ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
しばらくお休みしたほうがいいかなぁ……
というのは冗談として
なんか、スター☆トゥインクルはアイドル路線でも目指してるんですかね?
変身中に歌う必要性が見えない……物珍しいとは思うけど
まぁ、そんな文句は置いといて、本編どうぞ
イギリスからやってきた短期留学生、
当然、つぼみたちはアリスには自分たちがプリキュアであることを隠していた。
しかし、アリスもまた、つぼみたちに秘密にしていることがあった。
そして、お互いの秘密が明らかに日は、すぐ近くに迫っていた。
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その日の放課後も、アリスはつぼみたちと一緒にファッション部の部室となっている被服室にやってきていた。
数ある部活の中から、なぜファッション部なのか、興味本位でももかが聞いてみたが、アリス曰く、ファッションに国境線はないから、だそうで。
とはいえ、アリスの性格の良さが幸いして、三日もしないうちにすっかり打ち解けることができ、もはや最初からいたメンバーのようにすら思えるほどになっていた。
そんなある日のこと。
この日もつぼみは、えりかといつき、そしてアリスとともにファッション部へ向かおうとしていた。
だが、その時。突然、あたりを"嫌な気配"が包み込んだ。
まさか、と思い、外を見ると、グラウンドがケーキやマカロン、パフェ、キャンディーなどなど、スイーツの森になってしまっていた。
そして、その中央には、桃色のベレー帽を被った、水色の縦巻きロールの女性がいた。
一見して、彼女が幻影帝国の幹部だということに気づいたつぼみたちは。
「アリスさん!急いで避難してください!!」
「あたしたちは逃げ遅れた人がいないか、見てくるから!いつき、アリスのことお願い!!」
「わかった!アリス、こっち!!」
「わ、わかりマシタ!」
いつきに連れられて、アリスはその場から離れていった。
つぼみとえりかは、二人の姿が遠ざかっていくのを確認すると、ココロパフュームを取り出し、カバンに待機していたシプレとコフレに声をかけた。
「「シプレ/コフレ!!」」
「「はいですぅ/ですっ!」」
パートナーが何を言いたいのかを理解した二人は、元気よく返事を返し。
「「プリキュアの種!いくですぅ/ですっ!」」
「「プリキュア!オープンマイハート!」」
胸のブローチからプリキュアの種を射出し、パートナーに渡した。
二人は種を受け取ると、ココロパフュームにセットした。
パフュームから噴き出してくる光の香水を吹きかけながら、コスチュームを変化させていった。
制服から、光のアンダースコートへ、そして、バレリーナのような背中のあいたドレスへと姿を変えていった。
「大地に咲く、一輪の花!キュアブロッサム!!」
「海風に揺れる、一輪の花!キュアマリン!!」
変身を終えて、同時に名乗ると、二人は窓から校庭へと飛び出し、スイーツの森へと向かっていった。
スイーツの森の手前に到着すると、案の定、チョイアークたちがブロッサムとマリンを出迎えてきた。
「邪魔っしゅ!!」
「そこを、どいてください!!」
二人がそう叫びながら、チョイアークたちを蹴散らし、幹部がいるであろう森の中心へと向かっていった。
数分としないうちに目的の場所に到着した二人を出迎えたのは、大きめのベレー帽をかぶった水色の髪を縦巻きロールにした女性だった。
「あら?あなたたち……なるほど、ナマケルダの言っていたこの街のプリキュアっていうのはあなたたちね?」
「ナマケルダ……やっぱり、あなたも!」
「幻影帝国の幹部!」
「そうよ!わたしはホッシーワ!なんでもほしい、なんでも独り占めしたい、麗しい欲深き貴婦人よ!!」
悪役令嬢のようなポーズを決めながら、ホッシーワはそう名乗った。
自分のことを欲深いとわかっているということに、ブロッサムもマリンもどこか戸惑いのようなものを覚えたが、自分たちがやることに変わりはない。
「たとえ欲深いことを自覚していても、人様に迷惑をかける悪行!このキュアブロッサムが止めて見せます!!」
「留学生が来てるってのに、ちょっとは平和に過ごさせなさいよ!海より広いあたしの心も、とっくに我慢の限界、超えてるんだからね!!」
「はっ!知ったことじゃないわ!やってしまいなさい、チョイアーク!!」
ホッシーワの号令に応じるように、サングラスをかけた全身黒タイツたちがブロッサムとマリンに襲いかかってきた。
だが、もはやスナッキーと同等程度の戦闘力しか持たない戦闘員相手に後れを取るような二人ではない。
「ブロッサム!シャワー!!」
「マリン!シュート!!」
ブロッサムとマリンの技が同時に炸裂し、チョイアークたちを吹き飛ばした。
ナマケルダから話を聞いていたホッシーワだったが、その戦闘力までは聞いていなかったらしい。
チョイアークたちは一瞬にして全滅してしまい、結局、ホッシーワ一人が残る形になった。
「なぁっ??!!」
「さぁ!次はどなたですかっ?!」
「とことんやってやるから、かかってこいっしゅ!!」
「な、ナマケルダから聞いていたけど、ここまでとは……けど!クイーンミラージュ様からの指令を受けている以上、あたしも負けられないのよ!!」
ホッシーワがそう叫んだ瞬間、ハートキャッチ組メンバーのものではない、凛とした声が響いてきた。
「これ以上、あなたたちの好きにはさせない!!」
その瞬間、上空から人影が一つ、ブロッサムとマリンの前に降り立った。
その姿にブロッサムとマリンは目を丸くした。
なぜなら。
「優雅なる、英国のプリキュア!キュア・コンチネンタル、参上!!」
現れた人影はプリキュアそのものだったのだから。
「い……」
「い……」
「「イギリスのプリキュアですかぁっ?!/っしゅっ?!」」
「えへへ……Nice to meet you!Japanese Precure!」
驚愕するブロッサムとマリンをよそに、晴れやかな笑顔を向けて、流ちょうな英語でキュアコンチネンタルはそう告げた。
だが、驚愕していたのはブロッサムとマリンだけではなかった。
「ちょっ?!イギリスのプリキュア?!なんで、あんたが
「あら?なにも自分の国で活動することがプリキュアの仕事じゃないわよ?何より、英国は紳士と淑女の国。なら、
「いや、
いつの間に来ていたのか、セイバーがコンチネンタルにむかって野暮なツッコミを入れていた。
だが、コンチネンタルはわかっていて言ったらしく。
「Oh!これがJapanese ツッコミ、ですね?」
と、目をキラキラさせながらセイバーにそう問いかけていた。
その反応に、セイバーはやりづらさを感じながら、向かってきたチョイアークたちに向かって、拳を突き出した。
「ユグドフォルテウェーブ!!」
その瞬間、拳圧と同時に圧縮された心の花の力が解き放たれ、チョイアークたちを吹き飛ばし、浄化した。
一瞬で多くのチョイアークを失ったことに、ホッシーワは目を丸くして。
「な、なんなのよ、あんた?!一人だけ男だからってかっこいいところ見せ……」
「ようなんて考えてない、さっさと立ち去ってくれないか?」
珍しく冷めた視線を向けながら、セイバーはホッシーワにむかってそう問いかけた。
だが、その問いかけに答えることなく、ホッシーワは癇癪を起こし、切り札であるサイアークを呼び出すのだった。
あとがき代わりのその頃の話
~チョイアーク出現時の高校生たちの様子~
君尋「みんな!落ち着いて行動してくれ!!」
小狼「非常口はこっちだ!慌てずに進んでくれ!!」
明「……なぁ、あれだけいるなら、ちょっとくらいもらってもいいよな?」
静「……お前は何を言ってるんだ……」
ももか「もぅ!明くん、馬鹿言わないの!!ゆりたちの邪魔になったらどうするのよ!!」
さくら「ほえぇぇっ?!」
ひまわり「なんというか……御剣くんはどこまでも御剣くんだよねぇ……」