GSファンにはおなじみの人が横島の経歴で過去の人として出ます。
司波達也は自宅で調べものを行っていた。
学校内で気になる生徒がいた。今日知り合ったばかりだが、達也にとって疑問や疑惑に思う点がいくつも出ていた。
そう、その人物とは横島忠夫だ。
達也も初めは横島をただ単にバカな奴だと思っていた。
しかし、深雪のクラスメイトとトラブルを起こした時、横島の動き、そして言動が達也にとって普通ではなかった。いや、警戒に値する異様な感じがしたのだ。
達也以外はそれに全く気付いていないのだが。
達也自身も強力な能力や戦闘能力があるため、それに気づいたのだ。
そして今、達也は横島に関するネット上の情報や機密関連の情報を捜索しているのだ。
第一高校の経歴には
横島忠夫 15歳
両親無し、身内無し
保護者:氷室蓮
出身中学:福島県の村立中学出身
入試成績などもハッキングした結果。
魔法関連の科目は壊滅的な点数だ。
一般教養については、トップクラスだ。
魔法実技については、測定不能と出ていた。
これはかなり不可解である。
(実際には横島が霊力を込めすぎて壊してしまっていたからなのだが)
しかも、こんなアンバランスな成績で入学できたのはおかしいのだ。
しかし、達也が注目したのはそこではなかった。
保護者の名前である。
保護者は氷室蓮:氷室家の15代当主の名前なのだ。
氷室家は魔法師にとって特別な意味を持っている。
魔法師にとって氷室家は治癒魔法の大家として名を知らないものはいないのだ。
しかし、十師族の派閥や伝統派にも、かと言って国家機関にも所属していない。
交流もほとんどない。謎に包まれた隠された名家でもある。
その氷室家の中でも、13代当主、氷室絹は魔法師だけでなく、日本国民のほとんどの記憶に残っている。また、彼女を題材とした映画すらあるのだ。
氷室絹1977年~2058年
類稀な治癒能力と精神コントロール能力を有した日本が誇る世界最高峰の古流魔法師(しかし本人は霊能力者であると語っている)
第3次世界大戦時、当初電撃的に仕掛けられた当時の首都東京に敵兵10万人規模の上陸を許し、一時的に占拠されたのだ。
しかし、氷室絹単独で直径120㎞に及ぶ範囲で戦略級魔法を展開
敵国兵士のマインド(精神)を戦闘不能状態まで落としたのだ。
奪われた首都は容易に取り戻すことが出来たのだ。
それだけではない、その範囲で傷ついた住民の活力を上昇、さらに治癒及び治癒能力を促進させたのだ。
魔法の効果は判明したのだが、実際何の術式なのかどのような魔法なのかは全く持って不明である。
氷室家は元々外界とは関係を絶っていた。戦時中である国が戦争参加を促しても、参加することは無かった。
そんな氷室家が閉ざされた門戸を開き横島をこの学校に入れたのだ。
裏取引があってしかるべきだと誰でも思う。
十師族または国は氷室家と関係をつけたいだろう事は容易に想像できる。
横島がどんな人間だろうが、成績だろうが、入学はさせたのだろう。
氷室家の人間であれば、現代魔法では知られていない。若しくは図れない、何かを持っていてもおかしくはないのだろう。
横島自身なんらかのBS(固有・異形)魔法師である可能性も高い。
達也はそう結論づけた。
達也自身が分解・再構築を有するBS魔法師なのだ。その代償は他の魔法が著しく劣化することになったのだが。
達也はその他の情報とを照らし合わせ、横島が達也達を狙う組織の人間ではないと結論をだし、ホッと息を吐く。
しかし、氷室家とのつながりがある人間という事で、得体のしれなさは大きくなった。
敵ではないが、得体のしれない奴。
これが今日調べ、達也が結論付けた結果であった。
達也は横島にむやみやたらと警戒する必要が無くなったのである。
注視は必要だが警戒するまでではない。という事だ。
後日、達也は武術の師匠である九重八雲にも相談をするが同じような見解であった。
実際には横島は氷室家の親族でも、氷室家の霊能力者でもない。氷室家は保護監督者であって、魔法や霊能力において、何も共有していないのだが、それは誰も知る由もない。
横島は実際に氷室家に居たのはたったの1ヶ月間だけであったのだから……
経歴のほとんどが偽装であることも付け足そう。名前と保護監督者以外はすべて氷室家が手をまわした偽装である。
おキヌちゃんが過去の人に……
そのうち横島の設定やなぜ2095年に居るのかだとかを書ければいいなと思ってます。