オーバーロードVS鋼の英雄人 『完結』   作:namaZ

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エピローグ

 聖戦——————あらゆる神話を過去にする、光と光の大戦争。

 世界征服を目論んだ魔王は星となり。

 世界を震撼させた破滅の竜王は光の英雄に討伐された。

 この戦争で最も壊滅的被害を被ったエ・ランテル。アインズ・ウール・ゴウン魔導国すべての種族が平等に暮らす魔王『鈴木悟』の理想郷はアインズ・ウール・ゴウン敗北と同時に瓦解した。

 治安維持の為に配置されていたデスナイトが魔王『鈴木悟』の敗北と当時に消失。元々相容れぬ異業種と人間種。絶対支配者という恐怖が居なくなれば、そこは餌場。血と混沌となる——————はずだった。

 黄道十二星座部隊(ゾディアック)が一つ猟追地蠍(スコルピオ)の隊長を務める女傑。ヴァネッサ・ヴィクトリアがエ・ランテルを制圧。

 真祖の吸血鬼シャルティア・ブラッドボーン戦の負傷と疲労で消耗しきった錬金術士(アルケミスト)ルシード・グランセニックと露蜂房(ハイヴ)イヴ・アガペーの協力もあるが、都市に住む異業種たちは暴れなかった。むしろ一緒に過ごした人間たちが武器を向ける兵隊の前へ身をさらけ出し庇ってさえいた。

 観測史上最大の地震で全壊した石造りの建造物から人を守ったのが異業種だったこともあり、ヴァネッサ隊長は剣を鞘へ納めた。

 

 英雄ヴァルゼライドが不可能と断じた人と異業種との共存は、確かな形で存在していた。

 魔王『鈴木悟』の理想郷は、恐怖の楔が無くなろうと絆で生き続けることが証明された。

 人間と異形種との関係は此処から変わっていく。

 あの鏖殺の英雄も、経過観察として直接手出しはしないだろう。

 今まで殺すべき敵としか見てこなかった異業種とも手を取り合える貴重なテストケースとしてこの都市は、デスナイト代わりの治安兵士と監視員が配属される流れとなった。

 だが、アルバートもギルベルトも世界広しとはいえ餌である人間と共存しているのはエ・ランテルくらいのものだと評価を下す。

 アインズ・ウール・ゴウンという絶対支配者の恐怖を共有し、尚且つあの化け物を倒した英雄が都市を管理するのだ。化け物(オーバーロード)以上の化け物(英雄)相手に、叛意しようなどと一度知ってしまった恐怖(トラウマ)から歯向かう選択肢が取れないだけだと考察する。

 なにより、普通に生活すれば人間を食べれなくなること以外は、命の保証がされ、食べるのに困ることがないのだからむしろこのままで良いのでは?と安寧を望む者たちが多いのも共存への拍車がかかる。

 それでも、特殊なケースが無ければ共存するのは此処くらいなものだろう。

 

 

 そして、特殊ケースの極みである竜の子を身籠った少女と機械人形は、カルネ村でお世話になっていた。

 

 

「……おっす。今日もツアレ元気?少しでも優れないと思ったら直ぐ言うんだぞ。妊婦さんは元気でハッピーじゃないとお腹の子にも影響がでる」

 

「はっぴー……?良くわからないけど私はすこぶる元気だよ!今からゴブリンさんたちに混ざって町の修復作業したいくらいだよ。……自重するけど」

 

「……とか言って、昨日ネムちゃんと鬼ごっこしてたのだーれだ?」

 

「………………てへ♪」

 

「……この野郎」

 

「イ、いふぁいでふシズさん~!」

 

 

 ツアレは生まれてくる赤ん坊と共に、この平和の村で一生を終えるだろう。

 最後の戦闘メイドプレアデスの矜持として、シズもまた故障する何百年先までツアレの子たちを見守るつもりだ。ツアレはそんなことしなくていいと言ってくれるが、家を失った世間知らずの末っ子としては他にやる事がないのだ。

 窓ガラスから照らす朝日にポカポカのほほんしながら、今日の予定をスケジュールしていると、ノックもなしに無礼なメカクレが大慌てで部屋に入ってくる。

 

 

「シ、シズさん!ツアレさん!大変です!二人の言う通り異国の兵士がやって来ました!?どどどどどどどうすれば!??」

 

「落ち着いてンフィー。どうするか事前に決めていたでしょ?それと、女性の部屋に無断で入るのは妻として、女として許しません!」

 

「エンリも落ち着こうよ!?僕じゃ拳骨一つで死んじゃうよ!」

 

 

 せっかくの朝を台無しにするギャアギャア騒ぐ夫婦——————痴話げんかは他所でやれ。

 

 

「——————ゴッホン!はい落ち着いてください。予定通り、私とエンリさんで交渉にあたらせて戴きます。エンリさんは聞かれたことは正直に答えて、それ以外は私の隣で微笑んでいてください。アインズ・ウール・ゴウンの傘下だったこの村、ひいてはゴブリンさんたちには狭苦しい思いを強いると思います。ですが……誰一人死なせはしません」

 

 

 決意と誓いを立て、とことん皆で生き残る覚悟を改めて自分に言い聞かせるツアレ。

 

 

「……ツアレ大丈夫?無理してない?」

 

「大丈夫です。助けて欲しい時は頼らせてもらいますね。私の体はもう自分一人の命ではないですから」

 

「ン……分かってるなら良し。なら私もついてく」

 

「それこそ駄目ですよ!顔ばれしてるんですから隠れててください!」

 

「それこそ駄目。あいつら相手に隠れ続けるの無理。最初の段階で無害アピールする必要性ある。それに機能してるか怪しいけど、宝物殿を交渉材料にすれば何とかなるはず」

 

「そんな親指立ててドヤ顔決めても……ん~その方がいいのかしら?エンリさんはどう思いますか?」

 

「え!わたし!?そうね……ねぇ、アインズ様は倒されちゃったんだよね?」

 

「はい」

 

「すごくて強い神様だったアインズ様を倒した人たちが私たちの村に来てるんだよね?」

 

「はい」

 

「わたし……ね。いつかアインズ様に恩返ししたいって考えてたの。妹を助けて頂いて、この村がこんなにも発展したのは全部アインズ様の助けがあったから。ネムと神殿にご招待された時も嫌な顔せずネムの手を引いて案内してくれて……料理もすごかったけど緊張で味は覚えてないかな。……ねぇツアレさん。この感情(怒り)は間違いですか?」

 

「はい。ソレ(怒り)は正当な感情です。エンリさんが納得できないなら、掛け声一つでゴブリン軍団は牙を剥く。そして、そうなれば私とシズちゃんは逃げて身を潜めるしかない」

 

 

 魔導王アインズ・ウール・ゴウンを誰がどう悪評しようと、カルネ村にとっては救世主。

 今にも殺されそうで、知識も力もない村人にとって、いつ駆けつけて来るかも分からない英雄よりも、魔王や悪魔に靡くのは間違いだろうか?

 否、カルネ村はアインズに救われ発展し、その恩恵を一番に受けていた。

 ならば、村人全員がアインズ・ウール・ゴウンと共に逝くと結論付けなら邪魔するのは無粋だろう。

 その怒りと復讐は正当な感情なのだから。

 だからだろうか。

 

 

「………………よし、完全降伏しましょう。もうなるようになれよ!」

 

「エンリがそう決めたなら僕も従うさ」

 

「……強いんですね」

 

 

 村長として、皆の命を守るために自分の感情に蓋をして偽りの笑顔を張り付ける彼女。

 大勢の命を預かる者としての使命がそこにはあった。

 

 

「ツアレさんの方が強いですよ」

 

「え……」

 

「ツアレさんは目の前で大切な家族を殺され、愛する人を助けるために敵に立ち向かった。それは……私には出来なかった事ですから」

 

 

 家族は殺され、妹を護る事も立ち向かう事も出来ず死ぬはずだった。

 そして今は、お腹の子のために頑張って生きようとしている。

 この人は流されて村長になった私と違って、一人で生き抜く力強さがある。 

 私は一人じゃ何もできない。決断することも出来ない。

 だから、そんな凄い人が私たちカルネ村を助けようとしているのに裏切ることは出来ない。

 

 控えめなノック音が扉を叩いた。

 

 

「エンリの姉御、もう時間稼ぎは限界です。代表者を出せととっつかれてます」

 

「うん今行くわ。ツアレさんもシズさんも行きましょう」

 

「ええここが正念場よ」

 

「……がんばるゾイ」

 

 

 ツアレとシズは作業服件礼服件勝負服である人類史上最高の発明メイド服を完璧に着こなし髪型とメイド服の細部まで互いにチェックし合う。

 準備が完了し二人は歩き出す。

 メイドにとってメイド服は命。このルーティンこそがスイッチの切り替えになる。

 

 

「……ふー……はー……」

 

 

 エンリもまた瞼を閉じ複雑な心境を深い深呼吸で一つにまとめ外へ吐き出した。

 

 

「ルプスレギナさん……私に勇気を」

 

 

 明るく笑顔の眩しい優しい人。猫の様に気紛れで、しっちゃかめっちゃか場をかき乱しては、静かにカルネ村を守っていてくださる憧れの人。

 普段はそんな雰囲気一つも醸し出さないくせに、いざとなれば頼れる人。

 ルプスレギナさんの様に強く美しくなりたい。

 だからエンリ・エモットは頑張る。

 憧れの彼女に負けない様に、アインズ様に恥じない様に。

 

 

「僕たちも行こうかエンリ」

 

 

 少年もまた、好きな女性の為に頑張れる。

 

 

「うん!」

 

 

 四人は歩き出した。

 カルネ村の中央で少年少女を待ち受ける一人の女傑。

 レンズの向こうから覗く眼光がツアレを真っ直ぐ貫く。

 

 

「私はアオイ・漣・アマツ。聖王国クリストファー・ヴァルゼライド閣下より代行権を与えられた者である。貴殿がツアレで相違ないか?」

 

「——————はい」

 

 

 ツアレは警戒する。この女性はツアレが大嫌いな英雄に近しい存在。醸し出す雰囲気やオーラが鋼の英雄を彷彿させる。

 それもそのはず、彼女こそクリストファー・ヴァルゼライドの副官を務める若き才媛。

 象徴たる黄道十二星座部隊(ゾディアック)が一つ、第一近衛部隊・近衛白羊(アリエス)の代行権を与えられた人間でもある。

 規律に殉じる鉄の女で、誰より強く総統閣下を崇めている。(※要するに拗らせ処女である。アマツのくせに恋愛力を全部忠義に全振りして自分の感情()に気付かないふりをしている鈍感女である。最近はチトセに指摘され意識し始めている初心で可愛い方の眼鏡である。断じて糞眼鏡ではない)

 

 

「貴殿に総統閣下よりお言葉を授かっている。聞くも聞かぬも自由だ。そこの機械メイドから後ほど詳細を聞くでもいい。どちらでも我々のやる事は変わらない。これはあの御方なりの配慮と知れ」

 

 

 大切な人を殺した憎むべき敵の言葉を部下を通じて伝えられたらムカつく。身内に後から伝えられた方が精神的ダメージは少なくなる。これは英雄なりの唯の少女への配慮。そして――――――

 

 

「大丈夫、大丈夫です。教えて下さい。あの人がこんな小娘相手に、貴女ほどの優秀な部下を使ってまで伝えたい伝言とやらを」

 

「ああ、貴殿ならそう言うだろうと閣下は仰られていた。だが、確認をさせてもらったぞ。あの御方に認められながら腑抜けていては私の、ひいては閣下の沽券に関わる。――――――そう嫌そうな顔をするな。私も貴殿を認めよう。……総統閣下のお言葉をそのまま伝える。『俺の覇道を阻まぬ限り干渉はしないと保証する。右目の借りは返した』以上だ。閣下のお言葉にしたがい、カルネ村は聖王国の領土となり、新たな領主を迎えることになるが、亜人、異業種との共存をお認めになるそうだ。何れはカルネ村を拠点にトブの大森林を管理下におく計画も検討されている。その時は厚い支援を保証しよう。でだ、新たな領主が到着する3日までにエンリ村長には指揮官として基礎くらい教えてやろう。喜べ、私がリ・エスティーゼ王国を攻略できるレベルまで鍛えてやる」

 

「ええええええ!!?新しい領主様がおいでになるんですよね!?」

 

「馬鹿者。貴様は指揮官だ。あのままではゴブリン軍団も烏合の衆とかわりない。それと、今後の予定についても話し合おう。時間も惜しい、来い」

 

「いやああああああああああああああ!!?」

 

 

 泣き叫び引きずられるエンリ。一切気にせず歩くペースを緩めないアオイ。

ツアレ、シズ、ンフィーは苦笑いを溢しながら悪い人じゃないと判断した。こうして、短いようで長い付き合いになる五人の交流が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聖戦——————あらゆる神話を過去にする、光と光の大戦争。

 惑星の命を絞りつくす破滅の竜王が巻き起こした人類終焉の破局噴火。

 『英雄』クリストファー・ヴァルゼライドが戦う時点で、絶対ろくな結果にはならないと確信している『戦乙女(アストレア)』チトセ・朧・アマツは、気持ちよく寝ている『冥王星(ハデス)』ゼファー・コールレインを蹴り起こしてさっさと遠目から監視しろとこき使った。

 鋼の英雄の戦いに巻き込まれたくないゼファー。英雄と竜王の世界を破壊し合う規格外で馬鹿げた戦闘を見てしまえば対応せねばならない。

 大切な家族と仲間がこんなふざけた被害を顧みない光と光の覚醒合戦で失ってたまるかと、二人を囲う様に反粒子を展開する。

 ゼファーもまた、スフィアに到達した歩く特異点。

 もしも、ゼファーが世界を破壊しようと画策すれば一歩も動くことなく無限に湧き出る否定と拒絶の反粒子が世界を滅奏する。

 そして、予想通り被害度外視の破局噴火の破壊エネルギーと放出され拡散する筈だった放射物を根こそぎ否定する。

 太陽フレアすら消滅させる反粒子が、高々生物を死滅させる規模の攻撃を無力化できない道理はない。が、地震被害を止めることは間に合わなかった。

 英雄譚は想定通り英雄の勝利で聖戦は終演。

 聖王国に帰還したゼファーは傷の治療を完治——————もとい精神的苦痛と仕事の難易度を理由に、地震で殆どの建物が崩壊したこの糞忙しい時期に家族とともに休日を満喫していた。

 

 

「んなわけねーだろ、重症だよ俺!?休ませろやコラァ!!何しに来たんだよお前本当に!?隊長のお前まで休んでどーすんだよ!!ほんと帰れよォ!?プライベートまで干渉しないでよォ!?」

 

「あーん。ほら、あーんだ私の人狼(リュカオン)。お前の姉にはまだ敵わないだろうが、味付けはお前好みに仕立てたつもりだ。よければこれからの参考に良し悪しを教えてくれないか?」

 

「メンヘラキメてんじゃねェよ!?マジ怖い……病む?病んでる?俺、最後は刺されちゃうの?角煮押し付けんな!!てか何で角煮?鍋ごととか頭大丈夫?よし、今から診察してもらえ、お前ならシズルも二つ返事で検査してくれるぞ」

 

「無粋だぞゼファー。この私の目の前で他の女の名前を叫ぶとは……いい度胸だ。ほら、おっぱい好きだろ?好きにしていいんだ。他の女など忘れさせてやる」

 

「ゴクリッ……マジすか……ハ!?手が勝手に前に…………これがおっぱい引力ッ逆らえない!」

 

「ほ~ら、あと少しで揉みしだけるぞ。ほらほら頑張れ。さすれば極上の快楽を刻み込んでやろう」

 

 

 暗黒天体(ブラックホール)を超える超超超引力になすすべなく、逆襲劇すら無力化された冥王星(ハデス)。世界を消滅させる反粒子は意味を無くし、その右手はおっぱいへ伸びていた。

 

 

「そこまでです!それ以上はいけないと思います!」

 

 

 男の理性を融解させる超超超引力おっぱいを、あと第一関節を少し動かせば触れる距離まで接近していたにもかかわらず、物理的に遠ざけられた。

 

 

「た、助かったミリィ。……あと少し、ほんの少し遅かったら、俺は上官のおっぱいを揉みしだいた変態としてチトセの性奴隷へなるとこだった」

 

「そう残念そうな声で哭くな。今日のところはミリィ嬢の邪魔が入ったがチャンスはまだまだある。ああそうだとも、私がお前を惚れさせてやる。逃がしはしないさ」

 

「うぅ……どうしよう。強力なライバル出現だよう。兄さんがとられちゃう……」

 

「来たばかりで話は聞いてないしよく分からないけど、ここはゼファーの姉である私の出番ね」

 

「余計に話をややこしくすんなよねーちゃん!!??」

 

『あら、性行為を実の娘と(ママ)に見せびらかして興奮する変態さんと思っていたのだけど……違うのかしら?』

 

「ちげーよ!?業が深いんだよ!!あと、この話題はほんとややこしいからヤメテ」

 

 

 ただでさえ姉に対してちょっと気まずい心情のゼファー。

 ※改めてゼファー・コールレイン家族間の複雑の事情説明。

 一つ、実の姉であるマイナ・コールレインは実の弟であるゼファーを子供のころ逆レイプしている。

 一つ、妊娠しちゃったマイナは姿を消し、再会した時にヴェンデッタを連れてまた一緒に暮らしだした。

 一つ、実はヴェンデッタはマイナとゼファーの子供。

 一つ、何やかんやあって、血の繋がりのない妹のような存在であるミリィ。怖くも美しいチトセ。実の姉。実の姉との娘からアプローチをかけられている。

 あ^~インモラル。

 

 冗談はここまでで、ミレイとチトセは色恋だが血の繋がった二人の関係は家族愛。

 姉であるマイナは過去の出来事をとても後悔し、負い目に感じている。だからこそ、今度こそちゃんと姉としてゼファーを支えていこうと誓った。

 娘であるヴェンデッタの心情は難しく誰にも本音を掴ませない。手のかかるお父さんとして接しているのか、男として見ているのか、複雑な感情は本人のみが知る。※もしその気なら、エロいおっぱいお姉さん(イヴ)好きなゼファーの性癖を歪める事も出来る。つまり世界を救うには性癖を変える必要性が存在する。……ロリータかな。

 閑話休題。

 

 ゼファーはマイナとヴェンデッタを家族として守ると誓った。

 過去から目を背けず、受け入れることが真理。

 そうだから——————

 

 

「今日こそは認めて貰いますよ姉君。他の誰にも渡さない―—————お前のすべてを、私が奪うッ」

 

「兄さんは誰のものでもありませんッ……でもたまには構ってくれると嬉しいかな」

 

「あらあらゼファーはモテモテね。こう言うのはーれむ?だったかしら」

 

『ごくつぶしには勿体ない子たちね。この出会いと奇跡に感謝しなさいゼファー』

 

「——————ああ、これからもよろしく頼む」

 

 

 どんな未来だろうとこの五人なら完全無欠の大団円。

 極晃星(スフィア)へ至った彼ならあらゆる障害物を殺すだろう。

 だが、その前に。

 

 

「こいつら相手って……俺の体持つのか?……お前のことだよチトセ!」

 

「ぺろぺろ、ちゅっちゅっ……なーご。かぷり」

 

「兄さんから離れて!」

 

 

 親友と息抜きに飲み明かそうと誓ったゼファー。

 チトセの副官として、英雄直々の命令で過労死させられる冥王星まであと少し——————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スレイン法国南東にある都心から離れた二百人規模の村。

 今回の戦争で被害にあった壊滅したありふれた村の一つに、漆黒聖典が残党がりのために駆り出されていた。

 level30~60の英雄級の敵。

 都市と国を滅ぼすこれらが雑兵でしかない事実に、自分達がどれ程の化け物を相手に戦争をしていたのか、英雄と竜王の戦闘が教えてくれた。アインズ・ウール・ゴウンもまた、竜王以上の強敵だったと聖王国から届いた報告書に記載されている。

 漆黒聖典第一席次ロト。番外席次カグラ死亡により、名実ともにスレイン法国最強に君臨した男。

 漆黒聖典の隊長と呼ばれる彼は、この歴史的快挙を喜びながらも心が欠けていた。

 大地震と英雄級の残党のせいでどの国も浮き足たっている。マジックアイテム、魔法により強化されていたスレイン法国、ローブル聖王国の首都は比較的に無事だか、ソレ以外はほぼ全滅。モンスターに殺された人数より崩落に巻き込まれ死んだ人間の方が多いのが現状。

 一刻も早く驚異を排除し、人類圏を回復させる必要がある。そして、この混乱状態に便乗して人類統一を成し遂げる。神を撃ち破った英雄がいる今だからこそ可能。

 人間同士で殺し合い、領土を奪い合う時代は終わる。

 我々スレイン法国、ローブル聖王国がすべての異形を殲滅させる。

 誰も彼もが使令と覚悟に燃えている。

 

 

「——————シッ!」

 

 

 ロトは槍を顔めがけて鋭く突き出した。

 紛れ込んでいたlevel90のアンデッド。level90台のロトとの差はなし。種族差はアンデッドが有利。弱点である神聖攻撃でロトが有利。そして——————

 

 

「——————神槍三段突き!!」

 

 

 仲間の動きを止めることに重点を置いた攻撃にて刹那の隙を作り出し、槍の先端が頭、喉、胸へと向け神速の三連撃が穿たれた。

 悲鳴を上げることも許されず、胸部から上を消し飛ばし灰へと還ってく。

 

 

「……ふー……」

 

 

 光魔戦争——————皆が聖戦と呼ぶ戦いから人類圏ではlevel30を超える化け物どもが闊歩する修羅となった。魔王は討たれ、竜王クラスは全滅。厄介な化け物は逃げ出す前に倒すことに成功したが、それでも取りこぼしが出てしまう。

 

 

「聖王国が帝国、王国を上手く使い奴らを炙り出してはいるが数が多いの」

 

「それでも時間の問題でしょう。ゲリラ戦も奴らより我ら人間の方が得意としている。厄介なのはトブの大森林で勢力を蓄えている者ですが、聖王国が即急にトブの大森林攻略の拠点を整えているらしいのでそちらも大丈夫でしょう。占星千里、生き残りを捜索し見つけ次第帰還。皆も周囲の警戒を怠らないように」

 

『了解、隊長』

 

 

 強敵との乱戦。疲れと疲労、極度のストレスをものともしない光への信仰心。

 漆黒聖典はあと一手まで迫る目標に向け明日へと進み続ける。

 そんな隊員との温度差をロトは悟らせない。

 ぽっかりと開いた穴を誤魔化し敵を殲滅する。

 この虚無感、勝利した喜びに勝る哀しみ。

 自分はこんなにもセンチメンタルだっただろうか?と自問自答しようが答えは出ない。

 だが、これだけは分かっている。

 番外席次は死んだ。

 止めようと止められず、返り討ちに合い無様に敗北した負け犬。

 それが、スレイン法国最強の男の真実。

 

 

「?……なんだ、この違和感……」

 

 

 漆黒聖典に追従している部隊が民間人を保護する中で、白と黒が入り混ざった少女を視界にとらえた。

 緊張を高め槍の握りに力がこもる。少女は白であり、黒であり、灰色であった。

 民間人の治療に駆けまわる医療部隊が、少女に気付くことなく通り過ぎていく。

 誰も少女を認識していない。透明人間とは違う。存在の位相がズレている。

 陽炎のように揺らめく影。まるで突如生まれた存在がこの世界に定着する様を見せつけられてる錯覚に陥る。

 否、あながち間違いでもない。少女は生まれようとしている。

 白と黒が別たれ、入り混じり、融合する。

 

 

「…………」

 

 

 ロトは槍を降ろし、無造作に歩み寄っていた。

 何故かは分からないが、害はないと()()する。

 少女こそがこの胸の穴を埋めてくれる存在だと()()()()()()

 位相が安定し揺らめく無意識がこの世界に誕生する。

 ショーケースの人形のような少女に、命が宿る。

 病的に白い肌に熱が生まれ、肌に生命の息吹を感とる。

 深い眠りから覚めたのか、ゆっくりと瞼が開かれる。

 人懐っこい顔つきは、鋭さがあった番外次席とは似ても似つかない。なのに、無関係とは思えなかった。

 

 

「へぇ……これは偶然?それとも必然?それとも……最後に願った祈りの奇跡?」

 

 

 番外次席の声をベースに基づく声音に調整したかのように聞き覚えがあり、しぐさもどことなく似ている。

 彼女(カグラ)が子供を育てたらこうなりますを見せつけられている気さえしてくる。

 

 

「……君は、何者なんだい?」

 

「何者……か。難しい哲学ね。生きる上で、生物が悩む疑問点。自分さえ何者か理解しきれていないのに、他者には明確な回答を求めてしまう。人は知ることが本質ですものね。それで何者かですが……ええ、うん。そうね——————私こそが唯の人間。生まれこそ特殊の何処にでもいるありふれた人間よ」

 

 

 少女は宣言する。人間であると、だからこそ価値があると、自慢する様に誰かに語り掛ける。

 少女がロトの腕に自身の腕を絡ませてくる。傷つけることを恐れ、無抵抗に受け入れるも、まるで初めからそこが定位置のように、ロトの欠けていたピースが綺麗にはまる。

 

 

「万仙陣は人の願いを叶える等価交換の桃源郷。原点(オリジン)が自分の永久機関を引き換えに叶えた最後の夢が何なのか私にも分からない。でも、貴方のことは()()()()()。けれどコレは所詮知識でしかないのよね。ねぇ……貴方のこと貴方の口から教えてくれる?彼女(カグラ)の分まで」

 

 

 不思議な少女。村娘にも負ける力しかない筈なのに、存在に呑まれそうになる。彼女は唯の人間だ。だが、ソレ以上に特別だ。

 現に、部隊を率いる隊長である私にちょっかいをかける少女に、誰も注意出来ない。

 触れれば壊れてしまう彼女に、誰もが頭を垂れる。

 信仰深いスレイン法国の民は()()()()()()()

 彼女こそ神へ至る存在だと。

 

 

「…調整が難しいわね。こんな筈じゃなかったのだけど。機械の性能と演算能力はルベド(オリジン)と違って消失してるのが難点ね。まあ、人間は機械じゃないしね。何事もトライ&エラー。失敗は成功の母。欲しい物は苦しまないうちは手に入らないとも言うしこれからの努力と試行錯誤しだい。なら早速行動よ」

 

 

 ロトの腕を引っ張る彼女の邪魔をしないように、彼女に合わせて歩き出す。

 

 

「ま、待ってくれ!私達には任務が——————」

 

「知ってる。だから目的地に向かってるわ。あと、無理なら無理で構わないのだけど貴方たちの任務にこれからも同行したいの」

 

「はあ!?え、ちょッ…………それは無理だ。危険すぎる」

 

「知っている。だから貴方に守ってほしい。迷惑承知。足手まといも承知。それでも、私を守り抜いてほしい。私は見る必要がある。経験する必要がある。この世界を隅から隅まで知らなければならない」

 

「……君は」

 

 

 覚悟の瞳。か弱い少女の肉体には不釣合いな世界を染め上げる覇道をその身に秘めている。

 

 

「それと……どうして僕がって顔してるけど、貴方じゃなきゃ意味がないの。この感情が借り物だとしてもいつか本物にしてみせる。ほら、惚れた腫れたって憧れるじゃない?何より——————『()()()()()()()()()それだけで、お前は変われたんだよ』って、あそこまで宿敵(ハデス)に言われたら試してみたいじゃない。私はルベド(オリジン)じゃない。死ぬ間際至った答えは知っていても実感がないの。それに、人によって答えが違うなら私の答えも探す必要がある」

 

 

 抱き締めていた腕を放しロトと向き合う形となり、目と目が真っ直ぐ互いの瞳孔を直視する。

 瞳が自分の姿を映し出す。

 

 

「もう一度聞くわ。貴方のこと貴方の口から教えてくれる?そうね、まずは名前から」

 

「……ロトだ。漆黒聖典第一席次、皆からは隊長と呼ばれている」

 

「それじゃあロト。私と……まずは友達?よね。友達として一緒に居てくれないかしら」

 

 

 右手を差し出す彼女に、ロトは確かな恐怖を感じ取った。見つめ合う瞳孔の動きが僅かに震え怯えている。

 少女は拒絶されるのを恐れている。

 ならば、一人の男として告白の返答は総じて決まっている。

 

 

「謹んでお受けします。レディー」

 

 

 片膝をつき少女の手を取り唇を手の甲に重ねる。

 

 

「ぁ……」

 

 

 物知り顔の少女から恥じらいの反応が見れて役得感を堪能しつつ、ロトもまた少女へ質問する。

 

 

「君の名を教えてくれないか?そこからスタートだ」

 

「えぇ、ええそうねロト!一度しか言わないわよ!私の名前は——————アウルム。いずれ真の黄金に至る者よ」

 

 

 二人の冒険はここから始まる。

 人のまま終わるのか、神へ至るかはアウルムが答えを見つけた時はっきりする。

 それまでは、不器用な二人が不器用なりに関係を発展させていく——————そんな物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゆっくり風呂につかり、あとは寝るだけ。

 朝食、昼食、夜食、栄養管理されたザ・病院食。

 やることといえば、優秀な部下たちが全部やってくれている。

 一時間で終わる印鑑作業がここ最近の楽しみになっている。

 

 

「……ひまだ」

 

『クリスの口からそんな単語が……実際暇だし仕方ないか』

 

 

 優秀な副官(アオイ)が私に全てお任せくださいと頑張って。

 親友(アル)がクリスをベッドに縛り付ける理由をあれやこれやと持ってくる。

 普段の此奴なら一切合切無視してでも自分のやるべきことを全力全開で全力疾走―—————なのだが。

 

 

『まあよろしくお願いね。結局アオイに断られたし、クリスのお嫁さん件女王様ってそんなにいやだった?』

 

「間抜け。アオイとてアマツだぞ?本人の生真面目さもあいまって、宿敵(ライバル)に施されたとあってはプライドが許さない。……最悪殺し合いになるぞ」

 

『……まじで?』

 

「八割は冗談だ」

 

『二割は本当なの!?鉄仮面がそのまま歩いているクリスが冗談!?……それよりどの部分が本当なの?殺しに来るは冗談じゃすまないんだけど』

 

「だから間抜けなのだ。貴様は俺よりもアオイの顔を知っているだろう。寝室にも招き入れる仲を手にかけると本当に思っているのか?」

 

『ああ、うん。そうだね。……でもアマツなんだよなぁ』

 

 

 アマツである限り恋敵(ライバル)に慈悲はない。私にはそんな気はないと思うんだけど。

 

 

『けど意外。クリスがされるがままで大人しくしてるんなんて』

 

「仕方あるまい。今回は前代未聞が多すぎる。その上で、俺のデータがお前の肉体を取り戻す手掛かりになるなら時間は惜しまない。被検体としてこの身を委ねるまでだ。コールレイン少佐も協力的と聞いている。一人より二人なら時間も短縮できる」

 

『いや、アイツの場合はそんな志は一つもないと思う。今頃女神(アストレア)に搾られてるんじゃない?ヒロインレースだと彼女の勝ちでしょうね。逃れられない既成事実をつくるのはアマツの十八番(オハコ)だもん』

 

「……男女間とは難しいものだ」

 

『なになに?あのクリスが人間関係でお悩み?相談なら乗るよ?ま、いままで相談してもらったこと何て——————』

 

「結婚してくれティア」

 

『…………………………………………ふぇ?』

 

 

 この男は真顔で何をほざいてるんだ?

 

 

「互いに誓ったはずだ。俺たちは対等だと。王は一人ではない。王女がいてこそ真価を発揮する。互いに支え合い王国の危機を乗り越え、みなが目指す勝利を掴み取るのだ。常に俺の隣に立ち、共に行ける女性は貴様以外いるとも思えん。これは想いや気概ではなく物理的な話だ。極晃星(スフィア)を鑑みれば貴様しかいない」

 

『つまりは消去法で私しかいないってわけね。なるほどねー…………………つまり女性らしさがないゴリラって言いたいのかゴラァッ』

 

「……何故そうなる」

 

 

 アオイちゃんがいるのにこの男はすぐ楽な方へ……は行かないけど効率のいい方向に行くんだから。

 でも——————

 

 

『でも、なんだか嬉しいから許す。それに暫くは二人っきりだし』

 

「ティア……昔から天然だけは治らなかったな」

 

『なんでそう呆れ顔なの!?無視して本を読むな!!クリスがアオイ差し置いて私に結婚申し込んだって周りに言いふらす!!』

 

「構わないが……いいのか?」

 

『いいのよ!これでクリスが女の敵だってこと広めてやるから』

 

「本気で言ってるのかこの女?」

 

 

 笑みも今のうちだ。その間抜け面吠え面かかしてやる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後に盛大な自爆をしたティアは周りから祝福された。

 嚇怒の英雄が、真に対等と認めた女性と笑い合う。

 この物語は、英雄が魔王と竜を打倒し——————大団円へ突き進む王道の英雄譚(サーガ)

 

 

 

 

 

 

END




というわけで皆様、今までありがとうございました。
これにてオーバーロードVS鋼の英雄人完結となります。
かなり賛否両論な作品だったとは思いますが、こうして無事完結させる事が出来たのも皆様のおかげです。
この後の展開についてはぶっちゃけ何も考えていないので、各自の想像にお任せします。
完結まで長かった……40話三年って長くない?三年かけて打ち込んできただけあって中々に思い出深いです。ラグナロク発売前に終わらせることが出来て感無量です。
ここ最近は女主人公シルヴァリオシリーズを見かけて感動しました。もっと増えろよ!!
好きなキャラ、好きな話はどれでしたか?気に入っていただければ幸いです。
とりあえず、各キャラについての軽いてきとーな(※ここ重要)説明でも入れて締めくくらせて頂きます。


 シルヴァリオ陣営

・『英雄』クリストファー・ヴァルゼライド
異名:星辰閃奏者、星の裁断者(スフィアパニッシャー)、悪の敵、光の奴隷、英雄
基準値: B
発動値: AAA

集束性:EX
拡散性:E
操縦性:D
付属性:AAA
維持性:C
干渉性:D
能力:放射光極限収束・因果律崩壊能力
王道主人公ラスボス。以上。
補足:悪を鏖殺する悪の敵。恐れるべきはその精神。気合と根性でありとあらゆる理不尽を粉砕するトンチキ。
付属AAAが優秀すぎて応用力が格段と上がったヤベーヤツ。
ローブル聖王国なのに総統閣下とはこれいかに。

・『冥王』ゼファー・コールレイン
異名:星辰滅奏者、星を滅ぼす者(スフィアレイザー)冥王星(ハデス)、逆襲劇、ごく潰し、さすコル
基準値: C
発動値:AA

集束性:B
拡散性:C
操縦性:C
付属性:B
維持性:C
干渉性:EX
能力:反粒子の生成
彼を襲う全ての星は闇の粒子によって対消滅し、質量差の衝撃すらも無効化。攻略法は極めて単純、出力差を最低でも数千倍上回ること。この条件がクリアできなければハデスには傷一つ付けられない。
エピローグ後はヒロインとして攻略される。

・『破滅の竜王』ファヴニル・ダインスレイフ
異名:強欲竜団(ファブニル)、強欲龍、邪竜、インポ、本気おじさん
基準値: A(AA)
発動値:AAA

集束性:AA(AAA)
拡散性:AA(AAA)
操縦性:B(AA)
付属性:E(A)
維持性:C(A)
干渉性:AAA
魔星覚醒ステータス※()内は破滅の竜王時
能力:物質再整形能力
ツアーと魂を合体させ、極晃星に迫るガイアの化け物となった。
最終決戦では、始原の魔法をいくらでも創り出せるし発動できる。結界系の魔法で被害が出ないことも出来たが、本人はするつもりがない。
星の命が続く限り滅びることは無く、放出するエネルギーは有限でも補給源はほぼ無限大。
英雄と同じく、ガイアとの接続を断たなければ倒すことは叶わない。

・ティアード・ロゼッタ
異名:鋼鉄の乙女、女王、姫、天然
基準値: C
発動値: A

集束性:B
拡散性:E
操縦性:A
付属性:C
維持性:A
干渉性:C
能力:自己回復
クリスの幼馴染として共に頑張り続けた女性。
戦闘時はキリっとしているがそれ以外だと天然ポンコツ。
アオイを応援していたが自分から止めを刺した策士。

・ヴェンデッタ
異名:月乙女(アルテミス)死想恋歌(エウリュディケ)、ママ
能力:星辰体感応能力
能力が便利すぎて国が管理し、研究するレベル。あらゆる干渉を遮断する結界アイテムはヴェンデッタに繋がっている。
インモラルの塊。今作では、マイナとゼファーの娘。お父さんを応援する健気な娘だがその心は?

・ミリアルテ・ブランシェ
異名:一般人代表、妹
今作ではほぼ出番がなかった血のつながりのない兄さん大好きっ子。義理妹ポジ。年齢は16才。もう一度言う——————『16才』である!!※詳しく説明すれば高濱や正田卿ですら抗えないものに消される

・チトセ・朧・アマツ
異名:女神(アストレア)、アマツ
能力:気流操作能力
コキュートスとマーレ戦では大活躍。能力の万能さでは随一。
ゼファー(ヒロイン)の主人公件ご主人様。

・マイナ・コールレイン
異名:お姉ちゃんヤンデレ、母子相姦、慰めセッ〇ス
上で色々酷く書いたが善良で心優しいザ・お姉ちゃん的存在。実の弟を逆レ〇プした御方。
原作において最重要人物。
今作では、娘と一緒に弟(旦那)と暮らしている。過去のことをひどく後悔しているが、ゼファーの許しを得て本当の家族となる。

・アルバート・ロデオン
異名:店長
クリスとティアの幼馴染。
裏方としてエ・ランテルではナザリックに気付かせず情報収集していた。
聖戦後は引退してストランでオーナー兼コックをやりたかったが、多忙のためまだまだ夢は叶いそうにない。

・アオイ・漣・アマツ
異名:良い眼鏡
総統閣下の優秀な副官。シルヴァリオシリーズ屈指の良心的な眼鏡。
カルネ村では厳しい姉御として信頼を勝ち取っている。
閣下とティアの件では、認めながらティアだけには濃密な殺気を放っている。

・ギルベルト・ハーヴェス
異名:糞眼鏡。以上。
光の亡者代表その一。
優秀すぎて使い勝手が便利。意味深なこと言わせてこいつのおかげで知ることが出来た風にすれば大体矛盾は無くなる有能ポジション。でも糞眼鏡。死ね。

・ヴァネッサ・ヴィクトリア
異名:姉御
常識人枠。酒と煙草が好き。年下の男が居るとか居ないとか。もう普通過ぎて特に説明することがない。

・ジン・ヘイゼル
異名:頑固親父
本作では一児の父。ゼファーにオリハルコンの腕を届けた。

・アスラ・ザ・デッドエンド
異名:北斗神拳伝承者、色即絶空(ストレイド)
能力:衝撃操作
シャルティアを撃破したことによりレベル100へ至る。
その高揚感のままナザリックへ挑んだが、相性最悪の超巨大奈落スライムからのアンブッシュにより引き分け。
怪我を治してもらったペストーニャを義理人情であれこれ手助けする。

・イヴ・アガペー
異名:おっぱい、 露蜂房(ハイヴ)
能力:
ゼファーをそのおっぱいで甘やかすプロ。本作では関係ないが原作本編だとチトセに秒殺された※アマツは怖い
今作では数を生かしエ・ランテル内の敵を翻弄と殲滅を同時進行でこなしていたが、シャルティアの登場で表舞台に立たざるを得なかった。

・ルシード・グランセニック
異名:ロリコン紳士、 錬金術士|(アルケミスト)
能力:磁界生成
斥力・引力の発生、対象内の鉄分干渉による捕縛、鉱物操作、磁力付加による高速移動、S極とN極の付与等
磁力操作によって可能な現象に関しては、 思いつく限りほぼ全てを可能。
ゼファーの親友件負け犬同盟。本人の逃げ腰的な臆病な性格とは異なり、能力は正しく万能。並みの使い手どころか一流であっても完封できる。シャルティア戦ではレベル100の機動力を奪い続けた。シャルティア戦のMVP。

・サヤ・キリガクレ
異名:サイコレズ
能力:爆熱火球発生
裁剣天秤のゼファー副隊長の補佐。チトセお姉さまを誘惑する屑(ゼファー)を殺す事を目標としているが、お姉さまの悲しいことはしたくないので殺意と嫌がらせだけで我慢している。

・アリス・L・ミラー
異名:妖貴妃(スキュラ)、オネショタ
能力:水流操作能力
金にやとわれた傭兵。ルプスレギナに致命的なスキを作らせた。

・アヤ・キリガクレ
異名:清楚系エロい子
能力:金属操作能力
エ・ランテルにてシャルティアの足止めに尽力した。ルシードがいなければ瞬く間に殺されていた。

・ミステル・バレンタイン
異名:烈震灼槍(ブリューナク)
能力:光熱操作能力
エ・ランテルにてシャルティアの足止めに尽力した。ルシードがいなければ瞬く間に殺されていた。
能力の便利性からルベドに完全上位互換としてコピーされた。

・ブラザー・ガラハッド
異名:聖人、ガチの聖人、本当にいいおっさん
能力:筋力増強能力
エ・ランテルにてシャルティアの足止めに尽力した。ルシードがいなければ瞬く間に殺されていた。
シルヴァリオシリーズ屈指のいい人。聖職者だからって最少は疑ってました。すいません。

・グレイ・ハートヴェイン
異名:主人公との合体候補、ホモ祭り、親友ポジション
能力:物質硬化能力
合体もホモでもなかったけど姉御と幸せになれよ!!

・シズル・潮・アマツ
異名:糞眼鏡二号、男に彼氏を寝取られた人
能力:生体電流の操作
今作では、デミウルゴスが拷問していた男性が愛する彼氏。無事に戻ってきてベットの彼を優しく介護している。ガニュメデスの心を繋ぎ留めれるかはこれからの行い次第。

・レイン・ペルセフォネ
異名:かわゆい
能力:遠隔瞬間移動
能力が便利すぎて国が管理し、研究するレベル。あらゆる干渉を遮断する結界アイテムの蛇口の役割をしている。
愛する彼を守るために竜王戦では英雄を送り届けた。その後ゼファーも。

・アシュレイ・ホライゾン
異名:公式人気投票にて見事一位を獲得した主人公
能力:星辰光の奪取と制御
本作未登場だが、無事にハーレムをつくっている。最後はちゃんと選べるんだろうか?




 ナザリック陣営


・『魔王』鈴木悟(アインズ・ウール・ゴウン、モモンガ)
異名:星辰時奏者、星を渡る者|(スフィアトラベラー)、魔王
基準値: A
発動値: A

集束性:A
拡散性:A
操縦性:EX
付属性:A
維持性:A
干渉性:A
能力:時間操作・引力、重力操作
絶望の果て、人間として覚醒した一般人。より良い過去を、より良い未来を現在に昇華させる普遍の回帰譚。
時間操作で可能な現象に関しては、思いつく限りほぼ全てを可能。
誰もが思う「あの時こうすれば良かった」を叶えてくれる極晃星。
しかし、一つの宇宙と時間軸で誰もがタイムマシーンに乗れば訪れるのは破滅だけ。互いに潰し合う地獄が誕生する。そして、その荒野の先で例え何百年数千年経とうと最後まで譲らないと誓った。そう、もう鈴木悟は一人ぼっちではないのだから。

・『永久の不完全』ルベド
異名:星辰伝奏者、星を繋ぐ者(スフィアリンカー)水星(マーキュリー)、無限、スピネル
基準値: AAA
発動値: ∞
集束性:AA
操縦性:AA
維持性:AAA
拡散性:EX
付属性:C
干渉性:AA 
能力:魂魄同期
人は、人間を知り成長する。知りたい相手のことを知ることが出来る星。
自分の思いを伝えたり、相手の過去も無意識の隠したい闇も知ることができ、相手の人生を追体験できる。
パンドラのように極めれば超一流の技を瞬間的に自分のものに出来る。魂の残留を読み取るため過去の人物であろうと条件に当てはまる。
理論上無限に進化できる。
ルベドが成長し続ければ、無限大火力、星を全てコピーまたは上位互換に変換、英雄の剣術、糞眼鏡やラナー姫やデミウルゴスの頭脳さえ十全に使いこなすまで進化し、更にそこから無限進化するクソゲーと化す。
オバロでは名前だけで登場で殆ど情報がなかったので超絶魔改造。
正直かなりお気に入りです。

・アルベド
異名:慈悲深き純白の悪魔、大口ゴリラ
モモンガではなく、人間の鈴木悟を好きになった勝ち組。
英雄の武器である七刀を五本叩き壊したメインヒロイン。

・パンドラズ・アクター
異名:千変万化の顔無し、声がうるさい
星辰伝奏者としてナザリックの全てを知ることが出来た勝ち組。
ナザリック所属限定でガンダムによくある精神空間で互いの心を曝け出すことが出来る。
英雄戦では、総合力で英雄を上回っていたが父親の覚醒を優先し敗北を受け入れた。
究極の一振り"ツルギ"で明確なダメージを英雄に与えた。

・シャルティア・ブラッドフォールン
異名:鮮血の戦乙女
ゼファーリョナ枠。多分シャルティアにボコボコされていた瞬間一番ゼファーさん輝いていた。
冥王覚醒を促したある意味戦犯。
世界級アイテム八咫鏡(やたのかがみ)の効果は本編『真祖vs魔星』を読んでね!

・コキュートス
異名:凍河の支配者
親の影響で満足できる死に場所を求め、ルベドのオススメで破滅の竜王に一人で挑み敗北した勝ち組。
世界級アイテム幾億の刃を使用すれば覚醒前の守護者全員に勝利できる。

・アウラ・ベラ・フィオーラ
異名:負けん気あふれる名調教師
ダインスレイフ魔星状態にアインズ様を庇い死亡。
最後まで使命をまっとうしたので勝ち組。

・マーレ・ベロ・フィオーレ
異名:頼りない大自然の使者
姉の死により暗黒面に覚醒。死んだ仲間を取り込み泥の化け物となったが最後はぶくぶく茶釜とアウラに出会い満足して成仏した勝ち組。

・デミウルゴス
異名:炎獄の造物主
英雄にナザリック許すまじマジ殺すべしと思わせた時点で戦犯。
セバス覚醒のため回想に出てきたので勝ち組。

・セバス・チャン
異名:鋼の執事、リア充
たっち・みーの鎧を完全装備。『聖竜形態、悪よ、何人も触れさせん(たっち・みー)』では竜形態で英雄と激戦お繰り広げた。たっち・みー大好きなので技名に『たっち・みー』がつくものが多い。
最後まで愛するツアレを守りきり、子供も残したので完璧な勝ち組。

・ツアレニーニャ・チャン
異名:ナザリック外メイド長、メイドの服は決戦兵器
シクススに導かれ英雄の目にフォークを突き立てた一般人代表。
オバロ勢で一番成長して主人公していた。
唯の人間として周りの力を借りて生き延びる好感度高い系主人公(コミュ力EX)を意識してました。
エピローグ後は息子とシズと過ごしカルネ村で穏やかに過ごした。

・シズ・デルタ
異名:急襲突撃メイド
エピローグ後から数十年、ツアレを看取り自分の答えを探す旅に出た。なぜか成長した息子が付いてきた。……解せむ。

・ペストーニャ・S・ワンコ
異名:わんこ
マーレ泥化解除に、ナザリック攻略時には怪我の治療も受け持った。
アスラの保護者的なポジション。人間のため、子供たちのために真っ先に人間側についた。

・プレアデス
ユリ・アルファ
ルプスレギナ・ベータ
ナーベラル・ガンマ
ソリュシャン・イプシロン
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ
オーレオール・オメガ
ユリ、ナーベ、オーレオール以外は自分のやりたい事を目指して死亡。三人も結構いいとこあったよね!
※書くのが面倒になってきたわけではない


その他
ラナー
異名:黄金の姫
総統閣下にその能力をかわれ、ギルベルト監視下の元働いている。
クライム君は目の届く位置にいるが人質の役割をしていることを本人は知る由もない。
クライムと一緒に居られて幸せの絶頂期。
だが最近はラナーに会いに来ず訓練に一層励んでいる様子。

クライム
異名:忠犬
英雄と破滅の竜王の聖戦を見てから様子が……

帝国
皇帝及フールーダは聖王国の軍門に下った。
ジルクニフは大喜び!!
フールーダは死んだようにベットの上で衰弱していた。

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