横島MAX(よこしまっくす)な魔法科生   作:ローファイト

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次回で一応最後予定です。



17話 横島、横島はやっぱり横島である!!

十文字克人が運転する軍用車風の車には、達也、深雪、レオ、エリカ、横島それと何故だか2年生剣術部主将の桐原が乗っていた。

 

 

ブランシュ本部である。山間の廃工場に向かっている。

 

 

「俺と深雪が正面から突入します。十文字先輩と桐原先輩は、裏口から侵入してださい。エリカ、レオは外で暴れまわって、敵をおびき出してくれ」

達也は大まかな作戦を皆に説明する。

 

 

「了解だ」

「フン」

「わかったわ」

「OK達也!!」

十文字、桐原、エリカとレオは了承の返事をする。

 

 

そして横島に対しては

「横島は……エリカとレオの邪魔にならないところで待機だ」

 

 

「なんで俺だけそんな役回り?」

 

 

「お前はケガ人が出た時の為に居なくちゃならない。レオとエリカ、横島が狙われないよう気を付けてやってくれ」

 

 

「わかったわ、横島大人しくしているのよ!!」

「まかしておけ、大人しく俺の活躍っぷりでも見ておけ!!」

エリカとレオは達也に返事をしつつも、横島に大人しくしておくよう言いつける。

 

 

「…お、おう」

 

 

 

目的の廃工場が見えて来た。

 

結界の様な防御魔法が掛けられている様だ。

レオが車に乗りながら、防御魔法を解除する。

「パンツァーーーーーー!!」

 

 

 

車を止め急いで、全員所定の位置に付き、動き始める。

 

 

巡回していたテロリストをエリカとレオが倒しにかかる。

 

エリカとレオの交戦により、敵が集まってくる。その隙に、達也と深雪は正面入り口から、十文字と桐原は裏口から廃工場の建物に入っていった。

 

 

横島はと言うと……

車の横でしゃがんでその様子を見ていた。

横島はすでに、廃工場の中の状況を霊力を拡張して確認していた。

学校に襲撃した黒服連中とあまり変わらないレベルと判断していた。

達也と深雪、十文字クラスだと余裕だろうという人数と戦力だった。

自分の出番はないだろうと……

 

 

 

「結構やるなエリカ!!」

横島はエリカが複数の敵にCAD型の特殊警棒を振るっている姿を見てそう評した。

 

 

 

「エリカの奴いい尻している!!太ももが見えんのが残念だ!!結構胸もあるしな!!」

 

 

「うおっ、胸結構揺れるな!!真由美さんも結構すごいし、美月ちゃんも結構なもんをもってるが、エリカの奴もなかなかーーー!!いやーーしかし」

 

 

但し、評価の対象は戦闘ではないのは、横島ならではである。

 

 

「ぐへへへー」

エリカを眺めてゲスな笑いをする横島。しかもすでに鼻血をちょろっと出ていた。

 

 

そんな横島にエリカの声が飛んでくる。

「ごめん横島!!」

 

 

すると、エリカが払った敵の刀が横島の頭上から落ちてくる。

「ぐわっ……フー危なかった」

間一髪よけた。

 

 

その横島をみてエリカは少し心配そうにする

「大丈夫横島?……あんた鼻から血出ているわよ。当たった?」

 

 

「い、いや、これは違くて……だ、大丈夫だ」

横島は自分で出した鼻血を腕で拭く、心配そうにしてくれるエリカに対し、良心の呵責をおこしていた。

横島が頑張っているエリカをエロい目で見た報いなのだろう。

 

 

 

 

横島は、廃工場の屋上から人が出てくるのを確認した。

どうやら狙撃目的の様だ。エリカやレオは、遠方のしかも上に対しての攻撃手段を現状ではほぼ持っていない。

 

 

横島はエリカとレオが見えない位置から、屋上の人間に向け指を激しく動かし、印を結ぶ。

「生を受けるものよ眠れ」

小さく唱える。

 

すると、屋上に出てきた数人の人間は銃を構える前に倒れ眠る。

 

 

「まあ、こんくらいはいいよな」

横島は独り言ちりながら、また、車の横まで来て、レオとエリカが見える位置にもどるのだが……

 

横島が使う陰陽術は、現代の魔法の常識を覆しかねない様な代物ばかりなのだ。

横島の常識では大した術ではないのだが……やはり、ギャップが激しい様だ。

 

 

 

 

横島は、廃工場内の状況を霊力で確認していると、一気に10名近く、生命力が落ちて行く敵の集団があった。致命傷を与えたのだろう。それはどうやら深雪の魔法による物だ。

「あの妹はなにやってんだ?」

 

横島は、まだ直ぐには死なないだろうが危険な状態だろうと判断する。タイミングをみて、敵を助けに行こうと考えていた。

 

 

しかし、しばらくすると、その敵集団が一気に生命力を回復させたのだ。そこにいたのは達也だった。

 

 

「あいつ、裏技隠してやがるのか?うーーん、回復と言うよりも、修復?元に戻したみたいな感じだったな……どうやったんだ?」

流石の横島も達也の再成(ディバイン・レフト)について、正確に理解できていないようだ。

 

 

「あいつ、何でもありだな……」

横島はそう言うが、横島こそ何でもありなのだが……やはり、自分の事を良く理解していない横島である。

 

 

 

 

しばらくして、達也、深雪そして、十文字、桐原が車の所まで戻って来た。

首尾よく作戦が成功に終わった。

ブランシュ日本支部のトップを捕らえたのだ。

 

 

そして、それぞれが労をねぎらうのだが。

 

 

 

 

「横島はなーーにもやってないけどね!!」

エリカは横島に意地悪な顔をして言う。

 

 

「エリカ、横島さんが来て下さっただけでも、安心して戦闘が出来るのではなくて」

深雪はそうフォローを入れてくれた。

 

 

「そうだぞエリカ!!俺は何もやってない訳ではない!!みんなの雄姿をここに収めていたのだ!!」

そう言って、横島は携帯端末を前に掲げる。

 

 

「ちょっと見せなさいよ!!」

エリカは横島の携帯端末を奪って操作する。

 

 

「あっ!!」

 

 

「あーーーーー!!私のお尻ばっかり写して!!」

 

 

エリカはさらに過去のファイルまで開こうとする。

 

 

「ああ!!それは見ちゃダメーーーーー!!」

めちゃくちゃ焦る横島。

 

 

「何これ、女子の写真ばっかり、しかもきわどいショットで写して!!なにやってんの横島!!こんなもんはこうよ!!」

 

 

エリカは横島の携帯端末を空中に投げ、特殊警棒で打ち砕いた。

 

 

「ああああああ!!ボクの大事なコレクションがーーーーーーー!?」

横島は涙と鼻水を同時に吹き出し、粉砕された携帯端末の所まで行き、地面に両手を突く。

 

 

「横島!!覚悟はいいわね!!」

「横島さん、流石にこれは許容できません!!」

 

 

「エリカ!?深雪ちゃんまで!?」

2人は鬼気迫る形相で横島に迫る。

 

 

そして、横島は二人から魔法やら、打撃やらの攻撃を一身に受けた!!

 

 

「ぐぼっ!!がべ!!うへーー!!」

 

 

呆れた顔でそれを見る、達也と十文字。

 

桐原は鋭い目つきでエリカの制裁を「いい攻撃だ」とほめる始末。

 

そして、レオは大きく笑っていた。

 

 

 

 

「いーーーーーーーーやぁーーーーーーー!!こんなんばっかしーーーーー!!」

 

 

 

 

横島の叫びはどこまでも響いた!!

 

やっぱり最後まで締まらない横島である。

 

 

 

 

 




横島の能力バレについて……

現在
治癒能力がある事
真由美、摩利、十文字、達也、深雪、エリカ、レオ 
(雫、ほのか、氷室家と知っているからそう思っている可能性が高い)

神通棍が使える事
摩利、達也、雫、ほのか、多分、真由美も摩利経由で

氷室家の人間である事
真由美、摩利、十文字、達也、深雪、エリカ、レオ、雫、ほのか

横島が古式魔法が使える事
雫、ほのか

横島が能力の一端を見せた事
雫、ほのか

横島がBS魔法師と疑っている事
達也


こんな感じでしょうか?


次回で本編ラスト予定です。

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