東方唄夢幻 〜幽閉サテライトの歌に乗せて〜   作:★nuts★ ~アニメとゲームは宝物

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今回から三章は、「月に叢雲華に風」で書きます!
丁度考えていた物だった&リクエストがあったので…
次回は、リクエストの中から、書きやすそうな歌を選ばせて頂きます!

主人公は…原曲が道中だし…うーん…
でも、早苗は他の歌でも使いそうだな…
…では、早苗のエピソードは、()の歌を含め2つ作る事にします!
常識に囚われてはいけないのですね!

今回は、実際に歌詞で書く、というよりも、
中編以降で歌詞で書いていく物語の前提として、という感じの章です。
()の為、歌詞の引用部分?が途轍(とてつ)もなく少ないですが…
理解して頂けると嬉しいです!
異変の真相も段々見えて来るかと…


第3歌 月に叢雲華に風 by東風谷早苗
月に叢雲 華に風 前編


「最近、どうしたのかしらね。みんな悩み事なんかしちゃって。」

 

博麗神社に訪れる客が、最近、増えている。

しかも、ただ単に暇だから話しに来た、というのでは無く、

相談をしに来た、という者が、1日に1度はやって来る。

普段、滅多に来ない様な奴まで来るから、本当に意味不明だ。

だからと言って、相談料をお賽銭箱に入れてくれる訳でも無いし…

あーあ、嫌になっちゃう。

こんな変な神社だから、参拝客も減るのよねぇ…

 

…どっかの巫女が言ってたみたいに、信仰っていうのが必要なのかしら。

最近、守矢神社にも行ってないし、出かけてみようかな…

 

「あ、霊夢さん。何か御用でしょうか?」

早苗は、丁度、神社前の掃除をしている所だった。

 

「用というか、どうしたら参拝客が増えるのかなぁと…」

 

すると、早苗からは、思っていた通りの言葉が返ってくる。

「信仰です。信仰が失われれば、奇跡を起こす力を失うのです。」

 

「だから()の信仰って言うのが解らないのよ!」

ストレスが溜まっていた事もあり、思わず怒り口調になってしまった。

と、()の時。

 

「早苗、何か有ったのか?」

…浴衣?姿の若い男性が神社から出てきた。

新しい神様…?でも、()れにしてはなんか変だな…

 

「あ、大丈夫です!今、行きますね!」

早苗は、私に軽く会釈すると、さっさと神社の中に行ってしまった。

 

何だか、良い様な、悪い様な、変な予感がする…

今日の所は、帰ってお茶でも飲もうかな…

 

「おや、(ふもと)の巫女じゃないか。」

後ろから突然聞こえた声に驚き、振り向く。

 

「ああ、神奈子(あんた)ね。別に特別な用はないわよ。じゃ、また。」

面倒臭そうだから、御構い無しに帰ろうとした、が…

今度はまた別の神様に足止めされた。

 

「私達も早苗の事で困っているの!少し位聞いてくれても良いでしょ!」

諏訪子だ。

あーあ、また面倒な事に関わっちゃった…

 

「私も忙しいのよ!相談料くれるなら良いけど…」

 

諏訪子は、少し困った顔をしながら答えた。

「あーうー。じゃあ払うから聞いて。巫女の事は巫女が1番解ると思ってね。」

 

「全く…ま、お賽銭の心配は、()れで(しばら)くしなくて良い訳だし、聞いてあげるわよ。」

そんな霊夢達の周りには、あの時の霧が、また、漂っていたのだった…

 

諏訪子は、あの若い男性…と掃除をする早苗に目を向けながら、話し始めた。

()の前、神社にあの1人の若者が来たのだけど…

 

 

ー早苗は、最近、何かと信仰を求めている。

祈ったり、外の世界の御(まじな)いを唱えたりしている。

独り言もやたらと多い。

「月に叢雲華に風。何事も、順風満帆には行かないのですね…」

みたいな事を度々呟いている。

(順風満帆…物事が順調に進む様子の事を言う)

 

()れも全て、あの男が来てから。

あの男はまず誰かっていうと、本当の所、私達も正体は解らない。

人間だっていうのは確かだ。

あの男は、突然神社の前に現れ、私達に声をかけて来たんだ。

 

「目が覚めたら此処(ここ)に来ていて…俺、こんな所見るのも初めてなんです。

取り敢えず今日だけでも、泊めさせて頂きたい…。無理ですか…?」

 

って言ってね。

どうやら、外の世界で生きていたらしいんだけど、

()の頃の事や自分の名前(まで)覚えてないって言うもんだから…

彼も困っている様だったし、泊めてやる事にしたんだ。」

 

 

「え?」

 

「どうかした?」

 

「いや、別に…ただ、同じ様な話が前にも有った気がして…」

 

「ふぅん…ちょっとした異変なのかな…?」

 

「まあ良いわ。話を続けて。」

私の勘が、異変の可能性が高いと言っている。

異変解決は面倒だけど、()の話は聞いておいた方が良い気がするな…

 

「うん、解った。

 

 

ーそしたらね、早苗は、彼が来た事を喜んだ。

それで、名前の無い彼に、名前を付けてあげたらしい。

蛙田(かわずた) 奇跡(きせき)」っていう名前を。

()れ以外にも、早苗は、彼に色々親切にしていて…

彼が新しい世界に悩みを抱えていれば、早苗はすぐ相談にのるし、

最近は、彼が場慣れする様に、神社の仕事も一緒にしている。

だから、ある日、聞いてみたんだ…

 

 

「早苗、聞きたいんだけど…。」

 

「あ、諏訪子様。どうかされましたか?」

 

「彼…早苗が、名前を付けた彼は、正体さえ解らない。

それなのに、其処(そこ)(まで)優しくするのはなんで?」

 

「…()れは…ですね…」

早苗は少し(うつむ)いた。

何か大事な事が有るんだな、と思い、私は更に耳を傾けた。

 

「何だか、彼の顔が、頭から離れないんです。

彼が此処(ここ)ら辺に焼き付いてしまって、いつでも思い出してしまうというか…」

早苗は、そう言いながら、自分の(まぶた)を指差した。

 

早苗は更に続けた。

「彼は、私の事を理解してくれる人…要するに、私の理解者の様な気さえします…

()れはどういう事なのでしょうか…。」

 

私は、()れがどういう事か解った。

でも、答えられなかったの。

早苗もこんな事を思う様になったっていう、実感も出来なくって…

 

無論、私は恋の神でも無いから、アドバイスも出来ないし…。」

 

 

 

「なぁんだ。そんな事か。」

 

「そんな事って…結構大ニュースだと思わない?」

諏訪子は、腕を組みながら言う。

 

()の手の相談は前に受けたばかりだわ…それに…」

 

にとりやルーミアの件も思い出しながら、私はきっぱりと言った。

「私の勘では、()の流れだと、早苗の方から私に相談しに来るわ。

心配しなくても、ね。」

 

すると、周りから、霧が逃げる様に消えていった。

 

「何だか明るくなったわね…じゃ、私は帰るわ。」

 

また、いつ相談者が来るか解らないし、山から(ふもと)へと飛んで帰った。

もうすぐ家に着きそう…という所で、重大な事に気づいてしまった。

 

「…相談料貰うの忘れた。」

 

今から戻るのも面倒だし…

早苗が来た時に請求すればいいかも…

色々気落ちした気分で、私は家の戸を開けた。

 

「ん、今何かが見えた様な…?幻覚か…」

今、スキマの様な物が見えた様な…

疲れているのかな、と思いながら、ゆっくりお茶をすすった。




えっと、どうだったでしょうか。
リクエストをして下されば、
出来るだけ早く実現させる様に頑張りますので…
是非是非、お願いします★

そして…UAが500…!?
毎度読んで頂き、感謝の限りです★★
評価の方も、宜しくお願いします…(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ

今回は、前書きでも書きましたが、
「プロローグ」に当たる部分で、あまり歌詞の内容を入れていません。
()の為、いつもの様に歌詞は載せませんが、
ご理解お願い致します!
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