ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
いやぁ、感動ものでしたなぁ!
思わずパンフも買ってしまいましたぞ!!
斗真「ただ困ったことが一つ」
菖「どしたのさ?」
斗真「DVDの販売、待ち遠しくなってしまった……」
菖「なるほど?」
斗真「ついでに、オールスターズメモリーズは、ここじゃ書けないってことを実感させられた」
菖「……あぁ、それだけ俺が入るスキがなかったわけだ?」
斗真「というか、あれはHugっと!組とMH組が主軸だからこその作品だからなぁ……うん、潔く諦める」
菖「俺とゆりがあんまり関われないなら、そのほうがいいだろ」
その代わりと言ってはあれですが、春のカーニバル♪投稿開始です!
ちなみに、視点はハートキャッチ組を中心にして、カーニバルの様子は流れてくる背景の解説が中心になるかと……
「
ここは、ノーブル学園の一角にある庭。その庭を流れる小川の橋の上で、花の髪飾りをしているいかにも活発そうな少女――春野はるかが『春の小川』をご機嫌な様子で口ずさんでいた。
その足元では、ピンクのふさふさした耳をしている子犬が、パフパフ、とご機嫌な様子で歌いながら、その場をくるくると回っていた。
「ご機嫌ね、はるか」
「だって、これから三人でおでかけなんですよ?こんなの素敵すぎです!!」
はるかの隣に佇んでいた清楚な少女――海藤みなみがそう問いかけると、はるかは微笑みを崩さないまま、そう返し、再び『春の小川』を口ずさみ始めた。
数分としないうちに、待ち合わせているもう一人の少女――天ノ川きららが謝りながら走ってきた。
「なに、はるはる?テストの練習??」
「……っ!!!???」
きららの問いかけに、はるかは顔を真っ青にしてフリーズしてしまった。
実のところを言うと、はるかは。
「歌のテスト……忘れてた……」
というわけで。
むろん、そのことに驚愕しない二人ではなく、やはり、悲鳴を上げていた。
その後も、すっかりテンションが下がってしまったはるかに、気楽にいけばいい、とアドバイスをしていたのだが、やはりテストと鼻歌では心にかかってくるプレッシャーが違うらしく、はるかはすっかり自信をなくしてしまっていた。
だが、そんな彼女に、歌う勇気を与えてくれる
その招待状が、先輩プリキュアの、そして、プリキュアと肩を並べ、伝説に名を連ねる守護騎士との出会いになるとは、この時の三人と妖精二人は思ってもいなかったのだった。
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その頃、希望が花市の植物園では。
『ハルモニア?』
「そうです!一年を通してお祭りをしている、とっても賑やかな国なんですぅ!」
同じく、招待状を受け取ったハートキャッチ!プリキュアの面々が、妖精たちから説明を受けていた。
「……って、菖さん、知ってました?」
「知らん。いくらなんでも、一年中祭りをやってる国ってのは、日本以外知らない」
『えっ??!!』
菖の発言に、他の面々は目を丸くした。
なお、菖が言っていることは嘘ではない。
意識されていないうえに、皇族と一部の一族を含めた人々しか関わっていないため、民衆にはすっかり忘れ去られてしまっているが、日本という国は神道の祭祀がしっかりと根付いているくにであり、日本国の象徴である天皇が、現代はその祭祀のすべてを取り仕切っていると言っても過言ではない。
祭り、と聞けば、誰もが神社や寺の境内で縁日が開かれている光景や盆踊り大会を想像するだろうが、元来、
祈りの捧げ方が、教会での礼拝になるのか、国民が集まって踊り狂うか。はたまた神輿を担いで神社の周辺地域を行脚するかの違いはあるが。
縁日はあくまでも商人たちが祭りを目当てにやってくる民衆を相手に商売をしようと考えたところから始まったものであり、お祭りとはあまり関係がなかったりする。
とまぁ、そういう意味では、日本も年中お祭りをやっているといえなくもないのであるが。
「で、なんであたしたちが招待されたの?」
「いままで、えりかたちだけでなく、先輩や後輩プリキュアも含めて、何度も世界を滅亡から救った功績が認められて、ハルモニア王国に招待されたというわけですっ!」
「ハルモニア王国のパレード、特に、ハルモニア王国の守護龍に感謝の歌と踊りを捧げる春のカーニバルに招待されることは、とても名誉なことなんだ」
「きっと、ハルモニア王国の王様が、みんなの活躍を知ってつぼみたちに招待状を送ってくれたんですぅ!」
シプレとコフレとコロンがそう説明する一方で、ポプリは、歌と踊り、という単語に惹かれ。
「いちゅき!いちゅきも可愛いドレスを着て、ポプリと一緒に踊るでしゅ!!」
と、いつきに行きたいアピールをしていた。
五人とも、王国からの招待、と言われて悪い気がしなかったのか、その招待を受けることにした。
だが、ゆりと菖はここで重大な問題に気づいた。
「……招待状は、これ一枚だけ?」
「地図とかは描いてないのかしら?」
肝心のハルモニア王国への経路が書かれたものが、一枚も入っていなかったのだ。
「それなら問題ないと思うよ?」
「そりゃまたどうして……」
菖がコロンに問いかけようとしたときだった。
届いた招待状が突然、光を放った。
光が収まると、菖たちの目の前に一枚の絨毯が現れた。ただの絨毯ではないことは、招待状が変化したことからもわかるが、それ以上に。
「……これ、浮いてる?」
「もしかしなくても、これに乗れってこと……ですか?」
「……あ、ありえないっしゅ……」
「えりか、それなぎさのセリフ……」
「これは……正直、びっくりね……」
さすがに、冷静なことに定評があるゆりも、これには目を丸くしていた。