二度目の召喚はクラスごと~初代勇者の防衛戦~   作:クラリオン

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こういう系のまあテンプレというやつですかね、勇者ステータスの御開帳です。


色々説明することが多すぎて、説明文になってます。めんどくさい、と思った方はスルーしても構いません。他の召喚系と同じような舞台・説明です、多分…


第二話  ステータスが何かおかしい

さて、ステータスを開いた。つまりやはりここは前も召喚された異世界なのだろう。

 

色々と突っ込みたい物が多すぎる。まあ、<防衛者>になったことも、レベルが1になってることも頷ける。問題なのはまず職業欄だ。<防衛者>はまだ良いが、そのあとの"or"ってなんだよそれ?!

 

 

 

普通、この世界では、職業の決定は二通りに別れる。自分が生まれながらに称号を持ち、職業欄も埋まっている場合。異世界からの召喚者もこれに当てはまる。この場合、その職業につくと、恐ろしいまでに有能な人材となる。が、転職はできない。

 

ただしそんな人はかなり少なく、大多数はもう片方、つまり自分で選択した職業に就く。この場合、転職も可能だが、ステータスの職業欄の表示も変わる。

 

 

さて、俺が何が言いたいかというと、職業欄に表示される職業は本来1つだけの筈なのだ。決してorとか有るわけがない。なのにこれはどういう事なのだろうか。

 

「やっぱり貴方もなのね、私も2つなのよ。<聖女>と<支援者>の」

 

「これはどういう事だ?」

 

「多分二回目の召喚だからだと思うわ。ステータスは上書きされたけど、前のステータスも残っているんだと思う。だからもしかしたら──<ステータスオープン>」

 

内山はステータスを開くと、自分の職業欄をタップした。

 

<職業を変更しますか?   YES NO>

 

は?呆気にとられたが、内山は迷わずYESをタップ。

 

<職業を<支援者>から<聖女>へ変更します>

 

すると、ステータスが1度消え、また現れた。

 

 

──────────────

 

ステータス

 

内山 さくら  Lv.201

種族  異世界人

職業  聖女

年齢  17

性別  女

HP    20100/20100

MP    40200/40200

物防  12000

魔防  12000

物攻  7500

魔攻  7500

称号  <聖女><竜王の友><癒す者><超越者><再び喚ばれし者><支援者>

 

─────────────

 

 

3年前、最後に見たステータスと変わらない。相変わらずのチートではないでしょうか?いや多分俺もそうだけど。うん?じゃあもしかしてさ…

 

「<ステータスオープン>」

 

そのまま職業欄をタップ。そのままYESをタップ。

 

─────────────

 

ステータス

 

神崎 啓斗  Lv.213

種族 異世界人

職業 勇者

年齢 17

性別 男

HP  42600/42600

MP   42600/42600

物防 24000

魔防 24000

物攻 35000

魔攻 35000

称号 <勇者><竜王の友><封印せし者><超越者><再び喚ばれし者><舞い戻りし勇者><防衛者>

 

─────────────

 

 

「うっわあ……」

 

エグい。いや自分のステータスだけど気持ち悪い。各項目がオール5桁とか。

 

「相変わらず貴方のステータスって化け物よね。流石は<勇者>ね」

 

「今は<防衛者>だよ」

 

 

でも良く考えれば<防衛者>もおかしくはないだろうか?

 

攻撃力の100倍以上の防御。

そしておそらく()()使()()()()()()()()()()が、一部の対象(魔王と上級魔族)に対してのみ発動する<反撃魔法>という名の即死級カウンター。

春馬さんが一回だけ漏らした<報復魔法>という発動条件すら不明の戦略級超大規模攻撃魔法。字面からして、おそらく何らかの危害を加えられた際に発動するとしかわからないが、それでは<反撃魔法>と同義であるから、どこかで差別化が図られているはずだ。

 

 

とはいえ、今行使できない魔法を論じても無意味か。春馬さんはレベルが100超えないと<報復魔法>は使えないと言っていたし。今使えるのは<防衛魔法>と特殊な<反撃魔法>。

共に<防衛者>しか行使できない。

 

攻撃力はゴミというか、一般人以下。つまり直殴りでの火力は期待できない。防御力はまあ防御特化だけあってかなり高い。俺が勇者レベル1だった時の十倍ほどか。となるとレベル上げするには一回攻撃して壁役に徹するのが最善。その際に<防衛魔法>を併用すれば、そっちのほうもレベル上げができる。

 

一応説明しておくと、この世界では魔法は使うたびにレベルが上がる。発動している時間にもよる、とは春馬さんの言葉である。本人のレベルは、魔物に攻撃してその魔物が死んだら経験値が入る。それなのに<防衛者>の素の攻撃力はゴミ。

 

 

「なるほど、確かに防衛特化だな」

 

「今更でしょ。ほらそろそろ他の奴ら起こすわよ。貴方は篠原を起こしなさい。私は桐崎を起こすから」

 

篠原(しのはら)勇人(ゆうと)。うちのクラスの恐らく男子のトップカースト。

桐崎(きりさき)優菜(ゆな)は篠原の彼女で、女子のトップカースト。

なぜわざわざ相容れないような人物を起こすのかというと、それが後々楽だからだ。トップカースト二人なら、クラスメイトもうまく纏めてくれるだろうし、こちらが聞きたいことも聞いてくれるだろうという魂胆である。

もう一ついえばおそらくこいつらが今回の<勇者>と<聖女>だろうから、それを確認したいというのもある。とは言え後者は<鑑定>スキルをかけるか、自分でステータスを見てもらうしかないけど。

 

「おい、篠原、起きろ。何か変なところに居るぞ」

 

「……う……ああ?……どこだ、ここは……?」

 

「俺も分からない。目覚めたらここに居た。先生は居ないが、二年四組の生徒全員が居るようだ。扉らしきものはあるが、開かなかった。恐らく外側から鍵が掛けられているか、そもそも扉じゃないか、だ。とりあえず他の奴等を起こす、手伝ってくれ」

 

「あ、ああ、そうだな。ここが何処かは気になるが、それは後回しか。………おい、桑原、起きろ。良く分からないところに閉じ込められてる」

 

説明しよう!異世界だよ篠原君。




以上です。<報復魔法>は後々"現代兵器"タグと繋がります。頭の片隅に留めておいて下さい。


この作品で一番最初にできた設定は<報復魔法>でした。そこから<反撃魔法>、<防衛魔法>と発展し、最終的に<防衛者>構想が完成いたしました。

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