超繋ぎ要素のみのお話です。飛ばしても問題ないレベル
九校戦、４日目新人戦
本日から４日間は新人戦と呼ばれ、１年生が出場する競技が行われる。
本戦と同じ競技だが、競技ポイント加算は本戦の半分である。
競技はスピード・シューティングが行われ、女子では雫が圧倒的大差で優勝している。
その頃横島は
「ポニーテールが似合うお姉さん！！軍の人だったんだ！！ボク横島！！よろしく！！」
「わたしは、藤林響子よ。そうね、こう見えて一応軍人よ。よろしくね、ナンパの横島くん」
響子は笑顔を作っていたが、内心苦手意識を持っている。以前、横島に町中でナンパされた時に、九重八雲と共に、年齢の件でこれでもか、と言うぐらい悪口を並べられたからだ。
横島自身はかなり褒めていたようなのだが……
藤林響子は今、横島が拘束されている部屋に居る。
独立魔装大隊の上司、風間少佐から、横島の監視及び情報を聞き出す任を受けたからだ。
響子は横島の尋問を始めた。
「それで、横島くんはどうやって、この部屋から抜け出したの？」
横島がこの部屋から抜け出し、摩利が参加したバトルボードの会場に現れたのだ。
監視カメラの映像は、響子自身が解析したのだが、不明な点が多い。
どうやって、扉を開けたのか、扉前の監視員が張っていたのだが、気づかれないようにどうやって、
この場を後にしたのか……
さらに、監視カメラの映像では、バトルボードの会場に横島が現れた時間帯にも拘束室内で横島の姿が、映し出されていたのだ。
要するに、横島がどうやって抜け出したのかさっぱりわからなかったのだ。
「普通に扉から出たんですが。それよりお姉さんは、今、彼氏居ますか？」
「い…いないけど」
響子は頬が引きつるのを感じるが、笑顔を無理矢理作る。
「よっしゃ！！じゃあボクなんてどうですぅ！！」
「……話を戻します。鍵がかかっていたと思うんだけど、どうやって開けたの？」
「扉押したら開いたっす。それよりお姉さんは、今晩暇っすか？」
「ごめんね。仕事があるの……」
響子は内心、この少年を殴りつけたい衝動に駆られていたが、ここは我慢する。
「えーーー、軍って酷い所っすね。夜まで仕事させるなんて」
「軍務だから、仕方ないのよ」
「えーーー、夜更かしは美容の天敵すよ！！今から、ちゃんとケアしないと」
「……あなたのせいなのだけど」
響子は我慢をしていたが、ボソッと言ってしまった。
「？……まあ、お姉さんは可愛らしいし、そんなことしなくても大丈夫か、じゃあ今度一緒に食事でも」
「……可愛らしい…」
響子は何故か顔を赤らめる。
この頃、周りにあまり褒めてもらえる機会がめっきり減ったのと、年下に面と向かって言われたことが要因の様だ。
終始、陽気な雰囲気の横島に対し、響子はなかなか話を前に進めないでいる。
どうやら、横島の方が一枚上手の様だ。
九校戦、５日目新人戦
大会が進んでいく中、横島は相変わらず拘束されたままだ。
今日も藤林響子の尋問が続くのだが、成果は得られなかった。
九校戦、６日目新人戦
ほのかが新人戦バトルボードで優勝する。
達也が立てた策が見事はまった結果だ。
アイス・ピラーズ・ブレイク決勝は深雪と雫の第一高校同士の試合になった。
高出力魔法による打ち合いになる。
雫がフォノン・メイザーを発動。
対する深雪はニブルヘイムからのインフェルノへの連携で雫を圧倒し、深雪の優勝となる。
順調にポイントを加算していく第一高校は優勝確定と思われた。
しかし、ここで予期せぬ出来事が続く。
２年男子が謎の腹痛で全員病院送りとなり、リタイアしたのだ。
そして、摩利が９日目のミラージ・バットで登録されていたのが、抹消されている事が判明。
３日目のバトル・ボードの事故で、出場が出来ないと判断され抹消されていたのだ。
この事を抗議したのだが、運営委員会は安全第一だと言いはり、そのままにされた。
きな臭いどころの話ではない。
そこで、真由美達は、ミラージ・バットの本戦に摩利の代わりに深雪を投入することを決定。
最終日の本戦は、十文字、辰巳、服部の編制であったが、２年の服部が謎の腹痛でリタイアしたため、代わりの人員を補充しなければならなかったが、まだ、決めかねていた。
横島は第一高校が何らかの悪意によって窮地に立たされている事はまだ知らされていない。
無理矢理すぎでした。
摩利と、服部副会長を排除しました。
そうしないと、横島、参加できそうもないから……
本日もう一発投稿します。