めちゃ短いです。
昼休憩を久々にいつもの面々がそろう。
今日は深雪、エリカ、美月、達也、横島、レオと座っている。
「聞いてよ深雪ー!!横島の奴が酷いのよ!!」
「どうしたのエリカ」
「わたしの事、汗臭い女って言うのよ!!」
「それは謝ったじゃねーか?あれは言葉のあやっていうか……」
そう、横島は先日の昼休憩時、エリカにかなり失礼な事を言っていた。あの後、一緒にいた面々から、横島は散々怒られたのだ。結局横島は土下座をして、許しを請うのたのだ。
「横島さん、エリカは汗臭くないですよ、とてもいい匂いがするわ」
そう言って、深雪はエリカの制服の上着を片方めくり、胸元をはだけさせて、鼻を当て、匂いを嗅ぐしぐさをする、深雪は若干天然な部分があり、その仕草は煽情的でもある。しかもエリカは結構、胸が大きいのだ。上着がないとかなり目立つ。どうやら着やせするタイプの様だ。
「ちょっ深雪、何を!」
エリカは顔を真っ赤にして抗議して、急いで胸元を戻す。
ブシューーーーーーーー!!
深雪の仕草とエリカの胸元を見た横島は多量の鼻血が噴き出す。
隣に座っていたレオと達也は驚いて、横島の横から飛びのいた。
「はぁ、はぁ、はぁ、……なかなか、いいもの持っているなエリカ!!」
鼻血を出しながら、爽やかスマイルの横島は手をエリカに突き出しグットのサインを出す。
「見たわね!!」
顔を真っ赤にしてエリカは横島にビンタをする。
横島はそのまま、エリカにビンタで張り飛ばされるが……
床に張り倒された横島は天井を見据え、鼻血を垂らしながら、目を大きく見開き大きく呟くのだ。
「あれは大きかった、あれはえ(良)がった!!」
流石のレオもこの横島には引いていた。
その日の授業が終わった直後。
『学内差別を撤廃する有志同盟です』
構内放送で突如としてスピーチが流れた。
2科生への差別について、とうとうと語っていった。
エリカはこの放送を聞いて、事件性がある事を察して風紀委員の達也に言った。
「達也くん、行かなくていいの?」
達也はその放送に耳を傾けたままだが、エリカ同様、事件性を感じていた。
「いや、まだ招集が掛かっていない……しかし時間の問題だろう」
そうしているうちに、達也の携帯端末にメールが入った。
「お呼びがかかった。行ってくる」
そう言って達也は教室を急いで出て行った。
一方同じ風紀委員の……といっても、見習いの横島にはお呼びが掛からなかったようだ。
「見習いのあんたは行かないの?」
エリカは横島に意地悪そうに言う。
「ああ、俺に呼び出しは無かったし、達也が行けば大概は大丈夫だろう。しかも生徒会や風紀委員の先輩たちもいるしな」
何時になく真剣な面持ちの横島だ。
そんな横島はエリカとレオと美月を順番に見て聞く
「この放送で言っている事って、実際どうなんだ?」
真面目な顔をしている横島に面々は驚いていたが
「まあ、負け犬の遠吠えに聞こえるわね」
「1科生の奴らの中には、ムカつくやつもいるのは確かだ、あいつ等がかってに差別しているだけの事だ」
「確かに、言っている事に、事実もあるのだけど、この放送はちょっと」
横島の問いにエリカ、レオ、美月はそれぞれ答える。
皆一様にこの放送に否定的な意見である。
横島がこんなことを面々に言った。
「そうか、お前ら強いんだな」
横島は過去に差別の問題に直面していた。
今ではおとぎ話の世界の話になるが、妖怪・妖魔と人間の差別だ。
当時横島はこの問題を解決を行うため究極の手段に出たのだが、これはまた後日語るとする。
この事件は生徒会と風紀委員会により、終息したのだが……
生徒会長七草真由美の提案で、生徒会と2科生との公開討論会を明日の放課後行うことになったのだ。かなり急な展開である。
次は横島活躍する回になるんじゃないでしょうか