか返ってこず困っていた。
「五分前ですね」と彼の担任が時計を見、そこにいた四人――副担任もほぐそうと奮闘していた――は体育館に足を進める。この小学校では児童の自立を高めるため、高学年に上がれば担任や副担任が児童と一緒に並ぶことはめっきり無くなる――修学旅行は流石に別であるよう――。
朝会は特に何も起こらなかった。
「はいっ朝会でも自己紹介してもらいましたが、もう一度お願いできるかな」
「うっす」
当たり障りのないよう彼は言う。
さて、小学生というものは『ホロケウ』等の聞きなれない名前と出会ったときひやかすもので、彼のあだ名である『ホロホロ』などは
「どこかのドバカよろしく『なぁーんだ点々つけたらボロボロじゃねーか!』って人様を怒らせるもんなんだよな…………あ~イラッとくる」
――なんか大きなひとりごと言ってるよ、アブない助けて下さい神樹様――児童たちが冷や汗をかき自分たちの身の安全を神樹様に祈る。
あーじゃ、質問タイムと行きましょうかと担任が機転を利かす。
ホロホロが予想していたバカにしたそれらは一切飛んでこなくそれどころか『スポーツ得意そうだね ナニ好き!』『髪ツンツンしてる~っ』『どこ出身』『二日たったけどもう慣れた?』『傷あったよな! バンソウコーあるけど保健室しってる?』などまっとうな質問と思いやりある言葉が聴こえてくる。
そしてまっすぐで濁りも穢れも知らない純粋な瞳で彼に質問をするのだ。前の世界でこの子たちのようなまごころある子がいなかった訳ではないが、暴力を振るう女将、つねに難癖つけたり暴行をくわえる理不尽トンガリ坊ちゃん、そしてゴーレム操る七歳児は彼の下腹部を死ぬほど執拗に痛めつける、といった支配が強すぎて良い子を思い出しづらい。
校庭、校舎を照らす朝陽が目にしみるのだろうか、目頭を押さえる。
「ほろけうくん……?」
「いや、おまえら――お前らはそのまんま大きくなれよ! 俺との約束だぞ!!」
――――いきなり泣きながら約束されたよ、この子をお救い下さい神樹様ッ!?――――
「……ずびび、…………おっと気味悪ぃな。――改めて、気兼ねなく『ホロホロ』って呼んでくれ!よろしくッ」
「え~……、ホロケウさんは友奈さんの隣の席に座ってね」
「オッホン」
拍手はまばら。
そんななか友奈が気持ちよく、眼を閉じながらこちらに来るホロホロを迎える。ホロホロが席に座った後、担任が軽く連絡事項を言う。
「まさか同じクラスになるとは~いやーこれは神樹様パワーとご近所パワーのおかげだね」
「面白いパワーだこと」
「ゆーな今日日直でしょ、そろそろだよ」
「いっけないッ、ありがと~のっちゃん」
「――ということなので、くれぐれも花火の取り扱いは注意してください。友奈さんお願いします」
「ハイッ! 起立。礼。神樹様に――――拝」
これがここの教育かとホロホロは考えるがこの世界に来てからは、ことあるごとにあの、盆栽程度の大きさの木が祀られていた。すればこの子たちがしているのは教育よりかは宗教的意味合いが強いだろうと結論づける。又、これは善いモンだ、それほど愛されてんだなと一人うなずく。
ホロホロは拝む教師、子どもたちをまじまじと見つめる。
友奈が視野の端で捉えてしまった。拝まないホロホロを。
「ほろけうくん、……拝まないの…………」
――え。奇異の目が、ホロホロに集まった。
「ホロホロ、それは失礼ってもんだぞ」
「すまん。けど、よ――知らなかったんだっつても、納得しちゃ――――」
「はぁ!? ホロホロくんそれでも小学六年生なの!? ありえないし、ウチらより……すぐ神樹様に謝って!」
「そうだっ、謝れ! あと二度とこんなことすんなよな! ボクたち神樹様に守られてるんだ!!!」
「……ちゃんと、しっかり……神樹様に手を、合わせよ…………ほろけうくん」
「罰当たりぞっ――神樹様に怒られるぞ?」
「みなさんよしなさいっ。ホロケウさん私について来て下さい」
ホロホロは背をベランダの窓に張り付けていた。ベランダの飛び降り防止柵にてんとう虫が大空へ翔ぼうとしていたが、三羽の鴉が空に輪を描いていた。いっこうに下降する気配がないが、てんとう虫はそれを罠だと気づいていない。
うす、とあっけにとられたように返せば『うすじゃなくてハイですよ』と叱られる。そのホロホロを見て嗤う者はいなくてむしろそれは子どもたちの心の炎に油を注いでいた。
担任はホロケウを連れ教室を離れる。
「ホロケウさんは――」
「『ホロケウ』って言うの止めてくださいよ」
まだ目的地に到着していないのに、怒髪天を衝き、羅刹と言っても過言無い三白眼でホロケウに迫りくるった担任。
「どこまでそんな神樹様も私もバカにした態度をするんです!? なんでそう――」
「俺はあんたたちとは違う人生を生きては色んな価値や背負うモンをしょったヤツらに逢ってきた、あんたたちとは違う神様たちに畏れを抱いてきたさ。嘘だとしても、ここまで言い切るヤツが今から自分が住む地域のこと知らないってのはいけねえ。猶予はたっぷりあったんだぜ、どう見ても俺が悪いよ」
「そういうことじゃ、……。はぁ、ごめんなさい。気がどうかしてた」
「先生、オレみたいな生徒は初めてで?」
まばたきをした。
――しまった、これはいけない質問であったと失念。
「……どこでオレを叱るんです」
「すぐです。でも説教じゃないからね」
弱々しい返事をホロケウは聴く。
そこは相談室であった。
「まぁ座ってね。……碓氷さんは前の学校で神道の授業しっかり受けてきた?」
「しんとう……、神道って天照を最高位とする、あの神道」
「違うよ。それは西暦までの神道」
「西暦までって、じゃあ今はなんだよ」
「神世紀です。あと言葉遣い」
「へ、へぇ……なら、西暦はいつまで続いたんで?」
「二〇十九年に神世紀へと代わりました」
「今は神世紀何年」
「神世紀二九八年」
「異世界じゃ…………、ああねええよ!? アホやろうッ! まるっきり未来ッタイムワープだろッッ――って未来改変していいのか!!」
「お、おち――落ち着いて碓氷さんッ」
「すまねぇ、ハァ……。いや、ある意味異世界だがよ――ああそうだった。今の神道は」
「〝神道〟の『神』は神樹様の『神』、〝神道〟の『道』は神樹様が拓かれた
聴いたことねえよ、と心の内で舌打ちする。ちらりと校庭に視線を向けると鳥が砂場だった処で泥遊びをしていた。と言ってもただ地面をつついているだけだが。
「……ど、…………どちゃッく」
「そうです土着です。……ってその顔はなにかな?」
「なんでもないっス」
「ですねぇ――碓氷さんはなぜ神世紀に成ったかも分からない、いや。覚えていない、でいい?」
「すみません」
「謝ることじゃないですから、私も碓氷さんにキツくあたりすぎました。ごめんなさい」
ホロホロがそんなことないと言おうとした途端
「今週中に碓氷さんの家へ家庭訪問をします」
「うぇ?」
「今思えばこれから別の学校に通い始める子と、保護者と面談するのがあたり前なのに、碓氷さんの時だけはなぜかそうしなかった。書類上の手続きしかしてこなかった。これにだれも指摘しなかった。おかしいと思いませんか」
「いや、おかしくないっすよ……!?」
ホロホロは戸惑っている。
ここに飛ばされる前にあの神様は、異世界の日常生活を保障すると言っていた。いきなり計画が崩れるとは緩すぎる。又、彼の異世界生活を保障できるのなら自分がやればいいのに何故他人に任せるのか、飛ばされた彼は改めて疑問に思う。
ともかく、部外者にこれ以上つつかれないようなんとかするしかなくなった。
あいつマジモンの阿呆になっていやがった! おい、どうやって切り抜ける俺よ?
悲痛ともいえる面持ちで口を開く。
「そこまでなの?」
「今なんて」
「なんでも、ない。碓氷さん、今日にしましょう」
「はッ」
「事態は思っていたよりも深刻でした。大丈夫、先生も一緒についていきますから」
幼いころから徹底的に道徳や〝神道〟を身に付けさせる世界で、彼のような子がいたらただ事ではない。
社会でハメを外し社会の仲間から外される態度や行動をしたら、その子の家庭はしっかりとした家なのか疑う、これは異世界でも同じであった。むしろこの世界の方が敏感なのかもしれない。
「おっとあんまり話していないと思っていたのに、二時間目になりそうですよ」
ホロホロの答えが出ないまま、担任は彼を引っ張った。
教室に戻り、行間休みとなった。
ホロホロの周りには誰もいない。そして教室にいる子は少なくて校庭からはワハハとボールを蹴る子どもたちの声が、教室に響きわたる。
…………。
ホロホロが青空を見上げる。
「飛行機、全然みねーなー」
言うや否やドアの音が耳に入ってきた。
とうとうひそひそ話が消えては、読書に夢中だったのか息が大きいのも聞こえなくなったのでちらりとすれば、誰もいなくなっていた。
「すばらしい〝神道〟……ってね。ある意味シャーマンファイトより厳しいな」
時は流れて昼休みとなった。
――ホロホロくんごめんなさい!――
給食が足らず職員室でたかろうか、とドアに手をかけていたホロホロが止まった。クラス全員が頭を下げていた。頭をあげろと言わなければずっとこうしているのだろう。
「い、いきなりすぎて、何と返せばいいのやら……」
「このまんまの通りだよ」
「ホロホロくん先生に連れられたあと学級会やったの。あのとき頭がカッとしちゃってホロホロくんのことなんもみていなかったって反省したよ」
「なんもって」
「ホロホロん泣いてたじゃん。うるうるしてたじゃんか」
「あれは泣いてない。びっくりおったまげただけだぞ」
「だってわたしたちみんな怒って、そこまでにしよってだれも止めなかったし……怒りすぎちゃったし、ほろけうくんひとりだったから」
「だから、えっと、…………ホロホロくんごめん!」
「そう。……俺も謝りたいことがある」
「謝りたい、こと?」
碓氷ホロケウが、土下座をした。
ここに、眉を広げない子どもはいなかった。
「すみませんでした。みなの神樹様を糞味噌に冒涜した。これはみんなの心に傷つけるもんだよな。……、俺はもっとこれから神樹様を知りたい、神道も俺の一つにしたい。だから、さ」
床からでこををはなす。
「俺も一緒に、おまえらと一緒の道を歩んでいくの、ゆるしてもいいか」
「……――うん! ほろけうくんっ」
鉄塔の電線でカラスたちが鳴く放課後にホロホロは図書館へ足を運ぼうとしていたのだが、友奈もついていくと言い出し、他のクラスメイトたち――主に男子、ではなく男子女子半々!?――が乗っかる。
しぶしぶホロホロは承諾した。
そこまではいい。
いくら道徳や倫理観が高いといえどやはり年相応の小学生、図書館に向かうはずがおいしいうどん屋さん巡りに移行していた。アーケード街にある中規模なショッピングセンターにも行こうと口々に言いだすも、友奈が鶴の一声で途方もない回り道をせずに済んだ。
「うどん屋巡りが年相応かよ、嘘くせえ」
「何がうそくせえのホロホロ? あ、分かった。昼のサッカーのことまだ根に持ってるんだろ」
「そうそう、まさかホロホロくんがあんなに下手とは」
「別にドリブルはよかっただろ?」
「そう、それなのに下手ってどういうことかこっちがききたいよホロホロ」
サッカーのドリブルができるのにサッカーが下手というホロホロは言い訳を考える。考えながら、子供たちのうどん(並と中――中の方が並より多い)の食べ方に何故か恐ろしさを感じ取る。
ちなみにホロホロは稲荷ずしを食べている。勿論一般的なおやつ程度に、だ。
「それにしてもよ~よーく食べるねぇ。腹いっぱいになんねえの」
「話そらしたって、ホロホロく~んどこ見て言ってんのかな」
「隠してもむだだじぇ、ホロホロも友奈ちゃんに一目ぼれしたろ?」
「あ?」
「友奈ちゃんって運動出来て、運動できるの棚に上げないで活発じゃない友達を支えようとする縁の下の力持ちちゃんだよね~」
「分かるわ~あと友奈ちゃんって他の女子よりで、デカい……よな……!」
「オレ去年の夏休みのプールの時鬼ごっこで鬼やっててな、そのふれたんだよ……」
「や、やっぱし天使のマシュマロか! そうなのかい!?」
「くそ! 羨ましい!」
「知ってるぜそれ。怒られないどころか友奈照れたんだよなその手をよこせ」
両手を合わすホロホロの周りにはいつの間にか男子の群れが出来上がっていて抜け出しそうにもない。
友奈のなんやらに触れたとか、友奈の香りは桃だとか、おしりもなにやらこうやらで友奈、友奈、友奈であった。
興奮している群れのなか、ホロホロだけは目を瞑ってじっとしている。
ションベンくせえ
「おれもうどん、食べっかな……」
「お! ほろけうくんうどん食べるの? わたしもおかわりしたくてねついでに見たあげる」
「ぇー…………」
「だーめっ友奈これ以上増やすつもり!?」
「増やすって、体重のこと?」
「違うっ」
「教えてのっちゃんっ」
「ダメ! 白百合が黒百合になってカマキリがすくって蜘蛛の巣に利用されちゃうから教えない!!」
「ぇ~…………、じゃ――」
「ウチもいやや!! 友奈
「友奈ちゃんのうどん私も食べたい!!」
「友奈、アタシがおかわり持ってきてこよっか! 二年の給食の時、私がよそったご飯が一番だって言ったよね!! いつもよそってほしいって言ってたあの御言葉わすれてないからッ!!」
「ならワタクシは友奈さんを」
――――それはダメ!!!――――
「まだ言葉として発声していません!?」
「こころをおちつけ! オメーらッ一心不乱にうどん食べるか友奈ちゃん食べ――」
――友奈ちゃんっ一丁、へいっよこせ!――
「噛んじまった!! そしてゆーなちゃんも朱くなんな! ちくショーツッコミよこせや」
ホロホロの口から小さなホロホロが出てきて目から機関銃を乱射した!
無論、比喩である。
「おい、もう帰りの時間……だ……ぞッ」
「っげ! まじだ」
子どもたちはイスに食器を片付けて、蜘蛛の子散らすように家路についていった。
一人取り残されたホロホロが店員や店主のところに謝りにいった。
「べつにいいさ、今日お客さま来なかったし、お客さまがいらしている時は静かでね。今日だけだよ、あんなに元気なのは。それにあの子たちはこの地域の一種の名物だから。……孤軍奮闘お疲れさま、お冷をもってこよう」
首を振って、店を出て戸を閉めようと回ったときに、見慣れた紅い髪の少女が片手を挙げていた。
「たいへんだったね~」
「まったくだ。友奈ちゃんいつもああなのか、疲れねえの」
「まぁ疲れるよ。だっていつも教えてくれないんだぁ……」
「あれのなかだったら気付くだろ」
「そりゃあ大人の人の前で、私だけおおきく名前だされたら恥ずかしいですよ」
「他に思うところは?」
「みんな仲良くしてくれてるんだなぁーって。みんなとおなじ学校でよかったっ」
本心から言っていることが分かるほどすがすがしい。
「……ッフ」
「鼻でわらったなぁ~ッ」
「ごめん」
二人は友奈の家に着いて、ホロホロがそそくさと足を動かす。友奈は玄関の扉を開けず西日に光る彼の背中をみつめていた。
びたんっと頬を叩く。
「ほろけうくんッ」
「ホい?」
「私ね――この地区で一緒に遊ぶ子どもがいるの! でも、みんな小学二年生でね、べつにその子たちと遊ぶのが嫌いじゃないし、今年で最後の夏休みだからいっぱい遊ぶんだっておもってる。だから、わたし、――私の年の子どもはわたしだけで、一年の時も、二年の時も、三年四年五年ってひとりだけだったから、はじめてなんだ! 同じ……ともだちは…………。ほろけうくん。また明日っ」
「ああ、こっちこそだ」
友奈がホロケウの方へ駆け寄ってきてつられてホロケウも友奈へ歩を進める。友奈がホロケウの隣で止まれば左手を自分の顔の位置ぐらいまで挙げ、ホロケウにもこうするよう促す。
「えいったっち」
「ん!」
和音がしずかな茜く
「…………よろしく――――ほろけうくん」