横島MAX(よこしまっくす)な魔法科生   作:ローファイト

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最強横島MAXがついに動きます。

序章、長すぎたですね。


12話 横島、遂に動く!!

放課後、生徒会と2科生による公開討論会が始まろうとしていた。

 

 

横島は摩利に風紀委員として、構内の巡回を命じられた。

今回の様に巡回を命じられたのは初めてである。さらに、神通棍の携帯をするようにとの事だった。

生徒会及び風紀委員はもしかすると、何か事件が起こる可能性があるとふんでいた様だ。

 

 

横島は悪意の渦の様なものを感じていた。

きっとよくない事が起こるだろうと横島は思っていたのだ。

 

 

 

 

食堂で、雫とほのかが座っているのを見つけた横島は、雫たちに話しかける。

 

「雫ちゃんとほのかちゃんは部活行かなくていいの?」

雫とほのかはSSボード・バイアスロン部と言う部活に所属していた。

 

 

「今日、この討論会があるから、休みって言われた」

「私たちカフェに寄ろうとしたのだけど、いっぱいだったからこっちに来たの」

食堂に備え付けられている大型ディスプレイを指し、雫とほのかが答えてくれる。

 

大型ディスプレイには、今日の公開討論会の映像が流れている。すでに始まっている様だ。

普段から、放課後のこの時間帯の食堂はすいているのだが、より人が少ない。

広い食堂には、横島たちを含めても20人いるかいないかだ。

 

 

 

「横島さんは?」

 

 

「一応、風紀委員で、巡回なんだけど、ちょっと休憩」

そう言って、雫たちの前に座る横島。

 

 

「もう、横島さんは不真面目ですね。達也さんに言いつけちゃいますよ」

ほのかは最初は横島の事を怖がっていたが、何度も接するうちに打ち解けてきたようだ。

 

 

「たははははっ、ちょっとぐらい、いいじゃん。ほのかちゃん」

 

 

「横島さん。だったら、ちょっと話を聞いてもいい?」

 

雫は横島にこういった。雫はこの頃、横島に会うと、古式魔法やそれにまつわる伝承を教えてほしいと聞いてくるのだ。ほのかも、横島が古式魔法を使えることを知っている。雫が親友のほのかだけには話したいと言ったので、横島は、あの1科生と2科生の時のナンパの当事者である。ほのかだったら仕方なしと、了承していた。

最も、横島にとって話しても差支えの無いような物ばかりではあるが、雫にとって新鮮であった様だ。

 

 

横島は雫とほのかに対しては妹みたいな接し方をしていた。

昔のおキヌと同じ様な感じである。

 

 

 

横島は大型ディスプレーの公開討論会を見ていたが、生徒会長の真由美の独演会の様相をきたしていた。

「さすがだな、真由美さんは……いい指導者になれるな」

そんなことを独り言ちていた。

 

 

 

 

 

横島は急に立ち上がり、周りを見渡す。

 

「横島さん?」

雫とほのかは急に立ち上がった横島を見る。

 

 

すると、大きな爆発音が外から聞こえてきた。

 

 

それと同時に、食堂内に黒い服を着た連中が食堂の正面入口から3人入って来た。

それぞれ、手にはサブマシンガンを携帯していた。

 

 

横島はそれを見た瞬間、正面玄関の方へ高速で走って行く。

手にした神通棍を稼働させ、青白い光を纏わせながら。

 

 

黒い服を着た連中がサブマシンガンを構え乱射する瞬間。横島はサブマシンガンを神通棍で次々と真っ二つに切ったのだ。

 

そして、横島は、サブマシンガンを構えた黒服の連中に驚く間も与えず、次々に顔に手の平を当て、全員崩れるように倒していった。

横島は霊気を流し込み気絶させていったのだ。

 

 

雫とほのかは横島の急変と侵入してきた男たちに困惑した。一瞬の出来事だったのだが、二人はその様子を見ることが出来ていた。

 

 

食堂にいた他の生徒達はその異変に気付いていない。遠くで鳴る爆発音を探るように皆一様に食堂から外を見ていたからだ。

 

 

そして、正面入口の正反対にある食堂の裏側入口からも、黒服を着た連中が4人入って来た。

4人共サブマシンガンを持ち構えを取ろうとしていた。

 

 

流石に食堂にいた何人かがそれに気づき叫び声を上げる。

 

 

雫もそれに気づき魔法を展開しようとしていた。CADがないため、起動も遅くなる。

 

 

黒服の連中はその魔法を起動しようとしている雫に気付き、サブマシンガンを集中的に放った。

雫は自分の魔法の発動の方が遅くなる事を理解し、身構える。

そして、ほのかは雫のピンチに気付き、雫を抱きよせたのだ。

 

ほのかも雫も自分たちがマシンガンの餌食になると感じた。

ほのかは目を閉じその刹那を待ち。雫は弾が自分に当たる瞬間まで目を離そうとしなかった。

 

 

しかし、サブマシンガンの弾は雫たちには到達しなかった。

 

 

横島が雫達の目の前に一瞬で現れ、神通棍を神速で振り、マシンガンの弾をすべて床に叩き落したのだ。

 

人間離れしたスピードで移動し、神通棍を振ったのである。その光景は雫の目に焼き付いていた。

 

 

そして、横島は左手に半透明の六角形の盾を形成し投げる。

六角形の盾は高速で回転しながら意思を持ったように、次々とサブマシンガンに襲い掛かり切り落とす。

 

 

黒服のうちの一人が腕を前に伸ばす。

すると、あたり一帯がキーンとした高音が鳴り響く。

魔法を無効化するキャストジャミングが発動したのだ。

 

 

しかし、六角形の盾は消えることはなかった。そして4人の黒服の連中の丁度真中ぐらいに飛び込み爆発を起こした。その衝撃で4人は倒れた。

 

 

それにより、キャストジャミングの効果は消え去った。

 

 

ほのかが目を開けたときには、サブマシンガンを持った黒服の連中は全員倒れた後だった。

 

 

しかし、ピンチは続く。外から、ロケット砲が食堂に迫って来ていた。

それに気づいた生徒が叫び声を上げる。

 

 

横島はすでに動いていた。

手に数枚の札を載せていた。その札は光を帯び、自分の意思を持ったように次々と手の平から食堂の四隅に飛んで行き、壁に張り付いたのだ。

 

 

そして一言

「結界」

横島はそう呟く。

 

 

ロケット砲は食堂の窓ガラスを突き破って爆発した。しかし、そこまでだった。

窓ガラスから中には見えない壁があるかの様に、そこで爆発を起こしたのだ。

食堂の内部には爆発の衝撃や、爆発音は届かなかった。

 

 

横島は唖然とその光景を見ていた雫とほのかに優しく語る。

「雫ちゃん、ほのかちゃん食堂に結界を張った。ここにいる限り安全だからここを離れないで、他の子たちにもそう伝えて」

 

そう言って、横島は食堂を猛スピードで、出て行った。

 

 

 

ほんのわずかな時間の出来事に、雫もほのかも困惑していたが、雫が立ち直り、食堂にいた恐慌をきたしている他の生徒達に事情を説明し、落ち着かせて行った。

 

 

しかし、横島が起こした出来事を見ていたのは、雫とほのかだけだった。それだけ一瞬の出来事だったのだ。

 

 




今回使用した技は神通棍とサイキックソーサーと陰陽術による結界です。

高速移動は横島の身体能力です。

龍神の超加速ではないです。


横島MAXは陰陽術を極めてます。
多分、皆さんが思っている方法に近い形でだと思います。
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