新米バス運転手と少女達のShining Road   作:ことね

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 普段から見る専門だったのですが、思い切って執筆に挑戦してみようと思い、書いてみました。
 いろいろと拙い部分があると思いますがよろしくお願いします。




序章
変わらない一日の始まり


序章

1話 変わらない一日の始まり

 

卒業や進級など新生活であわただしくなる直前である3月下旬のとある平日

朝9時過ぎ、いつもどおりに沼津市街地を出発するバス・・・

この時間は通勤や通学のピークが終わり、静かな時間帯である。

そんな沼津市街地と内浦地区を結ぶバスを動かす、それが僕の仕事である。

 

沼津駅南口を出て市街地を走っていると、いくつか先のバス停で数人の利用者がバスを待っているのが視界に入った。

運転手の仕事として自分のバスに乗らない人であってもバス停にお客様が待っている以上はそのバス停に止まらないといけないのである。

 

 

だが、その中にいる女の子は自分の知り合いである・・・と気づいたのはバス停に着いてお客様の乗車を案内してからであった。

 

「大樹君、おはヨーソロー!」

「おはよう・・と言いたいけど後ろの人がつっかえてるから早く乗ってね。」

 

朝から元気な挨拶をしてバスに乗ってきた女の子の名は、渡辺曜ちゃん

古くから付き合いのある知り合いの一人である。

 

彼女は内浦地区にある高校、浦の星女学院に通う高校1年生である。

 

 

 

彼女が乗ってから十数分経った頃、バスは市街地を抜け内浦地区へと入る。

しかし、平日この時間帯ということもあり、内浦地区へ入る前にほとんどの人が降りてしまい、いつの間にか車内は彼女ひとりになっていたのである。

 

 

「次はシーパラダイス前、シーパラダイス前でございます。」

女性の音声放送が流れると降車を知らせるボタンが押された。

 

バスが停留所に近づくと見覚えのあるみかん色の髪の毛をした女の子が見えた。

降車ボタンが押されていたため、バスを止め扉を開け降りるお客様を案内する。

 

「あーっ!!大くんだぁー!!」

 

扉を開け、運転手である僕の姿を見るなり驚いた女の子の名は、高海千歌ちゃん

曜ちゃんの幼馴染であり、彼女と同じ浦の星女学院の高校1年生である。

 

千歌ちゃんの姿に驚いている中、曜ちゃんが運転席近くへと向かってくる。

 

「ここで降りるってことは今日から春休みかい?」

「うん。今日は千歌ちゃんの家で遊ぶ約束しててさ。」

 

運賃箱に整理券を入れ、定期券を確認する。

これもれっきとした運転手の仕事である。

 

言われてみれば、朝の時間帯に全然学生が乗ってこないと思ったら春休みの時期か・・・と考えぼやく。

 

「だから学生が少なかったのか・・・」

「うん。そういえば、私初めて大樹君の運転するバスに乗った気がするよ!」

「曜ちゃんいいなー、私も大くんの運転するバス乗りたいよー。」

 

曜ちゃんと千歌ちゃんが僕に言う。

 

「まあ先月やっと教習を終えて、今週から一人で乗務するようになったからね~。」

「今度私も乗せてよー。」

 

千歌ちゃんの言うことに、車じゃないんだから・・・と心の中で苦笑いをした。

 

「まあ千歌ちゃんはこれから乗る機会あるだろうからそのうち嫌でも乗る時が来ると思うなー。」

 

とかなんとか・・・ついつい話し込んでしまっていたら、出発の時間が迫っていたことに気づく。

 

「おっと時間だ。それじゃあまたのご利用お願いしますね!」

「うん。頑張ってね!!」

「ヨーソロー!お気をつけてなのであります!」

 

曜ちゃんが降りたのを確認し、扉を閉めバスを出発させる。

 

そんな春先のいつもと変わらない一日が今日も始まった。

 

 




投稿ペースとかは未定ですが、既に次話の執筆中でございます。
序章として主人公とAqoursメンバーを絡ませていこうかなと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。
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