ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~   作:風森斗真

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今回はリクエストにお応えして。
さてさて、いよいよ来週はエトワール登場ですな
……そろそろ、HuGっと!組の顔合わせスキット、書かないとなぁ……


A few years after story~ふと思いついたifストーリー2~

その日、菖はイギリスにある遺跡に来ていた。

その遺跡は、すでに調査済みで特に重要な遺構も存在していないため、一般公開されているのだが、なぜか菖は気になって仕方がなかった。

なぜだか、まだ何か調べていない場所がある、と直感が告げていた。

――けど、いったい、どこに……

どこに疑問を覚えたのか、それを気にしながら周囲を見回していると、ふと、一つの石の壁に視線がいった。

どうにも、その壁が気になって仕方がない。

菖は、その好奇心が赴くままに、石壁へと近づいていった。

すると、石壁は何かに反応するように光だし、左右に開けた。

開いた壁の間に出来た道は、まるで菖が知っている後輩たちのように明るい桃色の光を放ちながら、まっすぐ、一つの場所を示すように続いていた。

ひとまず、菖は好奇心が赴くままに、その道を歩いていった。

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一本道をどんどん進んでいくと、やがて町の裏路地に出た。

だが、菖はその裏路地にまったく見覚えがなかった。

――ん?こんな場所、あったかな……

困惑しながらも、菖はひとまず、町へ出ることにした。

すると、そこは商店街だったらしく、かなりのにぎわいを見せていた。

そのにぎわいを見て、菖はいま自分がいる場所が、自分の知っている場所ではなく、異世界であることを確信した。

なぜなら。

「……空飛ぶ絨毯に、箒……まるっきり幻想世界(ファンタジー)じゃんよ、ここ……」

加えれば、町を歩く人たちが着ている服はいかにも、魔法使いでござい、と言っているような、ローブに三角帽子というものであった。

そのいでたちに、菖は思わず、三人の後輩を思い出し、懐かしさに目を細めた。

すると。

「もしかして、菖さん?!」

「もしかしなくても菖さんだけど……久しぶりだな、リコ」

声を掛けられ、目を向けると、そこには紫の髪の毛をポニーテールにまとめたスーツの女性が目を丸くしていた。

その女性こそ、菖の後輩の一人、十六夜リコであった。

「お久しぶりです……じゃなくて、どうしてここに?!というか、どうやってここに来たんですか?!」

「いやぁ、それが俺にもさっぱり」

何があったのかを簡単に説明すると、リコも納得できたようで、またか、とため息をついた。

どうやら、ことはが頑張っているおかげで、魔法界(リコが生まれた世界)ナシマホウ界(菖たちの世界)が時折、一本の道でつながることがあるらしい。

だが、その道ができる場所も時間もまだ解明されておらず、ことは自身も調整できないらしい。

そのため、時折、こうして迷いこんでくる人がいるのだという。

もっとも幸いなのは、その道が今のところ、プリキュアだった少女たちと、特殊な才がある人間だけにしか見ることができないというところだろう。

なお、菖がその道を見つけることができたのは、心の大樹の加護が宿っているためと、菖自身に見鬼の才があるためのようだ。

「なるほど……てことは、俺は現在、神隠しにあっているようなもの、と」

「えぇ、まぁ……というか、やけに冷静ですね、菖さん……」

「なんというかねぇ……驚きすぎて逆に落ち付いた感じ?一周回って冷静になったってところかな?」

「あ、あはははは……」

自身が見鬼であることを自覚しているためか、菖は不思議なことに耐性があるらしい。

それを思い出したリコは、苦笑を浮かべるのだった。




あとがき代わりのその後の話(スキット風)

~魔法学校でお茶会を~
リコ「そういえば、菖さん、今度はどこの遺跡に行ってたんですか?」
菖「イングランドだよ。あそこには環状列石だけじゃなくて、いろんな遺跡や遺物があるから、何度行っても飽きないね」
リコ「そ、そうですか……ほんと、お父様にそっくり……」
菖「お父様といえば、リコ。この間、リアンさんと一緒に調査したぞ」
リコ「そ、そうですか……何か、言ってました?」
菖「なかなか帰ってこれなくてごめんって。それと、無茶せずに仕事がんばれってさ……よかったじゃないか、応援されて」
リコ「え、えぇ……何も菖さんに伝言お願いしないで、自分の口でいえばいいのに……」
菖「そう言ってやるなよ」(^ω^;
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